Vol.29 PowerBook刑事

「サラリーマン刑事」見て、つい

私も「○○刑事」ネーミング遊びに

はまってしまった。
「ものまね刑事」
「ガングロ刑事VS美白刑事
「キックボード刑事」
「モバイル刑事
「PowerBook刑事」とか…。

 

PowerBookは太平洋を越える 3月27日(月)

 3月22日の鎌野先生のギモン“もしかしたら「出荷」とは、アメリカの工場を出荷したと言うことなのかもしれません。誰か教えてください”に対して、他ならぬ鎌野先生のお兄さんからメールが届いた。おお、鎌野ブラザーズ2000なんつって。

 弟の質問に兄が答えますが、Appleの「出荷」というのはPBの場合は台湾にある工場(正確な地名は忘れましたが、台湾のシリコン・バレーと呼ばれるところの町のはず)を出荷したということです。そこからタイペイの空港に運ばれ、飛行機に乗って世界各地に送られていくわけです。私の場合、出荷からアメリカに到着するまで約一週間かかりました。残念ながらアメリカの工場ではなかったと思います。

弟と同じくPB/400 MHzを使っていますが、大変快適なため、やみつきになりそうです(私のPB5300は若之花とともに引退しそうです)。

 なんだそーです。お兄さんはアメリカで買って日本に帰ってきたから、そのPowerBookは太平洋を往復したってわけですな。旅好きなPBだ。ともかくApple StoreでPowerBookを買う人は、これを目安にしましょう…って、目安になんないか。早かろうが遅かろうが予定がわかんないというのは、受け取るほうは不便だよなぁ。Appleも工場の秘匿事項とかもあるんだろうけど、せめて「あなたがご注文の商品は、●月●日に工場を出発しました。通常●~●日であなたの元に到着予定ですが、若干の誤差はお許しください」とか言ってくれればいいのにと思う。気は心なんだし。

 iBookはたしか「i birth どこそこ」って筐体の底(?)に擬人化して書いてあるそうだけど、流通のシステムでもそういう小ワザを見せて欲しい。「あなたの元に早く着きたいと、PowerBookは元気いっぱい●月●日に工場を飛び出して行きました」とか言われると、なんか余計に着いたとき愛おしくなっちゃうだろう。
「この僕の胸に、飛び込んでおいでー」と待つ楽しみができるかも…。できないか。いや、私ならできるな。


テレビにも冷却?  3月30日(木)

 このところ、テレビの様子があやしい。リモコンの調子が悪いだけかと思ったら、チャンネルが変わらなかったり電源が切れなかったり(オイオイ)する。う~む買って12~3年は経つからなぁ。そろそろ寿命か? これまで5年前の地震直後と2年前の2回修理済み。2年前には修理のおじさんが“基盤”をテレビのなかから取り出して「かなりガタが来てますからねぇ」と言っていた(コンピュータじゃないのに、テレビも案外いろいろ載ってるんだなぁ、と基盤を見て思ったものだ)。
 
「そうだ、コンピュータと一緒だよ」と夫は、ハタと膝を叩いた。
「このテレビ、温まってくると調子が狂うんだよ。だから、コンピュータのように冷やせばいいんじゃないかな?」

 試しにしばらく主電源を切って、水を硬く絞った雑巾でテレビを全身拭いてみた。拭き掃除もついでにできてラクチン、ラクチン(私って、こんなんばっかり?)。かなり冷えたのを触って確かめ、再びテレビのスイッチオン…おおー、ホントにリモコンも効くようになった。うーむ、うちのテレビはPowerBookか? そのココロは、冷却台が必要です~。ちゃんちゃん。
 
 一方、PowerBook G3 (FireWire) を買った人の喜びのメールが(続々?)と届いています。鎌倉のM氏はこんな感じ。

 えへへ、PowerBook G3 (FireWire) 400MHz 買いました。AirMac一式と、追加メモリー、ハブなどで大層な出費になりましたが、寝床ですりすりして遊んでいます。たった1枚きりの「トムジェリー」DVDを何度も見て遙か昔の子供時代を思い出しています。このG3君、“寝起きが悪い”トラブルが解消すれば完璧なんだけど、これだけがまだけりが付いていません。まあ、「じゃじゃ馬ならし」といきましょうか。子供がiBook DV を買ってくれと言っていますが、あんまり調子に乗っていると嫁さんに叱られるのでしばらくはおとなしくしていましょう。(しかし、英語キーボード、デジタルカメラ、写真対応プリンタなどをこっそりと手配中 ^ ^;)

 この方、不惑+10歳の大人です。大人がこんなに幸せになれるって…。


テレビ買い換え計画よりもMac買いたい計画なのだ 3月31日(金)

 というわけで、テレビ買い換え計画はあんまり考えないことにした。フラット画面だの、D3端子デジタル対応だの、プログレッシブなんとかだの、いますごく変換期って感じ。はっ、そんなことよりMac買いたい計画。そうだわ、私の使命(?)を忘れるところだった! きー。パ~ッとハジけたい衝動に駆られる春の宵。

 HTB北海道テレビの人気バラエティ番組「水曜どうでしょう」の録画ビデオをまた貸してもらった。サイコロを投げて、出た目の都市に行かなきゃいけない“サイコロの旅”。最終的には札幌帰還を目指すのに、九州に行ってしまったり四国をグルグル迷宮入りしたり、夜の長距離バスの“目”が出てホテルに泊まることもない。つまり、無意味な旅番組(?)。
 地理のクイズに答えられなかったら強制的に実地へ行ってお勉強させられる“試験に出るどうでしょう”も観た。こういうタイプの番組は、関西にはあまりないので新鮮だ。いわゆる名所旧跡とかはほとんど映らずひたすら2人の出演者と声だけ出演のディレクターのおしゃべりがメインで(それならわざわざ日本中移動しなくてもいいのに…)、男子高校の部室の会話ドキュメンタリーって感じだ。今日ニュースで、有珠山の噴火映像を見ながら「ど~ですか大泉さん」というディレクター氏の声が私の頭のなかで聞こえてしまった。ああビデオの見すぎだ。不謹慎な自分が恐い。それにしてもこの番組「サイコロの旅」の回以外、どんな放送内容なんだろ?

 何年か前、神戸のカウンター・バーでドイツ人のおニイさんと隣り合わせたことがある。むこうもこちらもゆっくりとした英語で、結構話が通じた。ふとした拍子で旅行の話題になった。

「一度、長距離バスに乗ってアメリカ大陸を横断か縦断してみたい」と私が言ったら、「それだけは、止めたほうがいいよ」と忠告された。
「Too Hard!」一度アメリカで長距離バスに13時間乗ったという彼は、もうコリゴリだと言っていた。身長190センチ超のおニイさんだからTooHardなんだろう、
「のんびりしてて、私は憧れちゃうなぁ、バスの旅」と思っていた。

 でもいまは長距離バスの旅がどれだけ恐ろしいか、「サイコロの旅」の出演者がボロボロに疲れている姿を見てわかった。寝れない体イタイ狭い、んだそうだ。


QuickTime放送は、映画館を見るか? 4月3日(月) 

 今日フジTVの「めざましTV」で“レオナルド・ディカプリオの来日記者会見をQT放送する予定”と言っていた。Apple(それともアップル?)のサイトで生中継するんだって。レオ様は新作映画「ビーチ」のキャンペーンらしいけど、なんか今年のAppleは映画づくし。近い将来、映画がらみでアッと驚く発表があるのかな…というのは、思い過ごしでしょうか。「トイ・ストーリー2」は、東京の映画館1館だけで日本初(?)フルデジタル上映らしいけど、次は映画館でQuick Time放送をするっていうのは、どうだろう。バーンと巨大スクリーンに映し出される「Q」のマーク。ちょっと、見てみたい気がする。予告編ぐらいなら、できるのかな。カクカク動いてムリなのかな?


単身赴任の必需品となるか、iMac 4月4日(火)

 「単身赴任のとほほタンジェリン」さんから、メールをもらった。AppleStoreでiMacを購入し、その対応が「非常に丁寧で、アップルの印象がすごく上がった」という非常に珍しい、じゃなかった奇特な、いや奇抜な(これもマズイな)えーい、ともかくそーゆー感想を持ったそうな。大阪の自宅を離れ東京で単身赴任中の「とほほ」氏は、仕事ではWindowsマシンを使用中。なのに1人の部屋で、なぜにさらにiMac? 家族のムービーを編集して、ホームシックを癒しているのか? それとも…? 疑問に対して、こんなエピソードを教えてくれたので紹介します。

iMacを購入したのは実は私の周りの人(同僚)の影響が大きいようです。私の前の席の人が「ライム」で隣の人が「ブルーベリー」。この2人がMacについて楽しそうに会話するんです。
「やっぱり色はブルーベリーやな」
「何言ってるんですか!ライムに決まってるじゃないですか」
なんてお互いにけなしあってるだけなんですが…そんなこんなで、2人の狭間にいると操作まで頭の中で反芻されてしまいます。そのうち
「自分は何色にしようかな」
なんて考えています。怖い、怖いと思いつつ遂に購入してしまった訳です。

今は単身赴任社宅のWindowとiMacはLAN(ルーター経由)で繋がってファイル共有しています。何だか楽しくなってきそうです。今日はiMacで映画「Matrix」を見ました。画面は小さいですが、何せテレビがないので…テレビはWindowsで見ています。でも、iMacの周辺機器は一切持っていません。本体に資源を投入しすぎました。では今日はこのへんで(明日もあるのかって? 田中さんのiMacえへへ日記の感想でもあれば…)

 なるほどぉ。で「タンジェリンにしよう」と思ってApple Storeにつないだら「Buy Me」のボタンもオレンジ色なんだから、もう、これは買うしかないでしょう。うんうん、わかる。私もこのところ「Sale」と「ローン試算」目当てに、日に何度もApple Storeを覗くんだけど、あの「Buy Me」の文字には妙に心揺さぶられてしまう。私だけに呼びかけられているような気がして、素通りできないのだ。結局、申し込み画面で我にかえって逃げ出しちゃうんだけどね。
 
 それにしても「とほほ」氏の話を聞くと、一人暮らしのスタイルもずいぶん変わって来たんだなと思う。私の知人にもいまだにブラックPaformaをテレビとして使ってる人がいるが、1人でちょっと見るだけならテレビは邪魔(ま、コンピュータしない人だったら、テレビ買う方が圧倒的に安いんだけどね)。電子レンジさえあればとりあえず何か食べられる、みたいな感覚になっていくんだろうか…などと、感想を述べてみたので、明日も「とほほタンジェリン」さんのレポートは続く…かもしれない。


どう昔のイメージがあって…  4月5日(水)

 どうやら、私は誤解していたようだ。「いまやアップルのサポートはずいぶん良くなっているんだよ」というメールを、他の人にももらった。サポート電話もずいぶんつながりやすくなったし、クイック&デリバリという修理サービスも好評なのだとか。な、な、なんなんだ、この賞賛の嵐(?)。いったいアップルは、いつからそんなイイ会社に変わってしまったんだ? 不手際も愛嬌のうちだったのは、もう昔のことなのか~!? 技術も製品もサービスもすべて良くなっちゃったら、パーフェクトすぎておもしろくないぞ~。なんつって。昔のイメージのままと思ってちゃいけませんね。時代は、移り変わってるってことですか。
 
 大学時代の友人2人と8年ぶりに会った。1人は6カ月乳児のママ、1人は3歳と4歳の2児のママ。どちらも子供と接してる姿は「母」ハハッ~って感じだが、見かけは学生時代と全然変わらなかった。
「チコも相変わらず、細いねぇ」(チコ=学生時代までの私のアダ名)
と言われた。昔はホントに痩せてたので、私にはそういうイメージが定着しているみたいだ。ひゃ~、ホントは太ったんだけどね。でも、こういうイメージはいつまでも定着しといてほしいもんだ。


車庫入れが下手な人にもおすすめのソフト 4月6日(木)

 「らくがきシンメトリ」というフリーウェアを教えてもらった。フリーウェア作家のもりすけさんによるお絵かきソフトで、ふだん絵を描かない人ほど感動を覚えるソフトじゃないかな、と私は勝手に思っている。

 「シンメトリ」という名の通り、これを使えば左右対称にに描くことができる(上下対照とか、放射モードとかもある)。実は私、平衡感覚にかなり問題アリの人。3年以上毎日バックで車庫入れしているのに必ずひょこ歪んでしまうし、お化粧をするときもまゆ毛は絶対に左右対称に描けた試しがない。だから、自分の手で左右対称を創り出せるなんて、「新しい世界」の体験だ。

●(左から順に)ほら、左右対称になってます。縁取りも、四分割シンメトリ(?)で簡単っす。

 何というではなしに、これで模様もどきを描くのも楽しい。ちょうど私の子供の頃に流行った、歯車を組み合わせてグルグル幾何学模様を描いていく定規…(あれ、なんて言ったっけなー?)アレみたいな感じだ。

 もう2カ月以上も前から話題にしたいしたいと思いながら、これを使って描いた画像データをつくるのにグズグズしている。それに「どうせならちゃんとした絵を描きたいし、マウスじゃ上手く描けないし…」と思っているうちに、猛烈にタブレットが欲しくなってしまった。がるるる~。
 
 しかし、なぜか描いたデータを「保存」できない。なんで? うまくいかないことがあると、とりあえず(自分ではなく)ソフトの「バグ」を疑るのが信条の私は、もりすけさんに尋ねてみた。でも、どうもそういう現象は私だけみたいだ(もりすけさん、疑ってゴメンね)。なぜ? もし使ってる人がいたら、教えてください。で、これからダウンロードして使ってみようという人は作者にも感想を送りましょう。あ、ちなみに現在発売中の『Mac Fan』フリーウェア・シェアウェア特集CD-ROMにも収録されています。


見~た~ぞ~ 4月10日(月)

 今年はまだお花見に出かけていない(昨日、出かけときゃ良かった…)。今日の雨で大分散ってしまったかな~と思いながら、夜になって家の近所を散歩してみた。予想に反して、桜並木はまだ満開だった。雨に濡れた木肌と地面に散った花びらが美しい。雨が降って桜が散ると地面でグジャグジャと汚らしく茶色のゴミと化す、というのが子供の頃からのイメージだったんだけど、まるで映画のセットみたい。昔と違ってほとんどの地面はアスファルトだから、散っても花びらはキレイなままなのだ。妙に清潔感がある。でも、こういうのは不自然というのかな? 
 
 今日、“ありえないところ”でiBookが売られているのを見た。「展示品のみ」と書かれたタンジェリンのiBookが、1台だけガラスケースの中に居た。しかも、5000円引きだった!! ひょえ~。いいのか? こんな“ところ”で売ってもいいのか? 

AppleWorksやっと、発売(予約)開始だそーです 4月11日(火)

 昼食にモスバーガーを買いに行った。ふと思い立って、そのまま王子公園に車を走らせた(なんか毎日、思い立って桜を見に行ってる私たち)。3面あるテニスコートをぐるりと囲むように、何百本という桜が満開だった。それはそれは見事な咲きっぷり。風に吹かれて花びらがパラパラパラ~と舞う。樹齢60年はあろうかというソメイヨシノの下で、モスバーガーを食べた。しみじみ。モグモグ。
 「見事な枝振りやねぇ」と夫が言えば「そうですねぇ」と私。しみじみ。あら?『東京物語』してしまった。こりゃあ明日は仕事をサボって京都にお花見行こうかな、うふふ…と目論んでいたら、突如急ぎの仕事が入った。う~ん。
 
 延期されていたアップルワークス(クラリスワークスの後継バージョン)の発売が、4月22日に決まった。んで、明日の12日から正規販売店やAppleStoreで予約受付開始なんだって。8,800円。私、EXPO東京ではアップルワークスには触れなかった。もんのすごい人の多さと、シネマディスプレイに気を取られっぱなしだったからだ(シネマディスプレイは、あまりのデカさと薄さと美しさに口を開けて見てしまった。見てる人はみんな、ディスプレイを指でつまんで薄さを確かめていた。当然、私もつまんで持ち上げましたとも)。クラリスワークスがいま4.0で、アップルワークスが6.0。いきなり、2つもバージョンが上がるからには、さぞ変わるのかと期待が高まる私。以前、ニュースレビューで「大して変わり映えしない」というのを読んだが、私は期待します。


ライオンキンを見たがぉ~ 4月15日(土)

 昨日の夜、劇団四季のミュージカル『ライオンキング』を観た(仕事先の人に招待券をもらったの。わーい)。実はミュージカル初体験。それなりに楽しかったが、なにせ初めてなので比較基準がない。パーカッションは生の演奏でお腹に響くぅ、舞台は間口に比べて奥行きがやけに広いなー、舞台装置や衣装がめまぐるしく変わってスゴイなー、あ隣の席には落語家の桂坊枝さん一家が座ってる、芸能人だぁ~ドキドキドキ…と文字にしてみたらまるで子供のような感想だ。でも子供じゃないから、父ライオンが子ライオンに「生きていく姿勢」を語るシーンよりも、悪役が出てきてファンキーに歌い踊るシーンにワクワクしてしまった。こんな私は、ミュージカルを見る資格なし?
 
 ビックリしたのは、お客さんがみんな行儀がいいことだった。劇中何度か、出演者が観客席の間の通路を通る。観客は手を伸ばすこともなく、その様子を「まぁー!」とただ黙って(女性が多いんだけど)うっとりと見つめるだけで、1曲歌い終わるごとに拍手、拍手。
 もちろんお弁当を広げる人もいないし私語も一切ない(館内は禁煙・飲食禁止)。芝居を見に来てるんだから当たり前だろうと思うかもしれないが、私は昔『近松心中物語』でヒドイ目にあった。団体客がお弁当は食べるわ、食べ終わって割り箸を折って弁当箱に入れて紙にくるんで輪ゴムで止めるわ、お菓子の袋を開けるわ…そういう一連の音が、ずーっと聞こえていた。メジャー演劇ってこんなこともあるからイヤよね、と思ったものだ(しかも、それは千秋楽だったのに!)。

 学生時代、小劇団系演劇ばかり観てきた。役者が走り回るのなんて当たり前で汗やツバは飛んでくるし、ヘタしたら水をかけられたり、首をはねたニワトリが飛んできたりした(どんなとこに行ってたんや!?)。そういや、鉄筋アパートの2階の畳敷きの部屋で芝居を見た、なんてこともあった。なんか、偏った青春時代を過ごしてしまったのかな、私って。


PowerBook刑事って、強そう 4月16日(日)

 2時間もののドラマで「○○刑事(デカ)」というタイトルを、よく見る。「うどん刑事」「おばさん刑事」「大家族刑事」…まさかと思うようなキーワードをくっつけるほど、そのインパクトは強い。「覚醒剤中毒刑事」…あ、これは現実にあった。まさに、現実は小説より奇なり。昨日の昼過ぎに「サラリーマン刑事」(シリーズ2の再放送)をやっていて、つい私も「○○刑事」ネーミング遊びにはまってしまった。今日も、ずっと考えている。なにやってんだか。
 
●「手作りケーキ刑事」お菓子づくりが趣味の女刑事で、ホイップクリームを泡立てていてふと、事件解決の糸口を見いだす。主演は、鈴木杏樹か水野真紀に。

●「フィギュア刑事」フィギュア好きの刑事が凶行に及ぶシチュエーションをフィギュアで再現。「お前の妙な趣味もタマには役に立つもんだ」と課長にほめられ、えん罪寸前の容疑者の容疑が晴れて、真犯人を捜し当てる。バリエーションとしてアニメに詳しい「オタク刑事」とか。

●「ものまね刑事」カケフさんを始めあらゆる人物のモノマネで容疑者・参考人に電話をかけまくり、阪神タイガース殺人事件の真相に迫る。主演は、ぜひ松村邦洋に。

●「ガングロ刑事VS美白刑事」ほかに「ルーズソックス刑事」とか「キックボード刑事」とか「茶髪刑事」とか定着した流行モノファッション系。でも、これは再放送の賞味期間が苦しそうだな。

●「モバイル刑事」いつもノート型パソコンを持ち歩き、マニアックなサイトや掲示板で極秘情報を得る。これには「PowerBook刑事」とか「iBook刑事」なんてバリエーションも考えられる(考えられないか)。なんか「PowerBook刑事」って、FBIでプロファイリングを学んできたエリート刑事、しかし力も強くて武道に長けている(なにせいつも重いモノ=PowerBook持ち歩いてるし)ってイメージだ。「iBook刑事」には、いつも学生に間違えられるような若い刑事さんがいい。

 刑事もののドラマにもiMacやG3、G4が登場することだし、「PowerBook刑事」どこかが実現してくれないかな。「踊る大捜査線ムービー」では、アブナイ犯人役の小泉今日子がPowerBookユーザーだったが。


当たる人と、空きでも欲しがる私 4月18日(火)

 大阪の天満橋の道ばたに、PowerMac G4の箱が捨ててあるのを見た。箱だけでも欲しいな~、持って帰ろうかな~と思ったが(なんのためだ)電車じゃかさばるのでやめた。中味を捨てなさい、中味を。中味だったら、どんなに重くても電車でも気にならない。
 
 リンククラブのメールマガジン「リンク・クラブ・ニュース・ダイジェスト」で連載している「田中敦子のMacえへへ人生相談」。今日掲載の相談は、「iMacを持っているのに、またiMacが懸賞で当たって悩んでいます」というお話だった。そしたら、読者から「実は私もiMac当たりました」というメールをもらった。うう~、当たる人には当たるのねぇ。私の場合iBook懸賞応募、8戦8敗。出しても出しても当たらない(「え~かげん、お金出して自分で買え!」というアップルの人の声が聞こえる。ん? この声は原田社長の声か?)。空き箱見つけてる場合じゃないな。


なんちゃってPalmる! 4月19日(水)

 今夜のTV東京『ワールド・ビジネス・サテライト』で「マイクロソフトが、PDAビジネスに参入表明」というニュースをやっていた。スティーブ・バルマー社長が、ギラリと額を紅潮させながら端末本体(ってのもヘンな言葉だな)を使って説明しているシーンが映った。端末はカシオや何社かのメーカーが作っているみたいだ。しかし、なんちゅうか、ここまでPalmと同じデザインにしなくても…(少しは変えろよ。創造性のフリだけでも見せてくれ~)。ソファでウサギのグレコを抱きながらうたた寝しかけていた夫が、テレビ画面を見てガバッと飛び起きて、一言。

「ま~た、マネクロソフトが…」

 寝言なのか、正気なのか。ん~、おもしろい。ニュースでは「一方、PDAのシェア80%を獲得しているPalm社からは、自動車の運転中でも安全に使えるシステムが発表された」とも言っていた。携帯電話につないだPalmに“話しかける”と、自動的に電話をかけたりメールを入力・送信してくれたりするんだとか。おお、スタートレックみたい。艦長からスポックへ(例えが古い…)。Appleの前の前の前のCEO=スカリー時代に「ナレッジ・ナビゲーター」イメージCMがあったが、そういう世界がだんだん現実になっていくんやねぇ。21世紀にかけて生きててよかった。長生きはするもんじゃわい。


なんちゃって舞妓さんも現る! 4月20日(木)

 昨日は「なんちゃってPalm」が登場したと思ったら、今日は「なんちゃって舞妓さん」なんである。世の中には「なんちゃって」が大氾濫。
 
 京都の女性観光客相手に密かなブームを呼んでいる「アナタも舞妓さんに変身!」というサービス。つまり、これが「なんちゃって舞妓」である。「中年女性までもが舞妓姿で京の街に繰り出し、その光景といったら…」などという記事を、新聞で読んだことがある。ところが先日、久しぶりに長電話をした友人が「私も実は、ハマってるのよ~」と言うので、驚いた。神戸から、わざわざ京都まで“変身”に出かけるんだとか。ひょえ~。
 
 その友人というのは私よりちょっと年下で、某大手OA機器販売の総合職OLを皮切りに、美術館の“絵の横で座ってるお姉さん”やイベントコーディネーター、高級歯科医院の受付嬢など、あらゆるバイト・転職を繰り返してきた女性。数年前には、異人館ガール(神戸の異人館のキャンペーンガール。年に1回オーディションで選ばれ、館内の案内や全国のTV局をまわったりしてPR活動を担う。ただし、いまは廃止されたらしい)にも選ばれた。おキャンピーな性格で、妙に私とウマが合う。
 彼女のベビーフェイスを思い出してみる。ふむふむ、白塗り化粧にだらりの帯。たしかに似合いそう…って、しかし、舞妓さんってのは15、6歳でしょうが。

「こういう変身スタジオではカツラを使うところが多いんだけど、私の行ってるところは地毛で髪を結ってくれるところでね。それはもホンモノそっくりに仕上がるのよ!」
などと、通な話を教えてくれる。しかし、そんなことしてホンモノの関係者に怒られないんだろうか?
「大丈夫、大丈夫。ホンモノは紋入りの帯だけど、なんちゃって舞妓はそういう帯を締められない規定になってるんだって」
いや、観光客にはそんな見分けつかないでしょう。
「そうなのよ~。だから舞妓姿で街を歩くと、身動きとれないくらい観光客が集まってきて、記念写真大会になるのよね~。『おおきに~』って言いながら、いっぱい撮ってもらっちゃった」

恐るべし、なんちゃってパワー。


めざせ女の、取締役への道 4月23日(日)

Appleの女性取締役として迎えられる条件(今年のApple株主総会より)
1 企業管理能力があること
2 Apple本社の近所に住むこと
3 競合ビジネスで仕事をしていないこと

 おお! 私にもチャンスがあるかもしれない。マンション自主管理組合の理事長代理だし(同じようなもんでしょう…たぶん)なんなら私、夫とウサギのグレコを連れて、いつでもクパチーノに引っ越そう! もちろん、競合ビジネスで仕事はしてないし。GAPで服も買ってるし。う~ん、ますます私にピッタリな条件だ。
 よし、英語で話せるようにNOVAにも通おう。クパチーノにNOVAがなければ、お茶の間留学はじめよう! う~、女の花道~。ここで笑わないと、あと笑うとこないですよ。


この重みがPowerBookなら耐えられるけど… 4月24日(月)

 3カ月以上、古新聞をためこんでしまった。1年ものの古雑誌もある。最近では、リビングの第二の壁と化し、全部積み上げると3m以上。積み上げた根元をウサギのグレコがかじるもんだから、グラグラもする。ひょえ~。ベルリンの壁の崩壊だ。
 住んでいるマンションでは「古紙回収日」が決まっている。いままで何度も機会を逃してきたが、もう我慢の限界。ちょうど明日の朝が「月に1度の古紙回収日」よ~し今度こそ回収スペースに出すぞ~、夜のうちに出しとこうっ!と思って、夫と2人で10回くらい部屋とエレベーターを行き来した。ウチからエレベーター停止階まで、1階分階段を上らないといけない。Mac○○○とか、ブ厚い雑誌がまた重いこと重いこと…。は~、すべて運び終わって、これでスッキリ!と思った瞬間、

 

 「アラ! 夜間に出すと放火の心配があるから、朝じゃなきゃダメよ」と、よその奥さんに叱られた。ガーン。

 へにゃへにゃへにゃ~。その場で座り込んでしまった。出していい時間は、朝の8時から9時までなんですと。朝たった1時間…。1時間でなにができる!? 超・低血圧の私は、朝起きて2時間は動けないんだぞー(自慢することじゃないけど)第一、寝坊したらどーする!? ウチは一生、古新聞を捨てられないのか!? きー。

 そうは言っても、仕方がないのでまた10回行き来して、家に持って帰った。自分で回収してどーする!? なんかトレーニングしてるみたいだなぁ。明日の朝、運べるのかなぁ。…と、とうとう眠れず徹夜してしまった。ただいま25日朝の5時。

CONTENTS

このサイトは、インターネットでの発表以来iMacに魅入られてしまった私の「えへへ」な毎日や事件などを綴ったページです。購入前のワクワクや「なぜ、欲しいのか」という自問自答、発売当日のドタバタの様子に続き、買った後はドキドキしながらiMacと親しくなって、E-Mailを送れないと言ってはオロオロ歩き、新しいソフトを試しては「やっぱり快適やねー」と喜び、東にEXPOがあると聞けばS.ジョブス見たさに飛んでいき、西に極秘情報があれば「おせーて」と頼み込み…まあ、そういう出来事が次々と起こりました。これからは、どんな大冒険が…!?ワクワク。

おかげさまで「Mac Fanホームページコンテスト98」でメッセージ賞を受賞しました。わーい。

CONTENTS

またまた広告が載っている。あと4日で、近未来のフォルムがやってくる。8月29日、iMacアイマックがやってくる。ンコ店の本日10時から新台!みたいやぁ、思っていたよりも高級感があると感心している。

BOOKS
参考文献ってことではなくて、あっぷるとステーブ・ジョブス関連の本。

スティーブ・ジョブズ II

ハードカバー – 2011/11/2

ウォルター・アイザックソン (著),

井口 耕二 (翻訳)

講談社刊

スティーブ・ジョブズ II

ハードカバー – 2011/11/2

ウォルター・アイザックソン (著),

井口 耕二 (翻訳)

講談社刊

ロスト・インタビュー スティーブ・ジョブズ 1995

ソフトカバー – 2013/9/11

講談社刊

スティーブ・ジョブズ-偶像復活

ハードカバー

ジェフリー・S・ヤング、 ウィリアム (著),2005/11/5
東洋経済新報社刊

アップルを創った怪物ウォズニアック自伝

2011/11/2

スティーブ・ウォズニアック (著),

井口 耕二 (翻訳)

ダイヤモンド社刊

アップル・コンフィデンシャ2.5J(上/下)

2006/4/27

オーウェン・W・リンツメイヤー (著),

林 信行・他 (翻訳)

アスペクト刊

林檎の樹の下で ~アップルはいかにして日本に上陸したのか~

2011/10/17

斎藤 由多加 (著),

オープンブック刊

アップル宣言―クレイジーな人たちへ

1998/02

真野流・北山耕平 (翻訳)

三五館刊