Vol.34 秘密のチタン
「アメリカのある有名なパソコンメーカーが、
日本の金属食器の一大産地・新潟
燕三条(つばめさんじょう)の有名メーカーに
チタン合金製品を大量注文か?」というニュースが
ネット上に流れたのは、何カ月前のことだったろう?
いつかこんな日が来るとは… 9月19日(火)
いままで、さんざん「Windowsの画面はどうも好きになれない」とか「一生、使う機会もないだろう」とか「これ以上ビル・ゲイツを儲けさせてたまるか!」などと言い放ってきた私だが。許してください。Windows98SE搭載デスクトップ機を買ってしまいました。
いえ、これにはワケがあるんです。それは…うぁー。
いつもより、ひとまわり デカ い文字 9月24日(日)
いやはや、どうもこのところ日記をサボりがちなんである。「Windowsに転んだのか」とか「ついにビル・ゲイツに身を売ったか」(それを言うなら、魂でしょーがKさん)などのメールもいただきました。「更新が途絶えているのは、バチがあたったんじゃ?」なんて意見(?)もありました。くー。いえ、これにはワケがあるんです。それは…うぁー。あれ? いつかどこかで書いた記憶があるなぁ。えい、コピー&ペーストしちゃえ。
そう。このところ夜帰るのが遅く、家にいる=iMacを触る時間も極端に少ないのだ。で、なぜか毎日仕事場では、買ったばかりのWindows機IBMのアプティバを触っている。スリムタワーで場所はとらないわ、17インチのトリニトロン・モニタはフラットだわ、妙に重厚な起動音楽が外付けスピーカーから流れるわ、CMタレントは香取慎吾ちゃんだわ(関係ないか)。おまけにあちこちよーわからんまま触ってたら、デスクトップパターンの模様替えが簡単にできちゃって「へー、Windowsはカーソルの色や作業途中の時計、サウンドまでいろいろ変えられるのか。こりゃ、Macよりアピアランスのカスタマイズがきめ細かい」なんて、思ったりして。あー、ついにこの頁も「最愛のAptivaでへへ日記」に変更か。なんつって。
ウソです、ウソです。やはり私には、肌があわないんだなぁ(何が気にくわないかは、また後日)。「ほんじゃ、なんで?」というと、実はいまやっている仕事に企業のホームページ作成というのがあって「Windowsでの見え方」というのを確認しなきゃなんないのだ。同じホームページでも、MacとWin、こんなに見え方が違うとは思わなかった。なんといっても、文字がデカい。デフォルト(買った時点での最初の設定)の文字が「Macよりデカイよー」とウワサには聞いていたが…。こんなにもデカイとは…。
このページを初めて、Win98SE(のIE5)で見てみた。ただでさえ日々綴ったおバカな内容がより一層、おバカに見えるじゃないかー。どーしてくれるぅ~、ビル・ゲイツ~!?
コンビニで大学時代の恩師に出会う 9月25日(月)
仕事場の近所のコンビニで雑誌を物色していると、大学時代のゼミ(=美学科の映像・現代演劇・現代美術)の恩師とバッタリ出会った。50歳の大学教授。妙に腰の低い人で、話しながらなぜか私にペコペコしてくれる(知らない人には、きっと私のほうが教授に見えただろう。んなことないか)。
ふと見ると、若い女性連れ。「いいんですかい、先生? 奥さんに密告しちゃうよ」と目配せをしたら、あわてて「娘だよぉー」と紹介された。ひょえ~。私が大学3回生のときに生まれた娘さん? あの、ゼミのみんなでミキハウスのベビーシューズをお祝いに贈った、あのときの赤ちゃんが…? がーん。16年なんて、アッという間ということを、つくづく、しみじみと思い知った。はー。
「リストアップせよ」と、夫は言った 10月1日(日)
先日、ソフマップでMacOS9を買った(遂に買ったんですね~。でも、まだ忙しくて、無料でとれるというapple.comのメールアドレスはとっていないんだけどね)。メンバーズカードを作ってからちょうど1年経つことに気がついた。ソフマップでは、買い物をした額に応じて「ルピー」というポイントがつく。100円で1ルピー=1円分の金券として貯めていき、使えるというシステムだ。
「1年でそこそこ貯まってるだろうから、このへんで使っちゃおう」
10万円分買い物してたら1000円引きか…。ところが、3000円以上安くOS9が買えちゃった。へ? この1年で30万もソフマップで買ったの、私? おまけに三宮のSeidenでもイロイロ買ってるから、Mac関連はそれ以上使っていることになる(ついでに言うと、iMac買ったのは2年前だから、当然それには入っていない)。きゃ~。
「いったい、何に使ったんだろうねぇ? リストアップしてみたら?」
夫の声が、心なしか冷たい。
昔、ジョン・レノンがオノ・ヨーコと結婚した時、「いままで関係のあった男の名前を、すべてリストアップせよ」と命じて、そのリストを眺めながら「クソ~、アイツとも!?」と、猛烈に過去に嫉妬したと----という話を、なにかで読んだが…。まさか私も、夫からリストアップを命じられるとは思わなかった。しかも「いままでのソフマップでの買い物をリストアップせよ」と言われるなんて。いちばん、アセっちゃうリストじゃないか。あれ? あんまり関係のない話だったか。
「あ、そういえば 」Part.2 10月2日(月)
PowerLogixジャパンからメールが届いた。初代iMacをもっと速いG3かG4に返信させることができるCPUカード「iForce」が、やっと大量 に出荷できるようになったんだそうだ。よかった、よかった。今月中には、モニターの1人である私の元にも届く予定。ふふふ、久しぶりにiMac開腹だ。ついでに掃除できるように、エアースプレーを用意しておこうっと(以前、別 のMacのメモリ増設のときに掃除機でホコリを吸い取った。これは静電気の原因になるので、きわめて危険な行為なんだとか)。
10月に入って急に涼しくなったけど、なんだか今日は「空気が薄い」気がする。私は昔から気圧の変化には超敏感で、低気圧に向かいつつあるとき「息が苦しい、空気が薄い」と思うのだ。明日も雨かな。
電車のなかでの発見 10月3日(火)
すごーく久しぶりに、電車に乗った。このところ大阪にも、つい車で行ってしまう。自分の身体には優しいからだ。しかし、地球にも財布にも優しくないので(高速乗っちゃうからねぇ)、今日は電車で大阪に行った。
夕方の帰宅ラッシュ。フツーの40歳くらいのサラリーマンの男性が、背広の胸ポケットにMP3プレーヤーを入れて音楽(?)を聴いていた。いままでこういう年齢層の男性が(テープの時代では)ウォークマンを聴いている姿って、余り見たことがなかった。「ま、MP3ならかさばらないし、毎日の通
勤にちょうどイイ」ってとこだろうか? だとしたらMP3の出現が「通勤途中に音楽を聴く」という層を、さらに広げたことになる。うーむ。こんなところにも、IT革命が。やっぱ、たまには電車に乗らないと、と思った。
恐怖と疲れで、沈黙中 10月9日(月)
ここ数日、腹立たしいことや落ち込むことや、疲れることが多くって鬱々としていた。そこへ、金曜日の地震が起きた。1時半、用事があってまだ自宅にいた。「あ、地震」と思って5秒ほど。
「えらい、揺れたね~」と、できるだけ明るい声で(だって、そうしなきゃ耐えられなかった)別
室からリビングに居た夫に声をかけると
「まだ揺れてる~」と夫が叫んだ。
その後、ギシギシと部屋がヨコに揺れる中、夫と手を取り合いながらリビングのソファに座って恐怖をガマンしていた。
「ヒュ~ヒュ~って、音がする」と私。
「何も聞こえないよ」と夫。
いーや私は耳がイイのだ。阪神大震災の時にも、激震のたびに、大きな建物が空を切って揺れるときの「シュッ」という音を耳にした。今度はそれほどでないにしても、やはり大きな建物が空気を切ってヒュ~ヒュ~と音を立てている。長い。
「これはダメかもしれない。でも、建物が倒れても中にいれば助かるから、外に出ちゃダメだからね。ここに居よう」
夫が、最悪の言葉を口にして励ましてくれる(頼りになるんだか、ならないんだか)。「ああ、引っ越して3年。また、この家も潰れるのね」何年も先の最悪の様子が、まざまざと浮かんだ。それくらい、長く感じた。でも、実際は10秒か15秒だったらしい。長い揺れは柔構造のたてものだからこそだというのも後で知った。しかし、ホントに恐かった。以前の地震では、いきなり床が抜けて身体もシェイクされたから恐怖なんて感じてるヒマもなかったが、今度のは、ホントに恐かった。
ところが駐車場でよく会話を交わす掃除のおばちゃんも、仕事場のマンションの管理人さんも「全然気づかなかった」と言っていた。なんなんだ。震度4でも、外で動いていたらそんなもん?
そんなわけで、ここ週末はその恐怖に、言葉を失ってしまった私。鳥取に住んでいる人は、どんなにつらいだろうと思う。でも、命さえ残っていれば、なんとかなるもんです。あれから5年生きた私が、保証します。
しかし、こっちのほうも過去の恐怖の体験から、つい悪い想像をしてしまうんである。Appleのことだ。株価暴落問題、G4Cubeのクレーム連発問題などなど。ま、そうそう歴史は繰り返されるもんじゃない、ということが、今度の地震でわかったので、とりあえずゆったりと構えておこうと思います。
グレコの本能とiMacの強靱さ 10月10日(火)
グレコを飼い始めて、今日でまる4年になる。東京オリンピックの記念日である10月10日にやって来たから「オリンピック」と名付けようかとも思ったが、なんとも気品ある「グレコ」という顔に育ったから不思議だ。ところで先日地震が起きたとき、ウサギのグレコはどうしていたかというと。揺れはじめた瞬間、グレコは“爪音”を立てて走り出し、部屋の隅に立てかけていた段ボールの陰に隠れてふるえていた。
で、揺れがおさまって数分後。後ろ足を床に踏みつけて「ターンッ、ターンッ」と音を立てていた。ウサギがこうした動作をするのは、「緊急事態に警戒を示しているという意思表示」だと「ウサギの育児書」で読んだことがある。
「どうせなら地震予知せんかい! いまごろ警戒しても遅いんだぁ~」
昨日の雷雨でも、片耳だけ立てて丸くなってうずくまっていた。ああウサギの本能やいかに。一方、グレコと同室のiMacはというと…地震もカミナリにも動じずにいつも通
りに動いている(カミナリ鳴ってる間だけは、モデム線を抜いたけど)。
夫の勇気は、妻の大胆さ 10月11日(水)
この1週間ほど、夫が毎晩インターネットにつないでは、グジグジと暗い顔をしている。
「グッドウィルで旧G4が131,800円なんだ。すごく安いんだ。でも[購入]のボタンを押すなんて、ボクには勇気がないんだぁ~」
ったく、気の小さい男だぜ。ノブがあれば引いてみたい。ボタンがあったら押してみたい。それが私の信条(?)だ。そんなワケで、昨夜つい、ノセられて押しちゃった~。きゃ~、G4申し込んじゃった~。ま、でも確認メールを返送するまでは「購入確定」じゃないし。
ところが今日、私が出かけている間に、発送確認の電話があったんだそうだ。
「金曜日発送できますが、いいんですね?」
「あ、はい。お願いします」と夫は即答したらしい。ハメられた。
G4到着するも、箱のなかで休眠中 10月15日(日)
夕方TVを見ていたら「森首相が、都内のパソコン店を“視察”」というニュースをやっていた。お付きの人やマスコミに囲まれて「恥をかいちゃいけない」という状況。「初めてパソコン専門店に入る」のって普通
の人間でさえ緊張するのに、ちょっとカワイそうなシチュエーションだ。VAIOとiMac(ルビー)を触る森首相が映っていた。「これはテレビじゃないの?」と質問して失笑を買っていた。「でもテレビも見れるんだろ!?」(VAIOのことか?)強情に言い張る姿は、ちょっと…。笑う方も笑われる方も、なんだかなぁ。オブチさんだったらiMacを見て、とっさにどんなコメントするか想像してしまった。合掌。
勢いで買ってしまったG4が、約束通り金曜日に届いた。しかし夫も私もお互いに、いまやっている仕事のデータが吹っ飛んでしまっては大変、とまだ開封もしていない。だって、古いMacの「嫉妬」が恐いんだもの。しかし夫は「仕事があるから」と、昨日から泊まり込んだまま家に帰ってこない。もしや…開封してDVD三昧!? いや、夫は「Macの嫉妬で、旧Macがご臨終」を経験しているから、まさかそんなことはないだろう。いや、でも…!?
サイコロの旅が、はじまった 10月16日(月)
今月のはじめに、こんなメールをもらったのだけどまだ返事を出していない。
(バックナンバーの)「その3●怒涛の購入編」に出てくるiMacが乗っている机をもっと見せてくれませんか。私も机が欲しいですけど、ピンと来る物が無くて困ってます。できれば、書斎全体も見せて貰えると嬉しいんですけど。そんなコーナーも作ってくださいよ。お願い!
くー。ダメです。いまの私はガードがカタイの(優香@エリス)。かつては、リビングにiMacを持っていったり、デスクまわりをスッキリ片づけたりしていたけれど、いまはチラリとも見せられたもんじゃない。デスクの上は雑誌とCD-ROMの地層ができて、床はグレコの抜け毛とグレコの干し草とグレコの…ともかく書斎全体にモザイクをかけたいくらいなのだ。ただいま超忙しいモードで、掃除する時間がない。そんなワケで、しばらくは許してください~。お願ぇでございます。
今日から、毎日仕事でお出かけの日々がはじまった。明日も朝から1日中大阪、明日・明後日は東京。金・土を置いて、和歌山、大阪、新潟、大阪、三重、名古屋、仙台…。これ1週間でまわります。なんか、これって「サイコロの旅」(夜行バスには乗らないけど…)。あ、これは北海道の人ならわかる地域限定ギャグ(?)でした
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「開けてしまったのですね」「ガマンできなかったんだよう」10月21日(土)
子供の頃から、姉の服や持ち物の「お下がり」が多かった。そのせいかどうかはわからないが、私は「まっさらのものを最初に自分が開ける」ということにかけて、いまでも異様なほど執着を持っている。お歳暮や手土産が家に届くと、中味が「食用油」とか「砂糖」って書いてあっても「開けてもいい? 開けてもいい?」と親にねだった。「食用油って書いてあるでしょ」と言われても
「んにゃ。こんなに重いのはフルーツみつ豆の缶詰めとセットになってるかもしんない。それとも、こんなにかさ高いのはクッキーとの詰め合わせなのかもしれない。本当の中味は、開けて見なきゃ、わからない」とガンコに口答えして、中味を見たがった。どこの世界にサラダオイルとクッキーの詰め合わせがあるか、とも思うが…子供だったんだなぁ。
そんな私が、「まっさらのG4 Mac」を開封もせずに1週間いるのは奇跡に近い。まあ中味は当然知ってるわけだし、今週はほとんど出かけていたから時間もなかったのだけど。ちなみに、夫は絶対に開けない人だ。いまだに仕事場の押入には、10年物の未開封のままのお歳暮や頂き物がしまい込まれていたりする(原稿料が入ったままの封筒を見つけたこともある! もちろん黙っていただいといた)。その理由は、ただ「邪魔くさい」んだとか。
さて先日。東京に行ったとき、ある人と1年ぶりに会って話していて
「ところで、G4の調子はどう?」と聞かれた。「毎日、箱だけ眺めてる」と私。
「それに、いま開けると現役バリバリお仕事中のMacの嫉妬が恐いから。あはは」
しかし、その言葉で火がついてしまった。くー。ガマンできん。今日こっそり外箱のテープをはがして中を覗いた。えへへ。一番上に、ちょこんと上品なクッキーの箱のように「Mac
G4 アクセサリキット」の箱が乗っかっていた。
「んー。やっぱりさらっぴんの香りやねぇ」
と感動してから、またフタをした。ああ、なのに! まさか、本当にそんな恐ろしいことが起こるなんて…。(つづく)。
Macからのコンタクト 10月24日(火)
新しいMacがやってくると、古いMacが嫉妬する。今回も、やはり夫のMacに次々と怪現象があらわれているから、不思議だ。
朝、仕事場のMacの電源を入れる。起動画面が済んで、モニタには
[無効なメッセージ]
という文字が表示される。????「何が無効なのか、無効だからどうしろっての?」と夫がまどっていると、またもや次のメッセージが表示される。
[日付・時間が違います]
「へ? 昨日もそんなこと言われて直したばっかりじゃないか?」
しかも正確な日付にしても、しばらくするとまた狂う。おかげで今日は「1970年1月1日」付けのメールを送ってしまい、あとから気がつく始末だ。慌てて先方に電話で伝えると「あれ? こちらでは1954年になってますよ」と言われた。ひょえ~。そして、さらにメッセージは続く。
[ネットワークに接続しますか?]
1カ月ほど前は私のMacとEtherネットでつないでいたが、いまは外している。ネットワーク設定さえも消去したというのに…。また気味悪いことに、このメッセージは出たりでなかったりするのだ。
そして極めつけは…。「起動ディスク」にはMacOS8.1の入ったHDを指定しているにもかかわらず、なぜか最初はMacOS7.55で立ち上がる。HAL化しつつあるのか、夫のMac? そのうち、「いやだ、止めないで。寒い。お母さん」とかしゃべりだしたりなんかして。ひょえ~恐い。でも、ちょっと聞いてみたい気もする。
うちに秘めたる記憶の片鱗 10月24日(火)
昨日の旧Macの怪奇現象について、中溝さんという方からメールをもらいました。
もしかしたら、Macの中に入ってる電池が切れたのではないでしょうか? 電池は、電源が切れている時に、時刻などの情報を保持しているのですが、電池が切れると、起動して設定しても電源を落としたときに、その記憶(情報)を忘れてしまいます。そのため、起動の度に、時刻などを忘れてしまうという現象が発生します。私もPM6100で一度ありました。
…新しいMacを開けた日に古いMacが電池切れ、
怖いぐらいタイミングがいいですね。
同様のご指摘を武永センセにもいただきました(中溝さん、武永センセありがとね)。うーむ、そうかぁ内蔵電池。夫に確かめると
「あ、そういえばなーんも考えないで3年ほど使ってた」
おお。んじゃ、嫉妬どころか夫のMac(の内蔵電池)は、よく踏ん張っていたんだなぁ。しかし怪奇なのはタイミングというか、私たちの無精癖というか…。
明日は名古屋・三重、東京に泊まって明後日仙台に行ってきま~す。
メモリが不足です 10月28日(土)
たっだいま~。150人乗りの小さな飛行機に揺られて(?)昨夜仙台から帰ってきた。昨夜はへろへろぴ~でバタンキュー眠してしまった(カラダは元気なんだけど、アタマがへろへろで日本語が乱れている私です)。
今回の取材旅行は、20代の男の子と二人旅だった。急に「お姉さん」の自覚に目覚めて「私がしっかりしなきゃ」と思ってしまった。しかし2日間行動をともにすると本性はバレるもんだ。彼の分析によると、私は「乗り物の不手際に、すぐキレる」「あまりにも少食すぎる」「手荷物は少ないが、そのぶん口実をつけて現地で買い物をしようとする」んだそうである。えへへへ、おっしゃるとーりです。しっかり者のお姉さん、失格。それにしても「乗り物に…」というのは、自分でも指摘されて初めて気づいた。たしかに新幹線では、20人ほどの大学のゼミ旅行らしき団体客がいつまでも通
路を塞いだまま突っ立てるのを見て「えーい、席はどこでもいいから一旦座りなさい!」と叫ぼうとしたことはあった(彼に止められ、辛うじてガマンした)。
留守中に親戚のオジさんから「あんまり仕事をし過ぎると健康にも悪いし、頭もおかしくなる恐れがあるので、気晴らしに遊びにいらっしゃい」という温かい(?)文面
のFAXが来ていた。あちゃー。この2週間インタビューしまくりで(18人取材した!)頭は、すでに「メモリ不足」ですぅ。
ところでMac OS Xのパブリックベータ版。すでに手に入れて「えへへ」「ぐふふ」と堪能している人が続出中らしい。極私的iMac簡易紹介ページの菊池さんも、そのひとりだ。いや~ん、これも私はメモリ不足(Mac
OS Xのパブリックベータ版を使うには、128Mのメモリが必要。うちのiMacは96Mだ!)。よーし、こうなりゃこないだ買った旧G4(=198M)に入れてやる~。明日はApple
Storeで申し込んでやる~。
忙中ウキッキ~ 10月30日(月)
Mac OS Xのパブリックベータ版を申し込んだ。いままで「ベータ版を使う人=開発者」と思ってたから、なんだか不思議な気分。かつてMacと出会ったときは「コンピュータに詳しくないけど、なんだか使ってて楽しい」ということが驚きだった。いま、プログラムに詳しくなくても「開発途中」を垣間見れ、意見も言える。こういうの「技術の民主化」って感じ?
歴史に参加するゾ 11月1日(水)
Mac OS Xのパブリックベータ版がもう届いた。2つ折りの包装ファイルを開くと
「親愛なるMac OS X ベータテスターへ」で始まるメッセージが綴られていた。
「あなたの協力とApple hisstoryへの参加に感謝します。これまでも、これからも」
締めくくりは、こんな言葉。そうか、歴史に参加するのか。なんかよーわからんが、それだけでクラクラ感動させられてしまい、今日はまだインストールしなかった。(いやPM7300とIBM Aptivaと17インチモニタ2台に埋もれている今の状況では、G4をモニタにつなぐ場所もないのが正直なところ。早くかたずけたいぞ~)
内蔵電池は、なかなかナイゾウ 11月2日(木)
先日の内蔵電池の話に関して、信之助さんからメールをもらった。ちょっと長いけど、面 白い(?)話なので、紹介します。
「は?(内蔵電池の存在を初めて知る)電池って何年持つんですか?」
「だいたい3年ぐらいですね」
「じゃあ、まだ1年あるじゃないですか」
「でも内部をバラして電池交換するから、また修理センターに持ってこなくちゃダメですよ」
「えっ!(確かアップル指定のこの修理センターは、宅配便の往復送料はセンター持ちの代わりに、いったん持ち込めば修理の程度にかかわらず、最低8000円取られるはず)じゃあ、電池交換だけで8000円するんですか?」 「電池が2000円だから、合計1万円ですよ」 なんじゃぁぁぁぁぁ、そりゃぁぁぁ~~~!!!
電池交換に1万円! 3年に1回、必ず1万円! なめとんのか、アップル! 初代のあと、メモリーなどは素人でも取り付けやすく工夫されたというのに、単なる電池ぐらい、ラジカセ並にカパッと開けて交換できるようにしろよ! おまけに、交換時に見せてもらったiMac用電池は、単3型電池の長さを短くして、胴回りを太くした形。カメラ用の電池で同じタイプの見たことあるけど、700円ぐらいだったぞ。なんで2000円? しかも、見たことない薄紫色! 「アップル指定でしてね、この電池。イスラエル製なんですよ。このためだけに輸入してるんで高くなるんです」 こら~、アップル! イスラエルの某メーカーからリベートもらっとるんかい! ハードディスクなどは、その時々の供給具合で、買ってみるまでメーカー名がわからないというのに、なぜ電池にそこまでこだわる? なぜ? なぜなんだ~~~? 超フシギ。むーん。
私もiMacに内蔵電池があったとは、知らなんだ。それがイスラエル製とも、知らなんだ。中東和平の先行き次第では、なかなか手に入らなくなるかも(こんなん書いたら、あかんのやろか?)。そうだ、私が以前勤めていた会社の社長は、昔日本赤軍の人たちとお友達だったそうなのでベイルート・ルートから安く仕入れてもらってのは(って、こんなんも書いたら、あかんのやろか?)。なんか来年は内蔵電池切れで、日本中の初代iMacが暴走(?)しそうな予感。
そうえいば、モニターに選ばれたiForce。送られてきた暁には、iMac開腹方法も含めてここに載せようと思ってたんだけど、まだ送られてこないな~(これも、書いたらあかんのやろか?)。Macに勤めてはおりません 11月3日(金)
「敦子さんは、Macにお勤めのようなので…」というメールを、東京の大学院生さんからもらった。ちゃうちゃう。私はアップルにもMac(ってどこ?)にも勤めてません。しかし、そういう誤解が生じたというのは、どうもこのごろアップルに対して毒気がなさ過ぎるってこと? いかん、いかん。もっと悪態つかなきゃ(?)。えーい。なんかツッコミを考えなきゃいけないな。
ちなみに前述の大学院生さんが言うには「AppleStoreでの見積もり計算時、AireMacベースステーションがどうしても加算できない」んだとか。私のほうにクレーム来たぞ~。原田社長~、出てこーい(久しぶりに、呼んでしまった)。
新潟・燕三条にウワサの真相を追う 11月8日(水)
「アメリカのある有名なパソコンメーカーが、日本の金属食器の一大産地・新潟 燕三条(つばめさんじょう)の有名メーカーにチタン合金製品を大量 注文か?」というニュースがネット上に流れたのは、何カ月前のことだったろう?(あったんです、そういうニュース)。その話題は推測が推測を呼び「そのパソコンメーカーとは?」「たしかジョブスが作ったNextのコンピュータは、マグネシウム合金だった」「おお~、ってことは次のPowerBookの筐体用に大量 発注したのか?」と話は広がっていった。
そこで私は、このかねてからの真相を確かめるべく、今週の月曜日、新潟は燕三条に行ったのだった。大阪から飛行機で50分。バスと新幹線を乗り継いで、JR燕三条に到着したのは昼過ぎのことだった。たんぼに囲まれて建つ、ワーナーマイカルグループのショッピングセンター群がひときわ目を引く。
「ん? におう。アメリカのニオイがする。アメリカといえばアップルだ。そーだ、そーに違いない」(なんのこっちゃ)
さる金属加工工場にも潜入してみた。800トンの油圧プレス機が、一瞬にして平板なステンレス板を立体物に変えていく(あ、チタン合金じゃない)。おおー次世代PowerBookの筐体はこうやって生まれるのか…(だから、これはチタンじゃないってば)。しかし、ここでもアップル製品をうかがわせるものは何も見いだせなかった。残念(いや、当然?)。くー、ミッション・インポッシブル。
…なんつって。本当の目的は、仕事で行ったのでした(もちろんアップルとも、なーんの関係もありません)。だって駆け足で日帰りだったんだもん。新幹線の駅では、ホントに死ぬ かと思うくらいダッシュしたんだもん(いやー、PowerBook持ってたら乗り遅れてたね、きっと。身軽でよかった)。このくらいの密かな楽しみがないと、やっとられないもん。
ちなみに私がこの街で発見したこととは? 町中の信号機という信号機は、青/黄/赤がタテに並んだ「タテ型」のみだった(ヨコ型だと、冬に雪が積もってみえにくいから、らしい。なるほどー)ことと、新潟の「カツ丼」は卵でとじないのが一般 的らしいということとだった。なんで?
ねむいねむい私 11月12日(日)
この2日間、椅子やソファに座れば即座に眠り込んでしまう。本を読んでいても、寝てしまう。24時間耐久爆眠レースなら、かなりイイ成績をマークできそうだ。 最近、書いちゃいけないことを書いてしまって、あまりのタイミングに驚いているが、いよいよ、やっと、とうとう、首を長くして待ってるうちに首が伸びてしまった(ああ、またここまで言ってしまった)Power Logix japanのiForceが、送られて来る見込み。来た、来た、来た、来たー! 11月15日(水)
ついにPowerLogix JapanのiForce(=旧型iMacを高速にするCPUカード)が昨日、送られてきた。早く装着したい(CPUを交換すると表現すべきか?)早くレポートをアップしなきゃ、いや、それよりも写 真付きで「えへへ」と自慢したい! だけど、今日も仕事場から持って帰ってくるのを忘れてしまった。明日は大阪、明後日は東京にお出かけだ。うーむ、いつになる? iMac開腹手術。
iMac(どっこいしょ)to go 11月25日(土)
1週間以上、更新をサボッてしまった。「ひょっとして、病気でもしているんじゃないですか? 大丈夫ですか、お大事に」と、すっかりお見舞いモードのメールをいただきました。ご心配おかけして、すみませんです。ゴホ、ゴホ、最近めっきりカラダが弱っちゃってねぇ…って、病気ではないんです。キムタクと工藤静香のおめでた会見にショックを受けて寝込んでいたわけでもありません。ひとえに、毎日忙しくて時間がないのです~。iForceをやっと送ってきてもらったというのに、なんというタイミングの悪さ。あ~早くテストレポートするぞ~と思っているのに、できない~、き~。葛藤で本当に、熱が出そう。
なにせ、最初の計画で14カ月の期間を見込んでいた仕事を、5カ月でしようとしているのだ。どこへ行った? 9カ月。人間ならば、妊娠して生まれるまでの期間だぞ。そんなわけで、このところ毎晩家に帰っても朝まで原稿を書いている。しかもiMacを置いている部屋は寒くて風邪ひきそうなので、ゴーインに温かいリビングに「iMac
to go」しているのだ。いまや「ダイニングテーブルの主」と化しているiMac。改めて見るとデカイ。うーむ。断然「デスクトップ派」と自認してきた私だが、ここへ来てモーレツに新しいPowerBookが欲しくなってきた。
グレコの想像妊娠 11月27日(月)
ウサギのグレコの様子がヘンだった。脱ぎ捨てた夫の靴下をくわえたかと思うと、グレコの部屋にダッシュして持ち行ってしまう。ちょっと高いところに置いてある新聞やチラシも、背伸びしてくわえて行ってしまう。横取りしようものなら「グゥ~」とうなり声をあげてパンチを浴びせてくる(全然、威力ないけど…)。一体全体、急にコレクターになっちゃって、どうしたの?
グレコの部屋に見に行って驚いた。トイレの隣に、そうした“戦利品”やらペットシーツ(紙おむつみたいな素材でできた、ペット用のトイレシーツ)をかみ砕いてフワフワにしたもの、そして、グレコ自身の大量 の抜け毛がビッシリと寄せ集めてあった。その抜け毛たるや、ハマナカ製モヘヤ毛糸玉 の1/4くらいの量(って、ぜんぜんわかんないか)。こんなに抜けてりゃ、グレコのどこかにハゲが出来てるはずなんだけど、っていう量 なのだ(でも、見たところ異常なし)。
ウサギの飼育書によると「出産を控えたメスは、自分のお腹の毛をむしり、フサフサの産所布団を用意する」と書いてあった。まさか、私たちの留守の間に…? まさかねぇ。グレコの部屋にはiMacを置いてるが、iMacにはムリだろう(たぶん)。それに留守の間に泥棒に入られることはあっても、留守を狙って雄ウサギを持ち込んでグレコを妊娠させるようなストーカーは、いまい(たぶん)。あれから1カ月。あれほど熱心に準備した産所なのに、今やすーっかり単なる「第2トイレ」になっている。??? ウサギも、恋の季節になると想像妊娠するのかな?