Vol.11 5波紋

G3の発売開始に、新色iMacの発売開始と、

またもニュースがめじろ押しでした。

それにつけても、ボンダイブルーiMacの5万円値下げは

問題でしたねぇ。 しみじみ。

EXPO間近 1月15日(金)

 3日間の留守中の話題に追い付くべく、今日はMac関連サイトをあちこちめぐった。 以前のニュースで見落としていたのか、USB対応のタブレットがワコムから発表されたというニュースがあった。たしか数量限定発売だとか。うーん。タブレットでお絵書きしてみたいという夢もあったんだ、私。またしても、買えるようになったら欲しいものリストの項目が増えていく。

 新色iMacの人気投票があちこちであって、結果が発表されているものもあった。週刊MacFanのホームページでも人気投票が始まったというので、早速行ってみて投票を済ませた。つい6色全部投票したくなる衝動を抑えるのに大変だったが、複数回答可能というのでとりあえず2色に投票した。 今日の昼間の時点では、ストロベリーが1位で、ボンダイブルーは2位だった。

 話を蒸し返すようだが、“ボンダイブルーiMac値下げ事件”に関して、またまた驚くべきメールをもらった。なんでも、その人の友人が「1月6日に178,000円でiMacを買って“しまった”」のだそうだ。オー・マイ・ゴッド! わずか数時間のことで…。でも考えようによっては、こういうタイミングに巡り会うのはそうあることじゃない。言ってみれば初詣でおみくじをひいたら「大凶」が出たようなもので、これが最低であとは運気が上がるだけとも、とれるワケで。だから、これからすごいラッキーなことがあるかも…しれない。あ、あんまりフォローになってないか。ちなみに私の今年の初詣のおみくじは大吉だった、えっへん(ますます、フォローになってない)。

 そうかと思えば「いままで我慢していたけど128,000円になったので、iMacを遂に買った」という人たちや「まだ入荷予定もわからないけど、友人が新色iMacの予約をした」という人もいた。うーん。

 そういえば、不運にも値下げ直前に買ってしまった人にはとてもうれしいニュースがあった。iMac Stationさんで「5万円値下げ救済企画」がすすめられているというのだ。おお、これは画期的なイベント。せっかくiMacを買ったというのに値下げ事件でお嘆きの人が周囲にいたら、ぜひ、教えてあげよう。


1月17日(日)

 夫が「Yosemite見に行きたい、見に行きたい、見に行きた~い」と連日叫んでいる。ところが、その声がすごい鼻声。大晦日にひいた風邪が一進一退をくり返し、いまだにスッキリ治っていないのだ。今年の風邪はしつこいらしい。よしよし。早く風邪を治して、あちこちの電気店に見に出かけようね。

 夫は出かけられない欲求不満を、インターネットにぶつけている。ニュースサイトでYosemite発売の様子をあちこち読んでまわっているのだ。おー、そっちがその気なら私だって(?) インターネットでMac World EXPO東京99の事前登録をした。へっへっへ。「え?行くの?幕張?」と夫。「いや登録だけね、ひとまず」と私。ところが、「ひとまず」ではすまないのが、世の常なのだ。えっへっへ。

 遠出ができないので、夕方に近所のローソンに出かけたときのこと。ロッピイでしっかり入場券を買ってしまった。3日間共通券、2000円なり。しかしいまだに謎なのは、3日間共通という意味。3日とも入れる通し券なのか、3日のうちの1日いつでも入れる券ということなのか?「当日1日券」は2,000円なので「3日間共通券」は3日とも入れる通し券ということみたいだけど、当日券より3倍もお得な前売り券というのも、あんまり聞いたことがないし(お得なのにも、ほどがある! しかもさらに生ジョブスのマジックショーまで見られるの?)。どーゆーこと?

 ローソンのロッピイを触るのは、今日が初めてだった。「お、イベント関連の項目に入ってるのかなEXPO?」と思ってタッチパネルを触ってみたのだが、私の触り方が下手なのか、なかなか画面が進まない。えーい、マウスはないのかマウスはぁ? 途中、情報を読み込むあいだ、フリーズしたのかと思って再起動の電源を探してしまった。まったく。新しい機器には、毎度ドキドキするもんです。

 そんなこともあって意地になった私は夫に手伝ってもらいながら、どんどん深い(?)階層に入っていって、申し込み画面にまで辿り着いてしまった。まだ本当に行けるかどうかもわからないし、入場券を買うかどうかも迷っていたのだけど、ここまで来たら引き下がれない……「ま、ひとまず買っとこう。ひとまず、ひとまず」。

 そんなワケで入場券が、いま私の手許にある。生ジョブスとの遭遇のチケットに…なるんだろーか? キャ~。


1月18日(月)

 今日で5年目がはじまる。昨日の早朝から今朝方までTV各局の阪神淡路大震災に関するドキュメンタリーや報道番組を1日じゅう見て過ごした。忘れてしまったほうがいいことと、思い出さなきゃいけないことは別なんだと実感した。ちなみに私んちの地震体験はココ。地震から11カ月後に書いたものはココ(言っとくけど長いよ。しかも暗い…かもしれない)。

 んー。しみじみしたのに、ここでお間抜けなことに気が着いた。昨日の日記の日付けが11月になっていた。あちゃー。訂正しときます。

 1月ももう半ばを過ぎてしまっているのに新しいスケジュール帳がないことにも、今日になって気が着いた。あわてて東急ハンズに、ルーズリーフと携帯用の薄っぺらい手帳を買いに行った。私は東急ハンズに行くと必ず最上階までエレベーターで上がって階段でクルクル下りながら、全フロアを見ないと気が済まない。だから、なかなか目的のところに辿り着けない。今日も手帳を買うだけで、ずいぶん時間がかかってしまった。でも、おかげでボンダイブルーのバスルーム用ラジオを見つけた。ツインバード製でたしか3000円前後。買わなかったけど、たまにはこういうキレイなモノとか、面白いモノとか、珍しいモノを見つけるのは、楽しいもんだ。うん。


1月19日(火)

 朝から打ち合わせで大阪に出かけた。朝の早いのは苦手だ。家を出るのが少し遅れて、駅に着いたら乗るつもりだった電車の発車時間になってしまった。ああ遅刻。諦めてホームに出たら、電車も2分遅れてやって来た。ラッキー! 初詣のおみくじが大吉だっただけのことはある、すごい効き目(しかしこれで運が減ってしまわないか、ちょっと心配)。

 帰りがけに、本屋さんめぐりをした。新しい本を求めて…なんてことではなくて、単に買いそびれたままだった『Mac people』2/1号を探して、あちこち歩き回ったのだ。3軒目、超・大型書店のコンピュータ関連コーナーで、やっと1冊、棚に立っているのを見つけてひったくるようにしてレジに向かった。これだけないと、すぐ意地になってしまう自分の性格が恨めしい。『Mac peope』には、ウワサ通りオリジナルシールの付録があった。しかし、この売り切れ状態って一体。やっぱりみんな、シールに目がないのかな。シール付録という大金脈の企画を掘り当てたか、『Mac peope』。

 シールを見ると「G4」なんてのがある。シール作成当時は、サンフランシスコのEXPOでYosemiteがG4になって発表されるという読みだったのか。はずれちゃったね、残念ながら。でも、REVISION「A」「B」「C」というのがあった。これはiMacのことなのか。だったら、5色の「C」が出るとわかっていたのか!? すごい! と思ったが、丸いカラーに「Mac people」と入ったロゴのシールは、中途半端な5色。んー、わかっていたのか、いなかったのか? どっちだ?

 ADBとかシリアルとかSCSIとかUSBとかFireWireとか、各ポートの写真シールなんてのもある。これはいったい、なんのためにあるの? iMacに貼って「ほら、私のiMacはSCSIもあるのよ。FireWireなんかもいち早く採り入れてみました」という気分を味わうためだろうか?謎だ(とか言いながらPower Bookに貼ってみて、Winユーザーを騙してみようかしら)。

 本屋さんをあちこち捜したとき、iMac販売店でもある電気店=Seiden三宮店の前を通った。よく考えれば、ここの書籍コーナーなら難なく『Mac people』を買えたんだろうけれど、あえて店のなかに入ることは避けた。だってあれほどYosemiteを見に行きたがっていた夫を差し置いて、私だけ見るなんて、そんな残酷なこと。見たら最後、悔しがる夫に一晩中「見て来たもんねぇ」と自慢しつづけてしまうだろう。やはり、楽しみは分かち合わなきゃね(あれ?楽しみは共に、苦しみを分かち合う、だっけ?)。それにしても、私達はいつになったら、生Yosemite、見れるんだろう? うーん。


1月20日(水)

 iMac Stationさんで大きな盛り上がりを見せている「iMac5万円値下げショック救済企画」。実は私も、心ばかりのモノを今日送った。それが何かは、ヒ・ミ・ツ…と思ったら、あらら、もう載っている。カネボウ旅の宿シリーズの“白浜の湯”。これが、なんとも言えないボンダイブルーなのだ。ゆっくりお湯に浸かって心も身体も癒してね、ってワケです(ホント心ばかりの品ではあるが、気は心と言う言葉もあることだし、ね)。白浜海岸とボンダイビーチ。うーん、共通点はいかに?

 提供商品はいろいろなところから、どんどん寄せられているのだそうだ。こうなったら、アップルJapanからも出ないんだろうか? 値下げに関しては「ユーザーに対するそのときどきのベストバリューで提供する」と原田社長が弁明したとおり、アップルJapanはあんまり悪くないとは思う(うそつきキツネさん、というところか?)けれど、ほら、日本人なら気は心ってもんがあるでしょ。ここはひとつ、原田社長、個人的に出しません? Mac OS8.5発売の時に着たシャーロックの衣装とか。あ、あれは貸し衣裳か。えーと、いっそ愛車のジャガーをパーッと出すとか。そうだ、出せ、出せ、出しちゃえ。そしたら私も応募する。男、原田、立ってくれ~(ああ、長野五輪からもう1年も経つんだなぁ)。

 いっそS.ジョブス氏からも何か出たらおもしろいのに。一株だけ持ってるAppleの株とか、『Toy Story』のカウボーイ人形&スペースなんとか人形のペアセットとか、シリアルNo.1のNEXTマシンとか、EXPO東京でのマジックショー最前列席招待チケットとか、B.ゲイツからの手紙とか、えーと。あ、なんかハンマープライスの世界に踏み込んでしまった。

 そうそう。S.ジョブスといえば、昨日買った『Mac people』にiCEOの「i」の正しい表記が載っていた。interimなんだそうだ。そうだったのか。


1月21日(木)

 今日も仕事で外出した。帰りがけに用事があったので三宮をプラプラしていると、おや? 目の前になぜかiMac販売店であるSeiden三宮店が。気が付くと、私はMac売り場の中にいた。なぜだろう。転送装置にでも乗ってしまったのか? 不思議だ。

 Mac売り場には、iMacのポスターに「完売!」とデカデカと書いてあった。今後の販売は、新色5色のみの販売とのことで、予約受付中とのこと。値下げ発表から約2週間。ボンダイブルーのiMacの売り切れ、意外に早かったな。しかも展示用の2台のうち1台にまで「吉田様、御売約済み」のはり紙がしてある。おお吉田さん、滑り込みセーフ! このページのタイトルの下、私が赤いTシャツを着てニヘラ~と笑って立っている横に映っているのが、吉田さんのiMac(この写真は昨年8月の発売日だからモノは違うだろうけど、吉田さんがゲットしたのはここに展示されているiMacだった)。 「展示品原物でいいから、どーしても欲しい!」と粘ったんだろうか?

 新色iMacの発売は24日からだそうなので、お店としては、ちょうどいいタイミングで在庫がはけたというところか。でも、それまでに売るものが…おお!もしや、あれは…。告白します。ついに夫を裏切ってしまった。誘惑に負けた。Yosemiteを私ひとりで見てしまった。つまり脱げかけ、じゃなかった、抜け駆けだ。

 私自身は、それほど期待していなかったYosemite=ブルー&ホワイトの新G3(買えないし 、買ってもフル活用することもないしね)。ところが見たら確かにイイ。前面のブルーの色がキレイで、プロポーションも妙に親しみやすくて、それでいて凛々しくて、いや、恐れ入れました。思わずナデナデしてしまった。思えばPower BookG3以来、iMacといい、今度の新G3といい、Appleのデザイン言語は“撫でまわしたくなる曲線美”の時代に突入したようだ。CRTモニタも、脚がタコ星人みたいでキュート。でも、好みが分かれるだろうな。TFTはまだ展示されていなかった。

 先日「ダンナさんには、見せないほうがいい。見たら絶対欲しくなるから」というメールをくれた人があったけど、なるほど、それも頷ける。ちなみにその方、新色iMacを買うつもりでいたのに「わたしゃ買っちゃいました。ほとんど衝動買い!!(ひとりもんでよかった~)」のだそうだ。「一発で恋に落ちて、分かっちゃいるのに買っちゃった」。うんうん。そうか、最近のAppleのデザインは、思わず財布のひもを緩めさせてしまう、何かがあるということなのね。

 しかし新G3には、直線美も備わっていた。それがブルーの前面部分。このパネルに付いている突起ボタンを押したら、 シャッキ、パカッ、グイーンという音とともに、CD-ROMドライブがなかから飛び出して来た。ビックリした。なんかSFに出てくる宇宙船の装置みたいだ(やっぱり転送装置があるのか!?)。側面のI/Oドアのつまみもつまんでみたかったけど、店員さんの視線が気になってできなかった。突起を見れば押したくなる、つまみを見れば引きたくなる私。えへへ、これでいままで、どれだけモノを壊して来たか。

 サンフランシスコEXPOでの発表のとき、S.ジョブスが得意満面の笑顔でI/Oドアを引いてボディをパカッと開けてみせていた写真があったが、それを見て私はしばらく、ボー然としてしまった。Macintosh発表以来、ユーザーには絶対に匡体を開けさせたくなくて、わざわざそのために星形の特注のネジを使うという意固地なまでの姿勢を貫いて来たジョブスが、この世紀末の1999年になって「ほーら。デザインが完璧で、内部へのアクセスもこんなに簡単」と布教している!んー。大人になったジョブスの姿(たしかに、腹も出たけど)。パーソナルコンピュータの福音書に新たな章が書き加えられようとしている、っつうことなのか。

 帰宅して、夫に見て来たことを話した。………。 


1月24日(日)

 金曜日くらいから目がゴロゴロすると思ったら、昨日から目がはれ出してメバチコ(これって方言?正しくは“ものもらい”と言うんだろうか?うーん)になってしまった。あ~、モニタが見えない。いまは右目が小岩さんな私。明日は出かけなきゃいけないのに、うっとうしいなぁ、視界が。

 今日は新色iMacの発売日だというのに、1日じゅう家にいた。とほほほほ。メバチコのせいもあるけど、東京から来客があるというので昨日からずっと待っていたのだ。昨日の夕方、留守番電話に「今日は出先で足留めされているので、明日の日曜日にまた電話します」と入っていたから待ってたのに、今日の夕方になっても連絡が入らない。えーい、どうなってるんだぁ! これなら5色iMacを見に出かけとけばよかったじゃないかぁ。もちろん買うことはできないけど、よその人たちと一緒に、ワクワクした空気を吸いたかった。5色がズラリと並んだら、壮観だろうなぁ。ナマ5色、見たかったなぁ初日に。キレイだろうなぁ。は~。またしても肝心なときに、とほほな私。

 金曜日の夜からこの週末、新色iMacのTV-CMをやたら見るようになった。お~、クルクルクルクル踊ってるよぉ!5色のiMac。今日は昼間だけで5回は見た。そのたびに凝視するもんだから、目がまわった。いまではピアノの音がすると、思わず「She is a Rainbow~」(?)と一緒に歌ってしまう(しかし、あの声は誰だろう?若いときのストーンズ?)。しかしなぁ、ナンクセをつけるようですが…最後に、電源を入れたモニタも映してほしかったなぁ。Macユーザー以外の人にもハッキリと「これはコンピュータなのに、こんなにカラフルなんですよ」とわかるように、だめ押しのカットを入れてほしかった(な~んか、毎回こんなこと言ってるなぁ、AppleのCMに対して)。

 昨日、アメリカの大学に通う台湾の学生さんから日本語のメールをもらった。「すごくcoolなPowerMac G3/400を(ネット上で)発見したよ」と、写真添付で教えてくれたのだ。おお! そのワールドワイドなメールには驚いたけど、写真にも驚いた。B&WはB&WでもBlack&Whiteだぁ。
 今日Macお宝鑑定団さんに行ってみると、その写真が載ってるサイト(photo point)のことが書いてあったので行ってみると、わざわざ分解してラッカースプレーで黒く塗っている段階ごとの写真が載っていた。うーむ。おそるべし、改造派。PowerMac G3ユーザーの間にも、あくなきカラーバリエーション追求時代がはじまっているのか!?


1月25日(月)

 相変わらず目が痛い。頭もぼーっとしてきた。このところ出かけることが多かったので風邪には十分注意して、家に帰ったらすぐにうがいと石鹸での手洗いを欠かさなかったというのに、まさかメバチコごときに足下をすくわれるとは思わなかったなぁ。目が痛いと、こんなに集中力にかけるとは…。今日は危うく車で事故を起こしそうになった。あぶない、あぶない。そんなわけで今日は右に、メバチコで痛む目をパチパチさせているイラストを入れました。えへへ。

 昨日の5色iMac発売開始に関して、「大阪の日本橋に見に行って来たよ」という人からメールをもらった。さすがに午後には行列はなかったものの「お店の奥の方に入っていくと、な・な・なんと売約済みという札が貼られたNew iMacの箱がアホほど山積みにされているではありませんか!!!」という状態だったそうだ(Xさん、ナマ情報いつもありがとう!)。きゃ~。私も明日こそ生New iMacを見に行こうっと。

 ところで新色iMacのTV-CM、今日も相変わらずガンガン流れている。私は昨日「She is a Rainbow~」と書いてしまったが、よく聞いたら「She is like a Rainbow~」と歌ってることに気が付いた。「彼女は虹みたいだ」ってワケですね。しかし「虹みたいな彼女」ってどんな女性なんだろ? 虹のように光り輝く美しさってこと? 7色(アメリカでは6色)気分の移り気な人ってこと? それとも、すぐ消えちゃうくらい、はかないってこと? うーん。しかし日本語で「虹みたいだね」って言われても、あまり口説き文句にはならない気はする。


1月26日(火)

 ふふふふふ。み~た~ぞ~。新色ナマiMac。いやぁ、やっぱりナマで見ないことには、わからないもんだなぁと思った。

 最初に見たのは、三宮のニノミヤMac館。ここでもiMacの取り扱いが始まっていたなんて、私は今日まで知らなかった。たまたま店の前を通ったら「おお!」。不意打ちの、新色ナマiMacとの初対面となったのだ。このお店、Mac館と銘打ちながら狭いし平日はあまりお客さんを見かけなかったんだけど(失礼!)今日は、違った。私と夫がお店に入る(入るというほどの奥行きもないくらい、狭い)と、夫婦と思しき2人組がiMac1台お買い上げの最中だった。色は、ストロベリーだった。やっぱり。

 その後もお客さんは途切れることなくやってきて、iMacをいじっている。展示してある在庫表示では、どうやらグレープがいちばん人気らしく、5台が全部売り切れの様子。その次が、ブルーベリーとストロベリー。ライムとタンジェリンは人気薄のようだった。ボンダイブルーのiMacの在庫もあった。64Mメモリを積んで、取り付け料込みで144,000円(だったかな?)。くー。CPUの速さでは若干劣るけど、新色iMacより安くて64Mメモリ増設積み。どっちにしようか悩むには、かなりイイ線いってると思う。

 ニノミヤMac館の3軒隣にあるのが、おなじみSeiden三宮店だ。ここでじっくりと色を眺めてみたので、その印象を少し。
ストロベリー●思っていた以上に私好みのピンク色で参ってしまった。う~ん、たしかにカワイイ。美味しそう。匡体を、思わずぺロリとなめたくなってしまった。
グレープ●これも思っていたより、かなりイイ。写真で見ていたときとのギャップは、これがいちばん大きかった。こうして実物を見てみると、キリッとして品があってグーだ。
ライム●最初の印象では、これが私のいちばん気になっていた色だったが、実物は随分濃いと思った。「これ置くには、ごちゃごちゃモノが散らばってないオシャレな部屋しか無理だよね」と夫が言った。たしかに。
タンジェリン●これも写真より濃いという印象で、なんというかキッチュな感じ。ライム同様、かなり置く部屋を選ぶだろうな。
ブルーベリー●どうしてもボンダイブルーを見なれているせいか、薄いという印象を持ってしまった。でも、5色のなかではいちばん、派手すぎず地味すぎず、ボンダイブルーに対応した周辺機器とも合わせやすいし、人気が高いのもうなずける。

 ちなみにここでは、ブルーベリーとストロベリーが売り切れだった。ベリー人気、強し。あ、それになぜか売り切れだったはずのボンダイブルーiMac(Rev.B)の在庫の箱が6個積み上げられていた。在庫って、どこから出て来たんだ?吉田さんの立場はどうなる?(1月21日の日記参照)


1月27日(水)

 やっとメバチコが治りつつあるみたい。ガンガン痛いのもなくなって、目の大きさは9割ほどに回復した。あー、スッキリ。

 ちょっと昨日の話の続き。Seiden三宮店では「斜め45度に置いて横一列に並んだ新色iMac」と「円形に並べたもの」の2セット、展示されてた。iMac発売以来、なんだかどんどん華やかになっていくMacコーナー。コンピュータ売り場なのに、カラフルなスペースがドーンと目立って壮観だった。やっぱり新しいiMacはどの色がいいかという前に、5色並んだときのコントラストを楽しんでしまう。私も5色全部買い揃えて、クルリと円く並べてみたいもんだ(無理だけど。ボンダイブルーのRev.Aにメモリ入れるのさえも、ままならないのが現実だ。くー)。「展示の仕方から色の配列までAppleが販売店に指定した」というニュースを今日読んだけど、私はAppleを支持するなぁ。これ以外に美しい見せ方があったら 、教えてほしいもんだってんだぃ、べらぼうめって感じだ。
 昨日私達がSeiden三宮店に行ったのは、3時頃。平日だというのに、お客さんがひっきりなしにやって来て触っていた。パンツスーツの2人組の20歳前後の女の子たち、美術系学生ふうのバミューダ丈のパンツ姿の女の子、茶髪系男の子の3人組、ライダースーツの男の人、サラリーマン風のおじさんが1人づつ入れ代わり立ち代わり…。いやぁ、いろんな人がいた。しかもおもしろいのは、中身は同じだというのに、1人の人が最低3色のiMacを、マウスを動かしながら触っていることだ。色いろいろ、試したいのね。

 新色iMacだけでなく、昨日は夫にとってナマYosemite初体験だった。でも、案外クールな反応だった。あれ?今度、じっくり聞いてみよう。


1月29日(金)

 今日は朝から仕事で、ビデオカメラを回しながらの取材でインタビュアーをした。私の声も姿も写らないんだけど、すごく緊張した。取材相手の話をビデオに撮るので、私の声が入っちゃいけない。普段、紙メディアの原稿を書くための取材では相槌をうちながら話を聞くことが多いので、つい声を出してしまいそうになるのだ。昔、ラジオの構成の仕事をしたことがあって、そのときも黙って原稿を渡さなきゃいけないのに、つい元気いっぱい「はい、次はこれ」とか声を出してしまい、怒られたことがある。ああ私って、余計なときに愛想良し。ちなみに今日撮影したビデオは、CD-ROMのなかのムービーになる。ついに私もCD-ROMデビューか?いや、だから私は一切、声も姿も写らないんだけど。それに、市販のCD-ROMでもないんだけど。えへへ。

 ところで先日、メールで「怒涛の新型iMac購入記」を送って来てくれた人がいた。新色を買った人の話ははじめてだし、そのワクワク感がとてもおもしろいので掲載させてもらおうとメールを出したのだけど、なぜか「Permanent Fatal eror」とかなんとか、またもわからない英語のリターンメールが返って来て、どうもその人にメールが送れない(またも、メール問題勃発か?)うーん。どうしたらいいんだろう。“温州みかん”さ~ん、これを読んでて掲載してもよければ「いいよ!」のメールくださ~い。 


1月31日(日)

 新色iMacが発売されて今日で1週間。数日前ANDOHKUNさんという人から、こんなメールをもらった。

多分世間では、今回のiMac5色バージョンが大ブレークしてるとは思ってます。でも地方の宮崎ではその兆しが見えません。悲しいかな何度販売店に寄ってみても何も変化ありません。ネットサーフィンしてみても見つかりません。もしブレークしているホームページがあったら教えて。

 

 

 う~ん少し前のニュースになってしまうのだけど、Computer Newsの全国のデスクトップ売上げランキング(1月23,24日調査)によると1位から6位までiMacが独占したということだから、きっと大ブレークしているんだと思う。しかも2位~6位に入った各新色iMacは24日に発売開始だから、たった1日でこれだけ売れたというワケで、これはスゴイ記録だ。静かではあるが、売れているんじゃないだろうか?

 ブレークとはちょっと違うかもしれないけど、先週は「新色iMac発売後の様子レポート」を何人かの人が送ってくれたので紹介させていただくと…(長いよ、今日は)

27日、新宿西口では今品薄状態みたいです。

ソフマップではストロベリー、ライム、タンジェリンは完売していました。

ライムなんかは実際に見てみるとかなりいい感じですね。

ちなみにソフマップでは店頭に5色のiMacを縦に(!)積んで展示していてびっくりしました。

 この方は以前「iMac発売前に、iMacの情報を知らなかったばっかりにG3を買ってしまった、悔しい!」とメールをくれた東京の大学生さんだ。しかし、5色のiMacをタテに積んで展示とはスゴイ。iMacトーテムポール。横を通ると崩れてこないかとドキドキするかもしれない(あれ?積んでるワケじゃないのかな?)ダルマ落としみたいに真ん中を打ち抜きたくなる人も出てくるかもしれない…って、それは私だけか。

 先日の“温州みかん”さんからも「掲載OK」の返事メールをもらった。そんなワケで、新色iMac怒涛の購入記を紹介させていただきま~す。この人は、すごくブレークしている。

 初代iMacの時には、ほしい~~!!と思いながらも、「やっぱり15インチモニターじゃ狭いしなぁ」とか「ビンボーだしなぁ」と理由をこねくりまわしてココロの悪魔と死闘を演じ、僅差の判定勝ちをおさめた私ですが、「新型iMac登場!」の記事には1ラウンドK.Oされてしまいました。その情報を知ったのがなんと発売の2,3日前のことで、5色丸く並んだ彼らを一目見た時から、もうiMacな毎日が頭の中をグルグル グルグル....。寝ようとしても寝つけなく、眠っても夢の中にまでグルグルグルグル....

 24日の日曜日 。行ってきました!日本橋へ!!...といっても、やっちゃいました。目覚ましをセットしたはずなのに、目がさめるとなんと午後1時!ひえ~~!昨日もiMacが夢の中で踊っていたもんなー。即日お持ち帰りの野望はついえたものの、やっぱり見てみたいiMac。とにかく行こうと、やってきたものの、やはりどこでも完売のはり紙.......しかし目の前に並んだ5色のキャンディーたちは壮観で、うっとりしてしまいました。眺めて、なでて、マウスを触って....普段はちょっと寂しいMacのフロアに、すごい人、人、人...こんなにMacファンがいたのかと、うれしくなってしまいました。

 当日に予約すれば、1週間後に手に入るとのことでしたが、「う~む、どうすべきか....」となやみつつ、(だって5色もあるんですよ。)また別の店を探していると、なんと「新型iMac. ブルーベリーは完売しました」の文字が。「そうか、やっぱりどこも完売だよなー」.....え?てことは、他の4色は残っているってこと?驚いてショップの店員さんに聞いてみると「はい、あとほんの少し在庫がございます」 ああ、やはり神は私を見捨てなかった。ありがとーーーーーう!!!!

 よし早速注文だ。けど、あれ?何色にしよう。なんせ2,3日前に新型iMacのことを知ったもんで、そこまで頭がまわっていなかったのだ。やっぱり本命はブルーベリー?予約して待つか!?いや、やっぱり今日持って帰りたい。となると、残り4色。

「ストロベリーは男の私には可愛すぎるし、ライムはちょっとつらい。グレープは思っていたより紫っぽくなくて、いいよな~。タンジェリンはイメージよりちょっと濃いよな~。けど、暖かそうでいいかも。」と、並んだiMacたちを、あらゆる角度から、遠くから、近くから眺めつつ、悩んでいる間にも売れていく......

 早く決めないとなくなってしまう!!けどこのビンボー人に16万円(しかもローンで)の買い物、あとから後悔しては死んでも死にきれない。店頭にはしっかり「お持ち帰り後の返品、色の交換は御遠慮願います。」と書いてあるし。ああ~!!!やっぱりタンジェリン、タンジェリンだ!私の部屋に一番合うのはそうにちがいない!(一応建築家のタマゴ(のタマゴ!?)なので、それなりのセンスはあるはずなのだ!きっと.....)ということで、ええい!、店員さんに『これ、ください!!』と言ってしまいました。

 実は悩むこと約2時間(!!)よく売れ残っていたものだ....メモリー増設までの一時間、私の(もう私のモノ!!)iMacに似合うマウスパッドを捜しまわり、やっとみつけたコルク製のパッド。やっぱり色合い的にこれでしょう。と、日本橋をうろうろしている間にもあちこちで目に入るiMacたち。そのたびに、「ほんとにタンジェリンでよかったのか!?」「ブルーベリー、グレープってかっこいいよな~」と囁くアタマのなかの悪魔達。「そ、そうかな?やっぱり?(多分タンジェリンとライムが一番人気なさそうだもんな~)」と、もんもんとしながらも、ええい、これでいいのだ!と言い聞かせて1時間半経過。

 いそいそと引き取りに行って、ついに手に入れた、わが最愛のiMac。「えーと、色はタンジェリンでおまちがいないですね?」「は、はい!」買っちゃた...。

 帰りはタクシーで運ぶつもりだったので、大通りまで、店でもらったキャリアでゴロゴロと歩く。路行く人の視線をキョーレツに感じる。若いカップルや、大学生ぽい人、社会人ぽいひと、けっこうな歳のおじさんまで。すれ違ってから「いまのアレ、iMacやろ?」という声....。う~ん、なんか気持ちいいぞ。ということですぐにタクシーが拾えるものを、つい2~300メートルほどiMacと歩いてしまいました。途中、向こうから同じような箱をひきつれて歩いてくる同い年ぐらいの(あ、私25才です。)男性を発見。むこうも気がついたようで、お互い「ああ、あなたも今日からiMacユーザーですね」的ほほえみを交わしてしまいました。

 う~ん、ブレークしてる。しかもタンジェリンを選んだということに、私、共感してしまった。私も、昨年の夏のウキウキを思いだすなぁ。受け取ったiMacを見せびらかしたくて、つい箱を引き連れて歩くとは…まったく、私と同じだわ。あの視線の気持ち良さといったら、うふふふふ。

 そうそう、今日の午後、あちこちお出かけしたついでにMac販売店のSeiden三宮店に寄ってみたときの光景は、やっぱり、これはブレークなんだと思えるものだった。日曜日だから人がいっぱいなんだろうな、と思いながらMac売り場までエスカレーターであがっていくと、いるわいるわ。円く展示されている新色iMacのまわりに二重、三重の人垣ができていた。横一列に並べているセットには電源が入っていないため、みんな電源の入っている円形展示のほうに吸い寄せられるように集まってきて、さわれるiMacの前が空くまで待っているのだ。そんなに広くない売り場に、20~30人くらいは常にいたと思う。特に今日は平日と違って、家族連れ&友だち連れの人たちが多い。お父さん、お母さん、息子、娘の4人家族。こっちは中学生くらいの娘をつれた3人家族。60歳過ぎの白髪の紳士…。

みんな、みんな She is like a Rainbow~

ここは少しあとのイベント会場です。左にあるのはボンダイですね。

CONTENTS

このサイトは、インターネットでの発表以来iMacに魅入られてしまった私の「えへへ」な毎日や事件などを綴ったページです。購入前のワクワクや「なぜ、欲しいのか」という自問自答、発売当日のドタバタの様子に続き、買った後はドキドキしながらiMacと親しくなって、E-Mailを送れないと言ってはオロオロ歩き、新しいソフトを試しては「やっぱり快適やねー」と喜び、東にEXPOがあると聞けばS.ジョブス見たさに飛んでいき、西に極秘情報があれば「おせーて」と頼み込み…まあ、そういう出来事が次々と起こりました。これからは、どんな大冒険が…!?ワクワク。

おかげさまで「Mac Fanホームページコンテスト98」でメッセージ賞を受賞しました。わーい。

CONTENTS

またまた広告が載っている。あと4日で、近未来のフォルムがやってくる。8月29日、iMacアイマックがやってくる。ンコ店の本日10時から新台!みたいやぁ、思っていたよりも高級感があると感心している。

BOOKS
参考文献ってことではなくて、あっぷるとステーブ・ジョブス関連の本。

スティーブ・ジョブズ II

ハードカバー – 2011/11/2

ウォルター・アイザックソン (著),

井口 耕二 (翻訳)

講談社刊

スティーブ・ジョブズ II

ハードカバー – 2011/11/2

ウォルター・アイザックソン (著),

井口 耕二 (翻訳)

講談社刊

ロスト・インタビュー スティーブ・ジョブズ 1995

ソフトカバー – 2013/9/11

講談社刊

スティーブ・ジョブズ-偶像復活

ハードカバー

ジェフリー・S・ヤング、 ウィリアム (著),2005/11/5
東洋経済新報社刊

アップルを創った怪物ウォズニアック自伝

2011/11/2

スティーブ・ウォズニアック (著),

井口 耕二 (翻訳)

ダイヤモンド社刊

アップル・コンフィデンシャ2.5J(上/下)

2006/4/27

オーウェン・W・リンツメイヤー (著),

林 信行・他 (翻訳)

アスペクト刊

林檎の樹の下で ~アップルはいかにして日本に上陸したのか~

2011/10/17

斎藤 由多加 (著),

オープンブック刊

アップル宣言―クレイジーな人たちへ

1998/02

真野流・北山耕平 (翻訳)

三五館刊