Vol.41 年状だよ、人

疾風怒濤の忙しさを言い訳にして、去年は年賀状を出さなかった。
すると親戚のおばさんから「毎年イラストやウサギグレコ

写真入りのが来るのに。お前が入院でもしたんじゃないかと、

心配した」と言われた。ううむ。


11月1日(木)

 やば。ADSLの快適スピードにクラクラしてると思っていたら、比喩ではなくて本当に目が回ってきた。治ったと思っていたカゼが、またぶり返してきたみたいだ。

 

 ところで習慣とは恐ろしいもので、速さに感動しながら、まだ頭の隅では接続時間を「中途半端に1分越えたらもったいない」と気にしていたり(うちは市内電話のタイムプラスに入っていたのだ)「切ってから読もう」と思ってMacWire Onlineのページを何枚もいっぺんに開けていたり、「え~っと、え~っと、あとどこを開ける予定だったっけ?」と思い出している自分がいる。そして夫は、そんな私の姿をやるせなさそうな目でみる。実は彼のメインマシンはMacOS9.04以前で、ADSLにつなげられないのだ。ガ~ン。昨年末にオンライン通 販でG4を買ったのに、つなげられるモニターがないと言って、まだ使っていない。もったいな~い。いや、無理してAptivaの17インチモニタをつなげば使えるのだけど「21インチよりも小さいモニタ画面 を見るのはイヤ」なんですと。それはまるで「バイクに乗ってたのに、いまさら自転車、いや三輪車に乗れるかって感じぃ」とか。同情していいのか、同情する余地なしというのか判断に困るんである。


早朝の新快速 11月8日(木)

 いやぁ、すっかりご無沙汰していました。その後、いかがお過ごしでしょうか。って、お手紙を書いてるんじゃなかった。夫にも風邪がうつってしまい、このあいだの週末はふたりとも熱を出してボ~として、ダラダラモードの「史上最高体温の結婚記念日」となってしまった。アツアツなのは確かだけど、今年の風邪はノドに来るようで、とても静かなアツアツぶりでありましたとさ。めでたし。めでたし。いや、昔話を書いてる場合でもなかった(三田に行けなかったのは、とても残念)。でも、やっと全快!といえる状態に戻ったと思う。

 

 今日は6時すぎに起きて、電車に乗って明石のもっと西のほうへ仕事で出かけた。こんな時間に電車に乗ることはめったにないので(ふだん車だから、電車に乗るのも1カ月ぶり?)知らなかったが、一応兵庫県随一のビジネス街である三宮でも乗客はあまり降りず、空席がなかった。朝が弱い私にとって、これほどコタえることはない。目的地まで30分。たどり着くまでに貧血を起こしそう。次かその次の駅で「降りそうな人」を探す。ほら、妙にソワソワ降りる態勢に入りかけの人って、いるでしょ。私、そういうカンだけは鋭いのだ。ネクタイは締めてはいるが、エンジのチョッキかセーター、ジャケットはツイードのチェックという、人の良さそうな50代半ばの男性の前ポジションを確保した。そのとき私は「この席、次は絶対に私のものなの光線」を燦々と放っていたと思う。しかし、その人は次も、その次の駅でも降りなかった。おかしい。どこでカンがくるったんだろう? もう一度観察してみる。服装。書類がいっぱい詰まってそうなビニールバッグ。手には書店カバーのかかった単行本(文庫本ではなく、分厚いハードカバー!)。学究肌の雰囲気。おお、この人は、日本の標準時間を決める子午線のあの「明石天文台」勤務に違いない。そうだ、きっと、天文台の所長なのだ。そして手にした本のカバーをめくると、『銀河鉄道の夜』があるのだ~。

 はたして、推定「天文台所長」は推定通 り、明石で降りた。しかし降り際に、座った私の顔をまじまじと見つめていたのは、なぜだろう? もしかして、本当は姫路獨協大学の教授で、姫路(=明石のもっと先)まで乗っていたかったのに、見つめられすぎて居たたまれなくなったのか? そのとき私は「そこどけ」オーラを放っていたんだろうか? う~ん。朝から、謎を抱えたまま、私は仕事に向かったのだった(でも、おかげで元気復活。1日中快速快調で過ごせました)。


車検に出した 11月9日(金)

 車を車検に出した。去年はしょちゅう大阪まで乗ったのだけど、5年でたった2万キロ。2年ごとに車検受ける必要がホントにあるのかな? まあ安全のため、車が走る凶器にならないためと言われれば、それまでだけど。免許証の更新のたび、その必要性に疑問を感じている私は、いまの車検の頻度にも疑問を感じてしまう。免許の更新って、技能チェックをするわけじゃなし、ひたすら書類の作り替えだけなんだもの。交通 安全協会に入るように、窓口で強要されるし(私は過去2回連続入会を断り、なんとか踏ん張っている)。車検だって、2回目以降は2年ごとに点検っていうのはいつの時代に決めたことなんだろう? いまの自動車業界の世界競争と技術力の向上の具合を見ていたら、2回目以降も3年ごとぐらいでいんじゃないの? と思うのだけど。

 その点メーカーは、身を削っている。先日、エンジンのどこかのボルトに不具合が見つかったとかで、ディーラーが無償修理をしてくれた。買って5年もたっているのに無償修理って。自動車業界ってすごいなぁ。「いまごろ、そんなこと言ってきて」なんて思わない。その正直さ、誠実さに、ちょっと感動してしまった。


が痛い 11月10日(土)

 昨夜、ドラマ『アリーMyラブ』を見てからポーッとしっぱなし。ロバート・ダウニーJr.に魅せられてしまった。マッチョじゃないところもいい。つくづく「背の低い男」好きなのだ。理想は173cmまで。「背の高い男性が好き!」という、女性の気持ちが私にはわからない。それで神経質な目をしていて、歩くときの歩幅にはキマジメさがにじみ出ていて、考え込むときコミカルな仕草(本人は無自覚)が混ざっていると、もうクラクラしてしまう(思えば今年亡くなった「10年来の私の心の恋人」Sさんも、そういうタイプだった。う胸がイタイ。夫には悪いが、この私の理想のタイプだけはもう治りそうもない)。ところがロバート・ダウニーJr.は、このシリーズ撮影中に麻薬で捕まったというゴシップ記事を読んだ記憶がある。ってことは、この先突然いなくなるのか? 私の好きな人は、なぜ、いつも突然いなくなるんだ? あ、なんかシビアな話になりかけてしまったので、今日はまあ、このへんで。


ブロードバンド時代、うにょうにょ時代 11月11日(日)

 あちこちの掲示板を見て回り、Yahoo! BBのサポート体制に怒っている人が想像以上に多いことに驚いた。「つながれば天国だけど、つながらなきゃ地獄」というメールももらった。まぁま、コンピュータってもの自体、まだまだいーかげんなもんなんだから(私達は、断定的な評価をしきれない歴史の途上にいるのだ。もしくは私達は、とんでもないもの手を出してしまったのかもしれないが)。私なんて「サービス開始」自体、最初から疑ってかかっていたので、今年中につながっただけでも驚いている。  とはいうものの、一応Yahoo! BBのADSLでつないで発見(?)したことを、少し。

・(Yahoo! BBではない)いままでのプロバイダのメール・アドレスからメールを送信しようとすると、送れないことがある。しかし何度も挑戦すると、最終的には送れる(何度やっても無理、ということは1週間で1度もない)。ただし「送れる」ときと「送れない」ときの条件の違いは、わからない。
・電話の声がハウリングを起こすようになった。ADSLが原因かどうかは不明だが、ともかくADSL始めてからであることは事実。
・私のデスクまわりが何本ものフォーンケーブルやらイーサネットケーブルで、うにょうにょ状態 になった。蛇に取り囲まれているみたいで、どうも気持ち悪い。
・ムービーの再生はさすが快適で、アップルのサイトで邦画『五条霊戦記』予告編を見て、速攻TSUTAYAで借りてしまった。どうも私は広告・PRの「思うツボ」ゾーンの人間であるらしい。
・ルータがないので、とりあえずイーサネットを抜き差しして夫のG4でもつなげようと挑戦したのだが、どうもうまくいかない。これについては、後日感動長編巨編(?)にまとめるかもしれない。まとめないかもしれない。う~ん、どうなるかな?


スウ族離脱決意 11月15日(木)

 また熱を出してしまった。なんだかこのごろ、よく風邪をひくなぁと思っていたが、1日半寝込んでから、どうもリンパ腺の腫れが熱の原因かもしれないと思い至った。試しに(と、本当はこんなことしちゃいけないんだろうが)昨夜、内科でもらった以前の残り(リンパ腺の腫れを鎮める薬)を飲んだら、いっぺんで元気になった。恐いくらいの効き目。う~む。過労だったか(疲れの原因は、思い当たる。この日曜日から友人が泊まりに来ていて....いや、それは、まあいいのだ)。それと、タバコの吸いすぎか。いずれの原因でも、こりゃあタバコはやめなきゃいけないな。

 いま出ている『MacFan』のコラム「Macを連れて散歩に出ようよ」に、禁煙ガムのお話が載っている。日に40本吸うヘビースモーカーだったが、禁煙ガムですこぶる快適! とあるのに、夫も私もちょっと勇気づけられてしまった。うちは夫とふたりでずーっと一緒に居ることが多く、考え事をしていると競い合うようにタバコに火をつけてしまう。その金額を改めて計算してみると、な、な、なんと、ふたりで年間40万円以上。毎年Mac本体(しかも上位 機種)を買える額ではないか。そう考えると、俄然「やめなきゃ」という切迫感にさいなまれる。それで禁煙ガム「ニコレット」を買ってきた。同封されている説明書を読みながら、
「もしどっちかが禁煙に失敗しても、ダメ人間だなんて言わないようにしようね」
と約束し合う私達。う~む。牽制しあってるのか、いまから敗北予告してるのか。う~ん、どうする? まず私から始めて、夫を追いつめようと思うのだが。

 ところで先日「(Yahoo! BBではない)いままでのプロバイダのメール・アドレスからメールを送信しようとすると、送れないことがある」と書いたが、送れないときの「条件」がわかった。なんでも、うちのプロバイダは「POP認証方式」といって、一度「受信」をチェックすれば(メールが何も届いていなくても)その後、20分間だけ外部からの「送信」が可能になるそうだ。ところが~! 今日の夕方は、なぜかADSL経由でホームに接続できず、メールの「受信」も「送信」もできない状態になってしまった。ほかのアドレスにはつなげたので、Yahoo! BBの問題ではないと思うのだけど.....謎が多いぞ、ブロードバンド時代。


スタートしたのだ 11月16日(金)

 国家財源の不足分を、タバコ税でとっちゃえ! という画策があるらしい。ええっ? 何年か前もJRの過去の赤字補填だったか、ワケわからん理屈の税金で値上げしたばかりじゃないか。かの塩ジイは「まあ、タバコは最近、禁煙運動も盛んだし、文句いう人もおらんやろ」と言っている。OK。それじゃあ私も潮ジイ時だ。今日から禁煙したやろうじゃないか。女の鉄の意思を見せつけてやる(いや石だって、割れるときゃ割れるけど)。

 そんなわけで今朝、起き抜けから禁煙ガム・ニコレットを噛み始めた。このガムには、数値上はマイルドセブン・スーパーライトなんかよりもうんとたくさんのニコチンが入っている。まあ、目覚ましの1本の代わりですね。15回ほど噛むと、ピリピリピリ~というニコチン味がする。タバコ以上にダイレクトな味覚。ずっと噛んでいるのではなくて、味がしたら歯グキとほっぺの間にはさんで、1分ほど「仕舞っておく」。で、また味が恋しくなったら噛む。その繰り返しだ。実際、うっかりと長く噛んでいるとノドが痛くなるほどの刺激がある。 説明書の「依存度チェック」によると、私は依存度最高レベルだ。ニコレットを1日6粒くらいから始めるといい、と書いてあった。1粒あたり約83円だから1日の「禁煙ガム」代は、ちょうどタバコ2箱くらい。く~、微妙なところを突いてくる。これで挫折しても収支トントンってところがニクイじゃないか。結果 的には、今日1日は4粒で済んだ。イライラも、あまり感じない。おほほほ、禁煙1日目は、順調順調。


東京オペラシティタワー 11月18日(日)

 今日で3日目。隣で夫がいくらケムリを吹いていようとも、ニコチンガムでガマンしている私(というのか? ニコチンとってんだから、あまりガマンはしていないな)。ん? っつーことは、私のお小遣いから、毎日タバコ代が浮くってことじゃないですか。っつーことは、毎日500円玉 貯金できるってこと? っつーことは、あっという間にiPodが買えるかも。おお。

「でもさガム代かかってるんだから、タバコやめて浮くのは、その差額分だよ」

 はいはい。原価管理にうるさい夫だ。では正確にいうと「差額分貯金」。要は、ニコチンガムを減らせば減らすほど、iPodに近づくというワケだ。たしかに1粒約83円のガムっていうのは、ちと高い。説明書では「3カ月後にニコチンガムに頼らなくてもいいようになる」ってのが、理想的な禁煙成功の姿なんだとか。ちなみに「ニコレット禁煙支援センター」というのがあって、その住所は「東京オペラシティタワー」と書いてあった。東京オペラシティタワーっていうのは、アップルが入っているビルだ。うう~ん。いずれにしても、私のお小遣いはオペラシティを支えることになるのか。ああ、これは運命なのか。なんつって。

 2、3日前から、やたらTVCMを見るようになったiPod。私のお小遣いがたまるまで待ってるんだよ(昨日が発売だったのね。く~)。だが私は、正直に告白すると「ボイスレコード機能付き」になってから欲しい。でも、いつまでグズグズしてて、G4 Cubeのときにみたいに「あんまり売れないんで生産中止」になったら困るしなぁ。よ~し。早く禁煙成就したら、どっちも(って「ボイスレコード機能付き」が将来出るなんて、誰も言ってないけど)買ってあげようではないか。


真夜中の花火お願い大会 11月19日(月)

 日曜深夜の、というか月曜午前2時からの「しし座流星群」。ニュースでは「東の空の....」と言っていた。しかし、うちの東側ベランダからは星空が見えない(団地が建て込んでるし、街灯が多くて明るすぎるのだ)。「東京には空がない」といったのは智恵子さんだが、ウチの東のベランダにも空がないんである。3時過ぎ、試しに西側のベランダに出てみた。すると、流れてる、流れてる。西でも、充分すぎるほど観察できることがわかった。1秒おき、多いときは同時にダブル、トリプル。パッと一瞬、空があかるくなるほどの、白い線を描く火玉 もある。思えば以前も「しし座流星群がやってくる~」と大騒ぎしたが、長生きはするもんだ。あ、あれは、わずか3年前か。ともかく西の空でも見れることがわかったので、慌ててディレクターズチェアを持ち出し、「本格観察」することにした。夏の花火大会なら枝豆とビール片手にというところなんだけど、ダウンコートと毛布にくるまりながらの流星見物だ。

「三菱の22インチモニタが欲しい」と、流れ星に祈る夫。
「んじゃ、私はiPodが欲しい」と私。いかん。お互いになんとしょぼい、いや、目先の願い事をするんだ。
「んじゃ、できるだけデカイこと考えよう」
「よし。じゃぁ、ジャガーに乗りたい」
「ニュー・ミニ!」
「ホンダS2000!」
「......S2000はアルミボディだから、ポンと当てたら板金じゃ直せないよ」
「え~い、じゃあ、宝くじ一等前後賞まとめて当選で、どーだ」
「面白い仕事がド~ンと来ますように」
「そうそう、ヒマだからねぇ」
「世界平和もお願いしとこう」
「家内安全。交通安全」
「安保反対。断固粉砕。男女平等。あ、これは違うか」

 とにかくいっぱい流れ星を見た。この際だから、思いつく限りの願いごとをしたのだけど、唱えるタイミングとビミョ~にズレてたのが、ちょっと気になる。夫は「しまった~! Appleシネマディスプレイと唱え忘れたぁ~」と後悔している。「ジャガ~!」と叫んだ願い事が「ジャガーと接触事故」なんてカタチで実現されたらどうしよう、と、フト後から思ってしまった(実際、神戸は外車が多いのダ。○長さんが乗っている、高そうなジャガーとか白いリンカーンとか)。

禁断の改造道を覗き見る 11月24日(土)

 借金toshさん著の『読んだらキケン!? iMac改造虎の巻』(発売BNN)を、もらった。タイトルどおり全編iMac改造しまくり。なんか私にはわからない「回路図」がたびたび出てきて、別 世界を覗き見ている感じで新鮮だ。子供の頃、なぜか家にハンダゴテがあって、鉛(?)の線がヒョロリンと水のように溶ける様子がおもしろかった。父がハンダ付けしていたのを思い出し、いっちょ私も借金toshハンダゴテ・ワールドへ....いやいや私のは、鉛を溶かしたいだけだから無理だな。メカニズムがわかってなくて「そこだけはイジっちゃいけなかったのに...」となりそうだ(それにしても、父はなんのためにハンダ付けしてたんだろう? 思い出せない)。

 本にはiForce装着編も載っている。うう、私はiForceのモニターだったことを思い出した。いや、テストレポートという宿題は決して忘れていない。でもiForce到着が3カ月ほど遅れた間に、急に仕事が立て込むようになって(iForceは、座敷わらしか?)伸び伸びになっている。それに正直に告白すると、私、いまだに「まっさらの状態から新しいホームページ」というのが作れない。写 真のサイズを変えたり段組設定したり、いちいち夫に教えてもらわなきゃできないのだ。それで今年始めに一度TEXTだけ書いたのだけど、夫に見せたら「なっとらん!」と言われ大ゲンカになった。その時は本気で「離婚してやる!」と思った。「それなら自分でページを作るわい!」とタンカを切った。でも、やっぱり自分ひとりでは難しいと挫折して、ナントカ夫にうまいこと言って教えてもらおうと機会をネラッているのである。えへへへ。私がホームページを続けるためには、離婚はできないようだ。そんなわけで、今度こそ近いうちにまとめてアップします。アレとコレとナニと、それやらこれやら(?)を片づけたら、必ず。


Like aモチシラミミチ or モヂジラミミチ? 11月26日(月)

 朝のワイドショーTVで、マドンナの新しい(?)CDジャケットになぜか日本語カタカナ文字のロゴが載っている、という話題をやっていた。「モチシラミミチ」とか「モヂジラミミチ」。てんてんがつくのは、まあ装飾というか、いーかげんというか文字に変化があったほうが面 白いと判断したのか.....。いずれにしても、「モチシラミミチ」とひらがなキーを追っていくと....。おお。なるほど。日本語併記キーボードを使っている人には、すぐに解ける「暗号」だ。これってファンの間では、とっくに有名な話なのかもしれないが、私は知らなかった。

 TVでは、ベージュに6色リンゴマークのAppleキーボードで解説していた。フジテレビ、まだ古い機種も現役なのね。


懲りない面々のリターンマッチ 11月28日(水)

 冬の陣なんである。なんのことかっていうと、あの夏の日、大山鳴動して○フマップに売りに行ったスキャナ。んで「透過原稿用の他に、フツウのフタがあるはずなんですがねぇ。それが見つかれば、また売りに来てください」となぐさめられた、あのスキャナ。で、その後フタは見つかったもののまた250円じゃぁなぁと思っているうちに月日が経って、先日は車に積んだまま車検に出してしまった、あのスキャナなんである。それを、今日○フマップ神戸店に持っていくと....。

「いやー。これは、引き取り可能リストから消えてますね」
「え? つい3カ月前はOKだったのに?」
「いやー。古い製品なんで」
「(3カ月前は、昔ってか?)すると、またまた持って帰れと?」
「.....はい、すみませんけど」

 やっぱり雪辱戦ならず。返り討ちにされたのであった。ドヒャ~。
 ところで 誰か、使う人はいないだろうか? いまどきSCSIで600dpiだけど、ポジなどの透過原稿もスキャンできるし、分解して(?)遊ぶこともできるし。関西在住で取りに来てくれるなら、タダで差し上げます。


健康的子豚ちゃん 11月30日(金)

 ルーターを買ってきてつないだ。やっと夫も「ADSLジョージ接続二世」。ここにいたるまでの詳細は改めて後日書くとして、スピードテストによると。夫のG4(400MHz)で6.5Mbps、私のiBookで6.1Mbpsも出ているようだ。ひ、ひ、ひょえ~。NTT収容局に近いとは言い難いんだけど......ホントやろか。おかげで2人して、ボケ~ッと口を開けながらQuickTime見まくりの昼下がりをおくっている。かなり気持ち悪い、の図。でもピクサーの新作『Monster Inc.』は、イイ感じで何度も見てしまう。キャラクターのしぐさやフォルムが日本アニメに通 じる「カワイさ」があって、すごく穏やかなのだ。ラセター監督は、Toy Story完成直後(だったか、制作途中だったか)宮崎・高畑両監督に見てもらいたくて、わざわざスタジオ・ジブリにまで持って来たという(関係者の、関係者から聞いた話)。

 禁煙ガムの力を借りて、はや2週間。このごろは、1日にガム2個でしのげるようになった。はっはっはー。もう、これは勝った同然やね。友人からは「禁煙のことを書かなくなったのは、さては早々に挫折したな」とツッコまれたが、なんの。「ボクは1日40本吸っていましたが、3日間4粒ニコチンガムを噛んだだけで、すっぱり辞められました。田中さんもがんばってください」というお便りに励まされた(友人も、こういう励ましをくれなきゃ)せいもあるが、私もやればできるじゃん、という充実感を感じている。

 ところが。先日、久しぶりに会った人達から立て続けに「ちょっと....太った?」と言われてしまった。やっぱり? いや~、この2週間、すっかり私は健康人間に生まれ変わってしまったようだ。朝、お腹が空いて目が覚めるのだ(生まれてこの方、朝から食欲があった経験がないから、かなり驚いている)。そして3食、しっかり食べる。1時間くらい歩き回っても、息が切れない。夜11時には眠くて瞼がとじてしまう。でまた、翌朝6時か7時には目が覚める。なんか恥ずかしいくらい健康な日々。下のイラストが、妙にピッタリとくる11月最終日なのであった。


ジャンジャーは、これなんジャ~ 12月5日(水)

 誰か言うだろうと思っていたが、早速昨日の朝日新聞の夕刊の見出しがこういうのだった。うう~む。まさか、ホントにいうとは。それよりも、ジンジャーの正体。やっぱり立ち載り電動バイクだったそうな。正式名は「セグウェイ」。以前、松山に行ったとき、夜の繁華街にやたら「立ちこぎ2人乗り自転車」が多くて驚いたが、それとセグウェイが関係あるのかどうかは不明。いや待てよ。友人のKちゃんは「そうだね」ということを松山弁で「ほうじゃ、ほうじゃ」と言ってたな。ほうじゃー? ジンジャー? 似てるかも?

 ニュースによってデータが多少バラつきがあるようなんだけど、日本語の「ジンジャー・ジャパン」から、あちこち読んでみた。最高時速は20キロ。6時間の充電で、時速12キロ程度なら約2時間の走行が可能。でもって、絶対に転倒する心配がなく、シンプルでユーザーフレンドリーな操作で速度や方向を制御できるんだそうだ。「セグウェイ」の公式ホームページでは、QuickTimeで映像も公開されている(左下のダウンロードの部分)。ジョブスも出資しただけあってMacユーザーにも優しいのがウレシイ(こういう映像公開ってRealPlayerかWindows Media Playerしかないサイトが多い。ADSLになったので、こういう映像もホイホイ見れるのがウレシイっす)。デコボコした河原やフワフワした芝生の上を走っている様子を見ると、たしかに走行は安定しているみたい。観光地でも人気を呼びそうだな。坂の多い神戸で「貸しセグウェイ」は、どうだろう?(道路交通 法と免許の問題が、まだ残ってるけど)。かつてキックボードに乗って数分後に転けた夫は「セグウェイで“通 勤”したい」と言っている。ちなみにお値段は、3000ドルから。

 ところで先日の「スキャナ、誰か要りません?」に関して、何通 もメールをいただきました。○フマップで受け取り拒否されたものを差し上げるのは、かなり私、ヒドイ奴? と、あとからちょっと落ち込んでいたのだけど、まだ使ってもらえるならなによりです。当選者(?)には、近々直接メールしますぅ。


断固(?)CRTモニタ宣言 12月15日(土)

 なんという理由はなしに、数カ月ご無沙汰してしまったバーのドアを開ける瞬間、どんな顔をして入ろうかと躊躇してしまうことがある。それで、さらに足が遠のいてしまうってことがある。いや、つまり更新が久しぶりなんで、ちょうどそんなオズオズした気分だと言いたいわけです。はい。お久しぶりでございました。
オズといえば、最近小津安二郎映画にハマっているのだけど(それは、オヅか)週末家で大ビデオ大会したり(2時間ものを1日2本も見るとヘロヘロになってしまう)、少し仕事が忙しかったり、「こんなことでは、いけないわ」と突然1年を振り返って、あれこれ思い出しているうちにむしろ落ち込んだりしてました。タバコも我慢してるしさ。なんか「自分自身との距離」を推し量 りかねている、師走半ばなんである。

 ところでiBookの着せ替えカバーがマイクロソリューションから発表された。着せ替えカバーは「きっと、どこかが出してくれるだろう」と期待して待っていたので、うれしい。それからiMacの新型(フラットパネルって、液晶のこと?)が年明け早々には発表されそうというニュースもあった。もしiMacが液晶になってしまったら、AppleのCRTはなくなってしまうんだろうか? 映画『電話で抱きしめて』のなかで、メグ・ライアンが日本車のことを「経済的で性能はいいけど、面 白みに欠ける」と言っていたけど、モニタがすべて液晶になってしまうのは「なんだかせちがらい世の中どすな」と思うのは、私だけだろうか。世の中の常識では「CRTよりも液晶のほうが目が疲れない」というけれど、私はいまでもMacを17インチ以上のCRTモニタで使いたいと思っている。iBookをメインマシンにしてから目が疲れて仕方ないのだ。眼底疲労っていうの? 夜になると、目玉 をポロンと外に取りだして、その奥をグリグリとツボ押し棒とかでもみたいくらいにイタくなる。(それなら800×600にして使えばいいのだけど、それじゃ文字がボヤッとにじんじゃうし)。Aptiva用のCRTモニタを、ゴーインにiBookにつないで使おうかな。

 それというのも、Aptiva用のCRTモニタは夫がゴーインにPMG4/400につないで使っていたが、このたび、めでたく解放となったのだ。17インチモニタと20インチモニタに埋もれている姿は、どうもかわいそうで仕方がなかった。それで、ついに私のほうが根負け(?)し、三菱の22インチを買ってあげたのである。いってみれば、クリスマスプレゼントやね。山之内和豊の妻か、私か。いや、正確に言うと「もう、いいかげん買ってもいいよ」と、言ってあげたのですが。「モニタ切替器」も買って、22インチモニタ1台に7300とG4のMac2台をつないで使えるようになった。7300でデザインワークをして、G4でネットして。あれ? 使い方は、いままでと変わらないじゃないか。でも、デスクまわりがスッキリして、めでたし、めでたし。


iMacが「?」で訴えかけたいこと 12月16日(日)

 iMacの電源を入れるのは久~しぶりだ。昨夜、そう思いながら電源を入れたら、グレーのモニタ画面 に「...Firmware3.0 >OK?」とかなんとかいうメッセージが現れた。MacがMS-DOSみたいになってしまったよぉ。なんでだよぉ。私が放ったらかしにしてたからなのか? OSAKAじゃない、不揃いなFontのメッセージを眺めながら「生まれて初めて使ったパソコンは、たしかNECの98か88だったなぁ。なんか呪文のような文字を打ち込んでやっと動き出し、気球が飛んでいる起動画面 を眺めていたっけ」なんてことを、思い出してしまった。Macでこんな画面を見るのは初めてなのでうろたえながら、もう一度電源を押したら普通 に起動した。これも、また不思議。今日また起動してみると、今度は一瞬「?」マークのついたフォルダが現れ、すぐに通 常の「MacOS」が起動した。またまた不思議。いまは普通に動いているけど、やはり1日1回は、iMacを起動せにゃいけないってことだろうか?


名取り認定じゃ 12月17日(月)

 福岡県の大西さんという方から「会社で使っていたiMac(Rev.B)も電源を入れても画面 が映らず、電源ランプの緑が点滅、......お亡くなりになりました」というメールをもらった(なんか急に寒くなったから、逝ってしまうMacが増えてるのかな)。マザーボードごと修理が必要で10万円ほどもすると言われたそうだ。それで「今、キャンペーンでプリンタと宛名職人がついている一番安いiMacを購入。一番安いといっても、CD-RW付きの500Mhzで11万9800円。iMacは進化しているのでありました」。そうなのよね。プ、プ、プリンタと4000円程のソフトがタダでついてくるなんて、すごい時代になったもんです。私ゃ、このキャンペーン・ポスター見るたびに「iMacは持っているので、プリンタと宛名職人だけタダでもらえません?」とお店のお兄さんに言ってみたい衝動にかられます。

 ところで「昔からマックが好きで、PCはマックだよ。買う時はLC630にしよう。そう確信し、しかしいざPC買う時になったら無難にWINになってしまった」という方からも、こんなメールをもらった。質問いっぱいなので、一気に答えます。

・田中さんはライターですよね。WIN⇔MACのデータのやり取りはどのように?

 仕事場でWin機を使うのは「Webデザイン」の確認用。Mac用MOを読み込めるようWin機に「MacDRIVE2000」を入れていますが、それ以外Win用アプリケーションは何も入れてませ~ん。 Winユーザーとのデータのやりとりは、私がMS Office2001 for Mac を使うことで問題(?)を解決しています。やりとりはメールのみ。だから添付方法さえ気をつければ、WIN⇔MACの敷居はないんです。ちなみにMac同士で原稿のやりとりは、Jeditを基本としています。 そういえば3~4年前、超大手企業のビジネスマンでWinユーザーなんだけどメーラーはEudra、ブラウザはNetscape、ワープロソフトはクラリスワークスという人がいました。その人とはクラリスワークスでのやりとりができて、すごーく助かりました。そんな奇特な人は、後にも先にも、それっきりでしたねぇ。

・えへへ日記は何というソフトで?

  始めた頃はPageMillでしたが、最近はDreamWeaverを使っています。DreamWeaverは、なんかパレットがいっぱい出てややこしいです。フォーマットが決まってるものを「追加・更新」しかできないのが、目下の悩み。

・モバイルでPCカード使えなくて不便ではないですか、USBでも大丈夫ですか?

  実はまだモバイルしてません。私は数年前から、PHS党。省電力で、高速移動中はつながらないってのが好きなのです(待ち合わせに遅刻するとき、こちらから連絡する以外、できるだけ使いたくないの)。そして、せっかくPHSなんだから、いつかはモバイルと思ってはいました。しかし1年前にPAFS2だかなんだかの機種に変更したときはiBook持ってなかったし、今年iBook買った頃には対応する通 信ケーブルはどれかがわからん。え~い、また機種変更するのもややこしいぞ~、ジタバタジタバタ。いや、でも、モバイル宣言してしまったら「いつでもどこでも書いて原稿送れるんだから、よろしくね」と言われたら困るので、やっぱりこのままにしておこう状態です(モバイラーになるときは、ひっそり、こっそりするかもしんない)。
 ちなみに先日「携帯電話」をテーマにエッセイを依頼されたのですが、「私、PHSでメール機能(一応、ついてる)もほとんど使わないんですぅ」と言ったら、相手が黙ってしまいました。

・それともう一つ、これが一番重要なんです。じつはこの度サイトを立ち上げたんですけど、題名をパクッちゃったんです。その名も「おやじのエヘヘ日記」。よろしいでしようか?

うう~む。よろしい。あなたを「えへへ名取り」第1号に認定しましょう。今後は、その名に恥じぬ よう「えへへ」の普及に精進(!?)してください。そして共に、えへへの世界征服をめざしましょう。えへへは地球を救う....かな? 
  やったぁ、これで私は家元だ。「表Mac」「裏Mac」なんてのも始めよう(?)かな。クリックする前に右にクルクル3回まわす、とか。「小笠原Mac」なんてのもエレガントでイイな。「Mac北辰一刀流」だと、強そうだ。お、そうだ。夫は1台のモニタに2台のMacをつないでいるから「Mac二刀流」の家元に。なんつって。


おお、こんなところに光ファイバー 12月19日(水)

 昨夜、遅くまで仕事場にいたら、アップルとアップルストアから立て続けにメールがやってきた。PBG4Titanのすべてのモデルがコンボドライブになったんだそうな。そうやって、私をうらやましがらせて、どうする気だ? うらやましい。

 深夜のコンビニで、光ファイバーを見つけた。いや、光ファイバーを使ったキティちゃんのクリスマスツリーだ。そういえば今年は光ファイバーでできた繊細な輝きのツリーをよく見る。コンビニや東急ハンズにはいっぱい光ファイバーがあるのに、一般 のSOHOや家庭にはまだ光ファイバーが来ないってのは、どういうこと?(いや、うちはADSLが仕事場に来たから当面 はいいけどね)。2002年に前倒しって言ってたFTTH(Fiber to the Home)は、どうなった(あれ? さらに前倒しになったのかな?)。大々的にセールスできない法律でもあるのか(あるかも)。NTT以外でも、某電気会社にバイトに行っていた友人の話では1年以上前からガンガン地域を広げて光ファイバーは引かれているらしい。 「工事の済んだとこと、工事予定のエリアを地図に書き込んで色分けする作業してたんだ」と、言っていた。私らが知らないだけで、道路の下には光ファイバーがうじゃうじゃ眠っているのかもしれない。

電車の窓から撮りました。

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このサイトは、インターネットでの発表以来iMacに魅入られてしまった私の「えへへ」な毎日や事件などを綴ったページです。購入前のワクワクや「なぜ、欲しいのか」という自問自答、発売当日のドタバタの様子に続き、買った後はドキドキしながらiMacと親しくなって、E-Mailを送れないと言ってはオロオロ歩き、新しいソフトを試しては「やっぱり快適やねー」と喜び、東にEXPOがあると聞けばS.ジョブス見たさに飛んでいき、西に極秘情報があれば「おせーて」と頼み込み…まあ、そういう出来事が次々と起こりました。これからは、どんな大冒険が…!?ワクワク。

おかげさまで「Mac Fanホームページコンテスト98」でメッセージ賞を受賞しました。わーい。

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またまた広告が載っている。あと4日で、近未来のフォルムがやってくる。8月29日、iMacアイマックがやってくる。ンコ店の本日10時から新台!みたいやぁ、思っていたよりも高級感があると感心している。

BOOKS
参考文献ってことではなくて、あっぷるとステーブ・ジョブス関連の本。

スティーブ・ジョブズ II

ハードカバー – 2011/11/2

ウォルター・アイザックソン (著),

井口 耕二 (翻訳)

講談社刊

スティーブ・ジョブズ II

ハードカバー – 2011/11/2

ウォルター・アイザックソン (著),

井口 耕二 (翻訳)

講談社刊

ロスト・インタビュー スティーブ・ジョブズ 1995

ソフトカバー – 2013/9/11

講談社刊

スティーブ・ジョブズ-偶像復活

ハードカバー

ジェフリー・S・ヤング、 ウィリアム (著),2005/11/5
東洋経済新報社刊

アップルを創った怪物ウォズニアック自伝

2011/11/2

スティーブ・ウォズニアック (著),

井口 耕二 (翻訳)

ダイヤモンド社刊

アップル・コンフィデンシャ2.5J(上/下)

2006/4/27

オーウェン・W・リンツメイヤー (著),

林 信行・他 (翻訳)

アスペクト刊

林檎の樹の下で ~アップルはいかにして日本に上陸したのか~

2011/10/17

斎藤 由多加 (著),

オープンブック刊

アップル宣言―クレイジーな人たちへ

1998/02

真野流・北山耕平 (翻訳)

三五館刊