Vol.43 ケロヨンiMac

カワイくて、笑ってしまった。iMac買った人で30代以上の人は、
みんなセッティングしながら「ケッロヨ~ン」

言いってるんだろうなぁ。全国で、ケッロヨ~ン。

今日から全国でナマiMac展示開始 2月10日(日)

 やっと「iBookから更新」ができる環境が揃った(というかiBook上でのFetchの設定が、やっとわかったの)。んじゃあ家のiMacの立場はどうなるかというと、今はなぜか夫マシンになっている。寒いのでダイニングテーブルの上に持ってきて、イロイロお絵かきをしているのだ。アジの開きを食べているその横の、iMac。うう~ん、なかなか、どうして、まだまだ。わが家では、現役の初代ボンダイなんである。

 しかし、そんなわが家のサイフ事情は完全に無視したかたちで(くー)、時代は液晶新iMacに移っている。奈良県のKazuさんから、早速「やってしまいました」という人からメールをもらった。月曜日に大阪に「実物展示を視察」に行って、奥さんがその場を離れなかったのだとか。それで、予約申し込みしたそうだ。うう~ん。お父さん、男だねぇ。

 やっとためた500円貯金、全部つかいきりました。 メモリーを増設依頼し、はー。 でもでも。それから、テンションが何故だか、 夫婦でたかくなり・・・

 それで「誰かに言いたい!」とメールをくれたという。うんうん。わかります。私も(もう4年半も前になるけれど)iMac買った日や、iBookを買った日は、ワケもなく世間様に箱見せびらかしまくりまくって歩いたもんです。せっかく買ったんですもの。さんざんみんなに自慢しまくって、値段以上に楽しんでしまうのが正しいかと。
ちなみに今日から、全国のiMac展示販売店でナマ展示がスタートした。さらにちなむと、わが家の500円玉 貯金は現在2万円。きゃ~。


オリンピック「iMac複合」はどうでしょう? 2月11日(月)

 TVでオリンピックを見ていて、 冬の競技って勝ち負けの基準がよくわからない競技が多いと、思った。ジャンプ競技は、飛距離だけじゃなくて「芸術点」が加味されるようなんだけど、素人にはわからない。モーグルも速さと演技(っていうのかポーズというのか、どう呼べばいいんだろう?)で、勝ち負けが決まるみたいだ。ということ自体、注目の日本人選手がいたおかげで知った。

 「ノルディック複合」というのも不思議な競技だと思う。1日目にジャンプして2日目にクロスカントリー。せっかく雪の山や谷を一生懸命歩くんだから、郵便物なんかも配達したらいいのに、なんて不謹慎な想像をしてしまう(というのも、どこかの雪国の郵便配達がルーツなのかな? と思うから)。そういえばなんと言ったか、クロスカントリーで走って、何Kmかごとに「射撃」っていう複合競技もあったような気がする。

 そこで3Kmクロスカントリー したら暗算100問やって、次の3KmポイントではiMac開腹してメモリ増設してファームウェア・アップデートもする、なんていう「iMac複合」なんて競技はどうだろう。「やったー、1位 でゴールだ」と思ってたのに「ファームウエァ2.2を入れるには、まず1.0を入れる必要があります」なんてアラート出されて、また1からやり直してるうちに次の選手に抜かれたりして「これは、予想のつかない展開になりましたね」という解説が入ったりして。


スパルタカス氏がWinユーザーに? 2月15日(金)

 「アップルの原田社長がシンガーソングライターの谷村有美と結婚」というニュースには、ビックラした。昨日は1日じゅう出かけていて、今日知った(メールで教えてもらった)のだけど、いや~、ビックラした。

 

 ビックラしたといえば昨日も驚く出来事があった。スパルタカス氏が「ボク、新iMacの前にNECのノートパソコンが欲しいねん。ひょっとしたら、このままWindowsユーザーに転向するかも」なんて真顔で言うのだ。ええっ? たとえ、今国会で「1人1台Windows」法が成立しても、スパルタカス氏だけはヤミ市場でMacを手に入れてでも使い続ける人だと思っていたのに。なんで? まさか? ひょっとして? 今回も? そう、やはり、理由はモー娘。だった。

 NECのノートパソコン「LavieJ モーニング娘。バージョン」が、期間限定で発売なんですと。だから「これは、ひとつイッとかないと」なのだそうだ。え~っ? iBookにシールぺたぺた張りで自作すればいいじゃん? ダメ? 
「うん、まあ、iBookには、モー娘。仕様のサウンドとかアラートは入れてるんやけどね」 ひょえ~。冗談で言ったのに、すでに装備済みなの?

 

  先日、休暇でハワイに行っていたスパルタカス氏。お土産に、電動歯ブラシ豪華2本入りセットをくれた。うあ~い。(私は、こういうのすぐに封を開けたくなってしまう性分で、パッケージの裏は、すでに破れている。家に持って帰って夫に「こういうモノは、箱が美装でこそ値打ちがあるのに!」と叱られながら、写 真に撮った。マニアか、あんたは?)。ちなみにスパルタカス氏自身は、「モーニング娘。ハワイバージョン」と銘(?)の入ったボールペンを買ってきたのだと、自慢しながら見せてくれた。恐るべし、ハワイの土産物市場。恐るべしモー娘。市場。でも、なによりも恐るべしなのは、スパルタカス氏....かな。iBook上のiPhotoで見せてくれる記念写 真が、またスゴイのだ。NASAのスーベニールショップで売っているというホンモノ仕様(?)の宇宙服を着て、丸いガラスのヘルメットまで被り、ワイキキビーチでビキニのおネエちゃんに挟まれて映っているの。何者? 山の上の天体観測所前でのショットは「ちょっと、宇宙に行って来ました」って感じのシーン。映ってるスパルタカス氏もすごいが、それを撮ってる奥さんもスゴイ。もう私ゃ、言葉を失ってしまいました。

 「田中さんこそ、新iMacは、いつ買うの?」

 いえいえウチは、初代ボンダイiMacにiForce/466MHzが入っていますから。新iMacに負けず劣らずビュンビュンなのだ(その証拠に、最近はイラストやアニメを作る夫に占拠されてしまっている)。800MHzの新iMacと比べたら、その差は、わずか17歳....あ、それは原田社長と谷村有美さんのことだった。このたびは、ご結婚おめでとうございます。お祝いのごあいさつが長くなりましたが、このへんで終わらせていただきます。パチパチパチパチ。


紙の幸せ 2月18日(月)

 ロケットスタジオの「会社案内」を作った。A5版16ページ、オールカラーで、付録つき(おお豪華!)。いってみれば「いままでのお仕事を載せたカタログ」だ。しかも、ちゃんと印刷もした。読み物もつけた。少部数なんだけどね。昔ながらの印刷だと「フィルム製版」という工程があって、時間もお金もかかったが、いまはDTPや印刷のなんだんかんだの環境が整ったおかげで、こういう少部数でもOKなのだ。有り難いことだ。それでも1冊あたり結構高くなった。本気でロケットスタジオに「仕事を依頼しようかなー」という方(広告代理店や印刷会社の方)のみ、ご希望があれば送ります。冷やかしご遠慮ください、なんである。えへへ。あ、なんか仕事の話をここで書くと、ちょっと照れるな。

 でも、これだけは、書いておきたい。紙のことだ。紙も自分たちで選んだんだけど、私たちは、つくづく「紙が好きだなー」と再認識したのだ。大阪には、平和紙業という紙屋さんのショールームがある。壁三方と、フロアにもいっぱい木製の薄い「引き出し棚」が何百段と並んでいて、そのなかに印刷に使う大判の紙が種類別 、厚さ別に仕舞ってあるのだ。たくさんの種類の紙に囲まれているだけで幸せな気分になれる。
「なんか、豊かな気分になれるよね」
夫がスキップしながら、あちこちの引き出しを開けていく。 そこで私たちは、ケナフやAプランなど数種類の紙を選んで買って帰った。ケナフは、エコの話題ではよく聞く非木材紙で、ザクッとした手触りが気持ちいい。私たちの最近のお気に入りだ。ある会社のパンフレットを作る企画で、この紙を使って提案をしたら、大好評(コンペに勝った)だったこともある(ここで仕事の話をあまり詳しく書くと、いろいろ差し障りがあるんだけどね。それでなくても、最近スパルタカス氏に「田中さんにヘタなこと言うと、書かれるもんな」と言われているのだ。きゃ~)。

 Web時代というけど、新刊書や買ったばかりの雑誌の紙の手触り。あの幸せは、そうそうすたれないと思う。


「理性」切り替えスイッチ 2月19日(火)

 先週末の液晶iMac発売開始を受けて、あっちこっちで購入レビューやレポート記事が登場している。うううう~(涙)。昨夏のiBook購入で私まだフラフラですぅ。とても「次」なんて余裕がないのですぅ。だから、できるだけ液晶iMacのことは考えたくないのですぅ。でも、やっぱり考えてしまう。えへへへへ。

 先週、おなじみ三宮のiMac販売店=Seidenで、ナマ液晶iMacを眺めに行って来た。美しい。心配していたほど(?)の高級路線でもなく、そこそこカジュアルな雰囲気は醸し出している。しかし、なんである。誤解を恐れずに、思い切っていってしまおう。初代以降のiMacが持っていた、理性も何もかも忘れさせてしまう「激しさ」が、ない。そんなものを今求めること自体、間違っているのかもしれない。でも「スペックなんて、どーでもいいんじゃい」とか「設置場所? そんなもん、デカくてもなんとでもなるわ」とか「いままでも周辺機器が使えない? んじゃ、買い換えるまでよ」とかつて思わせた、劣情にも似た衝動をかき立てる空気が、ないんだな(くどいようだけど、そういう要素を持たない、いまのiMacが悪いといいたいんじゃない。あしからず)。「それは、新しいのを買えないオマエのひがみだ」と言われれば、すみません、と黙るしかないんだけれど。つくづく感情的な人間である私は、今回の液晶iMacが持っている「理性」的要素に、まだ、うまい間合いが取れない状態。


都合のいいコラージュ女 2月21日(木)

 ロケットスタジオのホームページの全面的にリニューアルをしようと、夫がガンバッている。どのくらいがんばっているかというと、家に帰ってもボンダイiMac(within iForce466)でアニメをつくっているのだ。そうか。考えてみれば夫のG4は400MHz。うちのiMacはiForce増強でG3とはいえ466MHz。なんというのか、激動の時代やねぇ。
  先日は私がモデルになって撮影した。「どーせ、顔はほとんど見えないくらい小さく使うから」と言われて写 されたのには、ちょっとキズついたけど。画像をぱらぱらマンガの原理でつないでいって(?)Gifアニメをつくっている夫の後ろから、のぞき込む。

「な~んか私、足、短く写 ってない?」
「んな、願望で写真を見ちゃいけない。こんなもんだよ実際は」
「いんや。あなたほどのPhotoshop使いなら。あ、ヨイショ」
「へ? ボクにどうしろと?」
「例えばね。足をほんのすこ~し長くして、ウエストのあたりは キュッと削って、顔のパーツは、もちょっと口を小さくしてから……」
「全部、改竄しろっちゅー意味か~」チャンチャン。私の目論見は、却下されたのであった。


大阪で生まれた女やさかい 2月25日(月)

 いまCD-ROMの制作の仕事をやっている。ある商品の特徴やメリットを、画像とナレーションで見せようというもので、私は構成をやっているのだ。そのナレーションのスタジオ録音が先日あった。その場で急遽シナリオを書き換えたり、言い回しを変えたりをしたんだけど「田中さんがしゃべると、ベタベタの関西弁のイントネーションに染まって、ワケわからなくなるぅ~」と指摘された。むむむ失礼な。私はかつて、東京・上野の江戸っ子に取材した際「えっ? あなた、東京のひとじゃないんですか?」と言われたこともあるんだから。標準語のヒトでんねんで。あっ。

 そういえば私は、以前ラジオの構成の仕事をしていたことがある。放送局のスタジオでDJの人達の横に座って、次々と原稿を渡す。そのときに、つい声を出してしまい、録りなおしになってヒンシュクをかったことがあったっけ。ダメだと言われると、やってしまう危険なオンナなのよ。って、ちょっと違うか。でもプロのアナウンサーに「個性的な声」とほめられた(?)のは、私の人生のちょっとした自慢。ちなみに、その番組は在阪のAMラジオで週末の深夜番組なのに、「朝の8時」とか9時に集合して10時から録音、というとんでもない体制であった。朝早くから、週末の深夜のハジケた気分を出せた.....んだろうか? 


開けてしまったのですね 2月26日(火)

 以前、新iMacを「視察」に行って、そのまま速効予約したという奈良のKazuさん家に、24日の日曜日の午前、早くもiMacが届いたのだそうだ。予約好調でなんだかまたまた品不足を起こしているなか、なんてラッキー!? で、その、届いたよ自慢(?)のメールをもらったので、紹介させていただきます。

最期のランナー。 つまり、包装はそんな感じをいつも、持ってます。 デザイナーがいくらがんばっても、 技術者が製品の素晴らしさを声高にいっても。IMACの各部品の包装の丁寧さに驚きました。
素敵な贈り物を頂いた。 大げさですが、感動も少し。
Think different んーー、プラス ホスピタリテイ。 久しぶりにイイ買い物をした。実感です。 操作はあっけないくらいに優しいのに、これはいうまでもなくて。 今朝、起きる時、疲れた感じで、 なんでや?って思いました。 我が家でのアイマック。輝いてます。

 うう~ん。興奮が伝わってきます。たしかに、どんなに素晴らしい技術で先進的なデザインでも、最後に自分の手元に届くとき、無粋なダンボール(しかも触ると手がカユくなる、なんか粉粉とホコリいっぱい吸ったダンボール)だと、至福感がしぼんじゃいますよね。新聞紙にくるんだカルティエってのはありえない.....あ、でも、それはそれでカッコイイな。女性と生まれてきた日にゃ、日経新聞につつんで指輪をプレゼントしてくれるようなキザ男と出会ってみたい気はする...えーと、脱線してしまった。ともかく。Macの箱を開けたときの、あの真新しいビニールと発泡スチロールと、少し先の未来の空気を含んだ匂いというのは、それだけでドキドキとしるのよね。でもって、一個ずつ包装を開けていく、あの儀式にもにた......。うっ、いかん。ヨダレが。私まで高揚してきた。

 いや19日の日記で、「田中さんは、気に入ってないようだけど」とかなんとかのメールもいただいたのだけれど。余裕がないので、冷静を「装っている」だけなんだからね。考えないようにしてるんだもん。ああっ。でも、でも。きゃぁ~。明日、またSeidenに眺めに行こうかな。きゃぁ~。私の欲望のパンドラの箱も、開きそうではないか。


スイスイスイ~(上目遣い) 2月27日(水)

 ついに触れてしまった。iMac(Flat Panel)の透明周縁部分。ネックの部分はスイスイと動き、手を止めると、流れるでもなく押し返すでもなく適度な抑制力でピタッと止まる。で、フラットなモニタに見上げられた日にゃ。くうう~。


風ぬるみ目覚めたら、あと1週間じゃん 3月13日(水)

 いや~、気がつけば3月半ばだ。iMac Flat Panelの上目遣いにノックアウトされているうちに、2週間もたってしまった。気がつけば、私の手元には白くて丸いiMacが......な~んてことは、ないんである。あったら、いいなぁ。

 単にバタバタバタバタバタバタバタバタ(もういいって?)していた。「24時間年中無休営業」だった出力センターが「夜は10時まで土・日は休業」に変わったと知って驚いたり(1月に行ったときも休業日だったんですと。だったら、そのくらい張り紙してほしい。まったく)、別 の出力センターに持ち込んだら今度はエラー続きで出せなかったり、「こりゃぁ神様がボクに高級カラーレーザー・プリンターを買いなさいと、おっしゃっているんだな」と不機嫌な顔でギャグをかます夫の言葉におびえたり、東京から出版社やってる友人が「休んでる雑誌を復刊させたいんだけどチカラになって」と新人社員を連れてやってきて近年の雑誌の傾向と対策を語りとばして“コンサルタント”したり、取材に行ったら「実は今日はダメで」と延期になったり。まあ、いろんなことがありました(なんか困難の多い朝の連ドラみたい)。

 で、またまた気がついた。Mac World EXPOまで、あと1週間だ。


スウ族の逆襲 3月14日(木)

 昨日、書き忘れたのだけど。100日禁煙に成功していた私ですが、再びスモーカーにもどってしまったことを告白します。うぐぐぐ。応援してくれていた方々には、面 目ない。ここは自民党を離脱するだけでなく議員辞職してお詫びをしようと.....違うか。これで、またジョブス氏と同席できない人間になってしまった。いや、またしばらくしたら、禁煙しよっと。


涙を誘うインテル 3月16日(土)

 インテル入ってる、のあのCMのことだ。ブキミ可愛い姿の宇宙人がいっぱい出てくる、いまのバージョン。BGMにF.シナトラの「Fly to the Moon」が流れている。おもいっきりアドリブ調に歌ってる、あのフレーズだ。私は、このCMにぶつかるたび『スペースカウボーイ』のラストシーンを思い出して、グッと来て涙がにじんでしまう。

 『スペースカウボーイ』はクリント・イーストウッド監督・出演の映画。かつて宇宙に飛び出すことを夢見ていた男達が、ずいぶんと歳をとってから思いがけず、その夢を叶える。しかし、宇宙で待っていた事態は......というお話。で、そのラストシーンで、シナトラの歌が流れるのだ。このラストシーンというのが、とうていオンナ子供には真似のできない「世界の歴史と、男のロマン」がそこにあるって感じで、しみじみジーンと来る。2時間あまりの映画の感動という「リソース」を、たった数十秒のCMで活用するってぇのは、(敵ながら? いやAppleの敵では、ないか)くーニクイと思ってしまった。

 ちなみにカードのCMでも『グリーン・ディスティニー』の出演女優とシーンをそのままセルフ・パロディしていたり、ちょっと前では広末諒子のUFOのCMがウディ・アレンの旧作のパロディだった。こういうの流行ってくるんだろうか、これからのCMは?


ケロヨンiMac3月19日(火)

 友達の友達という、うえむらさんから、こんな画像が送られてきた。高知のとあるショップでは、実際に宣伝用写 真に使われているそうだ。カワイくて、笑ってしまった。iMac買った人で30代以上の人は、みんなセッティングしながら「ケッロヨ~ン」と言いってるんだろうなぁ。全国で、ケッロヨ~ン。

 


静かな2万円ショック3月26日(火)

 私が禁煙に成功しようがしようまいが、MacWorld Confarence & EXPO東京は容赦なく始まり、予定通り終わってしまったんである。う~ん。スキあらば東京ビッグサイトに突撃したかったんだけれど。どこにも、スキがなかった。今月半ばから、夫は東京の出版社からデザインの仕事を依頼されている。その原稿やら画像やらがなかなかまとまらないので「仕方ないなぁ。んじゃあ、私が東京に取りに行く!」と乗り込んで「しめしめ。EXPOにも寄って」と目論んでいたのだが。EXPO開催の直前に、むこうから原稿やら画像やらがMOに入って宅急便でやって来てしまった。んでもって、できあがったデザインはADSLで送れちゃうから、私の出番は、まるでなし。MOとブロードバンドに負けたのであった。そんなこんなで、バタバタしてる間に1週間が過ぎてしまった。

 で、いまさらですが。iMacの値上げ問題なんである。以前(5色iMac時代)、一夜にして5万円値下げの発表があったときドギモを抜かれた(世にいう5万円ショック事件)が、今回の2万円値上げでは、なんか、みんなとても静かな反応って感じだ。すでに買った人・予約した人は「ラッキー!」だから、こんなもんなのかもしれないが。「そのうち待ってりゃ、安くなる」のが当たり前だと思っていたら(コンピュータの値上げってのは、生まれて初めて聞いた 後日追記:99年の台湾地震の後、DELLが値上げしたそうです。Hollyさん教えてくれてありがとう)、人生なにが起きるかわからんもんです。混沌の時代。ちょっと違うか。


ブーイングは、あったそうです3月27日(水)

 昨日「iMac値上げでも、みんな静かな反応」と書いてしまったが、EXPOの基調講演では、ちょっと違ったようだ。

 今朝のTV番組で、Macユーザーとしてもおなじみ読売テレビの女性アナウンサー・脇浜さんが「私の大好きなMacintoshコンピュータ」と宣言。エライ! いや、唐突に宣言したわけではない。「ハンバーガーもコンピュータも、どちらもマックが値上げ。デフレ時代の終焉を先導するか?」という新聞記事を紹介していたのだ。
「iMac値上げ発表の瞬間、私、現場にいましたけど、ブーイングが起きていた」んだとか。うう~ん。そうだったのか。でも、そのほうが健全な反応よね。


ソバ屋の言い訳3月28日(金)

 夕方。電話をとったら、ジッタリンジンのボーカル・ハルちゃんからだった。きゃ~。ミュージシャン。有名人。げ、げ、芸能人からの電話だ。「どうもぉ。お元気ですか?」と聞かれキンチョーして「元気です」。平凡な受け答えしかできない私。その横で、夫はさらにアセっていた。実は夫は、昨年からジッタリンジンのファンクラブ誌の表紙のイラストを描いているのだが、今月は、それに加えてNew CDのイラストも描いている。それが、締め切りを過ぎているのにできていないのだ。
「もう、出ました。いや、いま茹でてます」ソバ屋の出前の言い訳か。


グサッと使う快感3月29日(土)

 メルコが、超小型キータイプのフラッシュディスク「Pocket Drive(RUFシリーズ)」という新製品を発表した。ドラーバー要らずで、USBポートに直接グサッと差す(正式には、スタンドレスタイプというらしい)だけでデータを保存できる。うう~ん。ケーブルがないだけで、なんか、すごく気楽で「新しい」気持ちになってしまう。新しいついでに、もっと新しい使い方はないか、考えてみた。

 いまのところは、あくまでも「コンピュータにつなげるメディア」として考えられているが、例えば、デジカメなんてどうだろう。私のデジカメはスマートメディア対応なんだけど、データがいっぱいになってメディアを代えようとするとき、薄すぎて、落としてしまわないかとか割ってしまいわないかと、ときどき怖くなることがある。それに結局、Macにデータを取り込むには「リーダー/ライター」が必要だ。でもPocket Driveみたいなものを、そのままグサッとデジカメに差して使えて、データがいっぱいになったらどんどん交換できて、Macに取り込むのもグサッと差すだけでいいとなったら、もっともっと気楽で便利で安心なんだけどな。

 フラッッシュディスクといえば先日、友達に「あっちこっちの パスワードをまとめて保存しておくと便利よ」と教えてもらった。なるほど。こういうのに入れて首からさげておく(カギっこみたいだな)とか、キーホルダーにして持っておけば、WinからでもMacからでも使える。手帳に書いておくより、なんとなく安心だし(落としてしまったら元も子もないけどね)。


ハラハラ花吹雪4月4日(木)

 どうも季節の変わり目で体調が悪い。それで家に閉じこもりがちだったのだけど、サクラは待ってはくれないので、昨日ケーキを持って王子公園にお花見に行った。昨年パンダを見に行った王子動物園の隣だ。
  ちょうど満開の頂点を一歩過ぎたという感じで、そよと風が吹くとハラハラパラパラと花吹雪が舞う。よく見ると20本ほどの並木のすべての木から花びらが舞うんではないようだ。隣り合わせの2・3本だけが一斉に舞い、しばらくしたら、また別 の隣り合わせた2・3本から花びらの吹雪が起きるといった具合。桜吹雪のただ中でタバコを吸う夫の姿も、なかなかいいもんだ。惚れ直しちゃったりなんかして。いやん。

 桜の下で写真を撮ろうとデジカメを持っていった。そういえば、お出かけがめっきり減ったので、デジカメを使うのも久しぶり。「さあ、撮ろう」と電源を入れたら電池が切れていることに気がついた。ああ。ハラハラパラパラ。

 ところで新聞に「IBMやNEC、ソニーなどもパソコンを2万円ほど値上げした」と載っていた。おお。こんな点でもAppleは先駆的(イヤ味じゃないよ)。もっとも、大阪・日本橋の某店では「旧価格のまま買えます」とアナウンスしているのだそうだ。「悪魔のささやき」というタイトルのメールで、教えてくれた人がいた。悪魔に甘くささやかれようとも、もう私ゃ鼻血も出まへん。ハラハラパラパラ。


燃え尽きたキーボード4月6日(土)

 1週間前。夫のDTPには必需品(?)のADB拡張キーボードがご臨終になった。

 夫は1台のモニタに「モニタ切替器」でつないで2台のMac(PM7300とPMG4)を使っている。「モニタ切替器」の電源はキーボードのADBポートからとる仕組みで、なかなか大変なのだ。まず、2台のキーボードを並べて置くのは場所をとる。だから使ってないほうは、ちょっと脇へよけておくんだけど、ケーブルがうにょうにょ絡まってグチャグチャになる。その上、モノをかたづけない夫の机は、何カ月も前の仕事に使った原稿やら写 真やら、むき出しのCD-ROMやら雑誌やら電気ヒゲソリ機やら正露丸のビンやら靴下(!!)やらが、散らばっている。で、それらの何かが、ふとした拍子にADBポート部分に当たったのかもしれない。「モニタ切替器」が突然「カタカタカタカタ!」と激しい音を発して、モニタが暗転してしまったのだ。

 最初は「モニタ切替器」が故障したと思い、サポートに電話したりしたのだけど(夜の8時くらいだったのに、とても親切に対応してもらっていた)、モニタは暗転したまま。PowerMacとモニタを直結し、キーボードから起動しようとしてもダメだった。それで、やっと、カタカタカタという音と共にお亡くなりになったのは、キーボードだったとわかったのだった。仕方がないのでいま夫は、私の古いキーボードを使っている。でも、これも前々から一度押しただけで同じ文字を3つくらい連発表示してしまうくらい「過敏」症状が出ているのだ。今日も夫は「うう~ん。文字が打てん~」と、まるでアビバに通 ってもキー操作を覚えられなくて怒り出すガッツお父さんのようになっている。ああ、新品ADBキーボードを探すのが、また大変だ。


楽しいことを考えよう 4月8日(月)

 あああああああ。AirMac、欲しい。新iMac欲しい。お買い物禁断症状で、突然、叫んでみる。くわぁぁぁぁ~


夫の 4月9日(火)

 先日の、夫の燃え尽きたキーボードの話を読んで「実は」と、告白をする人があった。他ならぬ 、夫自身だった。なぬ?

「あのね。G4のほうが、なかなか一発起動しなかった件なんだけど」
ふんふん。あれは、どうなった?
「原因がわかった」おお。よかったじゃない。で、なんでだったの?
「モニタ切替器が壊れたと思ってマニュアルを読み返したときに、 気づいたんだ。それまでは、接続まちがってたってこと」
な、な、なぬぅ!? しかし。マニュアルを読まないトンマな夫の身の上に、さらに不幸が襲ってこようとは。そのときは、まだ知る由もなかったのである。あ、なんか大映ドラマ調(つづく)。


プリンタが500台? 4月13日(土)

 先日のつづき。夫を襲った、さらなる不幸の話のはじまり、はじまり~。って、面 白がれるようになるまで、ここ数日は大変だったのだ。涙。

 その日、私は取材で朝から出かけていた。夫はひとり、昨夜仕上げたレイアウトをプリントをしようとしてもできなくて、3時間、悪戦苦闘を続けていた。PostScriptレーザープリンターだからピィヤ~と紙を吐き出すはずなのに、うんともすんともいわないのだ。セレクタを確認したり、Macを再起動したり。で、何度めかの再起動のとき。デスクトップ上に、延々と「デスクトッププリンタ」のアイコンが表示され続けた(DTP用だからSystem7.5.5なのだ)。うちの仕事場には、そんなに置く場所はないぞ~。と叫んでも、デスクトップトッププリンターは、まだ増え続けていく。夫は500個(!!)まで数えて、いや数えてはいない「500」という名前の付いたデスクトッププリンタが表示されておくのを眺めるしかなかった。いや500台もあったら、うち499台はソフマップに持ち込んで、いくらで売りさばけるだろう? えへへへへ皮算用。でも「これは古いですからねぇ」って言われて査定で失格になったら持ち帰るのが大変だな。499台。 ともかく、このままではらちがあかない。あきらめた夫は強制終了した。

 しばらく待って、また起動。今度は、ただ「1」「2」と連番のついたフォルダが、また1個ずつデスクトップ上に現れた。
「でね、493個までフォルダが現れるまでぼ~ぜん眺めてたんだけどね」
って、やっぱり、また眺めてたんかい!? 

「でもDTPするのに困るから、システムを全部入れ替えて、プリンタードライバーも入れ替えて、ウイルススキャンとか修復ソフトとか、なんだかんだして.....」

 話が長いので要約すると、なんだか怪しい「見えないフォルダ」というのを捨てたら、とりあえず、こうした状態は止んだ。Macからつながっているホントウのプリンタも、とりあえずは使えるようになった。しかし、なんである。
「ドラムガジュミョウ」
このブキミなメッセージは、いまも、 プリンタの小さな液晶画面に表示されているんである。ひょえ~。

ハーバーランドのイルミネーション。

CONTENTS

このサイトは、インターネットでの発表以来iMacに魅入られてしまった私の「えへへ」な毎日や事件などを綴ったページです。購入前のワクワクや「なぜ、欲しいのか」という自問自答、発売当日のドタバタの様子に続き、買った後はドキドキしながらiMacと親しくなって、E-Mailを送れないと言ってはオロオロ歩き、新しいソフトを試しては「やっぱり快適やねー」と喜び、東にEXPOがあると聞けばS.ジョブス見たさに飛んでいき、西に極秘情報があれば「おせーて」と頼み込み…まあ、そういう出来事が次々と起こりました。これからは、どんな大冒険が…!?ワクワク。

おかげさまで「Mac Fanホームページコンテスト98」でメッセージ賞を受賞しました。わーい。

CONTENTS

またまた広告が載っている。あと4日で、近未来のフォルムがやってくる。8月29日、iMacアイマックがやってくる。ンコ店の本日10時から新台!みたいやぁ、思っていたよりも高級感があると感心している。

BOOKS
参考文献ってことではなくて、あっぷるとステーブ・ジョブス関連の本。

スティーブ・ジョブズ II

ハードカバー – 2011/11/2

ウォルター・アイザックソン (著),

井口 耕二 (翻訳)

講談社刊

スティーブ・ジョブズ II

ハードカバー – 2011/11/2

ウォルター・アイザックソン (著),

井口 耕二 (翻訳)

講談社刊

ロスト・インタビュー スティーブ・ジョブズ 1995

ソフトカバー – 2013/9/11

講談社刊

スティーブ・ジョブズ-偶像復活

ハードカバー

ジェフリー・S・ヤング、 ウィリアム (著),2005/11/5
東洋経済新報社刊

アップルを創った怪物ウォズニアック自伝

2011/11/2

スティーブ・ウォズニアック (著),

井口 耕二 (翻訳)

ダイヤモンド社刊

アップル・コンフィデンシャ2.5J(上/下)

2006/4/27

オーウェン・W・リンツメイヤー (著),

林 信行・他 (翻訳)

アスペクト刊

林檎の樹の下で ~アップルはいかにして日本に上陸したのか~

2011/10/17

斎藤 由多加 (著),

オープンブック刊

アップル宣言―クレイジーな人たちへ

1998/02

真野流・北山耕平 (翻訳)

三五館刊