Vol.21 Tャツ編

すっかりをよくして、プレゼントほかにも

自分たちのTシャツにも刷ってみた。
ん、えん。

アイロンプリンTシャツ屋さんでもめようかな。

応募に送った写真。小さく写ってる、ソファの上のウサギのグレコを見てもらいたくて(バカ親)。マウスを握ってる(?)のは、ニューヨーク育ちのゾウさん。

以前「一眼レフで撮影して応募するぞー」と書いたけど、結局時間がなくてデジカメ(Fuji DS-20/35万画素。かなり古い)で撮った。

7月27日(火)お部自慢しまった

 わーい、わーい。お台場の「iMac internet Patio」でやっていた「iMacお部屋自慢コンテスト」に入賞した。ペアでYum Tシャツがもらえるそうだ。 ん? ペアでTシャツ? どこかで聞いたような。そうだ『最愛のiMacえへへ日記』お引っ越し記念、抽選で特製ペアTシャツプレゼントももうすぐ締め切りで~す。
*昨日のなかで「ラルク アン シエル」の表記が間違っていました。正しく言えるかどうかが“オヤジの境目”という説もあるほどで…あちゃー。訂正しときます(椎名さん指摘ありがとね)。


7月28日(水)ソーホーを回った日々のこと

 先日、はい須山歯研ですさんのEXPO New Yorkレポートに、ピーター・マックスというアーチストによるペインティングiMacが載っていた。塗っただけでiMacが2万5000ドル(1ドル120円として300万円!!)になってしまうなんて、どんな作家なんだろう。夫に尋ねたら「サイケデリックを商業主義にしてボロ儲けしたスター」(けなしてるのか、ほめてるのか!?)と、熱き60・70年代のサイケデリック講座をはじめた。ピーター・マックスは当時日本でも大人気で、ポスターやキャラクターグッズがガンガン売れたのだそうだ。「以前ニューヨークに行ったとき、ソーホーの画廊でピーター・マックスの個展をやってたからキミも見たはずだよ」と夫は言う。へ? そうだっけ?

 ピーター・マックスの個展を見た画廊には40歳代とおぼしき落ち着いた感じの日本人女性のキュレイターがいて「昨夜は、個展のオープニングパーティだったんですよ。今回10数年ぶりに活動を再開したピーター本人を囲んで大賑わいでした」と解説してくれた(ということを、夫と話していて思い出した)。星条旗を何10枚枚も印刷して、上からザッザッと筆を入れた…そんな絵が展示されていたような気がするが、あまり印象に残っていないので、私も好きになれない作風だったんだと思う。

 この時期にソーホーで個展をやっていたのはここだけで、あとは若手作家を集めた画廊が多かった。看板にカタカナで「ソーホー」「ギャラリー」と書かれた、いかにも日本人を意識したお店もあった。中に入るとウォホールが描いた「ミック・ジャガー」や、コスタビの画集で見た作品など、人気の高い現代作家や先鋭的な作品が豊富に揃っていた。その前に入ったギャラリーでは、 ビシッと紺ブレを着たビジネスマンふうのブロンド白人青年が、展示してある巨大なキース・ヘリングの絵の解説をしてくれた。私はそれまで、大人気のキース・ヘリングのことを「キャラクターグッズのひと」と頑固に主張していたが(私は美学科出身です、一応)、その絵を見た瞬間「アートの人だったんだぁ」と認識を改めた(ちなみに、スパルタカス氏はキース・ヘリングが来日した際、スニーカーに直筆で絵を描いてもらって、いまでもそれを持っているそうだ。恐るべし、レアものキング)。

 ほかのギャラリーでは、ベッドのまわりを羊のぬいぐるみがモーター仕掛けでまわる立体作品とか(こういうホッコリ系現代美術の作家もいるんだと驚いた)、3m角以上のキャンパスに描かれた大きな抽象画とか、犯罪写真の写真展とか…私たちはソーホーの隅から隅まで、一軒残らずギャラリーを見てまわった。楽しいことも恐いことも凝縮されているニューヨークのイメージと重なり合った。

3台しか在りませんが…。ここは販売店ではありません。少し後のパソコン教室です。

左にあるのはボンダイですね。

ニューヨーク近代美術館(MOMA)の

スーベニールショップの窓。あの有名な

美術館が、ビジネス街のど真ん中に

こじんまりとあることに驚く。

街角のポスターとその張り方もアート

やねぇとうれしがって写真を撮る。

 左のゾウさんとは、ソーホーのエスニック専門のギャラリーで巡り会った。実は私、ゾウと見たら指輪でもブローチでもTシャツでも何でも欲しくなってしまうくらいのゾウ・マニアなのだ。しかもこれは、いままで私が見たゾウのなかでも最高の顔とプロポーション。「これは欲しい~。ティファニーもブルガリもいらないから、この子が欲しい~」。でも、こんな大きなものは重くて持って帰れないよなぁ…と思いながら持ち上げてみると、驚くほど軽かった。「バルサ材だからね」とお店の男性が言う。夫が「模型飛行機に使う木だよ」「エアプレイン」と言うと、急に男性の顔がほころんだ。レジの横に置かれたパソコンを見ながら「原価から計算して、○○ドルまでなら引ける」と値引きまでしてくれる。 夫のことが、好みなようだ(なんなんだ!)。そんなわけで帰りの飛行機では、手荷物でしっかりと箱ごと抱きしめて持ち帰って来たというわけデス。

 歩き回るには、ほどほどに休憩も必要だ。アイスコーヒーがないと生きていけない夫は、ここでも不思議な能力を発揮した。通りの風景から「だいたいあの角を曲がった辺りに、喫茶店があるはずだ」とわかるのだそうだ。おかげで、ホームメイドケーキのおいしい脱サラおじさんふうの(と私たちが勝手な想像を巡らした)カフェや、丸刈りで鼻ピアスのパンクなお姉さんのカウンターと6席だけの小さな店を見つけることができた。パンクお姉さんのところには何度も入ったので、最後には「あ、コールドコーヒーね」と覚えられてしまった。

 …と、ピーター・マックス作のiMacから、今日はソーホーのことを次々思い出してしまった。New YorkからEXPOの速報を伝えてくれたサイトの皆さん、今年も本当にありがとうございました。


7月30日(金)賞品が

 「iMacお部屋自慢コンテスト」の事務局から宅急便が届いた(本当は2日前から来てたんだけど、家にいなかったので受け取るのが今日になってしまった)。中を開けてみると、うあ~「2位」だったって書いてある(しまった、2日前に受け取っていれば2日間余計に喜びをかみしめられたのに)。うちのグレコはカメラを向けるとじっとしてくれずに逃げ回り、普段はなかなか写真を撮らせてくれないウサギだが、今回だけは一瞬、じっとしてくれた。おかげで「iMacとウサギとゾウのいる楽しい(?)リビング」を撮ることができた。ん~、2位はグレコのおかげかもしれない。今日はいつもより多めにグレコの大好物、ウサギ用クッキーをあげることにしよう。1位は、どんなお部屋だったんだろう? 知りたいなぁ。

 賞品を開けてみると、「S.ジョブス握手券」と「ジャガーで乗り付ける、ラ・トゥール・ダルジャン東京で鴨鍋食べ放題券」そして「iBook(お好きなカラーを1台)無料引換券」が入っていた。ん~、iBookはどっちの色にしようか悩むところだ…なんて、ウッソピョ~ン。ウソです。ギャグです。ゴメンナサイ。本当はYumTシャツ2枚にYumバッジ10個、そして展示されたときの写真パネルだった。その写真パネルがすごくキレイで、ビックリした。あのユルユルのデジカメ画像を、よくぞビシッと鮮明にプリントしてくれましたと、またまた感激してしまった。


8月1日(日)ハードディスクの戦い

 このところ、iMacの調子が悪い。私の胃の調子もおかしい。ビールは胃に悪いというし(炭酸がキツイ)、日本酒は酔いがまわるとカッカと体が熱くなるし、ワインを買ってきた(それなら飲まなきゃいいのに、という発想はない)。ワインはアルカリ性だから胃にやさしいし、赤ワインはポリフェノールがカラダにいいし。こういうときだけは、みのもんたを信じてしまう私。そんなわけで今夜はチリ産のニューワールドワイン(赤/800円ナリ)を飲んだ。

 

 一方、夫は機嫌がいい。13GBの外付けハードディスクを買ったからだ。悩むこと半年。新しい外付けハードディスクが「欲しい」「もう、買わないと(保存するのに)足りない」「仕事ができな~い」と、夫は叫び続けてきた。それが念願かなったので、HDの入っている箱をなでなでしながら「ウフフフフ」なんて言っているのだ(気持ち悪い)。

 仕事で使うものだし、そんなに欲しかったんならとっとと買えばよかったのにと思うが(言っとくけど、私は阻止していない)、本人の頭の中には長い間、「予算」と「容量」と「自分の作業によって発生する(バックアップ)データ量」の相関グラフが複雑に入り組んでいたそうだ。「僕が初めて外付けHDを買ったのが4年前。当時は、700MBで13万円もしたんだよ。次に1GB、それから2GBを買ったんだけど、1GBのが壊れてしまって、よし!次は4GBだと思ってたら、あれよあれよと予算を少し上積みすれば8GBが買えるようになって、迷っているうちにまた大容量が出て…どうせならたくさんバックアップとれるほうがうれしいし…グズグズ」。このところ、Macの価格が全国ほぼ同一になってしまったので(発売後、時間がたつとそうでもないらしいけど)忘れていたが、コンピュータ関連商品の価格と技術革新って、なんて忙しいんだろう。

 おかげで、私のところに2GBのハードディスクがお古でおりてくることになった。生まれて初めて、バックアップっちゅーもんをとる習慣を身につけようと思う(実は使い初めて4年になる、仕事用のLC630の“寿命”にこのところビクビクしている)。「で、いくらで買う?」。夫は私に売りつけるつもりだ。ん~、2000円! と言ったら「そんなご無体な~。そこをなんとか、1万円で引き取ってくれ」とすがりついてくる。なんだよぅ。知らない仲じゃなし、安くしといてよ~、と私。この攻防はしばらく続きそう。


8月3日(火)厳正なる

 お引っ越し記念・特製Tシャツプレゼントに42名様の応募をもらった(ありがとうございました)。当選者にはメールでお知らせします。はずれちゃった方、ゴメンなさい。当たったあなた、来年のEXPO Tokyoではぜひ、あの人の前に立ってください。2月に半袖姿という寒さに加えて、さらに凍り付く体験ができること請け合い(って、そんなこと保証して、どうする?)。

 抽選には、数を引き当てるバニーちゃんがつきものだ。そうだ、ウサギのグレコの出番だ。1~42までの番号を書いたカードを裏向けてよく混ぜ、グレコに選んでもらうのだ。選ぶといっても、実際にはかじっちゃうんだけどね(実はウサギは、紙をかじるのが大好き。放っておくと、ダンボールでも本気で食べてしまう。先日も、部屋の隅に丸く巻いて隠していたYumポスターをやられてしまった。あ~)。

 上手い具合に、EXPO Tokyoの時に大量に刷った「名刺でちっす!」用がまだ残っていたので、その裏に番号を書いた。普段は床にあるものをかじると私たちに怒られるウサギのグレコは、「さあ、選べ」と大量のカードの前に連れてこられて緊張。なかなか食いつこうとしなかったが、ほぼすべてのカードをくんくんと嗅ぎまわったあと、1枚を選んでカジカジカジと食べ出した。「はい、任務完了」。カードを取り上げられて釈然としないグレコ。

大役を果たした安堵感からか、急に甘えてきた。

「ほめて、ほめて」

端まで走って振り向きざまに1枚だけをくわてかじり出す。

「よし!これだ」

不公平にならないようカードの海の真ん中にグレコをおく。

「どれにするかなー」

 ともかく、厳正なる抽選でした。


8月6日(金)いま再びのさらっぴん気分

 この1週間ほど“ちょっと”調子が悪かったiMacが、3日前に“完全に”おかしくなった。Page MillとNetscape Navigatorが特にひどくて、見ることも、更新もできないインターネットお手上げ状態。立ちあがるまでにギリギリと何分も考え込んだり、やっと開いたと思ったらすぐにクラッシュしたり。同じ症状が頻発していた。

 調子に乗って雑誌の付録CD-ROMからゲームとかお試し版をバンバン入れすぎたのが原因か? それともインターネットでiBook情報をいっぱい眺めていたから、iMacが嫉妬したか? そういえばiMac発売前にも、仕事用のLC630が1週間ほどツムジを曲げたことがあった(今は、機嫌良く動いてくれているけど)。 最初はその程度に軽く考えていたが、日を追う毎に状況は悪くなっていく。え~い、こんなん続いたら、ホントにiBookに替えちゃうぞ~。

 「機能拡張マネージャー」をいろいろ替えてみたり、システムを入れ替えたりして様子を見た。でも、なおらない。さすがに毎晩あれこれしていると、イヤになってきた。こうなったら仕方がない、最後の手段だ。覚悟を決めてシステムを「新規インストール」することにした。「新規インストール」って、なんだか言葉の響きが恐い。失敗したら、今までの設定は無くなっちゃっても知りませんよ、って念を押されてるみたいな気分になる(実際はそんなことはなくて、ちゃんと「古いシステムフォルダ」というのを自動的に作ってくれる)。

 ところが私の心配は全くの見当違いで、これが一発で直ってしまった。な~んだ、簡単。直ってしまえばこっちのもんだ。急に私の元気も復活した。「初期設定」を一からやり直したり「古いシステム」から入れ替えたりしなきゃいけないのは面倒だけど、買ったばかりの頃を思い出して新鮮だ。iMacを起動したときに「MacOS設定アシスタント」が立ち上がるのも、なんだかまた新しいiMacを買ったような気になれる。我ながらお得な性格だと思う。えへへへ。

 CD-ROM(のOS)で起動すると、デスクトップにCD-ROMの絵がザーッと出ることも今回初めて知った。おお~、こういう小ワザの効いたところがMacやねぇ。Macを使い初めて6年、こんなトラブルは今まで一度もなかったから、知らなかったのだ。考えてみれば、ラッキーだったのか世間知らずで来てしまったのか…。なんだか、いまさらながらMacの使いやすさとカワイさを再認識する私なのであった。


8月8日(日)る頃を過ぎても

 つい最近、毎日新聞のコラムの作者が朝日新聞の「天声人語」を盗用したという騒ぎがあった。デザインであれ文章であれ、人のものを盗むのはダメでしょと思う(なんか最近そういうの多いなぁ、世の中)。第一、「天声人語」は受験問題によく出るくらいポピュラーなんだから、すぐにバレるってこと、最初に気づかなかったんだろうか? 

 ところでちょうど同じ頃「コラムは、こうでなくっちゃ」(しまった!e-oneの広告コピーを盗用してしまった。あ、これも盗用か?)と思える、iBookに関する2つのコラムに出会った。

 まず1つは、John C. Dvorak氏の『おかしなiBook』(7月29日付のPC Magazine)。「新たに発表されたApple iBookに唯一欠けているのは,バービーのロゴ。メーキャップケースのようにも見えるこのノートブックパソコン,(いまは興奮していても)皆が落ち着けば失敗作であることに気づくはずだ」と、iBookに批判的な意見を並べている(いや~意見には反対だけど、例え話の上手さに引き込まれてしまって私はすっかり、この人のファンになってしまった。イカつい顔もマッチョな人生観も、カワユク見えてしまうから不思議)。

(iBookは)あまりにも少年少女ぽくはないか。子供や小さな女の子は欲しがりそうだ。トイザラスで売っていそうである。ショックなのは,誰も「ちょっと,さすがにもういいよ!」とはいわなかったことだ。
 その代わりに,Mac派のコラムニストであるDon CrabbがiBookの発表を歓迎して「十分な数を用意してほしい」と書いている。アメフトチームのガードのような,大柄でがっしりしたCrabbが,何も気にせず飛行機の中でiBookを開けるのだろうか。その現場を見てみたいものだ。実際,このメーキャップケースを人前で広げて,全然恥ずかしくないという男がいたら,ちょっと意見してやりたい。初めて目にしたとき,息を飲んだ幹部たちの様子が目に浮かぶ。「われわれはCompaqみたいなのをつくれといったんだ。コンパクトじゃない!」

 一方、文中で名指しされたDon Crabb氏は『DvorakのiBook批判の真相』(8月4日付のMacWire)でDvorak氏の文章を引用しながら「その調子だ,John!」「賢いやり方だ」とツッコミを入れながら、こう言っている。

 だが,賢明であっても,生意気であっても,Johnの意見の核心部分に関して,彼は救われないだろう。彼はiBookについて「みなが正気に戻れば,失敗作であることに気づくはずだ」と書いている。iMacに関しては,人々はまだ正気に戻っていないことを彼が忘れているといけないので,ここで指摘しておこう。

とはいえ,私としては,GI Joe人形のコレクションに合わせて,緑褐色とカーキ色のiBookが出たらうれしい。だが,それは私だけの話だ。

 お~、お見事。いってみれば、ホメ殺しですね、これは。ところが、なんというタイミングの良さだろう。イカついオジさん2人が、iBookはバービーかどうかで言い合ってる(?)同じ日に、バービー人形のメーカーである「Mattel社から599ドルでパソコンを発表」というニュースが出た。あらら、ホントのバービー・パソコンが。これは大事件ですよ!(ホントにトイザらスで売るようになりますよ、Dvorakさん)写真を見る限り、タワー型パソコンが持っている攻撃的ないかめしさはなくて、コロンと丸みを帯びた本体はお地蔵さんのようだ。つい頭を撫でたくなってしまう親近感を感じる。ちょうど、iMacを見たときに抱いたのとおなじ感覚だ。7万円前後なら、欲しいと思ってしまった(という私は、やっぱりDvorak氏の言う女・子供ってことだろうか?)。

 こうなってくるとパーソナルコンピュータは、ブランド・ファッション時代に突入していくに違いない、とも思う。ちょうど腕時計がクオーツになって性能が極限化した後、スウォッチが出てきたように(ただ、コンピュータのそうした方向性が、ユーザーにとっていいことなのか、悪いことなのか、私にはまだわからない)。いまは盛んに「パソコンの家電化」が言われているけれど、84年にジョブスはMac発表時すでに「Macは知的自転車だ」と言い切っていたのだ。

 パソコンのファッション化が進んだら、どんなものが出てくるんだろう? ビニールのキルティング素材に包まれたボディの「シャネル」ブランドのパソコンとか、LV,LV,LV…と全面にマークの入った「ルイ・ヴィトン」ブランドのパソコンとか、テラタラと真っ赤に光る流線型の「フェラーリ」パソコンとか…。独身のイイ男500人のプロフィールと電話番号ともちろん画像がデータベースとして最初から入っている『an・ann』パソコンてのもアリかもしれない。出たら、私も買ってしまうかもしれない。って、夫はどうする?


8月9日(月)ウワサ心理

 近所のiMac販売店が29日のiMac発売1周年記念日にイベントを予定している、というウワサを聞いた。新型iMacがこのお盆に発表(発売?)されるかも、とか、アメリカでは9月!とかいう話が流れている。この2つの話題に、なにか共通点はあるのか? ぜんぜん、ありません。すみません。


8月10日(火)世界中がアイラブユー!?

 10年来の知人(男性)に久しぶりに電話したら、バツイチになっていた。お盆にご飯でも食べにおいで、と誘ってあげた(夫とも知り合いなのだ)。そのときには、出会い系サイトを教えてあげよう。といっても私自身もあまり知らないので、Yahoo!で検索してみたら「出会い」のキーワードで666件と出た(おお!ダミアンの数字、縁起悪ぅ)。gooパワーサーチでは94,054件もあった。なんだか、みんな出会いたがってるんだなぁ。いくつかのサイトを覗いてみたが、チャットとかが多くてひやかしはやめとこうと反省した。


8月13日(金)iMacで金魚すくいのお盆かな

 お盆だ。旅行の予定もないし、近所にお出かけするのも暑い。このところ元気バリバリ!とはいえない体調なので、ビデオを観たりiMacで金魚すくいをしたりして家でダラダラしている。

 

 金魚すくいは、Macユーザーにはお馴染みのゲームだ。画面上のおじさんに100円払ってポイが破れるまでは遊べるという、文字通りのバーチャル版。このあいだ雑誌の付録CD-ROMに収録されていたので3年ぶりにやってみたら、バージョンがグンと上がっていて、また病みつきになってしまった。今度のは画面が大きいし、和金とデメ金がゆったりと泳ぐのとか敏捷なのが入り交じって、動きがキレイ。群れ集まる動きと逃げていくスピードが、心地いいのだ。しかも、すくい上げたときの和魚がキョロリと目をむくのもまた、“闘争心”をかき立てる。

 夫もハマった。夜中に「眠れない」と言いながらムキになってやり続ける夫。私が寝た後も眠りが浅くなる度に、隣の部屋からカチッカチッとマウスをクリックする音や「ヘイ、いらっしゃい」というおじさんの声(ゲームを立ち上げたときにこういう声が出る)が聞こえてきて、一晩中うなされた。そして朝になってみてみると…夫は、一晩で1万円以上使っていた(って、実際に払う訳じゃないんだけどね)。1万円/100円だから一晩で100回以上やってたというワケだ。おまけに「寝不足だから、今日は仕事を休む」なんてことを言う。ああ、大の大人が情けない。とんでもない中毒だ。普段夫から度々「まきがめ禁止令」を出されているので、私はこのときとばかりにハードディスクから金魚すくいを消してやった。ぬははは、報復ってのは気分がいい。

 でも、ま、休みの日だからいいか、というので、再び金魚すくいを解禁した(本当は、私もウズウズしてきた)。このゲームを作っているドリームガーデンソフトウェアのページに行ってみると、射的ゲームやヨーヨー釣りなんてのも、同じくフリーウェアで公開されている。おお~、このお盆はクーラーきかせてiMacで縁日三昧だぁ。


8月18日(水)Tシャツ屋さん始めようと自信満々

 暑い。こんなときはコワ~イ体験で皆様に笑いをお届けしようと(?)夫にアニメも作ってもらった。涼しくなりました? 私的には、背中に汗をかいているんだけど、なぜだろう? え~んかいな、ここまでして。ドキドキドキ。

 古い話で恐縮ですが、お引っ越し記念Tシャツプレゼントのお話デス。「プレゼントしますよ~」と言いながら、アイロンプリントは刷るのも、アイロンで仕上げるのもこれが初めてだったことを、私、いまになって告白します(ツメの甘い性格は一生治らないよーです。えへへ)。専用用紙は5年ほど前に買ってあったんだけどね、なんとなく機会もないままずーっと引き出しの中で眠り続けていたの。それで当選者が決まってから慌てて用紙を“目覚めさせ”て、説明書を読んだとゆーわけです。すると「プリンターに専用のカラーリボンを装着してください」とある(カラープリンターはMD-2000S)。あちゃー、またまた慌てて近所の販売店に走っていった。

 

 お店には、アルプス電気のプリンターMD兄弟の隆盛を示すかのように、OHP用、名刺用、ラベル用とかのアルプス電気ブランドの専用用紙や、4色以外にメタリックとかいろんな色のカートリッジが並んでいた。ん~、こんなに増えていたとは。最近あんまりカラープリンターを使わなかったから、知らなかった。さて目当てのアイロンプリント用はというと…赤、青、黄しかなくて、いくら探しても黒がない。お店の人に聞くと「ああ、黒はね、紙用でもいいんですよ」。へ? 「アイロンプリント用って、どこが違うんですか?」と私。「少し発色がいいんです」。え、それだけ?

でも、少うしだけでも発色よくしたかったので、専用の3色を買った。

 

 プリンタのマニュアルを何年ぶりかに読み返しながら、反転プリントをした。おお~、怒りん坊ジョブス君は、反転しててもコワイ迫力のまんま。失敗したらどうしよ~、出力センターに持ち込んで刷ってもらうしかないな~と思っていたけど、これなら上手くいきそうと、ちょっと自信が湧いてきた。家に帰って、夫の古いTシャツで試し刷りをしてみた。しつこいくらいアイロンをあてて、冷めるのを待つ。ピリピリピリ…きゃ~、ええやん、ええやん。すっかり気をよくして、プレゼント用のほかにも自分たちのTシャツにも刷ってみた。ええやん、ええやん。アイロンプリントTシャツ屋さんでも始めようかな。それとも、今度は原田社長Tシャツを作ってプレゼントしようかな。なんつって。

 そんなわけで、無事、当選者にTシャツを送ることができた。京都在住で、大学病院の小児なんとかかんとか科(難しくて私にはよくわからない)のDr.富山さんだ。お願いしたら、着た姿の写真を送ってきてくれたので紹介しま~す。病院で撮ってくれたようで、なんともシブイ雰囲気を醸し出している。怒りん坊ジョブス君の形相に、患者のお子ちゃまが泣き出してヒキツケを起こさないか、ちょっと心配したりして。大丈夫なんだろ~か。


8月19日(木)ピアとYahoo!が見つからない

 お気に入りのピアスをなくした。いや、まだあきらめちゃいけないか。でも、ここ1週間ほど姿が見えない。今日は午前中に1時間以上かけて探したが見つけられなかった。こんなに探して見つからないほど広い家じゃないぞ。お~い淡水パールのピアスよ~、どこへ行った? 呼びかけても、答えはない。もしやグレコが食べてしまったんじゃ…探し疲れて、今度は八つ当たりできる弱者を探す私。身の回りの持ち物は、結構、気をつけて整理整頓するほうだと自負していたんだけどな、どうもピアスだけは昔からよく紛失するようだ。

 私は金属アレルギーで金か銀製がほとんど。しかも夫に買ってもらった、数少ない高価なものからなくなっていくんだから、悔しいったらない。10年近く前には大ぶりの18金製をデパートで落としたし、カルチェの三連ふうデザインのは3年かけて探したけど見つからなかった。大地震のときには、ピアスを入れてたケースごと吹っ飛んだ。マンションが潰れて傾いているのにじっくり探してる場合じゃない、命が助かっただけでもありがたいと、その時は潔くあきらめた(でも後になってみると「惜しいことしたな」と思う。私って、煩悩がいっぱい)。たくさん「片耳だけのピアス」が残った。ユーミンの歌を実践してどうする。

 そしてガックシな話、その2。お引っ越しを機に、Yahoo!への登録を再挑戦したのだが、待てど暮らせど返事がない。どうやら今度も登録してくれないみたいだ。ガックシ。孫さんに嫌われてるのかしら。私は孫さんのこと、好きなタイプなんだけどな。あのほどよい髪の少なさといい、そこそこの背の低さといい(私は背の高い男性が苦手だ。理想は165cm~172cm)、ほっぺたを思わず押してみたくなるようなまん丸顔といい、とても辣腕経営者には見えない内気そうな笑顔といい…。きゃ、タイプなのだ。だから、Yahoo!に登録してぇ。ダメ? やっぱり。


8月22日(日)してます

 Appleが「iMacのデザイン盗用だ!」とまた提訴した。今度の相手はeOneを発売しているeMachines社だ。このニュースをあちこちのサイトで読んで、ここ2日間モヤモヤした気分で私はめっきり疲れてしまった(ん~日頃、頭を使わずに直感と気分で生きているから、脳がショートしそう)。提訴そのものに関しては、ま、やっぱりね、と思う。日本では、アップルがe-oneを出しているソーテックを訴えるのかと期待、あ、いや想像もしている。でも、私の頭のなかにはちょっと違うことがモヤモヤと綿菓子のように膨らんでいって、もう綿菓子だらけでベタベタだ。

 

 まず1つは、ソーテックの「e-one」は、ソーテックが作ってたんじゃなかったのか? という疑問だ。7月にアメリカで「eOneをeMachines社が売り出した」あたりから「?」と思っていた。でも今度の提訴で、ますますワケがわかんなくなった。アメリカの「eOne」はなんとかいう韓国のメーカーが作っていて、販売は関係会社であるeMachines社。ところが、ソーテックの広告では「こういうのを、作りたかったんですよね」と男たちの夢の結実を語っている。つまり、いったい、ホントはどこが作ってるというの? 発売する国は違ってもVAIOはソニー、VALUE STARはNEC、AptivaはIBMっていうふうに、ブランドとメーカーは一致するものと思ってきたから、こういうのには面食らう。PowerBook2400は、製造したのは日本IBMだけどメーカーはAppleというふうにハッキリしてる。共同開発にしても普通、そういう情報、広告に載っけなくていいのか? う~、モヤモヤする。 そんなこと知らなくてもいい、知りたがるのはMacユーザーぐらいのもんじゃ~、という声もあるだろうが。

 それに、やっぱり思うのは「そろそろパソコンのメーカーは創造性というものに、もうちょっと金をかけろよー」ということだ。ん? ということは、Macユーザーがさんざんその開発費とデザイン料を払ってきたということか? んで、Winユーザーはタダ同然だったのね? キーッ悔しい。ここはひとつ、Win機を1台くらい買わないことには、気が済まない。あれ?

 CPUが早くなったとか、ソフトがいっぱいバンドルされてるとか、安くなったとかいうのは技術の進歩(もしくは改善)であって、創造とは言えないと思う。日本のメーカーにはもっとがんばって欲しいし(一部は、十分がんばってるところもあるけど)、技術はすごい(らしい)んだから、も少し「お~、これは新しい」と驚かせる独自の技術やデザインに予算を決断してよ、経営者さん。でないと、社員もかわいそうだ。

 夫は、以前こんなことを言ったことがある。「僕が、1991年にPower Bookの発表を見て、その直後に船で難破して無人島に流されたとしよう。その後、奇跡的に発見され、98年夏、日本に帰って来れたとする。そしたら、おー、パソコンはノートもモニタもみんなApple製になってしまったのか!?と、思っちゃうだろうな」
 アームレストが手前にあってキーボードが奥にあるという、今では当たり前のノートパソコンのレイアウトは、もともとはAppleが最初に作ったものだ(それまではWin機もしくはDOS-V機などでは、キーボードが手前にあった)。それにノートパソコンの「銀パソ」ブームって言うけど、それもよくみれば、原型はグレーの筐体のPower Book Duo? う~、モヤモヤする。(私は、Duo230を持っている。エライ?)。

 この夫の例え話には、まだ続きがある。救出されるのが99年の秋だったら(長いこと、何をしてたというんだ?)…発売されたばかりのiBookを見て「お、新しい体重計を買ったのか」と思って早速上に載ってしまうだろう。
「バキッ」
「あ~あ」

CONTENTS

このサイトは、インターネットでの発表以来iMacに魅入られてしまった私の「えへへ」な毎日や事件などを綴ったページです。購入前のワクワクや「なぜ、欲しいのか」という自問自答、発売当日のドタバタの様子に続き、買った後はドキドキしながらiMacと親しくなって、E-Mailを送れないと言ってはオロオロ歩き、新しいソフトを試しては「やっぱり快適やねー」と喜び、東にEXPOがあると聞けばS.ジョブス見たさに飛んでいき、西に極秘情報があれば「おせーて」と頼み込み…まあ、そういう出来事が次々と起こりました。これからは、どんな大冒険が…!?ワクワク。

おかげさまで「Mac Fanホームページコンテスト98」でメッセージ賞を受賞しました。わーい。

CONTENTS

またまた広告が載っている。あと4日で、近未来のフォルムがやってくる。8月29日、iMacアイマックがやってくる。ンコ店の本日10時から新台!みたいやぁ、思っていたよりも高級感があると感心している。

BOOKS
参考文献ってことではなくて、あっぷるとステーブ・ジョブス関連の本。

スティーブ・ジョブズ II

ハードカバー – 2011/11/2

ウォルター・アイザックソン (著),

井口 耕二 (翻訳)

講談社刊

スティーブ・ジョブズ II

ハードカバー – 2011/11/2

ウォルター・アイザックソン (著),

井口 耕二 (翻訳)

講談社刊

ロスト・インタビュー スティーブ・ジョブズ 1995

ソフトカバー – 2013/9/11

講談社刊

スティーブ・ジョブズ-偶像復活

ハードカバー

ジェフリー・S・ヤング、 ウィリアム (著),2005/11/5
東洋経済新報社刊

アップルを創った怪物ウォズニアック自伝

2011/11/2

スティーブ・ウォズニアック (著),

井口 耕二 (翻訳)

ダイヤモンド社刊

アップル・コンフィデンシャ2.5J(上/下)

2006/4/27

オーウェン・W・リンツメイヤー (著),

林 信行・他 (翻訳)

アスペクト刊

林檎の樹の下で ~アップルはいかにして日本に上陸したのか~

2011/10/17

斎藤 由多加 (著),

オープンブック刊

アップル宣言―クレイジーな人たちへ

1998/02

真野流・北山耕平 (翻訳)

三五館刊