Vol.07 それぞれのiMac

メールをくださった々の購入、インターネットや
iMacニュースなどを紹介させてもらいました。

10月29日(木)

 来年の2月18日(木)~2月20日(土)幕張メッセで『MACWORLD Expo/Tokyo '99』が開かれる。私もこのことは、すでにニュースサイトなどで読んで知っていた。しかし、どうも今までMACWORLD Expo=Mac関連企業とハードなMacユーザーのための祭典というイメージがあって、私のようなテキトーなユーザーには近寄りがたい世界だった。いや神戸から幕張までは交通費がかかるため、そんなふうに思うことで気をまぎらわせて来たというべきか…くー。ところが次回のExpoは、コンシューマー向けのフレンドリーな企画もめじろ押しだという。するってぇと何かい?私が行っても、十分もとがとれる(!!)ほど楽しめるってわけ?そんなことを考えていたら思いがけず昨日、MACWORLD Expo事務局からメールが届いた。ひえ~!プレスリリースだよ~。

メールの冒頭には、こうある。

iMacの販売好調のニユースが伝えられる中、コンシューマー、女性、ファミリーといったユーザーの一層の拡大が期待されています。 MACWORLD Expo/Tokyo '99では従来のプロフェッショナルの来場者に加え、一般ユーザーの来場の大幅増加が予想されます。



ふむふむ。それは私のようなユーザー層を指すわけですな。して、その内容は?

展示会場内特別企画 として、 iMac パビリオンの他に、DTV パビリオン、デベロッパーパビリオン、デザイナー向けのCreativeゾーン、コンシューマー向けソリューション、お馴染みのShoppingゾーン等を予定。特にコンシューマー向けソリューションは、本年より主催誌となったMac Fan編集部の協力を得て企画。日頃の雑誌作りのノウハウとMac Fan Expo in Kansaiでの経験を活かして、一般ユーザーのニーズをとらえた各種主催者企画を催します。


 おお~iMac パビリオンとShoppingゾーンが私を誘っている。コンシューマー向けソリューションとなるMac Fan編集部の企画には、

AppleⅡ時代からのMacintoshを揃えて歴史を解説する『Macintosh博物館』
・来場者の疑問や悩みにずばりと応える『Mac Fanよろず相談所』
・改造・チューンアップを実演する『Macintosh改造工房』
・“マックな人”“電脳奥様”とツーショットがとれる
『Mac Fanプリント倶楽部』
・Mac入門からDTPまで学べる『MacFanスクール幕張教室』(無料)


などなどが予定されているという。ちなみに『Mac Fanプリント倶楽部』にはApple社キーパーソンバージョンも準備中とのこと。それはひょっとしてS.ジョブス?キャーッ気になるぅ。
 昨年まではこの時期、仕事で忙しくて行けなかったが、今年はこの大不況で仕事がないから、時間はあるけどお金がない。うーん、世の中上手くいきません。東京に“行かなきゃ いけない”用事、できないかな。MACWORLD Expoまで、あと4カ月。うう。


10月31日(土)

 今日はハロウィンだ。仕事場の界隈にはガイジンさんが多く住んでいるので、「アメリカ映画みたいに、魔女やミイラ男の格好した子供が『キャンディちょーだい』ってやって来たらどーしよう」と毎年ドキドキしながらも楽しみにしているのだが、残念ながら、そういう出来事はまだ一度もない。毎年、カボチャのパッケージに入ったキャンディ用意して待ってるんだけどな。しかも今年は、夫のぎっくり腰でこの1週間ほとんど自宅にいるので、宅急便のおニイさん以外訪ねてくる人もない。いえ、仏教徒の私には関係ないんだけどね、ハロウィン。

ゴージャスな(?)パーラーで、
予約するかどうか思案中。

ソフマップのある

ハーバーランド

 ところで夫のぎっくり腰はずいぶん良くなったようで、今日は、ちょっと目をはなすとiMacの前に座っている。書き忘れたていたのだけど、彼は同時に重度のメバチコも患っていて、この3、4日は右目がお岩さん状態だった(まさに、弱り目にたたり目)。だからインターネットもできずに禁断症状が出ているようなのだが…まったくヒトの心配をよそに、もう。よし、来週からガンガン働いてもらいましょう。

 ん?夫がiMacの前で妙に熱くなっている?いったい何に?覗いてみると…インターネットに繋いで、せっせと「MacOS8.5発売記念スタンプラリー」のスタンプを集めているではないか。ひぇー、エントリーしたのは私なんだぞ。ま、私だけじゃなかなか集められなかったから、手伝ってくれるのはいいんだけどさ(これって、インチキ?)うちの夫、ひょっとしてギャンブルにのめり込みやすいタイプかもしれない。いまさらながら、彼の新しい一面を見た気がした。ひぇ~。

 さて、Mac関連サイトをいくつか渡り歩くと必ず目にするのが、このスタンプラリー。締め切りまでに8.5個のジグソーパズルを完成させ、より多くのスタンプを集めた人には賞品が贈られるというのだが、これがなかなか集まらない。エントリーするのが遅かったせいもあるけど、スタンプはやっと50個くらい。パズルのピースもあと2個足りない。くー、迫る締めきり。そういえば先週、私が仕事で会ったM氏もスタンプラリーに参加しているそうで、こんなことを言っていた。
「うーん仕事の合間にしかやってないから、僕はまだ90個くらいかな」
 これこれ、仕事の合間にそれだけ集めたら十分です。その後M氏とはMacの話で盛り上がり、スゴイことを聞いてしまった。

「iMacどう?僕、去年末にお金を使い果たしたんでしばらくは買えないなぁ」

 なんと彼はApple20周年記念Mac「スパルタカス」を買ったという。しかも「数量限定販売なので、お早めに」というアナウンスに従って、発売開始の1時間後(!)に電話で予約したのだそうだ。え?すると80数万円で?「うん」
じゃあ、ひょっとして、クリスタルのリンゴを持ってるとか…?
「そうそう、なんか後から送ってきてさ。笑ったよ」

 アップルでは「お早めに」とアナウンスしたものの、その後かなりの在庫となったのか「スパルタカス」はどんどん値を下げていった。それを見ていた私は、その頃「いいなぁ、でもまだ私が買える値段じゃないし」と指をくわえて見ていたものだ。そして最初の高値で買った人には「お詫びの印」ということだろうか、後からクリスタルのリンゴが送られた…というのを、ニュースサイトで読んだ。しかしまさか、そのリンゴを持っている人が、私の目の前にいるなんて。ファンキーだなぁ。恐れ入りました。
「いやあの頃は『来年にはMacがなくなってるかもしれない』て言われていたしね」
とM氏は笑っていた。そーだよねー。この1年余りでずいぶんアップルの情勢も変わったもの。しみじみします。リンゴに思いを馳せる、 カボチャの夜のお話でした。


11月2日(月)

 先日、東京の大学生Tさんからメールをもらった。卒論を書くためにコンピュータを購入されたそうだが、そのときのエピソードがすごく面白い。そんなワケで、御本人の許可をもらって全文掲載させてもらうことにした。以前の日記にも書いたけど、私も大学4回生のとき卒論のためにPC98を買った(私の場合は卒論に活用できずに終わってしまったけど。ふ、古い話です )。

それは大学4年の5月、卒論を書くためにどうしてもMacが必要になりました。当時はWindowsが欲しかったんですけど、研究室ではすべてMacを使っていたのでMacを買え!と言われました。Macに詳しい先輩に相談したところ
「いま買うならG3かiMacかな?」
とのこと。Macに触ったこともなかった私は「そうですか」と答えはしたもののいったいG3やiMacが何者なのかはいくら聞いてもさっぱり分かりませんでした。iMacはiがついているから普通のMacじゃないんだ、多分ノートパソコンかなんかだろう、と思っていました。

 そして6月。先輩に連れられるがままに秋葉原へ。Macマニアの先輩に購入を任せたところ、G3DT233が我が家にやってくることになりました。結局iMacは何者だったのだろう、となぜかiMacのことが心にひっかかっていました。

 7月。とあるパソコンショップで美しいパソコンのポスターを発見。そのフォルムは研究室でみるパソコンとは大違い。洗練され、かつ親しみ深い。色もオフィスカラーではなく涼し気なグリーンとホワイトのスケルトン。
「いいなー、こんなパソコンが部屋にあったらなあ。うちのごっついG3とはえらい違いだ。」
ポスターの文字をみてみると……「Say hello to iMac」
それがiMacとの出会いでした。私はモーレツに後悔しました。なぜ、あのときG3を買ってしまったのだろう。あと2ヶ月待っていれば……それからはiMacが載っている雑誌を買い漁ったり、パソコンショップでじっ~と眺めたりして暮らしています。悲しい…。

 なぜそんなにiMacが欲しくなったのか?すこし考えてみました。

 今までのMacは私のような部外者にとっては「デザインとかをするひとが仕事で使う凄いマシン」というイメージだったのです。だからG3を使っていても、こんな凄いマシンをこんなくだらないことに使ってよいのか?と考えてしまい、今一つ楽しめないのです。

 それにG3のフォルムをみていると研究室にいる気分になり、遊んでいる感じがしないのです。その点、iMacは今までのMacとは違う、これは初心者が楽しく遊んでいいMacなんだ!という感じがするのです。特にあのフォルムは見ているだけで楽し気で、研究室を連想させるG3とはえらい違いです。できればiMacに買いかえたいです。でもお金がない。卒論が終わったらせめてキーボードだけでもスケルトンにしてみようかと思っています。G3を売ってiMacに買い替えたい、と先輩にいったら「バカか、お前は。」と言われました。バカでもいいから欲しいです、iMac。

 うーん、わかる!わかります、これ。iMacの魅力は、とにかく見た瞬間からワクワクするというところにあると、私は思う。だから「初心者が楽しく遊んでいいMacなんだ!」という表現には、すごく共感してしまった。そーなのよ。私も、iMacで大してことはなーんにもしてないの(と、自慢できることじゃないんだけど)。コンピュータの前に座ることから楽しいのは、きっとiMacの魅力だろうなと思う。いや、魔力というべきか。でもTさんは、卒論のためにコンピュータを使ってるんだから、ちっとも「くだらない」ことじゃないんだけどね。Tさんは、iMacの魅力をこうも表現している。

iMacは「なにかをするための道具」ではなく「iMacを使う為になにかをしてみる」という気持ちにしてくれる、生活の楽しみを広げてくれる道具という感じがします。

 うまい!そーなんです。 でもG3Mac、私はうらやましい。私の仕事のマシンは68kのLC630。仕事に支障はないんだけど、iMacでOS8を使ってしまったら、あーG3が欲しいと思う今日このごろ。G3を持ってるTさんはiMacが欲しいし、勢いでiMac買っちゃった私は後になってみればG3も欲しい。うーん、人生いろいろやねぇ(なんのこっちゃ!?)せっかくのG3を手放すのは、やっぱり私ももったいないような気がするし。いっそ、両方持っちゃうかぁ!?なんて、将来のある若者に、そんなことそそのかしたらダメですね、ハイ。Tさん、スケルトンのキーボードとマウスにするなら、私も使っているMac Wayのがオススメです。


11月3日(火)

 夫のギックリ腰も全快 (?)したので、今日は休日だけど仕事場に行った。郵便物や宅急便が、ドッチャリたまっていた。なぜか探偵事務所のDMまで入っている。おー待ってました!『iMac Book 』 (BNN発売/エクシード・プレス発行/オブスキュアインク編集)が到着していた。

 『iMac Book』は、その名のとおりiMacの解説本だ。カバーは、透明フィルムにオーストラリアのボンダイビーチ(?それともイメージ?)がプリントされたもので、下(つまり本の本体)に印刷されたiMacの写真が透けて見えるという凝ったつくりになっている。昨日、書店で並んでいるのを見たときは、マニュアル本コーナーのなかで異彩を放っていた。う~ん、いってみればこれもマニュアル本なんだけど、こんなに楽しいマニュアル本は、初めてじゃないだろうか。しかも、いままでのマニュアル本と決定的に違うのは、iMac「1機種」のためにあるということだ。これは、すごいことだと思う。最初の設定アシスタントから難しいと感じる初心者でも、自分が持っているのと全く同じマシンについて書かれてあるんだから、わかりやすい。

 中身は9章立ての構成で、iMacの“お腹の中身”から基本的な使い方、インターネットやバンドルソフトの利用法、ネットワークの仕方などがわかりやすく解説されている。巻頭には、大谷和利氏による「iMac manifesto」(=アイマック宣言)があり、私は、この文章に泣いた、泣いた。なんという格調の高さ。くぅーiMac使ってて良かったと思ってしまった。( ちなみに、私はいつも大谷氏の文章を読むと「技術的なことを書いているのに、この人はなんてカラリと哲学を語れる人なんだろう」と感動してしまうのだ)

 iMacのあるシーンがグラビア風に載っているのも、イイ。サイズも見易く、カラーもキレイでとってもオシャレ。本づくりという点からも、私、すごくこの本、好きになってしまった。 奥付を見ると、編集者はわずか2人の名前しか載っていない。こんな本を短期間で編集したなんて、また感動してしまう。

 でね、ここまで誉めておいて、いまさら言うのもワザとらしいようでなんなんですがね…実はこの『最愛のiMac日記』も“おすすめホームページ紹介”のコーナーに載せていただいているのだ、ジャーン。それで、見本誌ということで送ってもらったのだけど。いやそんなことを差し引いても、とにかく楽しい本だ。私は日常の活用本として、もう1冊買おうと思う。iMacを買った人には、ぜひ、オススメです。


11月4日(水)

 今日は結婚記念日だった。8回目になる。ん?でもプレゼントはまだ、もらっていない。私もまだ夫に渡してないけど。そーだなー。私が欲しいのはぁ、アルプス電気から発売されたカラープリンター、MD5000のiMac対応機種、MD5000iだぁ。数量限定だそうだから、急がなきゃいけない。

 ウチの仕事場には、昔買ったMD2000Sがある。これもかなり働いてくれた。いや仕事には使えないんだけど、名刺とか年賀状とか暑中見舞いに大活躍だ。MD5000はそれから何世代か後だけあって、かなり高画質・高性能になっているそうだ。来年はウサギ年だし、ウチのウサギのグレコの写真で年賀状も作れるし。ふふふふiMacの周囲がにぎやかになる日が、楽しみだ(と、もう買ってもらえるものと思いこんでいる私)。先日、夫は『Mac Power』に別冊付録で付いていたMD5000のカタログを熱心に読んでいた。ふふふふ、飛んで火に入る夏の虫ですな。あれ?でも夫が欲しいものもMD5000だったら私が夫にMD5000をプレゼントして、私は夫にMD5000iを買ってもらうってこと?うーん。それはあんまりだ。


11月5日(木)

 久しぶりに「I-terior」(アイテリア)のホームページに行ってみた。「I-terior」は、Ken Officeという会社がiMacにふさわしいデザインを目指して発表した“天板の光る”パソコンデスクだ。サイズは最大幅140cm×最大奥行83cm×高さ73cm。6連電源ポート(コンセント)内蔵。USBハブ内蔵も検討されている。価格は65,000円(+消費税)。

 そして新たな商品が発表されていた。その名も「I-terior][」 。おお!この調子なら「I-terior]|[」も出るのかなぁ。「続・I-terior」とか「その後の仁義なきI-terior」まで続いたりして…。すみません、つい調子に乗ってしまいました 。
 さて、新発表の「I-terior][」 。画像のみの発表で、詳細は後日ということなのだが…うーん多くの謎を秘めている。これは一体何だろう?「I-terior」にあわせた椅子?それとも、三角形の台から察するに「I-terior」よりぐっとコンパクトなデスクということだろうか?って、たぶんデスク…ですよね?iMacを真上から見ると、ちょうどこんな形だもん。う~む深まる謎。またも、詳細を待とう。

 それはそうとわが家に必要なカラープリンターは、MD-5000かMD-5000iか?話し合いバトルは、まだ続いている。私は昨日MD-5000iのことを「数量限定」と書いてしまったが、「期間限定」の間違いだった。年内限定なんだって。あー、ますます結論をいそがなきゃ。


11月7日(土)

 わが家のカラープリンター問題は、ますます混迷の様相を呈している。ぶっちゃけた話、MD-5000MD-5000i、どっちでもイイから私は早く欲しいんだけどな。デザインの違い=1万円の差を、高いとみるか安いとみるか。問題はそこだ。早くしないとアッという間に12月になって、年賀状を作る時間がなくなってしまう。あ~んウチにはウサギのグレコがいるんだから、早くグレコのカワイイ写真入り年賀状を作りたい。ところが夫がまた、新たなカタログを持ち出した。

「いやぁ、エプソンのPM-3000Cも捨てがたいんだよ」
 なになにPM-3000Cは79,800円のインクジェットプリンタ…。おおA3ノビまでプリントできるのか。たしかに、新たな選択肢ではある。
「そうだ!PSカラーレーザーにすれば、仕事に使えるなぁ。100万円でちょ~っと値は張るけどね。ま景気対策にもなるし、うーん思い切るかぁ!?」

 あのねぇ、そんな余裕がどこにある?景気対策して欲しいのはこっちだっちゅーの!清水の舞台から飛び降りたつもりで思い切っても、ケガするだけデス。保険には入ってないよ。ああ、もはやぬかるみに足を踏み込みつつある、わが家のカラープリンター問題。今年も、間に合わないのかオリジナル年賀状…。


11月8日(日)

 PowerBook520cをEthernetでiMacにつなぐためのアダプタを、やっと買った。『iMac Book』にも詳しく解説されていて、正確にはアダプタではなくトランシーバーと言うんだそうだ。有線なのにトランシーバー?これだから、コンピュータの用語って難しい。プラネットコミュニケーションのスマートトークトランシーバー、神戸のソフマップで4199円だった。もうこれで、無敵のデータ交換体制だぁ!…かなりうれしい。以前は貧乏くさいと書いたけど、これは一般的なネットワークの形態だそうだ。これだから、コンピュータは奥が深い!?


11月9日(月)

 昨日買ったトランシーバーと10BaseTケーブルをつないで、Apple Talkの設定をした。またもや「あーでもないこーでもない」とゴニョゴニョいじっているうちに、なんかよーわからんが繋がった(インターネットの接続のときと同じ)。これで私のiMacとPowerBookのファイル共有はOKということらしい。結局またもや「いーかげんな夫の指示など完全無視して『iMac Book』に書いてある通りにするのが、いちばんの早道だった」ということを学んだ。いや、またギックリ腰になられても困るので、夫を攻めるのは止めておこう。
 私だって、結構、年数だけは長くMacを触っているのに、こういう技術的なことはどうして、いつまでもわからないままなんだろう?(それは、基本的に“設定”には興味がないからですね、きっと)

 それに比べて、昨日ソフマップ(神戸ハーバーランド店)で出会った女性の店員さんは頼もしかった。トランシーバーが2種類あって、どちらがいいのかよくわからなかったので、若い男性の店員さんに聞いたのだが、その店員さんも全然わかんない様子で右往左往。そこに、茶パツのソバージュに極太ヘアバンドを巻いた“美大アヴァンギャルド系”の女性店員さんが現れて、「こっちで大丈夫です」と安い方を勧めてくれたのだ。ちなみに値段の高い方は、10BaseTと10Base2の両方に使えるトランシーバーだそうで、10Base2というのは同軸ケーブルに繋ぐ場合なんだそうだ。そういうことをサラサラっと解説してくれる女性って、 うーん、カッコイイ。
 ソフマップ・神戸ハーバーランド店では、ずいぶん前からiMacの販売が始まっていたのだが、私は取り扱い開始後に行くのは、昨日が初めてだった。店内には、iMacの箱がドンド~ンと並んでいて『iMac、本日連れて帰れます』というはり紙がしてあった。「連れて帰る」ってあなた…。なんか、愛情を感じるなぁ。こんな扱い、この1~2年、なかった気がする。Macの売り場面積もちょっとだけ広くなったし。やっぱり、売れてこその世界なのね。

 このところ「iMacの売れ行きも鈍りはじめた」なんてニュースが出ているけど、昨日見たところでは、展示iMacの前に人が絶えることはなかった。関心の高さと売れ行きは別問題だろうけど、少なくとも人気は衰えていないと思う。例えば20代後半(?)の男性2人組は、1人がしきりにiMacのすばらしさを我がことのように説明している。もう1人のほうは据え付けのスペック表を手にして、結構熱心に聞いていた。これは、Macなマニアの友人に付き添ってもらって、iMacを見に来たというパターンだろうか。もう1台の展示iMacでは、5歳くらいの女の子がiMacのポストペットで遊び、それを若いお母さんが見つめている。そして、若い女性2人組はiMacとVAIOノートの前を行ったり来たりしながら、どーも迷っている様子だった。あの人たち、どーなったかなぁ。(それにしても私は何をしてんだろう?ストーカーか!?)

 そして!ソフマップで迷いに迷ってついにiMacを購入した人がいるのだけど…今日は妙に長くなってしまったので、このへんで。明日に、つづく。


11月10日(火)

 ソフマップで迷いに迷った末にiMacを購入した人の話とは、先日メールをくれた佐藤さんという男性の購入体験談だ。いろんな意味で現在のiMac現象を物語っていて、とっても面白い。そんなワケで、またもや御本人の了承をいただいて転載させてもらうことにした。

 これまで私はWindowsしか使ったことがなく、Macに関しては、使いやすそうとは思いつつも、金額的に高いのと、周りに使ってる人が一人もいなかったので、イマイチ購入までは踏み込めませんでした。

 わかる!ちょうど今日、 雑誌『パソコン批評』12月号を買って読んでいたら、同じような話が載っていた。「マッキントッシュの逆襲」という特集のなかの「乗り換えユーザーが躊躇する理由~マッキントッシュに踏み切れない数々のハードルとは」という記事だ。シェアの面でウィンテル陣営に、なぜにこうも圧倒されてしまったのかという理由を列挙しているのだが、まず第一に価格を挙げている。そーなのよん、かつてMacはとにかく高いものしかなかった。なかなか簡単に買えるもんじゃないから、周りにMacを使う人も少ない。そうなると、わからないときに教えてくれる人もいない。これじゃ、ますます買えなくなるわ。そういう状況が続いた後のiMac=178,000円の登場は、従来のMacユーザーだけでなく、Windowsユーザーにもかなりのインパクトがあったんだな、と改めて思ってしまった。

 しかし最近Winで作業するのに飽きてきていることもあり、発売からは時間が経っていましたがiMacに自然と目が向いて行ったのです。そしてついに10月25日(日)!新しくiMacを取り扱い始めたSOFMAPの店内をうろつきながら、展示されているiMacをいじりながら悩むこと3時間...閉店時間20:00ぎりぎりになってようやく決心がつき、買ってしまいました。同時にVRAM4MとMEMORYを128M増設し、勇んで家に持って帰りました。
 実はMac自体触るのはこれが初めて。しかしそれよりもiMacのパッケージングのよさ、セッティングの簡易さにはびっくりしました。...オシャレ(置く場所も考えず買ったので、畳の部屋に置いてあるのが可哀相だ)。同時にMacの使いやすさにも驚きました。Winとの違いに最初はかなり戸惑いましたが、今ではほとんど毎日iMacに向かい、Internet三昧の日々です。Winはここ数日起動されていません(このままお蔵入りか!?)。 Macってホントに面白いですね!

 うーむ。3時間、ソフマップで悩む姿が目に浮かびます。でも、そんなに長いこと店内にいたら、あの、子供の声で「……友だちさ」と歌っている(たしか英語バージョンとか北京語バージョンもあった)“ソフマップ”の歌が、頭のなかでグルグルとリフレインしっぱなしじゃないだろうか?…って、そういう話じゃなかったですね、ハイ。ともかく、いまだにマスコミでも批判的に言われることが多いiMac取り扱い店問題。でもこんなふうに徐々に取り扱い店が増えれば、それだけ実際にiMacを目にする人と機会がジワジワ増えるわけだし、そのほうがかえって人気の持続につながるような気もする。まさかそれが目的で、パラパラと取り扱い店を追加していってるんじゃないだろうけど。
 その後佐藤さんは、MacOS8.5バージョンアップ版も届き、ますます快適なiMac生活を送られているそーです。よかった、よかった。


11月12日(木)

 このところ急に寒くなったせいだろうか、昨日から「五目あんかけヤキソバを食べたい」という思いに取りつかれてしまった。すると今日、出かけた先でたまたま入った中華料理店のランチがまさに、五目あんかけヤキソバ定食!安いのにたっぷり野菜も豚もイカも入って、コクの効いたあんが細麺にトロリとからみついて…う~いま思い出してもとっても幸せな気分。Mac関係の雑誌に載っている、モニター募集とかプレゼントに出してみようかな。なんか、ドンピシャリに当たんないかな。そんなおめでたい気分になるほど、あの五目あんかけヤキソバ、おいしかった。


11月13日(金)

 今日は“13日の金曜日”だ。朝、車で仕事場に来る途中に聞くカーラジオでは“13日の金曜日にちなんだ怪奇系の曲”を次々とかけていた。そんな、朝からわざわざ不吉なことを…。
 朝晩寒いし、仕事がなくってヒマだし、まだまだ不景気が続きそうだし、政府支給の商品券問題もワケわかんないことになってきたし…。このごろなんか、スカッとすることが少なくてつまんない。スーパーディスクドライブとか、新しいソフトとかを思いっきり買ってみたいもんだ。不精もんだから、新しいソフトを買ってもなかなか覚えないんだけどぉ。ちなみに夫は、インストールさえしていないソフトの箱を3つ4つ積み上げている。1万円前後のソフトを見つけては「ん~安い!」と飛びつくのだ。もったないオバケが出るぞ~。

 気を取り直して、今日の朝刊で見かけた話を一席。朝日新聞の朝刊の経済欄に「日立からBe OS搭載のパソコン発売」という記事が載っていた。そのニュースはまあそれとして、その横の記事(か広告か?)のイラストが、どう見てもMacOS8.0以降の立体的なフォルダになっている。そのまた横には、コントロールパネルのアイコンが7~8個並んでいる。あれ?また別の紙面には某電機メーカー(F通…ってほとんど言ってるようなもんですが)のパソコンの広告が載っていて、そのカスタマーサービスのマークは、どことなくMacOSのマークに似てる。いえ、それだけの話なんだけど、なんだか「ここにも、Macユーザーのデザイナーやイラストレーターがいる!」と、発見した気分になったひとときでした。

CONTENTS

このサイトは、インターネットでの発表以来iMacに魅入られてしまった私の「えへへ」な毎日や事件などを綴ったページです。購入前のワクワクや「なぜ、欲しいのか」という自問自答、発売当日のドタバタの様子に続き、買った後はドキドキしながらiMacと親しくなって、E-Mailを送れないと言ってはオロオロ歩き、新しいソフトを試しては「やっぱり快適やねー」と喜び、東にEXPOがあると聞けばS.ジョブス見たさに飛んでいき、西に極秘情報があれば「おせーて」と頼み込み…まあ、そういう出来事が次々と起こりました。これからは、どんな大冒険が…!?ワクワク。

おかげさまで「Mac Fanホームページコンテスト98」でメッセージ賞を受賞しました。わーい。

CONTENTS

またまた広告が載っている。あと4日で、近未来のフォルムがやってくる。8月29日、iMacアイマックがやってくる。ンコ店の本日10時から新台!みたいやぁ、思っていたよりも高級感があると感心している。

BOOKS
参考文献ってことではなくて、あっぷるとステーブ・ジョブス関連の本。

スティーブ・ジョブズ II

ハードカバー – 2011/11/2

ウォルター・アイザックソン (著),

井口 耕二 (翻訳)

講談社刊

スティーブ・ジョブズ II

ハードカバー – 2011/11/2

ウォルター・アイザックソン (著),

井口 耕二 (翻訳)

講談社刊

ロスト・インタビュー スティーブ・ジョブズ 1995

ソフトカバー – 2013/9/11

講談社刊

スティーブ・ジョブズ-偶像復活

ハードカバー

ジェフリー・S・ヤング、 ウィリアム (著),2005/11/5
東洋経済新報社刊

アップルを創った怪物ウォズニアック自伝

2011/11/2

スティーブ・ウォズニアック (著),

井口 耕二 (翻訳)

ダイヤモンド社刊

アップル・コンフィデンシャ2.5J(上/下)

2006/4/27

オーウェン・W・リンツメイヤー (著),

林 信行・他 (翻訳)

アスペクト刊

林檎の樹の下で ~アップルはいかにして日本に上陸したのか~

2011/10/17

斎藤 由多加 (著),

オープンブック刊

アップル宣言―クレイジーな人たちへ

1998/02

真野流・北山耕平 (翻訳)

三五館刊