Vol.17 メモリーに挑戦

iMacのケースを開けるのは難しいと

世間では言われていたのでビビっていましたが、
ついに、とうとう、やっと、コワゴワiMacにメモリを増設しました。わーい。ところが、腹立たしいことにアクセスカウンタが

ゼロになるという事故勃発。いや~ん。

5月15日(土)

 ふふふふふ。ついに、V-RAM(4M)とメモリ(64M)の増設をした。案ずるより産むが易し(成功したので、急に態度がでかくなる私)。雑誌や専門書に載っている写真解説を見ながらやったら、iMacの開腹は思ったよりもラクだった。筺体のツメも、案外、丈夫であることもわかった。ただし元に戻すのがちょっとやっかいだ。見えない部分で配線が引っかかったりして、奥までつっこめなくて何度もやり直した。「メモリを増設したらボードのリセットボタンを押すのを忘れないように」と2月のEXPOの「高橋敏也の改造講座」で習った教えも忘れずに守った。起動してみると、日付が狂っていた(リセットすると、なんで'58年になるんだろう)。

 これで私のiMacも96Mメモリになった。PhotoshopとPageMillとNetscape Navigaterを同時に開けても、サクサク動く(いままでは、ハードディスクが辛そうにカリカリ言っていた)。ブンブンうるさかったCD-ROMドライブも、少し静かになった気がする。くー。32Mのまま250余日、よくぞ、がんばってくれた私のiMac。ご褒美に今度、何か新しいソフトを買ってあげよう(?)

私は普段から静電気のおきやすい体質で、夫からは“電気女”と呼ばれている。 事前に金属に十分さわって静電気を逃してから、“開腹”作業スタート。しかし 床はウサギのグレコの縄張りである。すぐに近くに跳んできて、iMacの中身 (=アッセンブリ)をかじろうとする。これが、ホントのTipsだ!?

5月16日(日)

 驚くべき情報をキャッチした! SONYの社内の奥深く(かどうかは知らないが)、誰にもわからないように鍵のかかった部屋で、秘密のプロジェクトが進められているというのだ(やっぱり、秘密の部屋はあったんだ!)。それは個室で、VAIOをデザインしたSONYのデザイナーが“新しい製品のためのデザイン”をしているそうだ。しかも、すでにモックアップ(模型)まであり、その最終デザインは衝撃的らしい。おお! 私のP1に関するテキトーな空想が核心を突いてしまったのか!? ヤバイ。…しかし残念なことに、この情報は秘密ではない。さらに付け加えるならば、“新しい製品”は、P1ではない。プレイステーション2のことなんだって。えへへ。5月10日発売の「週刊現代」に、ソニー・コンピュータ・エンタイテイメントの久多良木(くたらぎ)社長インタビューとして載っていましたぁ(記事のなかでは「プレステ2の技術とパソコンを融合させるという発想は、ナンセンス」とも語っている)。SONYの社内に海賊旗は、はためいていないのね。はい、納得しました。ん~? 

 SONYといえば、14日から次世代バイオノートの発売予告サイトがスタートしている。見に行ってみると、あれれ? 写真の画角がもうすぐ発売される新Power Book G3にそっくり~。なぜだ?


5月18日(火)

 ア、ア、ア、アクセスカウンターが、ゼロになっている。え~ん。今日の昼間につないだときにはたしか「105,344」だったのにぃ。その後、夕方つないでみたら、240。なぜ?なぜなの? 画面を見つめながら、15秒間ムンクの「叫び」状態にフリーズした私。ガックシ。プロバイダのカスタマサービスページを見たら、どうやらこの1~2日、いろいろな不具合があったようだが、詳しいことはわからない。ずーっと、このままなんだろうか? こんなことって、よくあるもんなの? ん~、どうしてくれる? 責任者、出てこい!


5月19日(水)

 フジTV系のドラマ『セミダブル』を見ていたら、Macがバンバン出ていた。つんく扮する映像クリエイターが勤める制作会社にはB&WのG3。そして、中井貴一演じる大学教授はPowerBookG3を使っている。中井貴一が不機嫌な顔をしながら教授室や自宅でキーボードをたたく姿、なかなかいいんだな、これが。ストーリーは、ちょっと(かなり?)あざとい展開に移りつつあるが、Macの使い分けで登場人物の性格や環境の違いを演出する細かさは、妙に繊細だ。

 そういえば、このごろ教育現場でのMacというテーマを雑誌でもよく見るようになった。「Mac Power」の6月号には、iMacが導入された2つの小学校のケースが載っている。写真を見ると、5色iMacが丸いテーブルの上にぐるりと並び、そうしたテーブルがいくつもある光景は壮観だ。おお! なんだか最近の小学校は、ずいぶんおしゃれで楽しそう。こういうのも、iMac効果って言うのかな。

 少し前、神戸在住のKさんという高校の先生からも、こんなメールをもらった。

 高校では新しい「学習指導要領」で「コンピュータ」の時間が出来るそうです。しかしながら、多くの学校では「ウインドウズ」が採用されるでしょう。(知り合いが勤務する学校では「iMac」が40台入ったそうですが…羨ましい限りです)出来るなら我が校も、「iMac」になればと思いますが多分無理でしょう。

 なるほど。学習指導要領か。その後、K先生の「知り合いの学校」というのは「兵庫県立尼崎稲園高等学校」だということを教えてもらった。兵庫県のなかでも数少ない「単位制」の学校で、自分で好きな授業が選択できるそうだ。早速、ホームページに行ってみた。トップページにiMacがズラリと並んだコンピュータ教室の画像がまず現れる仕掛けになっている。その画像部分は、約5秒後に学校を上空から撮った航空写真に自動的に変わるのだけど、まず最初にiMacがデーンと登場するとは、導入に際しての気合いの程(?)が伺える。やっぱ、学校で導入するコンピュータをMacにするというのは、勇気のいるものなのかしら? んーでもこれだけ大ヒットしたら、ここみたいに「うちの学校は、Macにします!」というところも、増えてくるに違いない。がんばれ、全国のMacユーザーの先生たち! んでもって、子供たちに「楽しいコンピュータ」の授業をしてあげてね。

 尼崎稲園高等学校のホームページには、学校の紹介やコンピュータ授業の生徒のホームページ作品などもあり、部外者には普段伺いしれない高校生の生の声が知れたりしておもしろい。男子生徒のホームページでは「僕の飼っているウサギを紹介します」と言って「ラッキー」「ポッキー」とか「パン」「ごはん」という名のウサギが写真付きで登場していたりする。このネーミング、この無骨さ(失礼!)。カワユクて、たまりまへん。私、何度も見てしまいました、このページ。


5月20日(木)

 今日は1日ヒマだったので、自宅にいた。お天気がいいので、午後からもお洗濯をしようかな、と思ってベランダに出たら、防波堤のすぐ向こうになにやらヘンな形の船が浮いている。ん? 潜水艦? 以前、何かの景品でもらった折り畳み式のオペラグラスを取り出してきて、じっくり観察した。やっぱり、潜水艦だ。焦げ茶色の船体(艦体?)の半分(だろうか、3/1くらいだろうか)を海面の上に出しながら、結構速い速度で港内に入ってくる。その後ろからは、小型船が一定の距離を保ちながら追いかける。すわ!危機勃発? 一瞬緊張しながら行方を見守ったが、潜水艦はまっすぐに造船所のドックに入っていった。な~んだ、修理か点検をするのね。しかし一体、どこからやってきたんだろう? 潜水艦なんて、SFの世界のものだと思っていたのでビックリした。なんだか、今日はSFづいてるなぁ。

 朝からTVで、アメリカでの「スターウォーズ/EPISODE 1」の初日の模様をやっていた。220万人が会社や学校をサボって見に行ったとか、そのせいで生産性がどのくらい損失したか、とか言っていた。ほとんどの社員が欠勤するので「え~い、いっそ休業だ!」と社長が決めたというソフトウェア会社もあったとか。やっぱりマルチメディア関連の人が多いのかな。だとしたら、その人たちは22年前に第1作を観て強烈な影響を受けて仕事を決め、そうした産業を支え、今のアメリカの景気を押し上げたってことになる。う~む、よくできた話だ。“損失”とは言えないよな。
 そうそう、私の知り合い“スパルタカス氏”も、アメリカまでわざわざ観に行っているのだ。他の熱狂的ファンみたいに、登場人物になりきったメイクと衣装をして徹夜で並んだんだろうか? ん? 映画を観てトンボ帰りするようなことを言ってたから、ホテルもとらなかったのかな? アメリカ0泊っつうのも、すごいな~。私なんて東京日帰りでもしんどくてヒーヒー言ってんのに。「帰りの飛行機代もない、とかなんとか同情を誘うことをいっぱい言って、ボンダイブルーのMD-5000iを売ってくるねん(笑)」とも言ってたけど、マルチメディアな人たちに高値で売りつけることができたんだろうか?(なんか、わらしべ長者だな)う~む「スターウォーズ/EPISODE 1」よりも、私はスパルタカス氏のナゾのほうが気になって仕方ないぞ~。

 TVを観ていたら、驚くCMにも出会った。日清のカップ焼きそば「UFO」が「世界初! ノートパソコン型ノートをプレゼント」とキャンペーンをやっていた。つまり、大層な造りのノートだ。う~む。軽いには軽いだろうけど…大阪の会社は、何を思いつくやら。ちなみに、どんべえが「イカの介デカ時計」というプレゼントキャンペーンを昔やっていたことがあるが、あのデザインをやったのは夫の友人デス。いえ、それだけの話だけど本人は「大好評だった!」と言っていたもので…イカの介デカ時計。


5月23日(日)

 この数日、またまた“お化け”に悩まされていた。私からの送信が“文字化け”しているらしいのだ。化けた文字の合間にかいま見える“原文”をつなぎ合わせて解読し、返事をくれた人もいた(ホントーにごめんなさい)。しかも始末の悪いことに、人によってはちゃんと送れたりする。んー、その違いはなんなの? 予測がつかないだけに、もう私はメール恐怖症になっている(1カ月以上も返事を出していないメールもある)。

 ある人は「ローマ字で試してみて」と教えてくれた。あ、な~るほど。日本語が“文字化け”を起こしているということは、ローマ字だったら起きないわけか。そこで、その通りにしてみた。さぞ読みにくかっただろうけど、ひとまず、内容は通じてYokatta、Yokatta。なんか、ローマ字日記を付けていた石川啄木みたいだな。働けど、働けど、我が暮らし楽にならず…あ、これまで私と一緒だ。

 しかし、すべてのメールを啄木調で送るわけにもいかないので、ついに決意してEudra Proを4.01Jを入れた(いままでは3.01Jだった。えへへ、やっとインストールしたわけです)。もう一度、マニュアルも舐めるように読んだ。Mac OSの機能拡張のなかでワルサをしそうなものはないかと調べて、使っていないアプリケーションに関するものはすべてハズしていった(つまり、MS関連ですな)。メールに関する雑誌記事もたっぷり読んだ。「ほー、このメーラーは使いやすそう…」と、またもメーラー乗り換えの誘惑にかられて困った。わからなくなったら次々とメーラーを乗り換えるなんて、まるで焼き畑メーラー生活だ。でも、それも魅力的だな。

 また“お化け”が出てはいけないと「kono Mail ga [Moji-Bake] siteitara…」とローマ字の断り書きも最初に添えた。う~ん、これでメール・トラブル問題は最終章になるのか? これでうまくいかなかったら、やっぱメール乗り換えよっと。悩むの、やだもん。


5月24日(月)帰ってきたスパルタカス

 映画「スターウォーズEPISODE-1-」を観るために“わざわざ”アメリカにまで行っていたスパルタカス氏が帰ってきた。いえ、そろそろ帰ってるだろうと思った私は、午後からうち合わせで大阪に出かけたついでに直撃したわけですが…。ふふふふ、おみやげのキャンディももらっちゃった。以下はスパルタカス氏のハリウッド見聞録~。行くために、出発直前まで2日間会社で徹夜仕事したそうだ。

 スパルタカス氏は奥さんと2人でハリウッドに到着。泊まったホテルはちょうどチャイニーズ・シアターに面していたので、部屋の窓からは映画館の前の行列が見える(4日間の滞在中ずっと、行列は24時間絶えることなく続いていたそうだ)。窓から見下ろしていると、行列の横でポッとライトが付く。「お、さてはTVの中継か?」と思って室内のTVのチャンネルを回してみると、案の定「現在チャイニーズ・シアターの前では…」とライブ画面が写るという具合だった。

 映画の公開は、夜中00:01スタート。その瞬間の盛り上がりを伝えるために、中継車8台、ヘリコプター(!!)3機がチャイニーズ・シアターを取り巻いていた。歩道の半分は、中継車のケーブルが占拠している。インターネットでの中継もあり、4.5M(ウロ覚え。ともかくすんごい太かったらしい)の回線で、このお祭り騒ぎを伝えていた。特設テントのネット中継事務局にはデスクトップ機が5~6台。サイトでは、事務局の電話番号と地図が公開されていたそうだが、スパルタカス氏が実際に行ってみると、その電話は単に公衆電話だった(つまり隣接する公衆電話の番号を、ちゃっかり事務局電話みたいにして受けていたというワケ)。

 映画館の周りでは、大音響で「スターウォーズ」のテーマ曲が流れ、行列している人たちの気分を一層駆り立てる。登場人物なりきりスタイルのファンは、ホテルや町の中、そこらじゅうにいたそうだ。スパルタカス氏は公開前後の興奮の風景をひとしきり見た後、UCLA近くの映画館で夜中3時過ぎからの上映を観た(周囲はほとんど全員、大学生ふうの「ガキんちょばっかりやった」とか)。本編がはじまる前の予告編でレオナルド・デカプリオが登場すると、観客が一斉にブーイングだった。どうも「スターウォーズ」ファンにとって「タイタニック」は許せない映画らしい(デス・スターから爆弾を打ち込んでタイタニックを沈めてしまう、というパロディ映像を作って公開しているサイトまであるそうだ)。反対に、映画がはじまってヨーダが登場するシーンでは「ヨーダ~」という声援が一斉にとんだ。スパルタカス氏は結局、滞在中に4回観た。なかでもソニーが経営する映画館は新しい施設で、音響も一番よかったのだとか。「ET.も登場するねんでー。4回目にやっと見つけることができたくらい、チラッとしか出ないんやけど」。おお、レア情報。

「スターウォーズのTシャツを着て歩いてたら、アメリカ人が『観たのか?』『おもしろかったか?』って聞いてくるねん」
 うあー、なんかiMac発売当日の町の様子みたいなものね。
「それで、日本から観に来た、って言ったらビックリして妙に面白がってたわ。いろんな人に言いまくってたら、バーニーズで買い物した日、フロアじゅうで『あの人たち、わざわざスターウォーズを観に日本から来たんだって』と有名人になってしまって…」

 ん? ところでMD-5000iを売って来るというのは、どうなったんだろう? と思いながらスパルタカス氏のデスクの下を見ると…。キレイに梱包されたMD-5000iの箱があった。あちゃー。

 

おみやげ(のお裾分け)は、ささやかな(!!)キャンディ。スパルタカス氏本人は、スターウォーズLEGOキットやボトルキャップなどのプレミア・グッズとかをいっぱい持って帰ってきたのだとか。ん~、レア好きなんだからぁ。


5月26日(水)お化けもようやく成仏か?

 メールの文字化け問題に関して、すごく長文で丁寧なアドバイスをもらった。その人は私と逆の立場で文字化けメcールを受け取ったほうだったが、その原因の究明を徹底的にやった経緯を教えてくれたのだ(三浦さん、ありがとう)。でね、何が原因だったかというと…とても長い話なので言い尽くせないのだけど、どうもEudora3.0~3.11とOutLookの間で、そういうことがよく起こるのは確かなようだ。4.0では、そんな問題も解決されているみたい…と信じたい。ん~Eudora3.0~3.11を使ってる人は、早く4.0にしましょう。これが、解決の一番の早道(かも?)。ほかにも、たくさん「これが原因じゃないか?」とか「うちは化けなかったよ」というメールをもらった。みなさん、お騒がせしました。これで化けて出ることもなく成仏できそうです。ゴ~ン。

 う~ん、このところまたまた、プロバイダの夜の混みようがひどい。このページがちょっと重くなっているせいもあるのだけど、なかなか開かなくて困っている。ど~しよっかな~、引っ越しちゃおっかな~。ひとまず、古いモノをバックナンバーにして、デザインも変えてみました。ちょっと、新鮮な気分。えへへ。


5月27日(木)押し入れ貸しますけど

 このところバタバタしたのでうっかりしていたが、静かに、そして着々とアレが進んでいたらしい。アレ、つまり「P1」だ。やっぱり、アレは生きていた(あ、当たり前ですね。失礼しました)。でもニュース・サイトのどこを見てもコードネーム「P1」の文字が見あたらない。「iMacラインのコンシューマ・ポータブル」っていうふうな表現になっているのだ。これは、もはやコードネームで呼ぶ段階は過ぎ、製品名も内定したってことだろうか?

 ニュースには「アメリカ価格は1500ドルくらいで、すでに台湾のメーカーが製造に入っている」なんて書いてある。ニューヨークEXPOで発表されるとしたら、姿を現すのは2カ月後。むむむ。発表してほぼ即・発売できるように、いまから造り溜めしてるなぁ? ひょっとして、日本にもわずかながら来てたりして。うちのベランダから見える港のコンテナのなかに、あったりして…。そうだとしたら、うちの押し入れ、半分くらい空きスペースがあるから発売まで預かっちゃおう! アップルさん、倉庫代は「現物1台」ってことで、どうでしょう? 内緒で預かりますから…って、ダメですね。はい。すみません。


5月28日(金)ビデオより、易しく優しいiMac

 このところ、メールといえば「化ける」だのトラブルのことばかり話題にしてしまったが、たまには楽しいお話も。私が「お化け」に悩まされていた間にも、いろんなメールをもらった。「私もiMacユーザーです」という内容だと、それだけで知り合いになれたような気になるから不思議だ。3月の半ば、関東在住のMさんという女性からは、こんなメールをもらった。

 いつも楽しい日記をありがとうごさいます。毎日アクセスしています。楽しくて元気があって面白いです。11日以後日記の記載がなかったので、お体でも悪くなさっているのではないかと思っていたのですが、14日の日記を拝見して思い過ごしだったようで安心しました。
 私が初めてパソコン(iMac)に触れたのが5カ月前です。全くの素人で、ビデオもまともに録れないような私がパソコンなんて、と周囲を驚かせました。今でも悪戦苦闘の毎日ですが、毎日が楽しく、Macもいやがらずに私につきあってくれています。

 んー、私もビデオの録画は苦手だ。たかが家電で、マニュアル調べるなんてシャクなんだもん。Mさんのメールアドレスを見ると、ドメイン名が…TVとなっていた。ん? ケーブルテレビ? 以前、雑誌の記事で「常時接続、高速で通話料の心配もない」と読んだことはあったが、実際に使っている人に出会うのは初めてだ。使い勝手などを質問してみた。すぐに、適切でわかりやすい説明の返事が返ってきた。かなり早いという触れ込みだったが、利用者が集中するとすぐに重くなると「掲示板でも話題になったことがあります」とのことだった。iMacを使い初めて5カ月で、すごいなー。Mさんって、どんな人なんだろう? ますますMさん自身に興味を抱いてしまったので「紹介させてください」と頼んでみた。「ほんとは、あまり知らせたくなかったんですが」と前置きして、プロフィールを教えてくれた(カンのイイ人なんだな~。えへへ) 。

 年齢 48才 専業主婦(元看護婦です、親が病気の為仕事を辞め、あいてる時間を使ってパソコンを始めました)。iMacを選んだのは、「パソコンが初めての人にもやさしい機種」ということでしたので。それに義弟がWinとMacの両方を持っていて私にMacの方が使いやすいと勧めてくれたためです。購入してから、我が家の住所録と親の住所録、年賀状、クラス会の名簿、クラス会のお知らせ等を作成いたしました(私はワープロもやったことがなかったんですよ)。その他、家計簿や地図の作成とか絵を描いてみたりして(クラリスで)、楽しみながら少しずつ慣れるようにしました。iMacは10月初旬に購入して、インターネットは2月から始めました。

 義弟さん、エライ!…って、そういう話じゃなかった。iMacはエライ!…って、そういう話でもなかった。えーと。こういう話を聞く(読む)と、なんかイイなぁ。やっぱ「iMacは楽しみながら使う」というのが似合っている。


5月29日(土)ティファニーでハチのブローチを

 以前、名付け親には1,000万円差し上げます!といって募集していた、キヤノンのデジタルビデオカメラ(FireWire対応)の愛称が決定した。今日の朝刊に、全面2頁にわたるカラー広告が出ていた。北野武監督の最新作「菊次郎の夏」を紹介しながら「映像を遊ぼう」というキャッチコピー。して、その愛称とは?…「撮れびあん」って言うそうだ。なんですと? カンヌ映画祭出品と並んでるから、フランス語の「とれびあん」? それともカメラだから撮れるって言いたいのか?(撮れないカメラがあるのなら見てみたいもんだ)。え~い、コンセプトは何なんだぁ!?…広告によると「本格映像が誰にでも撮れる」から、ってことらしんだけどね。こんなに悪態をつくのは、私のが採用されなかったからだ。えへへ。だって8通出したのに、全部ダメだったんだもん。

 キヤノンといえば、いままではイクシーだのイオスだの“英語的無機質系”のネーミングが多かった。でもデジタルの時代はかえって日本語を使ったロゴが新鮮だろうと、私はスルドク推理した(いま思えば、そこまでは結構イケていたんだけどな)。で、出したのが「デジのすけ」とか「デジ太郎」。あ、こうして書いてみると、これもおマヌケだな。ん~、でも「映像と遊ぼう」って言うんなら「デジのすけ君、あ~そぼ!」ってCMも作れたのになぁ。残念。(広告代理店の方、メールお待ちしています。なんつって)

 これで「い、い、いっせんまんえん」も夢と消えてしまった(結局、これが一番悔しい)。せっかく使い道も考えてたのにな。まず7月には、New York EXPOに行く。ホテルは当然、プラザホテル。セントラルパークを見下ろしながら夫とふたりシャンパンで乾杯。手元には、買ったばかりのP1。「そうそう、日本に帰ったらあなたのMacもG3 Blue&Whiteに買い換えてあげるわ、ダーリン」「いや、君のLC630も買い換えていいんだよ、ハニー」なんて甘い会話を交わす私たち。そして8年前にニューヨークに来たときティファニー本店で買う勇気がなかった1,300ドルのハチのブローチ(これはホントの話。そのときのティファニーの女性店員さんはすごく親切で急かすことなくじっくりと見せてくれた)を、今度はポーンと買ってやるぅ~。めでたし。めでたし…。そんな、想像も今日で終わりだ(根がビンボー症だから、思いつくゼイタクがせいぜい100万円程度なのが、なお悔しい)。ん~、宝くじ買いに行こっと。次は、3億だぁ!


5月31日(月)教育現場で猛威を振るうiMac!?

 先日、兵庫県立尼崎稲園高等学校のことを書いたら卒業生の人からメールをもらった(コンピュータ造形の授業を受講していたので、あのホームページにも「生徒の作品」として載っている)。在校中はiMac導入に間にあわなかったが、大学生になった今はプライベートでiMac(ストロベリー)を使っているのだそうだ。う~む、清く正しく楽しげなキャンパスライフ(さくらさん、ありがとね)。

 最初にこの情報を送ってくれた神戸在住のK先生は、6月にあのオペラシティ(「バットマン」か?)アップル本社で開催される教育セミナーに参加する決心をした(おお、アツい)。しかも「自費」。そしてそして、秘密のP1情報を探るという決意も秘めている。頼もしい限りだ。「ミッション・インポッシブル」なんつって。レポート、期待します。

 そんでもって今日は学校の話題が続く。以前、こういうメールをもらった。

 ついに先日念願のiMacを購入しました。以前より兄の持つThinkpadでこのページを見ていたのですが、ようやく自分のiMacをもつことができたので、メールさせて頂きます。京都にすむ26歳、学校教員であります。学校で仕事をしているということもあり、周囲には「そらウインドウズやろ」といわれまくったものの、「わしゃ遊びで使うんじゃい」と決め込み、iMacの購入に踏み切った次第であります。よって、学校に設置してあるパソコンにて仕事をすませ、家ではインターネット&音楽三昧であります(ちなみに私は英語科であります)。なかなか偏屈者扱いをされているのですが、せっかくのiMacを仕事につかいたくなーい!!のです。
 ちなみに私のはタンジェリンであるのですが、なかなか色合いもよく、気に入っています。ただ、以前読ませて頂いた中に「おかげでマメに部屋の片付けをするようになった」という方の話があったように思うのですが、私の部屋はめちゃくちゃです。しかしそんな中でもタンジェリンは圧倒的な存在感を漂わせております。どんな場所でも(キレイな部屋であるにこしたことはないが)馴染んでしまうiMacバンザイ!!

 ん~、この先生も人生、楽しんでいるようでバンザイなのであります。あ、口調が移ってしまった。女性落語家の桂あやめさんもタンジェリンiMacを「飼い始めた」と、今日の朝日新聞に載っていました。やはりタンジェリンは濃い人生を歩む人が選ぶのか…)

CONTENTS

このサイトは、インターネットでの発表以来iMacに魅入られてしまった私の「えへへ」な毎日や事件などを綴ったページです。購入前のワクワクや「なぜ、欲しいのか」という自問自答、発売当日のドタバタの様子に続き、買った後はドキドキしながらiMacと親しくなって、E-Mailを送れないと言ってはオロオロ歩き、新しいソフトを試しては「やっぱり快適やねー」と喜び、東にEXPOがあると聞けばS.ジョブス見たさに飛んでいき、西に極秘情報があれば「おせーて」と頼み込み…まあ、そういう出来事が次々と起こりました。これからは、どんな大冒険が…!?ワクワク。

おかげさまで「Mac Fanホームページコンテスト98」でメッセージ賞を受賞しました。わーい。

CONTENTS

またまた広告が載っている。あと4日で、近未来のフォルムがやってくる。8月29日、iMacアイマックがやってくる。ンコ店の本日10時から新台!みたいやぁ、思っていたよりも高級感があると感心している。

BOOKS
参考文献ってことではなくて、あっぷるとステーブ・ジョブス関連の本。

スティーブ・ジョブズ II

ハードカバー – 2011/11/2

ウォルター・アイザックソン (著),

井口 耕二 (翻訳)

講談社刊

スティーブ・ジョブズ II

ハードカバー – 2011/11/2

ウォルター・アイザックソン (著),

井口 耕二 (翻訳)

講談社刊

ロスト・インタビュー スティーブ・ジョブズ 1995

ソフトカバー – 2013/9/11

講談社刊

スティーブ・ジョブズ-偶像復活

ハードカバー

ジェフリー・S・ヤング、 ウィリアム (著),2005/11/5
東洋経済新報社刊

アップルを創った怪物ウォズニアック自伝

2011/11/2

スティーブ・ウォズニアック (著),

井口 耕二 (翻訳)

ダイヤモンド社刊

アップル・コンフィデンシャ2.5J(上/下)

2006/4/27

オーウェン・W・リンツメイヤー (著),

林 信行・他 (翻訳)

アスペクト刊

林檎の樹の下で ~アップルはいかにして日本に上陸したのか~

2011/10/17

斎藤 由多加 (著),

オープンブック刊

アップル宣言―クレイジーな人たちへ

1998/02

真野流・北山耕平 (翻訳)

三五館刊