Vol.19 お引

やっとホームページの引っ越しを完了。

「つながりもしない」というは解消されました。

EXPO New Yorkを目前にして、iBook期待熱も

カーッと再燃。

6月27日(火)iMacお部屋自慢コンテストに応募しようっと

 日曜日にもMac Internet Patioに出かけてしまった。結局、土・日と遊んでさあ大変な週が明け、昨日は昨日で夜中のビジーで更新もできそうもないから、書くのをやめちゃった。えへへ。

 日曜日のMac Internet Patioは、スクールの受講者10人だけではなくて、それを立って見ている人たちも前日よりグッと増えて、黒山の人だかりだった。20人以上は、いただろうか。中庭のガーデンやカフェでは、仕上げたばかりのアイロンプリントを見ながら、楽しそうに会話するカップルも目立った。結局、私たちは受講しなかったけど、盛況のうちにイベントが終わったようで、よかった、よかった。

 お? そういえば「iMacお部屋自慢コンテスト」っていうのも、あったんだ。私も写真を撮って応募しよーっと。インターネットでも応募できるが、そーだなー私は買ったばかりの一眼レフがあることだし、スチール写真で郵送で応募しよっかな(買ったはいいが、結局あんまり使っていないミノルタαスウィート)。行くぞ「iMacお部屋自慢コンテスト」! 待ってろ、アップル! 豪華賞品をねらうぞぉ(って応募するだけで、審査会場になるお台場までは行かないんだけど) 。みんなも応募しよう!

 …と浮かれていたら、この大雨で神戸市各地に避難勧告が出ている。だんだんウチにも近づいてくる。雷も鳴ってる。大丈夫なのかな。明日は、朝から仕事で京都に行かなきゃいけない。大丈夫なのかな。電車、動くのかなー。


6月30日(水)昨夜の集中豪雨は、恐かった

 朝から京都に行った。テレビで嵐山のシーンが出てきたときに必ず映る川=桂川は、昨日からの大雨で増水し、ものすごい勢いで濁流が流れていた。こんな日は、しっとりと京都見物…と思ったけど、仕事が終わってトンボ帰りした。やっぱり。

 昨夜の集中豪雨のさなか、夫が思い出話をしてくれた。夫が中学生の頃、やはり神戸の親戚が床上浸水の被害にあって、おにぎりを持って訪ねていったときのことだ。街中が海に沈んだみたいに浸水して、船が出ていた。JRの駅前から大通りは船に乗せてもらい「ここから先は、歩いて行ってください」と言われて、荷物を頭の上に乗せ、胸まで水に浸かりながら歩いた。親戚の家に着くと「大分、水が引いた」と言いながら、2階の階段まで水に浸かっていた(かなりの被害に遭いながらのんきにしている、とても陽気な一家なのだ)。帰り道、プカプカと畳がどこかから流れてきて、子供がそれに乗って遊んでいた。パーソナルコンピュータなんてものが生まれる、ずっと前の、昔話。

 昨日「iMacお部屋自慢コンテスト」に応募して豪華賞品をねらうぞ!と書いたが、よく調べてみたら優秀賞の商品はYumTシャツ(ペア)だった。ん~、しょぼい。でも、それだけに競争率は低いかも。iMac Stationさんも便乗企画をするということなので、両方、応募しようっと。ダブル受賞もあるかな。よし、この場でiMac Stationさんに圧力をかけておこう。あ、ダメ? じゃ、ゴマをするとか。

 近頃、P1に関して、ネット上で暗いウワサをよく目にするが、アップルがんばれ、と思う。私は、いつまでも待ちます。転んだら、また立ち上がればいいじゃないか。あ、まだ転んでない? 失礼しました。

*ところで6月18日に「150Mbps」を150MB(メガバイト)と勘違いして書いていましたが「転送速度の場合は、bit(ビット)ですよ」と指摘をいただきました。こっそり夜中に該当部分を書き直そうかと思ったけど、ここで訂正しておきます。


7月1日(木)スパルタカス氏、かく語りき

 久々に、スパルタカス氏の話題なのである。レアもの好きの道は、凡人の私にはまだまだわからないことばかりだ。

 その1。iMacそっくりのデザインでMacユーザーの話題をさらっている(失笑を買っている?)Windowsマシン、通称“なんちゃってiMac”。スパルタカス氏は「あの、ぶっさいくなところがたまらなくカワイイ」と、心動かされているらしい。「でもなー、OSがなー」そこでかろうじて思いとどまっているのだとか。

 その2。MP3のプレーヤを最近買った、スパルタカス氏。メディアがいろいろあるなかでも、今後、消えゆく運命にあるメディアを搭載しているものを選んだ。「だって、いま買っとかないと、なくなるもん」。え、本当?

 その3。今日、スパルタカス氏の仕事場に行ったら帰りがけにペプシのおみやげをもらった。「いまね、ここではフリードリンク、フリーペプシだから」。スターウォーズのオリジナル・ボトルキャップ欲しさに、今日は30本、500mlペプシを買ったんだって(デスクの横には、そのコレクションが並んでいた)。でも、さらにスペシャル・ボトルキャップがもらえる当たりシールは、全部ハズレ。いったい、この夏、スパルタカス氏は、何本のペプシを飲むのか? きっと、ジョン・スカリーも喜んでいることだろう。あ、違うか。 スパルタカスさん、あなたは一生、砂糖水を飲んで暮らすつもりですか? あ、違うか。


7月2日(金)ジョブス君とゲイツ君、8年前の穏やかな笑顔

 昨日、レアもの好きのスパルタカス氏の心をちょびっと動かしている“なんちゃってiMac”のことを書いたら、今日のニュースでメーカーの親会社=大宇をAppleが提訴すると伝えていた。S.ジョブスは、大変な努力で生み出した素晴らしいデザインを盗んだとして、怒っているのだとか(こ、こ、恐ぁ~)。iMac発表以降、かする程度に真似たデザインのマシンを出した日本のメーカーも、このニュースを聞いてちょっとビビってるかな(ただし、周辺機器とかは別ね。あれは真似じゃなくてiMacコーディネートだから)。

 ただ、これでスパルタカス氏は、ますます“なんちゃってiMac”が欲しくなるかも。「だって、いま買っとかないと、なくなるもん」。

 今日書店に行ったら、「スティーブ・ジョブス」の文字が目に飛び込んできた。「ENGLISH JOURNAL」という雑誌の表紙に、デカデカと書いてあったのだ。中を見てみると、S.ジョブス(と、もちろんApple)の特集記事だった。執筆者は日本一のMacコレクター、立野康一さん。

 誌面には、ジョブスとビル・ゲイツが仲良さそうに階段に腰掛けている写真も載っている。2人とも若くて爽やかで、穏やかな笑顔。学生のように見える。91年撮影とあった(誰が撮ったんだろう?)。仲良かったり敵対心むき出しでののしりあったりと、2人の関係は激情型だと思っていたら、こんなにもほのぼのとした写真があったとは。意外というより、私にはかなり衝撃的だった。 この頃、ジョブスはもっと陰のある孤独な少年という感じ。一方ゲイツは、性格の良さそうな研究者みたい。たった8年前のことだが、ああ、それが2人ともいまは…。エライ人たちの人生って、つらいことがいっぱいあるんだろうな。しみじみ。

 「ENGLISH JOURNAL」には別売のヒアリング用のカセットテープがあり、その中にもS.ジョブスの講演が収録されていた。約10分。ちなみにヒアリング難易度は、星3つの難しさと書いてあった。それにしても、ジョブスが英語学習の教材として載るなんて、現代の偉人ってことなんだなぁ。…これだけのことを立ち読みして、おまけに写真まで撮って、結局買わずに帰ってきてしまった私。えへへ。やっぱり、明日、買いに行こうかな。

上●ジョブス特集のタイトルは「パーソナルコンピュータで世界の変革を夢見る男」涙うるうる。左●カセットのパッケージ。デカデカと「i」の文字って、スティーブ・ジョブスと何か関係あるのか?あるな。右●ジョブス特集のトビラ頁。上写真の8年後、体重と苦労を積み重ねた(かな?)


7月3日(土)装開店!打ち止めなし

 うあ~い、うあ~い。やっと引っ越しできました。2カ月ほど前に契約し、その直後から猛烈な忙しさで引っ越しの準備がなかなか進まなかった。同じデータを移してしまえばいいと簡単に考えていたが、意外としなきゃいけないことがいろいろあって、時間がかかってしまった。アクセスカウンタは、いままで3度か4度、ゼロにリセットされてしまった(つい2日ほど前にも!)ので、だいたいの合計数からスタートしました。以前のところから無事ワープもできたし(フォースのご加護か?)めでたし、めでたし。

 カンパーイと、ペプシの500mlボトルをプシュッと開ける。先日久しぶりに飲んでから、翌日にも2本、買ってしまった。あ、今日も2本買ってしまった。スター・ウォーズのボトルキャップを集めたいんじゃなくて、 後を引かないアッサリした甘みにすっかりハマってしまったのだ。昔オナシスの娘が若くして亡くなったとき、1日に何十リットルも飲む“コーラ中毒”だったというニュースを聞いたことがある(あ、20代の人にはオナシスと言ってもわからないかも。ギリシャの海運王にして、世紀のソプラノ、マリア・カラスの大パトロンで、元・ファーストレディのジャクリーヌと結婚してたこともあるおじさんデス。一代で巨万の富を得て、常にニュースを提供してた…いまでいうと、ビル・ゲイツみたいな人…って、ちょっと違うな)。中毒にならないよう、私も気をつけなきゃ。ちなみに、コーラで“お茶漬け”をすると、米本来の甘みをコーラが最大限に引き出して世にも恐ろしい味になる。もともと炭酸マニアな私は、夏の食欲がないときにシュワシュワっと喉ごしが爽やかになるんじゃないかと思って試してみたことがあるのだ。結果は、もっと食欲を失うことになった。

 え~っと、何の話だっけ。あ、そうそう、引っ越し。今日はYahooに登録申請をした。以前は「あなたのは却下!」と言われて、掲載してもらえなかったのだ。なんで、なんで? 「おめ~のなんか、載せないよ」ってこと? 孫さ~ん、今度こそお願いね。と、ここでとりあえず主張しておこう。


7月4日(日)9年目にしてハードロック・カフェに行った

 この春、神戸にもHard Rock Cafeができた。そして今日、初めてお茶を飲みに入った。大音量でロックが次から次とかかる(当たり前ですな)。店内のあちこちに設置されているモニタに、いまかかっている曲のレコードジャケットが映し出されるので、便利でいい。私たちが座ったカウンターの後ろには、ボブ・ディランの公演ポスターやその印刷用の版下(レアだ!)とかが展示されていた。

 ちょうど9年前の今日、ニューヨークのHard Rock Cafeに「入ろうかな?」と思ったことがある。アメリカ人のお登りさんが入り口にいっぱい並んでいたのでやめたから、9年目の巡り合わせだ。独立記念日だったので、日にちまで覚えているのだ。あの頃は、5番街のメインストリートにさえ「For Rent」「For Sale」と書かれた空き店舗があったけど、いまは、ぜんっぜん街の活気が違うんだろうなー。んー。景気のいいニューヨーク、見てみたいなぁ。Mac EXPOは、もうすぐだなー。ん~。

 明日から、また仕事で長野県に行って来ます。この3年半ほどは、1年に2度同じところに行ってたんだけど、今度でこの仕事が終わってしまう。え~い、最後だから釣り三昧してきてやるんだ~い。Hard Rock Cafeのスーベニール・ショップで、キャップを買った。ふふふ明日からの釣りの準備も、これで万全だ。一応仕事で行くんですけど…えへへ。明日は、長野からP1で更新しよかな…あ、まだ買ってなかった。出てもなかった。


7月5日(月) そして、私はついに吉兆を食べた

 おーほっほ、白鳥麗子でございます。違った。私の名前は田中だった(田舎くさい、名前~)。高級料亭・吉兆の料理を口にすることができたから、ついゴージャスな気分になってしまった。山は富士、鳥ならばトキ、日本料理と来れば「吉兆」と言われるくらい、有名な吉兆だもの(誰が言ったかは、聞かないで欲しい)。

 といっても写真撮影のあとに少し、味わわせてもらっただけなんだけどね。えへへ。撮影用のお料理って、そのままでは食べられないことも多いんだけど、今回だけは撮影が済んでから、料理長が食べられるように作り直してくれた。んー、役得。お味は、もちろん…。えへへへへ(仕事のことは、ここに書かないように決めてたんだけど、ま、この仕事も最後だからいいか。関係者、お許しを)。


7月7日(水)新聞広告も突然に…

 たっだいまー。昨日、長野から帰ってきた。 残念ながら、先日来の大雨で川は増水し濁流となって、釣りはできなかった。おまけに、釣りに行こうと車に乗った途端、大雨が降ってきた。なぜだ? 私のロッドの犠牲にならずに済んだニジマスやイワナは、幸せだったわね。いえ、自分のロッドで釣り上げたこと、まだないんですけどね…。

 コーラ茶漬けに関して「コークよりはペプシのほうが甘くて素人には良いかも…」という“通”な意見のメールをもらった。う~む。やってみるか。いや、やっぱりやめとこ。

 2日間まともに新聞を読んでいなかったので、今日、まとめて新聞を読んだ。おお! 一昨日からアップルがG3の全面広告をカラーで出している。しかも5日間連続だそうだ! いったい、どうしたんだ。いや、ボーナス商戦だってことなんだろうけど。あまりに快進撃を続けるアップルの姿に、ドキドキしたものを感じてしまう私。

海外でここを見てくれる人も多いので、写真をアップします。左1日目、右2日目


7月8日(木)Yosemite広告は、まだまだ続く

 先日、長野に行ったときのこと。かの地に転勤したY氏に久しぶりに会った。Y氏は、4年以上前に通販でアメリカからDELを買ったくらいバリバリのPC使い。ところが、私がバッグに付けているYum.バッジを見て「あ、ボク、iMac欲しいんだよなー」と言っていた。

 3年前にY氏と話したとき、私が「Mac使ってます」って言ったら、黙り込んでたのにな。その沈黙のなかには「つぶれそうな会社のパソコンでしょ?」って言葉がこもっていると、私はそのとき理解した。ああ、それなのに。アップルの復活って本物なんだと実感した。涙うるうるときた私は、その場でバッジをY氏にあげた。ところが、よくよく話してみると「New G3にも心動かされている」という。ん~、ハイスペック好きなんだから。しかし、ここまでMac情報に詳しくなっているY氏に、また涙うるうるなのだった。 Y氏も、5日連続のNew G3新聞広告を見て、さらに心動かされていることだろう。

 昨日アップルの広告について書いたけど、日付を見間違えていた。やっぱり、新聞をまとめて読むなんてことしたら、いけませんな。5日連続広告が始まったのは月曜日のことで、2日目と思ってたのは正しくは3日目の広告だった。そんなわけで、昨日のぶんは訂正しときました。

 しかし、5日連続でカラーで全面、全国版の新聞広告を打つとはすごい。人様の会社ながら、つい広告料を計算してしまう。以前、知り合いがモノクロで全国版の朝日新聞に全面広告を出したときは「3000万円!」って言ってたっけ。とすると!? サマージャンボ宝くじ、一等と前後賞合わせて当たったか、アップル?

  

そこで、これまでのキャッチコピー。

ゆっくり仕事をしたい方には、Pentiumをおすすめします。●2日目モノクロでは広告できないほど、特色のあるコンピュータです。●3日目将来性は、背中を見ればよくわかります。●4日目映画館をオープンしませんか。この週末に。そして、最終日の明日は「腹を割ってお話ししましょう」じゃなかった「明日は最後にオープンマインドなお話をしましょう。」なんだって。    


7月10日(土)I-Terior VS i-Rack 光るデスクの対決!?

 久しぶりに東急ハンズに行ったら、メガネ売場ができていたのでビックリした。この時期だからサングラスが並んでるんだろうと思っていたら、奥には検眼器まであって中田モデルふうのフレームがいっぱい並んでいる。そう広くない売り場には20歳前後を中心に10人以上のお客さんで混雑していた。東急ハンズには「修理するなど緊急に必要だけど、どこに売ってるかわからないもの」「特に欲しいわけでもないけどあると楽しいもの」「街の専門店には並んでない、ちょっと変わっててこれから流行りそうなもの」が並んでいるが、メガネや時計は、この最後のジャンルに入ると思う。「デパートや街のメガネ屋さんにも流行のラインはあるけど、どうもメーカー主導でねぇ。そうだ、東急ハンズだったら何かおもしろいものがあるかも」そんな感じだろうか。

 

 家具売場には、KOIZUMIが発表したi-Rack(29,800円)というデスクとi-Chair(11,000円)があった。デスクはすんごくコンパクトで、完全iMac専用仕様。天版の下から光っていた。あれ? よく考えたらデスクの上にはiMacが載っていたんだっけ? たしか展示してあったのはブルーベリーで、若いカップルのうちの女の子のほうがi-chairに座ってしきりにデスクの使い心地とかを確かめていたのは、覚えている。ところが、肝心のiMacもあったかどうか記憶がない。どうも、iMac用カラーコーディネート商品やiMacふうカラーバリエーションの雑貨とかが世の中にあふれ出して、そういうものを見ると必ず記憶のなかでiMacとセットになってしまう。人間の記憶のあいまいさというのか、都合良さというのか。あ、私の個人的な資質かな。話をi-Rackに戻すと、カタログには5色のカラーバリエーションも載っていて、なかなかキレイ。KOIZUMIのホームページも書いてあったので早速行ってみたが、まだWeb上でのi-Rack、i-Chairの案内はなかった。KOIOZUMIは私がよく買い物に行くホームセンター(ウサギのグレコの大好物のクッキーを買いに行くのだ)の近所にあるので、今度、突撃取材してみるか。

 iMacのためのデスクといえば、I-Teriorも忘れてはいけない。昨年の発表から、「ここにも光の穴がアイテリア」などとさんざん私は冗談にしてきたが、着々とI-Terior兄弟も増えていき、ぬあんと「iTerior3のボンダイカラーはおかげさまで3,000台を越えました」だそうだ。大ヒットじゃないか。ん~、こんな日が来ようとは…涙うるうる(最近、涙もろい私)だ。開発元のKen Officeでは「iTerior3を30台限定で75,000円のところ49,000円で記念販売」するのだとか。お得だ。

 

これが5日目の広告。

 New G3の5日連続新聞広告が昨日で終了した。今日から朝刊を開くのが、ちょっと寂しくなってしまった。この広告、実は全く同じ文面、手法で6月に読売新聞(近畿圏版だけかも?)でも展開されていたのだそうだ(SO WHATさん、ありがとね)。神戸での「iMac Internet Patio」開催時期に三宮で見られたYum.ののり巻きポスターも、JR神戸駅でも展開されていたそうだ。これもメールで教えてくれた人がいるのだけど、そのメールには驚くべき運命の不思議が隠されていた!(明日につづく)。


7月11日(日)運命の思議

 コイン洗車場に行って、久しぶりに車を洗った。今日は珍しく夫も一緒に来てくれたので、はかどった。最後の仕上げに、車内のチリを吸い取る大型掃除機(5分100円)をかけようとしたら、100円玉がなかったので自動販売機で缶コーヒーを買って細かいのにくずすことにした。500円玉1枚と10円玉2枚を入れる。出てくるお釣りは400円。ところが、いつまでたってもお釣りのコインが止まらずに、カッチャンカッチャンと出続ける。壊れてしまったのかと心配になって見たら100円玉は1枚だけで10円玉が30枚、お釣りの取り出し口に山となってたまってた。なんなんだ、一体。

 6月下旬、JR三宮駅に突如現れたYum.ののり巻きポスター。しかし、同じ時期にJR神戸駅でも展開されていたとメールで教えてくれた、その人とは…。やはり神戸に住むもりすけさんという人だったのだが、その人のホームページに行って私は驚いた。あの「まきがめ」の原型と言われるパズルゲーム「CHAIN SHOT!」(1985年発表)の作者で、雑誌では「さめがめのお父さん」と呼ばれる人だったのだ。いえ、私は「CHAIN SHOT!」は知らないのだけど、あの「まきがめ」のルーツに、こうやって出会うとは…。

 まきがめ。この言葉を聞いただけで私はソワソワと落ち着きを失い、ノドは乾き、右手はマウスを探してしまう。そう、私は「まきがめ中毒」と言っていいくらい、何年もこのゲームにハマっている。仕事場で何度夫から「まきがめ禁止令」を出されたことか。そして何度、「もう二度とまきがめはしません」と心に誓って、このゲームをMacから消したことか(だって仕事中に、気が付いたら3時間くらい平気でし続けちゃうんだもん)。でもまたガマンできなくなってMacに入れて、消して、入れて…。もちろん、私のiMacにも入っている。

 「まきがめ」は、高橋健さんという人が開発したゲーム。Mac関係の雑誌の付録CD-ROMには必ずといっていいほど、収録されている。また、高橋さんの「うさちゃんのホームページ」でもダウンロードできる。私は夫と一緒にインターネットを始めた頃、ウサギ関係のホームページをあちこち行っているうちに、偶然「うさちゃんのホームページ」にたどり着き、「まきがめ」や「GO!GO!うさちゃん列車」をダウンロードした。Macユーザーにはおなじみのゲームというのは、後から知った。

 なんとなく考えごとをしながら、ボーっと「まきがめ」をするのって気持ちいいんだな、これが。でもいつの間にか、いかに消して行くか必死で考えている自分に気づく。それが「まきがめ」の魔力なのだ。前後左右に隣り合った同じ絵(色)の駒を消していき、すべて消し去ることができればパーフェクト。これがスカッとできるのよん。ちなみに夫は一度で何個の駒を消せるか、という遊び方をしている。夫って実は、大穴ねらいのギャンブラーなのかもしれない。

 さて、もりすけさんのページ「インターもりすけ」には、「まきがめ・さめがめファミリー」が集められている。それを見ると、「CHAIN SHOT!」のルールを踏襲して、52タイトルものファミリーが増えていったことがわかる(本当は、もっとそれ以上なんだろう)。PC98とかWinはもちろん、UNIXやZAURUS用にまで。ん~、すごい。駒のバリエーションで言えば、もうわからないくらい(ちなみに、ジッタリンジンのジンタさん自らが作った“ジッタリンジンのオリジナル駒”もある)。それもこれも、もりすけさんが最初に、こういうルールのゲームを作ったからなんだなぁ。ありがとう、もりすけさん。そして高橋さん。現在、「インターもりすけ」にはiMacで遊べるゲームもフリーウェアとして公開されている。ふふふ、早速私は、ダウンロードしましたぁ。

 ところが運命の不思議は、これだけでは終わらないのだった。なんともりすけさんは、私の夫が描いたマンガ単行本『チョコレートスフィンクス考』(1983年/跋折羅社)を持っているのだという。ひょぇ~。マイナーでアンダーグラウンドな、あの本を…。世間って狭いというのか、どこで誰に出会うかわからないから悪いことはできないというのか…いえ、悪事を働く気はないんですけど…運命の不思議を感じてしまうのだった。


7月12日(月)怪談。コワ~。

 実は私には、恐ろしくていままで口にできなかったことがある。今年に入ってから、一度も家計簿ソフトに入力をしていないのだ。きゃ~。7カ月分の山とたまったレシートと領収書を見ただけで、ゾ~っとする。今年は2000年問題を口実にして(あ、関係ないか?)あきらめちゃおうかな。どーしようかな。


7月14日(水)New York EXPOに行きたいぞ~

  Mac World EXPO New York開催まで、あと1週間になった。ウワサの出ているP1(=iBook、え~い待ちましたよ~ん)だけでなく、Macお宝鑑定団さんのニュースでは複数の新製品が発表されるかもしれないなんて言っている。なんだかすごいことになりそうだ。あ~、また今年もドキドキの夏、キンチョ~の夏になりそう。S.ジョブスはニューヨークのどこに泊まるんだろう? プラザホテル? トランプタワー? コッソリと忍び込んで発表前の新製品をのぞき見るなんてことは、できないかな。メイドになってホテルに潜り込むとか。うあ『007』みたい。想像しただけでワクワクするな、えへへ…あ、パスポートが切れている。

 もう2カ月以上も前、iWeekの時期にFさんという人からこんなメールをもらっていた。私のメール文字化け問題とか超バタバタなどが続いて、「載せてもいいよ」という了解をもらっていながら話題にしそびれていたけれど、てっておきのお話です(ちょっと、とって置き過ぎたけど)。

 我が家でも先日から嫁さんの専用機としてBondaiblue rev.BのiMacが稼動しているのですが、それ以外にも僕にはiMacに絡んで密かに誇りに思っていることがあります。実は僕たち夫婦はこの2月までニューヨークに住んでいまして、去年の5月にiMacがあの劇的なデビューを飾った時、僕はジョブスの講演の中継放送を現地のAppleの支社で見ていました。田中さんも書いておられましたがあれは歴史に立ち会った瞬間だったと僕も思いました。

 そこで僕は(会社を抜け出して来ていたことも忘れて)ジョブスの講演要旨を当時使っていたPowerBook5300csでその場で記事にし、当時全く面識もなかったDanboさんのところへメールで送り、なんと発表のたった2時間後、その日の日本時間午前3時にはiMac 発表の第一報がお宝鑑定団に載りました。 多分日本語で書かれた記事としては現地に記者を派遣した日経Macよりも早くて正確な情報をお届けすることができたんじゃないかと思っています。

  日本に帰国した現在ではそうした離れ業はなかなか出来なくなってしまいましたが、現在も僕がPower Book G3、嫁さんがiMacと夫婦でMacライフを楽しんでいます。

 ひゃ~、日本のiMacの夜明け(?)を告げたのはこの人だったんだ。そして、奥様もiMacユーザーということに、なんだか、しみじみした私。あの発表は、WWDCでだったっけ? なぜFさんはAppleの支社に入れたんだろう? ひょっとしてP1に関しても極秘情報を知っているんじゃ…なんて、はしたない興味もあって、そこんところを尋ねてみた。すると…

 iMacの発表はWWDCではなくてその前にSan Franciscoで行った業績発表のプレゼンテーションか何かで行われたというふうに記憶しています。その時は確かPowerBook G3の発表も行われたと思います。(PB G3については事前に情報のリークがかなりあってその時も「やっと正式発表になったか。」と言う程度の受け止められ方でした。あれからちょうど一年経って後継モデルのPBG3 Bronzeが出ましたが、やっぱりちょっと扱いが地味なのがかわいそうですね。)

 米国のApple本社はこうした大きなイベントがあると必ず各地の支社のセミナールームで初日のKeynote Speachを衛星中継します。これは事前に申し込めば誰でも参加できるのですが通信インフラの充実した米国ならではのサービスだと思います。

 余談ですがiMacの発表があった時には、つめれば200人は入れるセミナールームの人の入りは1/3位、参加者はTシャツにジーンズのラフな格好の人が大半だったのですが、夏のMacExpoの時にはくそ暑かったというのに金融関係のアナリストと思しき背広族で同じ部屋が埋め尽くされてしまい僕も「こりゃAppleの復活は本物だ!」確信したのでした。

 う~む。今年のEXPOには、もっと多くの背広族が詰めかけるんだろうなぁ。Tシャツ族、背広族、そして世界中のMacユーザー、Macユーザー予備軍の見ている前で、ジョブスはどんな「ハト」や「ウサギ」を取り出してくれるんだろう。う~。

7月15日(木)オーストラリアのMac事情

 アップルの1%ローンが始まって、夫が妙にソワソワしている。それを見ている私は、ハラハラしている。G3のメモリプレゼント・キャンペーンが終わったと思ったら、これだ。まったくアップルも余計なことを…じゃなかった、あの手この手でささやきかけてくるもんだ。ユーザーにとって「いつもベストバリューで提供する」って、原田社長は言ってたっけ。ってことは夫が新しくG3に買い換えるまで、ずっとハラハラしてなきゃいけないってわけか。うーむ。

 オーストラリアでは電話会社がiMacを売り出したというニュースを何日か前、目にした。電話機やFAXと並べてiMacを売るという。「ほー」と思っていたら、そこへメルボルン在住のRockyさんから、こんなメールをもらった。

 僕もこちらでiMacを買いまして、自宅に置いています。

 ここオーストラリアも、PC互換機の圧倒的なイキオイにおされてMac事情はカナシイものです。アップル製品を扱うお店も、中心街には一件だけというトホホさ。でも根強いファンはいるようで、その店の兄ちゃんもがんばってます。
このまえは中古の「eMate」なんかが突然に売られてたりしてました。(え?それはどうなったかって? (^_^; 僕が買いました)

ちなみにお値段は「300オーストラリアドル(約24,000円!)」だったそーです。

CONTENTS

このサイトは、インターネットでの発表以来iMacに魅入られてしまった私の「えへへ」な毎日や事件などを綴ったページです。購入前のワクワクや「なぜ、欲しいのか」という自問自答、発売当日のドタバタの様子に続き、買った後はドキドキしながらiMacと親しくなって、E-Mailを送れないと言ってはオロオロ歩き、新しいソフトを試しては「やっぱり快適やねー」と喜び、東にEXPOがあると聞けばS.ジョブス見たさに飛んでいき、西に極秘情報があれば「おせーて」と頼み込み…まあ、そういう出来事が次々と起こりました。これからは、どんな大冒険が…!?ワクワク。

おかげさまで「Mac Fanホームページコンテスト98」でメッセージ賞を受賞しました。わーい。

CONTENTS

またまた広告が載っている。あと4日で、近未来のフォルムがやってくる。8月29日、iMacアイマックがやってくる。ンコ店の本日10時から新台!みたいやぁ、思っていたよりも高級感があると感心している。

BOOKS
参考文献ってことではなくて、あっぷるとステーブ・ジョブス関連の本。

スティーブ・ジョブズ II

ハードカバー – 2011/11/2

ウォルター・アイザックソン (著),

井口 耕二 (翻訳)

講談社刊

スティーブ・ジョブズ II

ハードカバー – 2011/11/2

ウォルター・アイザックソン (著),

井口 耕二 (翻訳)

講談社刊

ロスト・インタビュー スティーブ・ジョブズ 1995

ソフトカバー – 2013/9/11

講談社刊

スティーブ・ジョブズ-偶像復活

ハードカバー

ジェフリー・S・ヤング、 ウィリアム (著),2005/11/5
東洋経済新報社刊

アップルを創った怪物ウォズニアック自伝

2011/11/2

スティーブ・ウォズニアック (著),

井口 耕二 (翻訳)

ダイヤモンド社刊

アップル・コンフィデンシャ2.5J(上/下)

2006/4/27

オーウェン・W・リンツメイヤー (著),

林 信行・他 (翻訳)

アスペクト刊

林檎の樹の下で ~アップルはいかにして日本に上陸したのか~

2011/10/17

斎藤 由多加 (著),

オープンブック刊

アップル宣言―クレイジーな人たちへ

1998/02

真野流・北山耕平 (翻訳)

三五館刊