Vol.27 EXPO Tokyo/2000開幕

キーノートを見守る人達みんな、魔法にかかっちゃった

みたい表情だ。このままジョブスが吹くの音色にわれて、

どこかに連れて行かれちゃいました、と言われたら私、信じますね。

いいなぁ。私も魔法ビームを浴びたかったなぁ。

風邪ひいてまツゥ~ トイストーリー2 1月31日(月)

 風邪を引いて、久しぶりに寝込んでしまった。まいった。「灯油を買ったら暖かくなった」って話が1週間(雪降ったり寒くなってたというのに)野ざらしっていう状態も、チョー恥ずかしい。
 
 実は石油ファンヒーターの電気コードをウサギのグレコがかじりまくってて、そのまま使うのがかなりアブナイ状態だった(だから、灯油はあっても使えなかったの、どっちみち)。コードのなかからあちこち、銅線がはみ出してるわ、切れてるわの漏電すれすれライン。それで今度は慌ててストーブを買いに走ったのだけど、2~3日「寒い、寒い」とガマンしてるうちに、しっかり風邪引いてしまったというワケです。ああ、ストーブ買う決断するのに2~3日もかかるなんて、いやだいやだビンボーは。そんなわけでまたまた扁桃炎でのどが痛いわ、関節は痛いわ、熱は上がるわ。ビシビシに原稿の締切やら、打ち合わせやら、締め切りやら、連絡やら、締め切りやら…うう~ん、ともかくそういう予定を組んでいたのが、木っ端ミジンコで大変だった。いや、まだちょっと大変は続いている。
 
 昨夜、春の映画紹介のTV番組(朝日放送の『銀幕親方』)で、『トイ・ストーリー2』の長めの予告を見た。う~ん、こりゃもう絶対に映画館に見に行こう! と思った。ちなみに「製作スタッフ約230人(?うろ覚え)、製作期間4年。今年はアカデミー賞の主演か助演男優賞でのノミネート確実」とかも言っていた。ひゃ~、もし受賞したらピクサーCEOのジョブスが、授賞式に行くのかなぁ。あ普通、そういう時は監督か。でも見てみたい、タキシード姿のジョブス(ジョブスだったら、破れたジーンズで行くんだろうな。ダメだよ!)
 
 今回の「~2」で、私はすごく楽しみにしている新キャラがある。予告CMで「ツゥ~」と叫んでいる、ミドリ色の“3つ目人形”たちだ。本編では、なにやら四角いカゴに入ってジタバタ動いているシーンがあって、それだけで胸がキュンとなってしまった。感情があるのかないのかよくわかんない、あの呑気な顔がたまんない。(後日追記:3つ目人形は、前作でUFOキャッチャーの中に入ってました。新キャラというのは間違いです。あのときは、あんまり動いてなかったので印象が薄かったのか忘れてました)  

 ジタバタといえば、今度は前作に比べて大人数が動き回ってるシーンも多いみたいだ。1本のロープにつかまって6~7人(というか人形)がそれぞれジタバタしてるシーンとか、馬がダンスするシーンとか。しかもその動きがゆっくりなったり早くなったりリズムとキレが、見てて気持ちいい。
 あと、登場する人形の立体感は、重量感を感じるくらいで自然。それから、部屋の中のシーンでも、窓に近い部分は明るいけど、壁際は暗いというふうに、1つの画面のなかの色のコントラストがキレイで自然(前作は、全面白っぽくて明るいか、黒っぽくて暗いかのペタッとした画面だった)。
 
 ポリゴンとかレンダリングとか、え~と、あとなんか3DCGのこと私よくわかんないけど、またまた技術が向上したってことが、よくわかった。もちろん、それを生かせるアイデアも。あれ? なんか観る前からベタ誉めしちゃってる私。大丈夫なのか? 見てから「しまった!」ということは…ないかな。
 
 ところでスタジオ・ジブリや宮崎駿男監督と親しいアニメ関係者が、うちに来て泊まったときに聞いた話。前作「トイ・ストーリー(1)」の公開前、監督がわざわざアメリカからやって来て、スタジオ・ジブリで上映会をやったんだそうだ。ところが、ジブリの人達の反応はいまひとつ良くなかったらしい。ホントかウソかよくわかんないんだけどね、たぶんこれ、レア情報。


LC630の葬送曲は、どんなメロディなんだろう 2月1日(火)

 16日から始まるMac World Expo Tokyoに「アップルが出展する」と発表があった。いまさら、なにを言うねん? いままで「やめよっかなー、どうしよっかなー」って長~い長~い長~い会議でもしてたのか? ジョブスのキーノート出演はずいぶん前に決まってたのに。

 1週間ぶりに大阪まで外出した。まだ風邪なので、人混みの電車はやめて車で行った。余裕をみて出発したら、予定より1時間も早く着いてしまった。こういうときは書店であれこれ、ちょこっと読みが楽しい。ビジネス書のコーナーは、ネット関連一色だった。

 

 今日発売の『Mac Fan』に「消えゆく名機たちに贈るレクイエム~68K Mac最終案内」という特集が載っていた。レクイエム…。葬送されちゃったよ。私のLC630は、まだ現役だ~。生き仏になるまで使ってやる~と、ムラムラ負けん気が出てきた。最終案内なんていわずに、『Mac Fan』兄弟誌で隔月刊『Mac Fan Old』ってできないかな。でも滝口編集長が68K Macのことを「演算するオブジェ」と表現してるのには、唸ってしまった。たしかにMac Plusとか一体型は、美しい存在感のオブジェだな。さしずめ私のLC630なら「瞑想するコスモポリタンのチョコレート箱」「暴走する卒業写真」「フリーズするカセットコンロ」…う~ん、どんどんはずれていく。
 今日買った本
「まるごと図解 最新 次世代携帯電話がわかる」(江戸川+次世代通信研究会/技術評論社)「2010年モバイル進化論」(荒井久/日経BP)
今日買ったお菓子/ジェリービーンズ350g。


悩み相談、はじめました 2月3日(木)

 どういうわけか私は植物を育てるのが苦手だ。人は私のことを「サボテンを枯らした女」と呼ぶ。10年ほど前、友人にもらった「京都サボテン愛好会」だったか、そういうところの副会長・作の立派なサボテンを半年でしぼませてしまったからだ。水をやらなくていい植物がなんで? いまでも不思議だ。つい最近も、鉢植えラベンダーをヘニャヘニャにしてしまった。なんで?

 2月1日からリンククラブのメールマガジン「リンククラブ・ニュースダイジェスト」で、「Macえへへ人生相談」というコーナーが始まった。ヒトゴトのように書いてしまったが、実は私がMacユーザーの悩みに答えてます(毎週火曜日)。えへへ。機会があったら、読んでね(リンククラブ・インターネットの利用者は購読無料。それ以外はえーと…詳しくはリンククラブのホームページへ)。人生に行き詰まったり、困難を前にフリーズしたりしている人は、その悩みをお寄せください。Macのこと、コンピュータのこと、もちろんそれ以外のことエブリシングOKです。「植物をすぐに枯らしてしまう」という相談にも…う~ん、なんとか考えよう(大丈夫なのか?)。そこそこの努力で「えへへ」と笑って過ごせるよう、私がスパッと答えます(たぶん)。


モバイル熱、ふたたびの気配 2月7日(月)

 久しぶりに東急ハンズに行ったら、1階のラッピング・フロアに人がワンサカいて、まっすぐ歩けないくらい混雑していた。カードとか、バスケット型のプレゼント箱だとかラッピングペーパーを持って女の子たちがレジに並んでいる。あ、そうかバレンタインが近いんだ。ってことは、MacWORLD EXPO Tokyoも近いんだ。うあ~、大変だ。なんかソワソワしてしまう。
 
 東急ハンズの階段をクルクル降りながら各フロアを見ていると、いやもうiMac・iBookテイストのグッズの多いことといったら、山のごとし。ドライヤー、グルーミングセット、電卓、ペンケース、ゴミ箱、ハンコ入れ、コーヒーポット、手回しシュレッダー、パソコン用バッグ…。みんなみんなiCandyなカラーバリエーションで透けていること、海のごとし。そのなかでちょっと笑ったのは、クッションの効いたナイロン素材のパソコン・バッグだ。バッグの外装は黒なんだけど側面に透明ビニールの窓が付いていて、下の層からメッシュが見える仕組みになっている。メッシュは、【 を寝かした形に孤を描いて、オレンジ・バーションとブルー・バージョンの2種類。そう、ちょうどiBookを入れているみたいに見えるのだ。う~む。見た目はiBook。大学時代の友人で、「見た目は邦彦」というアダ名の三田村邦彦・似ハンサム・ボーイを思い出した。
 
 世の中にばらまかれている「iMac的な記号」。Appleはこういう状態をどう見ているんだろう? 便乗と言ってしまえばそれまでだけど、よく出来たものならいっそ「iMacテイスト!」とか「Mac Taste inside!」みたいなキャッチフレーズのステッカーを発行して認定してしまうのも、おもしろいんじゃないかな、と思う。「intell入っテル!」って言われたらなんかよくわかんないけど安心するみたいに、「Mac Taste inside!」って言われると「お、おシャレなのかな?」と思わせる影響力はあるだろう。いや、効果といっても単にそれだけなんだけど。無理してロゴ入り公式グッズ作るより、よっぽどラクで爆発的な広がりを期待できると思うんだけど。
 
 そんなことを考えたらMacWORLD EXPO Tokyoでは、アップル・ロゴ入りPalmも発表されるというウワサ。え? ロゴだけアップル? 中味はアップルじゃないってこと? ってことは東急ハンズに売ってる「iMacふう電卓」みたいなもの? あ、そういえば私、Canon製のアップル・ロゴ入り電卓持ってるんだ。わ~い、すでに私、モバイラー。
 「ビジネスマンが、出張先でメールをチェックしたりするのに便利な携帯型の第三のツール」(だいたいこんな内容@S.ジョブス談)は、やっぱりあったんだ。いやん、いやん。iBook欲しいけど、それも欲しい! いますぐ欲しい~!

かくなるうえはPalm/PilotそれともWork Macか? 2月8日(火)

 「もし」という仮定が禁物なのは、歴史の世界。でも私、歴史学者じゃないしぃ、未来のことだから許されるだろうしぃ。もしも“Appleロゴ入りのPalm”が本当にあるのだとしたら、名前は、どうなるの? Work Mac? ジョブスはどんな演出で発表するの? もしも発表するとしたら来週2月16日のMac WORLD EXPO Tokyo? タイミングとしても、それはありえないだろうと思うけど、そこはそれ、ほれ、お祭り気分。私の頭をあらゆる想像がグルングルンまわって、もうどうにも止まらない。
 
 基調講演の終盤、おなじみの「あ、そうそう忘れていたよ」の名セリフが出たら要警戒だ。ジョブスは胸ポケットから“例のモノ”を取り出す。「あれ? こんなモノ入ってたなんて小さくて軽いから気づかなかったよ」とも、ぜひ付け加えて欲しいものだ。そのために、今回はトレードマークの黒のタートルネックはあきらめてもらおう(昨年のTokyoは白いシャツだったし)。で、ひとしきり「信じられないくらい素晴らしい」機能の説明がある。Air Mac対応で、データ送信がスイスイラクラク~なんて、見せてくれるかもしれない。無線であることを強調するためにフラフープを持ち出すか。
 一段落しておなじみフィル・シラー氏が登場。両者でデータ交換という場面もアリかもしれない。そして、持ったまま高いところから飛び降りて強度をアピールする。あ、今回それはないか。じゃ、床に落として踏んでみせる。「フィルが踏んでも壊れない」なんつって。あ、踏んだらさすがに割れるよな、う~ん。じゃ、どんな演出にするかな? “Appleロゴ入りのPalm”自体あるかどうかもわかんないのに、勝手な想像をしてしまう私をお許しください。勝手な想像は楽しい。まっすぐな道は寂しい(@山頭火)。


冬ごもりして、スタンプラリー 2月10日(木)

 この2~3日、寒くて寒くて外に出るのがつらい。ついに今日は、ずっと家で仕事をしていた。本当は仕事で会議に出かける予定だったが、来週に延びたのだ。その会議ではあるケーブルTVの番組制作に参加するかもしれない、なんて話が出ている。仕事先の人は電話で「田中さん、TVでレポーターやんなさいよ!」なんて言っていた。ホンマやろか。「私、テレビなんて恥ずかしくてできない~」と、夫に言ったら「ウサギの着ぐるみでも被って出たら?」と言われた。むむむ。
 
 一日中家で仕事をしてた、とつい勢いで書いてしまったけど、実は必死でスタンプラリーしてました。これはMacお仲間探偵団さん主催によるオンライン・イベントで、多くのMacユーザーを廃人に追い込むまで惹きつける魔力を持っている。あ~、恐ろしい。恐ろしい。今年私は、集めるだけじゃなくてスタンプも貼って参加。Mac系サイトって多いなぁと改めて驚きながら、スタンプ押すのも忘れて読みふけってしまう。スタンプは集まんないで、ブックマークが増えていく。いま現在スタンプ44個。

 先日のPalmに関して、メールをもらった(ALISAさん、ありがとう)。なんでもMAC WORLD EXPOの最終日に霞ケ関でPalmのユーザーイベントが行われるそうだ。んでPalmについて詳しいことがわかるサイトも教えてもらった。その名も「パーム航空」。新しい世界に飛んでしまいそう。読んだら、ますます欲しくなった。がるるる~。動物占いによると、私はオオカミ。がるるる~。


今年のEXPOには、行けないのか!? 2月12日(土)

 まんまとスタンプラリーにハマってしまった。いま97個。昨年の「Mac OS8.5スタンプラリー」より断然たくさん集めたのに、人間って不思議なもんだ。増えれば増えるほど、欲が出るんだよなぁ。ビル・ゲイツの気持ちがよくわかる。売れれば売れるほど売りたい、なんつって。
 「私も貼りましたよ」と、この頁を見てメールで教えてくれた人もいる。えへへ(ありがとうらーかみさん)。ちょっとズルして、サーチエンジンで「スタンプラリー」を探してみたりもした。そしたら、いろんなところがやっているのがわかった。PostPetも以前やってたそうだし、「Palm君をさがせ」というPalmユーザーのスタンプラリーも開催されているらしい。おお、誘惑。でも、肝心のスタンプのありかは探し出せなかった。やっぱり。私の3連休は、スタンプ押しで過ぎるのか。
 
 そろそろ現実にも向き合わなきゃいけない時が来た。MAC WORLD EXPO Tokyo2000。どうにもこうにも今年はビンボーで(本当…)、しかもしかもEXPO初日の16日には仕事がありそうな私は、どうも行けそうにない。エーン。世紀の大発表があろうがなかろうが、生ジョブスのステージを…Aquaのデモを…あるかもしれない新製品の展示を(結局、期待している)…見たいよ~。
 いっそ、ヒッチハイクで行ってみるか。どこかの会社の親切なiCEOが、専用ジェット機で通りかかって

「乗ってくかい? ただし禁煙だけど。
ナッツと野菜とミネラルウォーターなら、いっぱいあるよ」

なんて声をかけてくれるかもしれない。私の仕事は何なのか、尋ねられてすぐに答えられるように準備しとかなきゃ。答えられなかったら、ジェット機から放り出される可能性がある。ウァ~。

 「行きたいよー」と叫んだら、どこからともなくYumバスがねこバスのように現れて、連れていってくれるかもしれない。くれないか。やっぱりキーノートスピーチは、QT放送で見ることになるのか。でも2日目か3日目か4日目か5日目か6日目か(あ、そんなにないか)には、なんとか夜行バスで日帰りで行けるように日夜努力している私なのである。く~、私ってエライ。


すごすぎる、G4最高スピード登場か? 2月15日(火)

 スタンプラリー、ただいま132個ゲット。ほとんど廃人、人間失格。何度も「あと1個で終わろう」と思うのに、やめられない。

 カメラマンのKさんと、久しぶりに電話で話した。Kさんは、一昨年の忘年会で「うちも、そろそろMacを買おうかと思ってるねん」と話していたのだ。その頃はたしかスタジオに名簿管理に使っている古い98があって、「G3を買おうと思ってる」と言っていた。その頃、G3はまだベージュだった。でも「G3は、Photoshopでトラブルが頻発してるらしいから、状況が落ち着くまでもうちょっと待とうかな」と迷ってもいた。しかし、そのうちにG3はB&Wになって、あれよあれよという間にG4が出た。人間万事塞翁がうMac、やねぇ。その彼が、ついに先日Macを買った。
 
「お待たせしました~! G4買ったよ~ん」
「ひょひょっとして、Appleシネマディスプレイも?」
カメラマンだけにシネマ…ついそんな連想をしてしまい「キーッくやしい!」と、うらやマシーンのスイッチが入ってしまった私。
「いやいや、三菱のフツーのん」
「でも、うらやましいなぁ」
「いや買った途端に仕事が忙しくなって、まだほとんど触ってないねん」
「それで、G4は何メガヘルツ?」
「4700!」
「4700メガヘルツゥ~!?」

 す、す、すごい。そんな超・高速の製品が出ているのか? Appleの正式な製品では450MHzが最高速度だけど、大阪ではそんなモンスター・マシンを売っているのか? 恐るべし、大阪。


MAC WARLD EXPO Tokyo/2000開幕 2月16日(水)

 EXPO初日には行けないが、昨夜から「キーノートでは、何が発表されるんだろう?」とドキドキして寝つけなかった。なのに朝早くから、マンションの配水管清掃会社の人に、たたき起こされた。年に1回の清掃日が、なんで今日なんだ?(いや事前に通知は来てたんだけど、忘れてたの)流し台とかお風呂場とか、水回りの掃除は普段から雑にしているのを他人に見られて恥ずかしいやら、寝不足やらで、すっかり不機嫌な1日のスタートになった。今日は会議で11時半に家を出なきゃいけない。キーノート・スピーチが始まるのが、11時。冒頭の30分しかQT放送見れないなぁ…そう思いながら、10時半になってiMacの電源を入れた。
 しかし、いまごろになって重大なミスに気づいたのである。アップルのサイトをはじめ、どこを探してもQT放送の案内がない。ガーン。今回はQT放送は、しないのだった! ガーンガーン。EXPOといえばQT放送と思いこんでいた。うかつだった。毎度の、肝心なときにツメの甘い自分の性格が情けない。いつか、これで私は大きな失敗をするかもしれない(もう、してるか)。
 
 ところがすぐに、あちこちのニュース系サイトに速報が載りだした。
「iBookの新バージョン」
「iBookのスペシャル・エディション」
「500MHzの新型Power Book G3発表」
え? この発表の嵐はなに? なんのこと? とワケがわからなかった。でも、もう出かけなきゃいけない。大阪城を見下ろす22階の会議室にいる間じゅうも「iBookの新らしいのって?」「他にも何かあるの?」と、頭の中をグルグルまわっていた。
 
 で夕方に走って帰ってきて改めてニュース系サイトを駆け回ったら、お土産てんこ盛り発表だったことがわかった。

 

●iBook 
・メモリ・ハードディスクを2倍搭載で(クロックスピードは300MHzのまま)価格据え置き。
・グレーのスペシャルエディションを発表。こちらは366MHzで218,000円。

●Power Book G3 
・500MHZ/128MB/12GB
・400MHz/64MB/6GB
どちらも、筐体はそのままでFireWireポートが2つとDVD-ROM搭載。

●Power Mac G4
350MHz、400MHz、450MHzのラインナップが400MHz、450MHz、500MHzに。

あと、Mac OSXの日本語版も披露されたそうだ。 
 
 写真を見ると、キーノートを見守る人達みんな、魔法にかかっちゃったみたいな表情だ。このままジョブスが吹く笛の音色に誘われて、どこかに連れて行かれちゃいました、と言われたら私、信じますね。いいなぁ。私も魔法ビームを浴びたかったなぁ。今回はマジックショーというより、そんな“魔法使いのステージ”って印象を受けてしまった。

 で、ワタクシ恒例のジョブス・ファッション・チェック。黒のタートルシャツにくたびれたジーンズといういつもの服装なんだけど、Mac's CafeさんのEXPOレポートに載っている全身写真には、驚くべきモノが写っている。それは、目に染みるくらい鮮やかなグリーンの靴。う~ん、バックスキンとおぼしき素材なんだけど…これは、まるでピーターパン。今年はジョブス氏、ワイアーアクションで幕張のイベント会場を縦横無尽に飛び回った…なんてことは、なかったんですか? え? なかった? 残念。その代わり、Air Mac(の無線機能)を紹介するときには日本生初公開のフラフープは登場したようだ。

行くぞ EXPO Tokyo/2000(待ってろスティーブ!あ帰った?) 2月18日(金)

行ってきたぞ、 EXPO Tokyo/2000 2月19日(土)

 たっだいま~。MAC WORLD EXPO2000/Tokyoから、今夜帰って来ました。
 昨日、結局、幕張に着いたのが夕方の6時10分だった。キッチリ閉館時間を過ぎていた。会場から海浜幕張駅に向かって家路を急ぐ人、人、人の流れに一人逆らって、会場の方向へ歩く私は、ちょっと浮いていた。でも、昨日の夜はMac Fan 三誌主催のパーティ「Mac Fan Night」があったので、それだけでも行こうと思ったのだ。期待通り、お馴染みの顔や「おお、会いたかったよ~ん。ついに生対面」とか「まさか、こんなところで会えるとは…」という人たちに、出会った。

 で昨夜は、千葉に一泊。今日は1日クルッとEXPO会場を見て回り、夜に帰ってきたというワケa。右も左もわからなかった昨年に比べて、わりとピョンピョン元気に見て回れたと思う。ま、製品レポートとか“ためになる情報”は、あらゆるサイトで解説し尽くされていると思うので、私はユーザーグループのことやヒミツの(?)話などを「Tokyo2000レポート」で、書くからね。

メモリ増設の鉄人? 2月21日(月)

 Mac's Cafeの三井さんが、“ジョブスのグリーンの靴”(の写真)を送って来てくれた。三井さんはプロのカメラマン。その写真は、とある雑誌に掲載されるそうだ。んで私が行ったEXPO最終日、ちょこっと会って話したときに「じゃ、サンフランシスコEXPOで撮ったのも一緒に送ったげるよ」と約束してくれた。「ひゃ~、ちゃんとプレスで撮った画像を借用するなんて恐縮ぅ」と思いながら、しっかり載せる私なのである。えへへ(ちなみに三井さん、EXPO期間中ヤノ電機のブースにゲストとしても出演。デジタルカメラとPowerBook G3とFire Wire HDをフル活用している様子を語っていた)。


●左:サンフランシスコ ●右:東京

 う~む。ジョブスはグレーも含めて6色の靴を揃えているのかもしれない。ひょっとしてスケルトンの靴もあるかもしれない。次のWWDCはオレンジで登場か? なんつって。ジョブスの意外なワードローブのこだわりを垣間見た気分。でも、服は上下ともサンフランシスコと東京、まったく同じ。1カ月、着替えてないな。ジョブスの意外なこだわりを垣間見た気分。
 
 帰ってきてからバタバタしていて、まだEXPOレポートが書けない。むちゃんこ(ふ古い)忙しい。なのに今日は、夫のPM7300/188のメモリ増設をしてあげた。EXPO特価の秋葉館でお土産にメモリを買ったら、「増設もして」とせがまれたのだ。

「だから私、忙しいって」
「でも、君はLC630もiMacもメモリ増設したから」
「………」
「君はメモリ増設の鉄人だ!」
「そこまで言われたら…借金toshさんの一番弟子よ」(ほんとか?)

 PM7300/188の筐体は、とってもバラしやすかった。開けてみると、中にはヤニ混じりのホコリがビッシリ。「Macって、意外と頑丈なんだなぁ」と関心しながら掃除機で吸い取った。そうじもできて一石二鳥。
 増設はあっけなく完了した。でも、リセットボタンがない。LC630やiMacのボートにはリセットボタンがあって、それを押さないと増設した分のメモリをシステムが認識しなかったのだが…。「ま、いいか」(アバウトな鉄人。いや、リセットボタンがあったりなかったり、Appleもアバウトだよな)。立ち上げてみると、上手くいったようだ。夫は「お~、快適快適」と喜んでいる。これで、しばらくはG4も欲しがらないだろう。えへへ。


メモリ増設の鉄人、返上 2月23日(水)

 昨日は、3時間くらい大阪城公園内を歩き回った(これも一応仕事です)。途中、雪が降って寒かったが、一生懸命歩くとホコホコしてくる。子供の頃の耐寒登山を思い出して、「なんか私、がんばってんなー」と充実感を感じてしまった。機嫌がいいと、景色も違って見えるらしい。いままで「観梅=地味、寒い、つまんない」と思っていたのに、1000本近い(?)梅が満開の梅林では「あら、春が近い」と実感。梅の木って、背が低いんだということを初めて知った。白やピンクや真っピンクやら、種類も豊富だった。俳句でもひねってみようか…なんて思ったりなんかして。ジョージアコーヒーが、2月22日に全国で100万本の缶コーヒー試飲配布キャンペーンをするとTVCMで言っていたので期待して歩いていたが、とうとう出会えなかった。ちょっと残念。
 
 夕闇のなか、お堀の際の石垣に腰掛けて大声で『卒業写真』を歌っている制服姿の女子高校生がいた。石垣の高さは、30メートルくらいはある(恐くないんだろうか?)。悲しいことでもあったのか、『ひまわり娘』『スウィート・メモリー』次々と1人で歌っていた。高校生にしては、ずいぶんシブいラインナップだ。暮れていく風景と女子高校生の歌声で、胸がきゅんとなってしまった。
 
 ところで先日メモリの増設をしたときに、「ついでにホコリを掃除機で吸い取った」ということを書いたら、極私的iMac簡易紹介ページさんが「これは大変危険な行為ですヨ!!」と教えてくれた。

掃除機の吸い口は静電気のかたまりです。もしパーツに触れていたら結構ヤバいです。内部のホコリをとるときは、ショップで売っているエアージェットスプレーなどで吹き飛ばして下さい。

 なんだそうです。う~む、ウチのネチッとしたヤニ混じりのホコリでは、吹き飛ばすだけじゃ間に合わないだろうけど…。ともかく初心者の方、私のマネはしないでください。あ、Macの前でタバコ吸いまくりというのが、第一やってはいかんことですが。聞いてるか、夫!?  え~い。

 ただいまスタンプラリー187個。もうどこにも見つからない。道しるべがない。「ウチに貼ってるけど、もう来た?」というメール募集中。秘密厳守。年齢不問。経験者優遇。


FDドライブ2個分の衝動買い 2月27日(日)

 閉店間際の心斎橋・東急ハンズで、折り畳み式キックボードを見つけた。見ている間に、茶髪の若い男の子も、音大ピアノ学科ふうのおとなしそうな女の子も、まるで朝市で新鮮な白菜を奪い合うかのようにホイホイ買っていく。そのペースといったら、1分に1台のペース。おお…私も買っちゃいましたよ。えへへ。負けず嫌いなんです。夫には「これでiMac用のFDドライブが2個買えたね」と言われた。くー。それを言わないでくで~。

 6年ほど前、エンジン付きのキックボードに乗っている人を見かけたことがある。エンジンもタンクもむき出しで、ブーンと音はうるさいけれど、板の上にスックと立って坂道をラクラク登っていく姿は気持ちよさそうだった。「あれがあれば、喫茶店に行くのもちょっと本屋に出かけるのもラクラクで楽しそうだ~」。すぐに欲しくなって探し回ったけど、結局見つけられなかった。2年ほど前にも、家から離れたところに借りている駐車場まで毎日通うのに探しまわったことがあった。しかし、やはりエンジン付きはなくて、足こぎ式も妙にデカかったり高価だったりで、手頃なものがなく、結局折り畳み式自転車にいまも乗っている。いい時代になったもんだ。

掃除機をかける私…じゃなくって、家に帰ってうれしくて早速リビングで乗ってみた。

CONTENTS

このサイトは、インターネットでの発表以来iMacに魅入られてしまった私の「えへへ」な毎日や事件などを綴ったページです。購入前のワクワクや「なぜ、欲しいのか」という自問自答、発売当日のドタバタの様子に続き、買った後はドキドキしながらiMacと親しくなって、E-Mailを送れないと言ってはオロオロ歩き、新しいソフトを試しては「やっぱり快適やねー」と喜び、東にEXPOがあると聞けばS.ジョブス見たさに飛んでいき、西に極秘情報があれば「おせーて」と頼み込み…まあ、そういう出来事が次々と起こりました。これからは、どんな大冒険が…!?ワクワク。

おかげさまで「Mac Fanホームページコンテスト98」でメッセージ賞を受賞しました。わーい。

CONTENTS

またまた広告が載っている。あと4日で、近未来のフォルムがやってくる。8月29日、iMacアイマックがやってくる。ンコ店の本日10時から新台!みたいやぁ、思っていたよりも高級感があると感心している。

BOOKS
参考文献ってことではなくて、あっぷるとステーブ・ジョブス関連の本。

スティーブ・ジョブズ II

ハードカバー – 2011/11/2

ウォルター・アイザックソン (著),

井口 耕二 (翻訳)

講談社刊

スティーブ・ジョブズ II

ハードカバー – 2011/11/2

ウォルター・アイザックソン (著),

井口 耕二 (翻訳)

講談社刊

ロスト・インタビュー スティーブ・ジョブズ 1995

ソフトカバー – 2013/9/11

講談社刊

スティーブ・ジョブズ-偶像復活

ハードカバー

ジェフリー・S・ヤング、 ウィリアム (著),2005/11/5
東洋経済新報社刊

アップルを創った怪物ウォズニアック自伝

2011/11/2

スティーブ・ウォズニアック (著),

井口 耕二 (翻訳)

ダイヤモンド社刊

アップル・コンフィデンシャ2.5J(上/下)

2006/4/27

オーウェン・W・リンツメイヤー (著),

林 信行・他 (翻訳)

アスペクト刊

林檎の樹の下で ~アップルはいかにして日本に上陸したのか~

2011/10/17

斎藤 由多加 (著),

オープンブック刊

アップル宣言―クレイジーな人たちへ

1998/02

真野流・北山耕平 (翻訳)

三五館刊