Vol.28 やっとFD買いました

いやー長かった。iMacを買って19カ月。
あまたのiカラーだのiMacテイストの周辺機器

だのが世の中にあふれかえっていくなか、
ずーっと指をくわえておりました

ラリーの道は、1日にしてならず 2月28日(月)

 スタンプラリー2000が、明日の29日で終了する。「おっほっほ。今年は開始早々トバしたもんね。202個だもん」と自画自賛していた私。「ひょっとしてTOP30ランキングにも入ってたりなんかして。うあ~、賞品はなにかなぁ」とまで期待していた。ところが、30位内なんて、とてもとても。ただいまのところトップは362個獲得の蒼月さん。ひょえ~、とてもとてもかないません。しかも、その蒼月さんに19日にEXPOで会ったとき、私は(その時点での)獲得数を聞いて「お、私のほうが勝ってるぅ」と言ってしまった。一瞬でも「トップより勝っていた」のは、いまとなってはいい思い出デス。ちょうど「幼稚園時代、松坂大輔くんと輪投げして勝ったことがある」って言って自慢してるみたいなもんだな、私。いや、おそれいりました。降参。
 
 しかし、●●●氏にまで負けてるのはガマンならん。あの若造にだけは、負けたくなかった。うう。9位だって?(じょっ、じょっ冗談ですよ。お友達でしょ…)
 
 その昔、新神戸の駅前に住んでいた頃は、すぐ近所に大きなホテルとアミューズメントの複合施設があった。夜1時か2時まで開いている大人向けゲームセンターがあり、そこで、よく『パリ・ダカールラリー』という運転ゲームをしたものだ。あの頃は、バブルやったんやねぇ。お小遣いをつぎ込んで、夜な夜なラリーに参戦。しかしペーパードライバーだった私は、いつも砂漠のど真ん中でタイムアウトになり、ついぞ最終ゴールを見ることはなかった。運転が上手くなるより前に、そのゲーム機が撤収されてしまったからだ。どうやら私、ラリーとの相性(そんなんあるのか?)が悪いみたいだ。ラリー My Loveなんつって。


女の子節句に、男のロマンを思う 3月3日(金)

 雑誌の表紙は、顔である。「プレジデント」は長い間、なんかエライ画伯が描く戦国武将や勤王の志士(ド迫力)の表紙で、「さすが経営者が読む雑誌。難しいことを考えながらも泰然とした空気が流れてる感じぃ。そのわりに、本文の字の少ないこと」と、その顔から私は勝手に中味を想像してきた。でも先日、本屋さんで見たら表紙が写真に変わっていてビックリした。日本経済も悠長なことを言ってられないってことか? 泰然とした社っ長さんは、もういなくなったちゃったんだろうか?

 めったに手に取らない「プレジデント」をパラパラ立ち読みした(ははは毎度すみません、本屋さん)。S.ジョブスのインタビューが2頁にわたって掲載されていた(以前『Forbs』に載った翻訳)。「ただお金を儲けたいだけの経営者は、会社をダメにする」というようなことをジョブスが答えている。iCEOの「i」がとれてなお「年棒は1ドルのまま」であることに、記者はツッこんでいた。

 この話題のたび、私は「ワンダラー・マン」の話を思い出す。城山三郎のビジネス小説『粗にして野だが、卑ではない』のなかに出てくる言葉だ。それによると、功遂げ名を成した紳士の中には、リタイア後、形式的に1ドルを受け取って政府の公職についたり社会事業に手を貸したり、「社会のために働く」人たちがいたという。戦前のアメリカでのことだ。「儲けることには興味はない。世の中を変えるような素晴らしい製品を生みだしていくことに、僕は興味があるんだ」と、いつも言っているジョブス。しかし、リタイアしたわけじゃないのにあの若さで「ワンダラー・マン」を通すんだからなぁ。こういうのって、男のロマンっていうの? 

 ジョブスの奥さんだったら、大変だろう。
「また今年も1ドル? いつになったら昇給するのよ?」
「これじゃ娘の給食費が払えないわ」
「飛行機なんて貰ってきても、ダイエーにお買い物に行く時に使えないじゃない。どうせなら自転車の方が使えるのに!」
なんて毎日、夫を叱りとばしてしまいそうだ。1ドルなんだもん。サンフランシスコEXPOから東京EXPOまでの1カ月間、同じ服でも仕方ない。「社会のため」なら、仕方ない。「お前はクビだ」と言われようと(あ、私は社員じゃなかった。あーよかった)、突然の新製品発表で「もうちょっと待てば良かったー」と地団駄を踏もうとも(買えないから、そんな経験もないけど)ついていきます、ははー。いや、Pixerではいくら貰ってるのか知らないけどね。それに、もともと億万長者なんだし、ジョブス。

 「プレジデント」だったかどっかの雑誌に、“驚異的”なApple復活を実現したということで、スティーブ・ジョブスを「スティービー・ワンダーと呼ぶ声もある」と書いてあった(そんなん、初めて聞いた)。ノンノン、これからは「スティービー・ワンダラー・ジョブス」と呼ぼう。
 
 そういえば、国家公安委員会って週に1回会議に出るだけで2600万円を超える年棒を手にするんだとか。ひょえ~、私に言ってくれたら1980万円で引き受けよう! イチキュッパで、お得ですよ。ついでに会報もイラスト入りで作ってあげよう。「みんなの公安委員会」「明るい公安委員会」なんてタイトルは、どうかな。あ、ホームページも付けまっせ…どうも、私もワンダラー・(ウー)マンにはなれないようだ。


ソニーの株をすすめられた  3月8日(水)

 午前中にかかってくる電話は、セールスの場合がほとんどだ。昔、会社にいた頃、新入社員のときは「英語教材」と「クレジットカード作りませんか?」のセールスがよくかかってきた。会社の先輩は、
「30代になったらアズキとか『先物相場』になって、40代はゴルフ会員権のセールスになるよ」
と言ってたけど、最近は情報通信関係のセールスが多い。

「社長さん、おられますか?」
「いえ。今日は1日中出かけておりまして」
(今日だけじゃなくて社長なんて、もとから居ないんだけどね)
そう言うと大概相手は要件は言わずに「じゃ、またかけなおします」で切る。かけなおしてくることも、めったにない。

 先日、証券会社からセールスの電話がかかってきた。
「情報通信・ハイテク株は、まだまだイキますよぉ。どうですか、いまちょっと全体的に値下がりしてるから、人気のソニーなんか買いませんか?」と、株購入をすすめられた。一株2万6000円くらい。よく聞いてみたら、株には購入可能な最低単位てのがあってソニーの場合100株単位、その額260万円! なんですと? プレステ2さえ買えないのに、なにをゆう!? 早見優(@村上ショージ)。
 ソニーの株主になったら、プレステ2貰えるかな? なんて、ちょっとスケベ心も持ってしまった自分が恥ずかしい。あ、プレステ2はソニー・コンピュータ・エンタテイメントか。じゃAIBO…は 毎月株主様ご優待とかいって、AIBOを送ってこられても、家の中大変だ(101匹AIBOなんつって)。貰えないだろうな、やっぱり。

 プレステ2は、2日間で98万台を売ったんだとか。あれ?「初回100万台、製品は準備できている」って言ってて、しかも売り切れ店続出なのに、誤差の2万台は何処へ? どこかには「いますぐ買える」製品があるってこと?
 ニュースでは「いま予約しても手に入るのは、2週間後」と言っていた。いったい、いつから日本人はそんなに短気になっちゃったんだろう? 2週間で手に入るんなら十分じゃないか。「いつ入荷するか、わかりません」ってしょっちゅう言われてるMacユーザーは、どうなる?


とんがらしのクロックスピードは? 3月9日(木)

 iBookとかiMac-DVのテレビCMを見たことがない。どうも関西では、やってないみたいだ。逆にこれは関西だけしかやってないのかも。日清食品「とんがらし入り麺」のCMだ。

 その名の通り、新製品・とうがらし入りインスタント麺の広告なんだけど、CMの終盤「とんがらしinside!」マークが画面の左下に出て、それが「インテルinside!」そっくり(ま、全体に赤っぽい色で、青いインテルinside!マークとはちょっと違うんだけどね)。しかも、ちょっと似た感じのジングル(というのか音楽というのか)まで入る。タンタンタッ・タン、っていうあれ。う~ん、以前のUFOのプレゼント賞品「ノートパソコン型ノート」といい、デジタルギャグ全開の日清食品。おそるべし。次は、イカ墨麺で「スペシャル・エディション」とかを期待してしまう。いーや、きっとやってくれることだろう、日清食品。iBookSEのテレビCMパロディ、やるに違いない。ただ、心配なのはiBookSEのオリジナルCMが知られてないからなぁ。ダメかしら、やっぱり。


イタタタな日々 3月15日(水)

 1週間のごぶさたでした。ごぶさたしている間に、いろんなことがあった。えーとね。あイタタタタなことが、多かったんです。
 
その1 新しいiMacのTV-CMを「見たことないぞー」と書いたら、直後からガンガン見るようになった。いや~ん、イジワル。週末は1日2回くらい見た。ブルージーなギター音楽バージョンとナレーションバージョン。特に音楽バージョン、あれって誰の声なんだろう?(なんか、昨年の5色クルクルCM=ストーンズの「She in a Rainbow」のときも、そんなこと言ってたなぁ)。

「ボブ・ディランの若いときじゃない? しかも海賊版の音源の」

 夫はまたもテキトーなことを言っている(ま、家庭内の会話ですから)。ギターにブルースの臭いがする、ディランにしては声が自然すぎるが、ディランというのはなぜかファンの間で海賊版ほど支持が高く「海賊版で出回っていた録音をレコード会社が“正式盤”として出し直した」なんてこともある、というのが「ディラン説」の理由だそうな。ふ~ん。いずれにしても、春の新入生シーズンでガンガン流してもらいましょう。
 
 あ、そういえばとんがらし麺のCMは、東京/関東方面でも流れてるそーです(教えてくれたみなさん、ありがとね)。
 
その2 ふふふ、先日買ったキックボード、やっと乗ってみた。かなり楽しい。ただし、実用性は…?。家から駐車場まで乗ってみようとしたが(その距離は自転車で3~4分かかる)、これは自転車のほうが早くてラクだとわかりました。えへへ。おまけに音がうるさいから、朝から近所の人に「なんなんだ?」って目で見られるし。結局、肩に担いで自転車に乗り換えた私。このほうが「なんなんだ?」って見られた気も、しないでもない。キックボードは、インラインスケートの車輪(?)と同じように樹脂でできている。おまけに車輪の直径が小さいから、地面のデコボコを最大限に拾うのね。

 ああ、それがあんな不幸を呼ぶとは…。不幸を呼び込んだのは夫だ。
 
 仕事場の近所で遊んでみようということになった。坂道ではかなりスピードが出て(一応、ブレーキはよく効くようにできている)危険なので車が通らない空き地みたいな私道で乗り回していた。
 デコボコが少ない地面だったので「おー、早い、早い」と喜んでいたら、夫はボテッと前のめりに思いっきりコケちゃった。もう、両手広げて大の字に、スッテーンと前に倒れていった(ちょうど、柔道の受け身の反対バージョン)。一瞬、言葉を失う私。いやー、大人がここまでゴーカイにこける姿は、初めて見ました。大したケガもなかったから言えるんだけどね。そのコケっぷりは見事。見せたかったなー(誰に?)。プラスチック製のマンホールのフタ(私道だから、そんなんがかぶせてある)がとんで、穴にはまってしまったのだ。穴が小さくて、良かった、良かった。あイタタタ。地面のデコボコには、くれぐれも気をつけよう。
 
その3 しばらく歯が痛いのをガマンしていた夫を、ゴーインに歯医者に連れて行った(私は、お母さんか!?) イタタタタと夫の歯は、まだ痛むらしい。そしたら、なぜか私もノドが痛くなった。今日、病院に行ったらまたリンパ腺が腫れ上がっていると言われた。耳まで痛い。顔も痛い。あイタタタタ。いまは、二人で「あイタタタ」のデュエットです。


今度はリフォームをすすめられた 3月16日(木)

 仕事場にいると、何かと邪魔の入ることが多い。それは、セールスの電話だったり、セールスの訪問だったり、セールスの…あ、やっぱこういうのが多い。
 
 今日は原稿を書いたり集中したかったのに、やっぱり中断せざるを得ないことが多く、ついに「家で書こう」と夕方に一人で帰った。ところが、家にも案外訪ねてくる人っていうのはあるもんだ。数カ月前に水道の蛇口を取り替えてもらうよう見積もりしてもらったまま一向に工事に来てくれないところがあり、その人が訪ねてきた…と思ってドアを開けたら、まったく別の会社だった。またしてもセールス。なんなんだ、セールスが私を追いかけているのか。「キッチンセットを入れ替えませんか」「浴室パックの超お得なのがある」と、20歳代半ばの茶髪の(でも気のよさそうな顔なんだけどね)おニイちゃんは、しゃべり続ける。おまけに、ウサギのグレコがトコトコと部屋から出てきて、茶髪おニイちゃんの足をペロペロなめて大歓迎(グレコの裏切り者め~)。私は、キッチンセットなんていらな~い。ダイニングテーブルでひょひょいと遊べるiBookさえ買えないのに、キッチンセットなんて何を言う~早見優~(@村上ショージ)。なんか、最近こんなことばっかり。いくら説明してもわかってもらえず、夜の9時過ぎから10時近くまでねばられてしまった。私ひとりで、結構恐かった。今日は、書きたい話題があったのにな…そんなわけで、明日書けたら桜の話。


やっとFD買いました 3月18日(土)

 といっても、福岡ダイエーホークスを買ったんじゃない(当たり前か)。Forth Dimentionでもない(古いか)。USBフロッピー・ドライブを買いました。いやー長かった。iMacを買って19カ月。あまたのiカラーだのiMacテイストの周辺機器だのが世の中にあふれかえっていくなか、ずーっと指をくわえておりました。
「ウチほどiMac以外に買わないのも珍しいよね。ワッハッハー」と夫は笑っている。笑ってる場合ですか。

 ずっとSCSIでつないだPowerBook520cをFD代わりに使ってきたが、最近、液晶画面がフッとホワイトアウト(?)しちゃうときがあり、不安を感じていた。それに“ちょびっとだけのデータ”を読むためだけに、いちいちPowerBookを立ち上げるのも邪魔くさかった。
 ところが! ああ知らなかった。認識する(つまりフロッピーをディスクに入れて、デスクトップにアイコンが現れる)までの時間の長いこと。USBって、遅いのね。しかもスマートメディア・リーダーをつないだときのように、フリーズ頻発するんじゃないかと恐々使っている(いまのところ3日で1~2度フリーズしているが、スマートメディア・リーダーのときのようにシステムを切り替えなきゃいけないほどひどくはない)。FireWire対応のほうが、よかったのかなぁ。あ、私のiMacにはFireWireなかったんだ。


かくなる上は、パン屋再襲撃か? 3月19日(日)

 以前「めばちこ」になったとき「あ、私もなってます」とメールをくれた岩手のcocoaさんからメールをもらった。なんでも、またまた私と同じ時期に風邪を引いて体調を崩し、いまは夫と同じく歯が痛いのだとか。おーインターネットって、伝染するのかな。“電線”には違いないが、とっても不思議。
 
 私のほうは、ずいぶん体調は良くなった。ただし良くなるにつれて、ちょっと困った問題を抱えている。先日お店のショーウインドーに写った自分の姿にガクゼンとした。黒のタートルネック・セーターにヨレヨレのジーンズ(ん? 誰かと一緒だ)。その上にモコモコジャケットを着込んだ私は、ぬいぐるみが歩いているみたいだった。顔もマルマルしてる。「トイ・ストーリー」に出てくる3つ目宇宙人みたいだ。「太ってまツゥ~」なんつって。単に着ぶくれしているんだ、と思いたかった。でも、やっぱりまた太った? 
 
 たしかに、このところ私は猛烈な食欲に襲われ続けて困っている。早寝早起きモードを保っているので、食事もしっかり1日3食。あ、それに午前と午後2回のおやつタイムも欠かさない。食欲地獄。「これではいかん」と今日はお菓子をガマンしたら、夕方になって「えーい、ガマンならん!」とキレてしまった。こうなったら、パンだ。パン屋再襲撃だ~。夫と一緒に近所のパン屋さんを襲撃し(いや、ちゃんとお金は払ったけどね)カレーパンとドーナツを買って、すぐ近くのベンチで食べた。う~ん、これこれ。このコッテリとした味がたまりまへん(だから、だめなのね)。そしたら、見知らぬおじさんに声をかけられた。
 
「いや~奥さん。見事な食べっぷりやねぇ。見てて、こっちまで気持ちがエエわ」

 ガーン。そこはテーブルとイスが8セットくらい置いてあり、他にも20人くらいがお菓子を食べたり、スーパーで買ったばかりのお弁当をつついているのに。私って、そんなに食欲オーラが出ているの?

「いやぁ、よか、よか。旺盛な食欲を見て、こっちまでお腹が空いてくるわ。ホレボレして見てしもた。こんだけ元気に食べる奥さんなら、どんな苦労も乗り越えられるよ。ダンナさん、幸せやねぇ」

 そんなほめられ方しても、困ってしまう。私は関取じゃないんだから、「ごっつぁんです」ってお礼も言えない。でも、このおじさん、よく見るとかなりお酒を飲んでる様子でご機嫌さん(酔ってるのに、私の食欲地獄を言い当てるとはスルドイ!)。何度も何度も周囲に聞こえる大声で「惚れ惚れする食べっぷりやねぇ」と叫び続ける。ひ~、許してください~。


今日は、お好み焼き屋再襲撃だ 3月20日(月)

 今日は、ベンチでお好み焼きを食べた(毎日、ベンチで食べるなって)。デパートの地下でソースの誘惑を受け、その場で焼いているお好み焼きを買ってしまったのだ。ま、遅い昼食なんですけどね(だから、昼食をベンチで食べるなって)。そしたら、今日も見知らぬ人に声をかけられた。なんでだー? 今度は40代のスーツを着た上品な女性。

「あのー、さっきデパートで観覧車のチケットもらったんですけど、私たち帰らなきゃいけないので、コレあげます」

なんでだー?


PowerBookレポートが届きました 3月22日(水)

 神戸の高校教師・鎌野先生から、メールをもらった。TVの『高校教師』は女子高生と恋に落ちたが、鎌野先生は新しいPowerBook(Pismo)に恋に落ちたみたいです。

 我が家のPBは3月4日にやってきました。この品薄の時期に安ければ安いほど納期は遅くなるかも。「良いものをより安く!」をモットーとしていたのですが、涙をのんでApple Storeで購入しました。
2月22日 夕方に注文……納期14日。深夜に確認メールが届く。
2月24日 納期予定メールが届く……3月2日到着予定!!
2月27日 出荷確認メール……この調子なら一週間で届く、やっぱり親方アップルは強い!!と喜んでいたものの結局、到着は3月4日。蕎麦屋の「いま配達にでました」って言った後に作りはじめているのか、「アップル@蕎麦屋、覚えておけ!」と思ったが、納期まで実質11日と予定より早かったので喜ぶことにする。もしかしたら「出荷」とは、アメリカの工場を出荷したと言うことなのかもしれません。誰か教えてください。これまでは、7600/200(改G3/320MHz)ユーザーだったので、USB・FireWire機器はまったく持っていませんでした。そこで、どうやって既存の機器を利用するか、TEACのCDR・ALPSのプリンター・HPのスキャナー・ZIPとの接続方法を考えました。マイクロテック・アダプティック・ロジテックから「USB=SCSIアダプター」が発売されているのでそれを利用しようと思い、HPにアクセスすると、対応していないものばかりでした。くー。 兄貴はアメリカでPB/400を購入し帰国しました。やはりキーボードは日本のよりもシンプルできれい。今までJISキーボードを使ったことがなかったので違和感が少しありますが、まあ慣れていくでしょう。お土産に128メガのメモリーを120ドルで買ってきてもらいました。

使ってみた感想は、スリープ時のランプがかわいい。人間が息をしているような点滅方法です。一度見てほしいくらい(昔からだったりして…でも5300は違っていました)。
A4サイズのコンピュータケース(袋状でファスナーで開閉するもの)には入らないことが、買ってきて入れてみたときに判明しました。ファスナーが閉まらないほど長かった。
それからDVDで映画を観ました。「GOOD WILL HUNTING」だったけれど、ほかの映画でも少し映像が乱れるときがあります。しかし、TCP/IPなどをはずしたらうまくいくと兄が申しておりました。
Windowsのコンピュータにない個性があってしかも性能がいい。何人かのWindowsユーザーに見てもらったが、みんなかっこいいと言う。自慢のコンピューターになりそうです。

 いや~ん、いや~ん。うらやまC型熱病にうなされそうだ。よーするに、なんでも欲しいんです、私。LC630をそろそろ買い換えなきゃと、思い始めて幾星霜が過ぎていく。PowerBookも魅力なのよね。
 こないだ、お店でPowerBookとiBookのSimpleTextの表示行数を比べてみたら、PowerBookで42、iBookで32だった。その差、10行。ってことは、1行1万円。かつて糸井重里師匠が「1行2000万円のコピーライター」と言われたことを思えば(いや、ホントに1行2000万円かは知らないっすが。ご本人も週間文春でギャグにしてたくらいなので、ホントのところは知りません)、かなりリーズナブルな気がしないでもない。う~ん。

後日追記LOVE! みずいろ爆弾のしあんさん(Pismo買ったんだって!)が教えてくれました。スリープランプはiBookからの変更ですね。iBookはACアダプタの部分が点滅するようになってましたけどPismoはスリープランプの位置がちょっと違うのです。


わ~い春だ、桜だ、巻頭だ 3月23日(木)

 雨が降った。春雨だ。そう春なんである。春は、桜なんである(とゴーインに話を進めよう。ゴーイン矢のごとし、なんつって)。

 もう先々週のことだけど、季刊雑誌『ラパン』(ゼンリン)の春号が出た。『ラパン』は地図をテーマにしたマガジンで、今回の特集は「京都ちず巡り」。私が京都に桜の取材に行ったときの記事も載ってます(おまけに今回は巻末のハガキを送ると全員に「一発開閉できるミウラ折り/京都町歩きマップ」がもらえます)。あの年明け早々のEXPOサンフランシスコの日に出かけた取材は、コレだったのです。特集の最初に掲載ですぜ、お客さん。わーい、わーい、トップだー。トップはなんでもエライんだー。よくわかんないけど、ゴーインに言い切ってしまおう。
 私が書いたのは、京都の“桜守”として知る人ぞ知る佐野藤右衛門さんという人のインタビュー記事。京の桜の魅力を聞く、という内容だ。おじいさんの代から3代にわたって全国の桜の調査活動をしているとってもエライ人なんだけど、口の悪さは職人気質というのか性格のよさは剛胆というか、とにかく私の大好きなオヤジさん。もし機会があったら読んでみてください。

電車の窓から撮りました。

 で、記事には書けなかったお話を少し。
 藤右衛門さんを訪ねると、なんだか「日本昔話」にすっぽり入り込んだ気分になれる。会社(=代々続く造園業)の隣に建つ家は、今も茅葺き。薪がドーンと積んであって、玄関には来訪を告げる板と木槌がぶら下がっている。さすが1200年の都。いったい、いつの時代やねん?
「まだ薪風呂なんですか?」と聞いたら
「むろん! スイッチひとつひねっただけで何でもできる生活をしてると、人間の能力が退化する」と言い返された。はい私、退化してまーす。
あ、そうそう唯一ホメてもらったことがある。
「あんた見事な富士額(ふじびたい)やなぁ。こんなこと言うたら、いまどきはセクハラや、と言われるんやろうけど」。
「子供の頃からカツラかぶってるみたいって言われてイヤだったんです」と私。
「いや、そんなことあらへんキレイなひたいや。着物を着たら、映えるわ」
(そーです、私は古くさい時代劇顔)
「ほんまキレイや、ひたいは」。
(おデコだけって、限定かい!?)

 造園業だけに周りは広い植林庭が広がっている。なかでも桜は100品種1万本。1本ずつに、桜の名前を達筆な毛筆で記した木札が建っている。大島桜(オオシマザクラ)、関山(カンザン)、御車返(ミグルマガエシ)、普賢象(フゲンゾウ)などなど難しい名前のヤマザクラがずらり。種から蒔いて育てた木が多い。日本中で、ここにしか現存しない品種なんてのもあるそうだ。ちなみにもっともポピュラーな品種であるソメイヨシノは、接ぎ木による人工種で実をつけない。だから、接ぎ木で増やして行くそうだ。どうりでソメイヨシノしかない都会では、サクランボって見たことがないはずだ。
 
 藤右衛門さんによると、ソメイヨシノは明治維新以降、戦勝記念のイベントとして、一気に全国に植えられていったとか。戦後もやっぱり「根付きやすくて、手入れがしやすい」ということで、河川改修の時に全国の河原堤にソメイヨシノが植えられていった。いま日本で一番古いソメイヨシノは、日露戦争の戦勝記念で植えられた木なんだとか。
「全国どこで見ても同じ風景やなんて、自然やない」という藤右衛門さん。ソメイヨシノ一辺倒の風潮は「アホらし」と言う。
「えー、でも一気に咲いて一気にハラハラ散るソメイヨシノの風景って、綺麗ですよ」と言ったら
「ハラハラ散るのはヤマザクラ。ソメイヨシノの散り方は、バラバラバラ~っちゅねん」と教えられた。今度、よく観察してみよう。
 
 お土産に藤右衛門さんの著書をもらい(写真と文章で京都の桜を網羅した、2万円近くするゴーカ本!)いまはその本を眺めながら一足早いお花見を堪能している。なぜか私、取材に行くとお土産をもらうことが多いのよね。えへへ。申し訳ない。
 実は3年ほど前にも4月の終わり頃に取材に行ったことがあり、そのときにも特製・桜模様の焼き物小皿と、庭に咲いていた遅咲きの桜の枝をお土産にもらった。薄黄緑色の花弁のなど、珍しい花3種だった。その昔、平安貴族達は洛外に花見に出かけ枝を折って持ち帰ったと聞いたことがある。「わーい、私も平安貴族の気分」と喜んだものだ。ところが帰りの電車で、恐ろしいことが待っていた。
 
 「んまっ、公共の桜の枝を折って持ち帰るなんて!」
 
と、にらむ視線があっちからもこっちからも飛んできてグサグサ刺さる。
「違うんです~、これは違うんです~」と心のなかで叫ぶ私。電車の中の熱気でだんだんしおれていく花びらと、視線に耐えきれずこれまたしおれていく私。以来、桜の季節がやって来ると、あの時にもらった花の可憐さといっしょに、「んまっ」とにらまれて身を縮めた苦い思いが甦ってくる。

CONTENTS

このサイトは、インターネットでの発表以来iMacに魅入られてしまった私の「えへへ」な毎日や事件などを綴ったページです。購入前のワクワクや「なぜ、欲しいのか」という自問自答、発売当日のドタバタの様子に続き、買った後はドキドキしながらiMacと親しくなって、E-Mailを送れないと言ってはオロオロ歩き、新しいソフトを試しては「やっぱり快適やねー」と喜び、東にEXPOがあると聞けばS.ジョブス見たさに飛んでいき、西に極秘情報があれば「おせーて」と頼み込み…まあ、そういう出来事が次々と起こりました。これからは、どんな大冒険が…!?ワクワク。

おかげさまで「Mac Fanホームページコンテスト98」でメッセージ賞を受賞しました。わーい。

CONTENTS

またまた広告が載っている。あと4日で、近未来のフォルムがやってくる。8月29日、iMacアイマックがやってくる。ンコ店の本日10時から新台!みたいやぁ、思っていたよりも高級感があると感心している。

BOOKS
参考文献ってことではなくて、あっぷるとステーブ・ジョブス関連の本。

スティーブ・ジョブズ II

ハードカバー – 2011/11/2

ウォルター・アイザックソン (著),

井口 耕二 (翻訳)

講談社刊

スティーブ・ジョブズ II

ハードカバー – 2011/11/2

ウォルター・アイザックソン (著),

井口 耕二 (翻訳)

講談社刊

ロスト・インタビュー スティーブ・ジョブズ 1995

ソフトカバー – 2013/9/11

講談社刊

スティーブ・ジョブズ-偶像復活

ハードカバー

ジェフリー・S・ヤング、 ウィリアム (著),2005/11/5
東洋経済新報社刊

アップルを創った怪物ウォズニアック自伝

2011/11/2

スティーブ・ウォズニアック (著),

井口 耕二 (翻訳)

ダイヤモンド社刊

アップル・コンフィデンシャ2.5J(上/下)

2006/4/27

オーウェン・W・リンツメイヤー (著),

林 信行・他 (翻訳)

アスペクト刊

林檎の樹の下で ~アップルはいかにして日本に上陸したのか~

2011/10/17

斎藤 由多加 (著),

オープンブック刊

アップル宣言―クレイジーな人たちへ

1998/02

真野流・北山耕平 (翻訳)

三五館刊