Vol.36 出た、出た!新iBook

ただいま02時30分。アップルのアップルストア(Japan)

につないでみたら…不思議なメッセージが表示されている。
「We'll be Back Soon」

とらぬ狸の皮算用 3月23日(金)

 PowerBookG4獲得に向けて、皮算用をしてみた。昨年末から、あんなに働いたのになんでビンボーなままなんだろう。最近の日常生活をつらつらと考えてみる。
 
 DVDプレーヤーを買った。そのあと、いよいよ10数年使っていたTVの画面が、暴風雨が吹き荒れるかのごとくになって…じゃーん、32型デジタルTVを買ってしまった。その画面 の美しさといったら…突然、目が良くなったみたいに美しく観れる。TVが配達された日は、仕事を休んで一日じゅうDVDとビデオを見まくってしまった。レンタルビデオ・DVDも1週間に10本は、借りてしまった。ああ。今年は、夫がカラープリンターを買うと言ってるし(DTP用は高いんだ、これが)滞納している健康保険や国民年金もゴソッと払わなきゃなんないし、今年は車検だし。あ、これ以上、家計の窮状を吐露するのも恥ずかしいのでやめておこう。
 
 今日からまた、500円玉貯金をはじめよう。PowerBookG4まで、あと何日?

 


MacOSX プロジェクトX 3月28日(水)

 先週末、MacOSXが発売された。OSXを使えるMacを持っていない私は、ひとまずいろんなところのレビューを眺めることでガマンしている。
 
 明日はNHKのテレビ番組にS.ジョブスが登場するそうだ。なるほど。OS X発売にあわせてNHKの人気番組『プロジェクトX』だな。
----そのとき、スティーブは涙した。
----徹夜明けの社員達もみな、泣いていた。
----Lisaの開発から、すでに20数年が経っていた。
ヘッドラ~イト、テールラ~イト(歌@中島みゆき)~~
あ『プロジェクトX』は、火曜日だから違うか。

 『クローズアップ現代』で、ジョブスにベンチャー精神を聞くのだそうだ。スタジオの解説ゲストは、誰だろう?(後日追記:出演はジョブスのみで、驚くほど好意的なとりあげ方だった。そう思いません?)MacOSXが、今後のパーソナルコンピュータ界に与えるインパクトも解説してくれるといいな。放送は、明日の夕方7時半から30分(関西ではそうだけど、全国一律時刻かな?)。


ジョブズの現在、過去、未来 3月29日(木)

 今夜のS.ジョブズ・インタビュー(@クローズアップ現代)。幕張でのEXPOはスーツ姿だったが、TVでは黒タートルにジーンズという正装(?)での出演だった。NHKなのに、バンバン社名やCMを流したんで驚いた。まあ、この場合、社名を伏せて話を進めるわけには、いかないんだけど。
 
 ジョブスは「パーソナルコンピュータは、いま第3の段階に来ている。第1の波は、計算や文書作成といった生産性向上のため、第2はここ数年のインターネットだった。インターネットを悪く言うつもりはないが、そこで扱われているのはまだ単に“情報”であって、人間の感情を表現するところまでには、至っていない」と言っていた。え? 新しいMacがやってきたら古いMacが嫉妬するとか、夜中にひとりでに電源をつけたり消したりするとか、Macはすでに表情豊かで自立してると思うんですけど…と、思った私。えへへへへ。
「コンピュータがあるから人間にできることは、もっとあるはずだ」「もう30年もこの業界で働いている私は、年寄りさ。10年先のことは予想できないね。3、4年で状況が変わるのを判断しながら創造していかないと」などとも言っていた。

 ところで先日『バトル・オブ・シリコンバレー』のビデオを、やっと見た。友だちに「TSUTAYAなら、置いてるよ」と教えてもらって借りに行ったのだ。「海外テレビ」とか「史記もの」コーナー…もしや「サスペンス・ホラー」コーナーだったりして? いろいろ探したが見つからない。結局レジのお姉さんに探してもらった。「シリアス・ドラマ」の棚に1本だけあった。シリアスなのか…。
 
 パッケージの写真は“誰が見てもビル・ゲイツ”そっくりさんと、ノア・ワイリー演じる“若き日のS.ジョブス”の2人がデーンとある。でも、これは完全にジョブスが主役のドラマだと思った(原題は「パイレーツ・オブ・シリコンバレー」)。ビル・ゲイツは、たいがい冴えないジャンパー姿で、ジョブスの気づかぬ ところで影響(というか攻撃)を与える人物として描かれている。初対面では群衆に弾かれて遠巻きにスター=ジョブスを眺めていたり、呼びつけられてクパチーノまですっ飛んで行ったり、MacWorldではYシャツの上にアップルマーク入りのTシャツを着させられたり、かなりカワイソウな役回り。「結構イイ奴」と母性本能をくすぐられてしまった(いかん、いかん)。特にジョブスに怒鳴られながらスゴスゴとTシャツを脱ぐ姿は、哀愁をそそる。もっとも、その後のゲイツの反撃は「遂にキバをむく」って感じで、ゾ~っとした。
 
 展開はかなり駆け足で、過去の出来事を知らない人にはわかりにくい部分もあるが、面 白いドラマだった。いちばんの発見は、スティーブ・バルマーの性格だった。以前、マイクロソフトの社長に就任したとき、その眼光スルドイ表情に「恐いスティーブ」と言ってしまったが、ドラマに描かれている彼は、下ネタ好きの(いまで言えばセクハラで訴えられそうな)陽気なオヤジだ。「恐い」といったことは、訂正します。


燃える500円玉貯金  3月31日(土)

 極私的iMac簡易紹介ページの菊池さんのもとに、アレが届いたそうだ。「1カ月待ち」を覚悟してたら、購入申し込みからわずか10日だったそうだ。アレとは「田中さんがデジタルTVやらなんやかやを買ったばっかりに、買えなくなったPowerBookG4」なんだそうだ。実際に使ってみると「軽い、薄い、広い」の大感動なんだそうだ。きー。きー。きー。私の500円玉 貯金、現在4500円…。きー。


パンダの逆立ち 4月4日(水)

 今年は桜の開花が早い、早いというもんだから、今日は慌ててお花見に出かけることにした。さすがに「平日の昼間」というのは気が引ける。でも、このところ、あまり仕事がなくてヒマなのだ。でも、やっぱ、いい大人が「平日の昼間っから遊んでる」のは気が引ける。間をとって(?)夫と2人で遅い時間にランチ花見をすることにした。ああ私って、小心者。お弁当を買って、動物園に行った。
 
 神戸の王子動物園に行ってみると、家族連れがいっぱいだった。なんで平日なのに、こんなに子供がいるんだろ?(春休みというのを忘れていた)。園内の桜は、満開のちょっと手前という感じだった。どうも、東京ベースの全国ニュースはあてにならない。緯度・経度じゃなくて、その土地の環境とか、その桜の木固有の状態とか、そういうもので季節は動いているんだなと、改めて思ってしまった。動物園の桜の木々は、満開に向けてエネルギーをじっと我慢しているという風情。そういう木々の下で「竹の子弁当」を広げて食べていると、どうも落ち着かない。左足を怪我したハトが1羽近づいてきて「何か食べるものくれ」という顔で見上げる。錦糸卵をやったら、ものすごい勢いで食べていた(こういうのも、共食いっていうのかな)。ふだんマンションでは、ハトのフン害で困らされているので、滅多にこんなことはしないんだけど。ハトの表情って、案外豊かだ。
 
 念願のパンダも見た。生パンダを見るのは、これで2回目だ。前は高校生の時、ポートピア博で遠ーくのほうで歩く姿を、すごい人混みにおされながらチラッとだけ見た。まさか自分がやがて神戸に住むとは、あの頃は思わなかった。不思議なもんだ。王子動物園には去年、オスとメスの2頭が中国からやってきた。連日、すごい人気で人だかりと聞いていたが、今日はもう遅いので行列もせずに見ることができた。
 
 最初メスの姿はなかった。ナイーブな性格で休憩中なんだろうか。ドアの向こうの寝室(?)にいるようだ。オスのほうはというと、ガラスで囲まれた“遊び場”のなかを歩き回って時々アクビをしたり、こちらの“観客”側に近づいてきて立ち上がったりしていた。ズシン、ズシン歩く姿からは、すごく皮下脂肪が多そうに見えて「こりゃ、暑さには苦手だろうな」と思う。やがて私たちに背を向け、石でできた台に両肘をついてダラ~っと突っ伏してしまった。おお、ホンモノのたれぱんだ。大きく息を吸うと背中が盛り上がり、深く息を吐く。まるで「あーあ、やってられない、あるよ」とタメ息をついているみたいだ。ストレスたまってるのかなぁ。

寝ているパンダ (ふて寝?)。

寝ているコアラ。

 と、メスが出てきた。オスとメスの間は、鉄格子で隔てられているが、オスはメスの気を引こうとするように、頭を鉄格子にすり付ける。すり付け続けて、そのまま逆立ちしてしまった。なんなんだ。まるで、人間が着ぐるみ着てるような行動。コアラやキンシコウも見に行ったが、結局またパンダ館に戻って、一挙手一投足をいちいち「おー」とか「うあー」と驚きながら、そのまま閉園間際まで見つめてしまった。


ウサギのドア抜け 4月5日(木)

 昨日パンダの芸達者ぶりに驚いたが、最近うちのウサギのグレコも驚くべき技術を習得した。自力でドアを開けれるようになったのだ。
 
 夜、私たちがテレビを見ていると、カチャリとリビングのドアが鳴る。ギ~と、ガラスを何枚もはめ込んだ重いドアが開く。ひょこっと、グレコが顔を出す。そして、なぜかまたドアのほうに向き直って、リビングを出ていく。で、また、入ってくる(どうも、帰り道が確実に確保できていることを確認しているようだ。う~ん野生動物の用心深さは、すごい)。まるで儀式のように、毎夜繰り返される、グレコのドア抜けの手順だ。
 
 ウサギのジャンプ力をもってしてもノブには届かない。ではどうするかというと、ドアのへりをくわえて引く。それで開くことを、発見したようだ(ちなみに開くのは、家のなかでリビングのドアだけだ。それで開いてしまう、うちの建て付けも恐いもんだが)。グレコはもう、毎日ドアを開けることが楽しくて仕方ないみたいだ。ドアをしめると、足取りも軽やかに廊下を走ってくる。しかしウサギの知恵の浅はかさというんだろうか、室内に入ってきてからも(押さなきゃ開かないのに)相変わらず、引いている。グレコの概念では「引く=ドアが開く」ということになっているようだ。この、おバカなところがたまらなく可愛いんだな、また。

 あんまり賢くなりすぎて、留守中にグレコの部屋に置いてあるiMacを勝手に使われたら困りもんだ。なにせウサギは昼間ヒマを持て余している。ネットつなぎっぱなしで通 販にハマったりなんかして「いや、ウサギが勝手に申し込んだんです」と説明しても信じてもらえないだろう。オークションサイトにハマっちゃって家中のモノを片づけられても困るし、片っ端から落札して購入されても困る。


座布団ウサギ 4月8日(日)

 今朝、グレコの部屋を覗いて、またまた驚かされた。椅子の上に座って(というか寝て)いたのだ。椅子に座るウサギ…。いや、それは折り畳み式のパイプ椅子で、私たちが直接座るにはちと冷たいため座布団を敷いてあるから、座布団ウサギというのか。どっちにしても、えらいこっちゃ。iMacまで、あと一歩ではないか。

 以前「うちのウサギは、iMacに異様に興味を示してキーボードを叩きます」というメールをもらったことがある。世の中には、賢いウサギもいるもんだ。ウチのグレコもそのくらい賢ければいいが。いや、賢くなりすぎてネットやオークションにハマっても困るとも思うのだけど、その前にグレコなら、まず机の上のケーブル類に目を奪われるだろう。iMacの周りには、FDDやらMOやら外付けHDやらのケーブルがうじゃうじゃある。ビニールコーティングされた線は、グレコの“好物”なのだ。ひょえ~。


OS Xの使用レポート、いただきました 4月10日(火)

 レポートを送ってくださったのは、「袋井のらーかみ」さんなんである。袋井といえば、お花見と花火大会で有名だというを聞いたことがある。花で有名な所だけに「袋井のらーかみ」さん、フラワーパワーiMacに買い換えたか? というと、そうではない。iMac Rev.Bに、OS Xを入れたそうだ。なんかOS Xを使うには、バリバリPM G4じゃなきゃダメという先入観が私にはあった。そんな楽しいのか…。そんなわけで、紹介させてもらいます。

OSーX導入しました。あらかじめ、販売店の店頭で「G4ですら遅い」のは体験ずみだったのですが、あの見た目につられて導入してしまいました。遅さは思ったほどではなかったです。今回の導入の為にメモリを384MBに増量 したのが効いているみたいです。なんとか実用的なスピードです。

(一番)肝心の見た目の方ですが、期待していた以上の出来です。ものすごく凝っていますね。ジョブズのこだわりでしょうか。フォント表示がとてもきれいです。iMacのCRTの品質がいきなりあがったように感じるほどです。また、すべてのウィンドウにうっすらとですが影が入っていて、独特の雰囲気です。

実用必須ソフトも大分そろってきました。(ソフト開発の方の努力に感謝!です)
メーラー:アリーナ2.1beta carbon
これがカーボン(OS-X) 対応してくれたのでX導入しました。 なんといっても、一番よく使うのがメーラーですので。
ブラウザ:IE 5.1 Preview Release 
意外と出来が良いです。落ちますけどスピード段違いのネコミ4.7がカーボン対応してくれれば 最高なのですが、、無理でしょうね(6がありますし)
画像処理:GraphicConverter V4.06
フォトショップを使いこなせない(メニューバー見ただけで 気が遠くなります)私にとって、グラコンは必須ソフトです。 対応してくれて嬉しかったです。出来も完璧でした。
MP3:iTunes 1.1 for MacOS-X
OSー9版と同じに仕上がっていました。
エディタ:iText 2.2.1carbon
これも必須ソフトです。OS標準のフォント表示が綺麗になったので、一段と使いやすいソフトになりました。 小さい文字にもきっちりとアンチエイリアスがかかりますし。

とりあえず、ふつうに遊ぶ分には十分な完成度でした。雑誌の評価ってあてにならんもんだなぁ、という印象です。おすすめです、OS-X。あとはこれから、コードウォーリアをインストールしてみる予定です。どうしても自分で作りたいソフトがありますので。おもしろいです、OSーX。なにか操作をするたびに、ジョブズの顔が浮かんでくる、そんなOSです。

 「コードウォーリア」って、なにぃ? OS Xには「開発用ソフト」も同梱されていると読んだ気がするが、それのことだろうか。(後日追記:コードウォリアってのは、市販の開発用ソフトのようです。なんか10万円くらいで店頭に並んでるのを見て驚きました)ああ、パブリックベータ版で、ドックのアイコンをさわって「ヒュ~シュルシュル~」って遊ぶくらいしかしてなかった私は、どんどん取り残されていく気分。それに「どうしても自分で作りたいソフト」って。らーかみさん、たしかMacを使い始めたのはiMacを買ってからと言っていたのに、もうそんな開発者への道を突き進んでいるのね。すごいなぁ。


ちょっと心配なこと 4月14日(土)

 ここ3・4日、ウサギのグレコが主食のペレット(牧草、大豆、麦ヌカなどをパチンコ玉 より少し小さめの粒状に固めたもの)をほとんど食べず、大好物のクッキーを残している。食べるのは干し草ばかりだ。今日は生のレタスを食べたが、明らかに少食になった。正露丸のような黒々していたウンチは、ここ3日、薄いミドリ色(ビロウな話ですみません)ばかり出している。見たところ、元気に走り回ってはいるのだけど。う~ん、ちょっと心配。

 OS Xの使い心地を教えてもらって、やっぱり私も欲しくなった。そもそも私がiMacを買ったのは、仕事に使うためじゃなく(ましてや、家に仕事を持ち帰ってきたときに使うためでもなく…そういう状況、昨年から多かったけど)いままでの周辺機器や、他のMacとの互換性といった問題なんかなーんにも気にせず、まっさらな気分で「家で楽しむ」ためだったのだ。そうだ。どうも、このごろ持ち帰り仕事でダラダラiMacに向かうことが続いて、初心を忘れていた。いかん、いかん。リメンバー・エキシティング~。となると、本気でiMacのメモリを増やさなきゃ、と思う。でも、今さらRev.A用のメモリ、あるかしらん? ちょっと心配。


少年偵団デジカメ 4月15日(日)

 ソフマップで、デジカメを衝動買いしてしまった。Che-ez! babeという機種(というと大層だけど)で、2Mの内蔵メモリでノーマル20枚撮れる。データは、USBで直接、Macに吸い上げればいい。CMOSでたった10万画素という、およそ画質は期待できない代物(試しに撮ってみたら、一昔前のカラーコピーのように白っぽくザラザラした画質になった)だけど、大きめのキーホルダー程度のサイズで、気にせず持ち歩くことができる。いままで街を歩いていて「あー、なんで今日に限ってデジカメもって出てこなかったんだ~」と後悔することの多い私には、メモ代わりとしていいかも、と思ったのだ。なんか少年探偵団の団員になった気分。あるいは『科学』と『学習』の豪華付録といったところか。これを毎日持ち歩いて、遊んでみよう。どんなふうに写 るかというのは、また今度ね。公園のハトとスズメと鯉にパンをやる夫を試し撮りしてみたのだけど…「恥ずかしいから止めてくれ~」と懇願されたので、載せるのやめます。実際、ちょっと怪しいハトおじさんの図だ。もう少し、ましな被写 体でバシバシ撮ろう。


イイヤッホゥ~ 4月16日(月)

 今日は夫の誕生日…ということを、夜の8時近くになって思い出した。とりあえず11時まで開いている回転寿司に行った。10年ぶりの回転寿司だ。神戸はもともと安い寿司店の充実している土地柄で、“回転系”にさして魅力を感じていなかったのだけれど…行ってみて驚いた。30分待ちで、これほど人気があるとは。確かに、ウニも蒸し穴子も中トロも、なんでも一皿100円! なんというか、デフレなんだなぁ。安いことに喜んでばかりいられない気もする。「もう死ぬ ~」というくらい食べた夫は、家に帰り着くなりグォ~と眠りこけている。

 「いまさらRev.A用のメモリなんてあるんだろうか?」という私の疑問に、とても詳しいメールをいただきました。伊藤さん、Wadaさん、ありがとうございます。2年前のEXPO東京では、64Mで1万円ちょっとだった(市価の半額くらいだったと思うので、その頃の平均価格は2万円くらい?)。それでもう精いっぱいだった私は、ながらくメモリのことを考えないようにしてきたのだった。
 
 それに古いMacをずっと使っているクセで(いまも仕事場でのメインマシンはPM7300)「うかうかしているうちに、メモリが値上がりするんじゃないか」という恐怖心から抜け出せないのだ。しかし今や128Mで1万4000円前後。知らなんだ。そんなに安くなったのね。デフレだねぇ(って、この場合は違うか)。iMac用メモリは「144ピンSO-DIMM」といって、iBookやPowerBookG3等と同じ種類。厳密には66MHzパス対応なんだそうだが、100MHzでもいける場合があるらしい。各社のカタログを調べたら、なるほどメルコは共通 なようだ。ただし、2つあるうちどっちのスロットに入れるかによって、入れられるサイズが変わってくるので、何MHzかとサイズは確かめたほうがイイ。実は昨日お店で「DOS-Vコーナーのほうがちょっとでも安いかなー」とスケベ心を出して物色していたら、店員さんに「いまは、Macとほとんど同じ価格ですよ」と言われた私。カタログは、その親切な店員さんにもらったのだ。DOS-V用のバルク品でも動くことがあるらしいが、最新のファームウェアを入れると認識しないこともある。ニュースでは「Mac用ならメーカーが交換に対応してくれる」と言っているので、私は永久保証のを、買おうと思う。そーよ、買いますとも! OS X入れてやる~。

 グレコの食欲が、戻った。いつもとは違うブランドのペレットを食べさせてみたら、飛びつく勢いでかじっている。ウンチも黒々と大粒の状態に戻った。ああ、よかった。ひょっとしたら、これが今日一番の幸せな出来事かな。


メモリ入れたぞ。待ってろX 4月18日(水)

 ついに192Mになった(64Mを増設してから、はや2年。今回、32Mを抜いて128Mに入れ替えた。これで私史上最大のFat Macだ)。iMac Rev.Aの開腹は今年に入ってから10回以上やっているので、お茶の子さいさいだった。iMacの組み立て工場に勤められるかも? と思うくらい自信がついた。しかしAppleの工場は敷地内禁煙だろうな。すると駐車場で隠れて吸ってるのをCEOに見つかって、クビになってしまうのか。ひょえ~。


PowerBookG4を組み立てたい 4月19日(木)
 
 Appleが、第2四半期の決算を発表した。今度は利益が出たという。なかでも「革新的な新製品Titanium PowerBookG4と、MacOSXが業績に貢献した」のだとか。よかったよかった。株主でもないのにユーザーが会社の経営状態を気にするのは「カルトだねぇ」という気もするが、Appleがなくなっちゃうと困るので、四半期ごとにドキドキする。それに、私がPBG4を買うまでは順調な業績が続いてくれないと悲しいのだ。
 
 そこで私の「500円玉 貯金」のほうも、四半期(じゃないけど)決算してみよう。ただいま、合計18,500円。くー。「もっとペースを早めなきゃ」と思って2000円札も加えてみたのだが(まだ1枚しか入っていない)まだまだ遠い道のりだ。このままのペースだと私がPBG4を買う頃には、MacOS XXになっているんじゃないだろーか? アップルの原田社長は社長のまま無事定年を迎え、ジョブス氏には孫が生まれているかもしれない。
 
 「えーい、じれったい。その18,500円で売ってやろう!」という太っ腹な販売店は、ないもんだろうか? ないですか。はい、すみません。じゃ、18,500円分売ってくれる店は、ないかなぁ。毎月、貯まった金額分だけ売ってくれる頒布会(『週刊ドール・ハウス』とか、フェリシモの『ハンドタオルの会12カ月』みたいだな。『月刊PowerBookG4の会』なんつって)はて、どうだろう。
 
「はい、今月は外装ケースの片側ね」
「今月はキーボードだけど、金額が足りないぶんはテンキーを外しとくよ」
「おめでとう! いよいよCPUだ! でもHDは再来月だから、がんばって」
なんて言われながら、毎月少しづつ組み立てていくの。これぞ究極のBTO。もしくは、アップルケア自宅メンテナンス方式。Apple Storeの新ビジネス・モデルとして、こんなんどうでしょう?


迷路からの生還。そこにiForceのご加護が 4月28日(金)

たっだいまー。この数日、迷路をさまよっていました。なんのことかというと、OSXを入れるまでの道のりが、曲がりくねって道に迷っていたのだ。マニュアルや雑誌を読んでも、そんなに、ややこしい道のりではないはずなんだけどな。あ、すべては私が原因なのね。えへへへ。そんなわけで、今日の話はややこしい上に、長いです(永遠の初心者で、こういうテクノロジー?な話を簡潔に書くのが苦手だと、思い知りました)。元から入っていたメモリ32Mを128Mに入れ替えた(=総メモリ192M)のが先週のこと。しかし、それだけでは私のiMacは、OSXにできないことに気がついた。「OSXは1.5GのHD空き容量 が必要」だったのだ。iMacを買ったときは「4Gなんて、無限大!」と思ったものだが、いまや空き容量 は1Gを切っている。う~ん。部屋が広いと家財道具が増えるとは、よく言ったもんだ。

おまけに「ま、とりあえず」とパーティションも切らず使い始めたもんだから(2年半前はパーティションを切るなんてワザ、知らなかったんです私)このままじゃ、OSを切り換えて使うこともできない。この際、大容量 の内蔵HDに入れ替えるというテもあるが、ここは地球に優しく資源の再(?)利用。外付HDにデータを移し替え、いまの内蔵HDを改めて構築しなおそう! うん、私も成長したもんよのう。
シブイ考えに酔ったまではよかったが、私、こういう論理的段階を踏んでいく作業が大の苦手なんですぅ。いったい、なにから手を付ければいいの? カワイコぶっても、ウサギのグレコが不思議そうに見上げるだけなのである。

知ってる人には単純な手順なんだけど
・CD-ROMで起動する
・外付けHDにシステム(MacOS8.6)を含めたすべてのデータをコピーしておく
・「ディスク設定」で内蔵HDにパーティションを設定し、2つのユニットにする
  →内蔵ハードディスクはシステムもすべて消えてカラになる

そして改めてOSをインストールしなおせば、話は簡単。しかし私は外付にバックアップした8.6を内蔵の1ユニットに戻して、まずは機能拡張や初期設定も前のまま使いたいのだ。でも外付HDのドライバをインストールしなきゃiMacは認識しない。でまた、この外付HDが「OS8.6以上対応」ときたもんだ。OS8.6は、Appleのサイトから(3時間かけて)インストールしたからバックアップも、外付HDの中。まるでガラス越しにモノを取ろうというような話ではないか。うぁ~。

このヘンからもう、頭のなかは真空状態。とりあえずOS9.04と外付HDのドライバを内蔵にインストールして、そしたら、もう1つのユニットに8.6を戻せる…。ところがOS9.04をインストールしようとしたら、
「このiMacのファームウェアは古いバージョンなので、まず、ファームウェアをアップデートしなければなりません」
という警告が出た。たしか、はるか以前にファームウェア1.0は入れたような気がする(この「気がする」というのが、後に、禍根?を残すことになるのだが、まあ、それは、後の話)。で、先にファームウェアのアップデートにとりかかる。ところが、何度やっても、またまた最後に英語で別 の警告が出る。どうも「これには、ファームウェアは入れられん!」と言いたいみたいだ。なに? 私のiMacには入れられないってか? からみ酒のクセのある酔っぱらいのようになる、私。それにしても、日本語OSなんだから、こういう警告も日本語で書いておいて欲しい。

結局、起動ディスクが当の9.04のCD-ROMだからダメだったようだと予想する。で、まずはOS8.5をインストール。次に、ファームウェア・アップデート(1.2)。プログラムスイッチ(=リセットスイッチの下。普段から「これは、なんのためにあるんだろう?」と思っていたが、なるほど、この時のためなのね)を押しながら起動したら、「プー」という音がした。TV放送のカラーチャートが出てるときの音みたいだ。今度はうまくいった。そして、もうひとつのユニットに9.04と外付HDドライバを入れる。8.5を捨て、そこに外付HDから8.6を丸ごと持ってくる。パチパチパチ。なんか、すごい回り道したが、やっとここまでたどり着いた。

こうしてジタバタしている間に、iForceが到着した。いやiForceは昨年11月半ばに送られてきたのだが、実は何度やっても起動できなかったのだ。10回以上装着したり、機能拡張をシンプルにしてみたりして試したがダメだった。さすがに「まず、自分以外の原因を疑う私」でも、そう簡単に「iForce、入れてみたけど起動できない」なんていうモニター・レポートを書くわけにいかない。なんでかなー、やっぱり私が原因なのかなー、とあれこれ試しているうちに3カ月が過ぎてしまった。それで「どうも動かないんですけれど」とサポートに相談したら、交換してくれたというわけだ。

PowerLogix Japanのサポートからの手紙には、送り返したiForceは「こちらでは正常に動くんですが、ひょっとしたら相性が悪かったのかもしれません」とあった。今回、送られてきたのを装着してみると…おおー、上手く起動した。ちなみに、iForceは「ファームウェア1.2か、少なくとも1.0は入れてから装着してください」と注意書きがされている。今回は先述のすったもんだの課程でファームウェア1.2にしたので間違いないが、ひょっとして前回は、1.0がキチンと入っていなかったのかも…という気がしてきた。う~ん、やっぱり私が原因だったかもしれません。相性が悪かったのなら、私のiMacがきっと性悪だったのでしょう。 PowerLogix Japanさん、ごめんなさい。

そんなわけで「iFoce装着レポート」と「OSXへの道はまだまだ続く」を近々、やっとはじめることができそうです。は~、難しい言葉をいっぱい書いたから、また頭が真空状態になってきた…。


何が出るかな? 何が出るかな? 4月30日(月)

 ウワサによると明日5月1日、Appleがプレス関係者を招待して、なにやらワクワクするような発表を行うのだとか。ちなみに私は今日500円玉 を4枚貯金しました。小さなことからコツコツと。

  

曇天の日々、読書の日々  5月1日(火)

 ゴールデンウイーク。溜まりまくった洗濯物を、ここで一挙に片づけてやろうと思っていたのに、毎日曇天続きだ。どこかに出かける気にもなれず(体力はiWeekまで温存しとかなきゃ)本を読んだりしてダラダラ過ごしている。

 アーサー・C・クラークの『幼年期の終わり』を読んだ。21世紀、世界の都市はどこが中心地ということがなくなって空の交通 網が「蜘蛛の巣状」に張り巡らされたという表現が出てくる。この本が書かれたのは、1952年。現代のワールド・ワイド・ウェブ(WWW)を「予言」していた…なんてことは、考え過ぎか。

 ところで小泉・新内閣の閣僚メンバーに、私の遠縁が入っているらしい。親戚 の親戚という遠~い関係で(そのうえ私は今も感動、じゃなかった勘当されている身なので)よくわからないのだけど。ちなみにその人は、あの真紀子さんのことではない。

 ただいま深夜2時12分。もう5月2日になっちゃった。あのニュースは、どこに行ったら読めるんだろう? 1時間おきにアメリカのMac系ニュースサイトをのぞいている。あの「素晴らしく驚くべき発表」は、いずこ?


ア、アップルストアが… 5月2日(水)

 ただいま02時30分。アップルのアップルストア(Japan)につないでみたら…不思議なメッセージが表示されている。

「We'll be Back Soon」

そして英語で「We are busy updating the store for you and will be back within the hour.」と続き、全世界のアップルストアの電話番号が列記されている。なに? 忙しい? 数時間後には戻ってくる? そろそろあきらめて寝ようと思ったのに、眠れんじゃないかぁ~!?


ア、アップルストアが…その2 5月2日(水) AM3:30

 出た、出た! 月が。いや、新iBook。500MHzG3、12.1インチTFT(1024×768ピクセル)、重さ4.9ポンド、5時間バッテリー。CD-ROMか、DVD-ROMか、CD-RWか、CD-RWとDVD-ROMかの4種類が選べて、1299ドルから1799ドル! 1299ドルのは、学生さんと学校関係は1199ドル。500円玉 貯金してる人には、何ドルで?

CONTENTS

このサイトは、インターネットでの発表以来iMacに魅入られてしまった私の「えへへ」な毎日や事件などを綴ったページです。購入前のワクワクや「なぜ、欲しいのか」という自問自答、発売当日のドタバタの様子に続き、買った後はドキドキしながらiMacと親しくなって、E-Mailを送れないと言ってはオロオロ歩き、新しいソフトを試しては「やっぱり快適やねー」と喜び、東にEXPOがあると聞けばS.ジョブス見たさに飛んでいき、西に極秘情報があれば「おせーて」と頼み込み…まあ、そういう出来事が次々と起こりました。これからは、どんな大冒険が…!?ワクワク。

おかげさまで「Mac Fanホームページコンテスト98」でメッセージ賞を受賞しました。わーい。

CONTENTS

またまた広告が載っている。あと4日で、近未来のフォルムがやってくる。8月29日、iMacアイマックがやってくる。ンコ店の本日10時から新台!みたいやぁ、思っていたよりも高級感があると感心している。

BOOKS
参考文献ってことではなくて、あっぷるとステーブ・ジョブス関連の本。

スティーブ・ジョブズ II

ハードカバー – 2011/11/2

ウォルター・アイザックソン (著),

井口 耕二 (翻訳)

講談社刊

スティーブ・ジョブズ II

ハードカバー – 2011/11/2

ウォルター・アイザックソン (著),

井口 耕二 (翻訳)

講談社刊

ロスト・インタビュー スティーブ・ジョブズ 1995

ソフトカバー – 2013/9/11

講談社刊

スティーブ・ジョブズ-偶像復活

ハードカバー

ジェフリー・S・ヤング、 ウィリアム (著),2005/11/5
東洋経済新報社刊

アップルを創った怪物ウォズニアック自伝

2011/11/2

スティーブ・ウォズニアック (著),

井口 耕二 (翻訳)

ダイヤモンド社刊

アップル・コンフィデンシャ2.5J(上/下)

2006/4/27

オーウェン・W・リンツメイヤー (著),

林 信行・他 (翻訳)

アスペクト刊

林檎の樹の下で ~アップルはいかにして日本に上陸したのか~

2011/10/17

斎藤 由多加 (著),

オープンブック刊

アップル宣言―クレイジーな人たちへ

1998/02

真野流・北山耕平 (翻訳)

三五館刊