Vol.9 国際的

次々と起こる事件。メールやプンタに起こる、

不可解なトラブル。ネット上を駆けめぐるウワサの真相。これらは

べて、MS団の躍なのか。

読めばわかるペリカン日記…なんつって?!

12月2日(水)

 とほほほほ。とうとう、iMacで仕事をしている。締め切りがギリギリと苦しくなってきて、家でも原稿を書いている(ぜんぜん、進んでないけど)。あーあ、iMacを仕事には使いたくなかったな(でも、PowerBookじゃモニタが小さいから短い行数しか表示できないし…)。とかなんとか言いながら、ついついインターネットで遊んでしまう私。あれ?結局、仕事したくないだけなのか。えへへ。仕事の合間のインターネット、iMacなら、かなり快適だと改めて感じた。そうか。これがなかなか、仕事がはかどらない原因か。うーむ。

  今日、Macお宝鑑定団さんに、こんなニュースが載っていた。

●MacOS RumorsがYosemiteに関する内容を詳しく伝えていましたが、なぜか全文削除されていました。

 なんか知らないけど、あとから突然、全文削除ってすごいなぁ。Xファイルみたい。黒いスーツ着た2人組の男が訪ねてきて…というシーンを思い浮かべてしまった。あ、それは矢追純一さんプロデュースのUFO番組の再現シーンか。


12月3日(木)

 昨日の日記をUPしてからMacお宝鑑定団さんに行ってみると、私が引用したニュース自体も全文削除されていた。ゾーッ。これは、とんでもない陰謀うずまく事件の始まりかもしれない。CIAやらFBIやらが糸を引き、NASAとIBMとMSが暗躍する国際的な…いや、宇宙人との最終戦争が…ってことはないか。よく読んでみたら、全文削除されたはずの「MacOS Rumorsが詳しく伝えていたYosemiteに関する内容」が、復活して載っていた。ほー。でも詳しすぎて私には、難しかった。やっぱり、陰謀が潜んでいるのか!?

 ところで先日、namさんという方からメールをもらった。ありがたいことに「もしよかったら、話題の少ない時にでも使ってください」というメッセージも添えられている。くー、うれしいじゃぁないですか。そのお申し出に、私、感謝いたしました。話もとってもおもしろいので、以下全文、引用させてもらっちゃいます。

 僕は、パワーまっくん(PM7300/180)とコメットさん(PB2400c/180)を所有しています。iMac発売当日にひやかしのつもりで、京都のニノミヤMac館に見に行ったのですが、「残りあと3台!」との店員の声にひかれ、ふと気がつくとカードで支払いの手続きをしていました。

 

 しかし、家でMacを使うのは僕一人でちょっともったいないと思いました。そこで、僕はコメットさんを下取りに出そうと決意しました。「メモリも80M積んでいるし、15万円くらいで買ってもらえるだろう」僕はそんなことを考えていました。外箱に付属品、説明書・・・一通り揃え、眠りにつきました。次の日、念のためにと、コメットさんの電源を入れてみるとなんと立ち上がらないではないですか。これでは、下取りに出せません。修理に持っていくと、ロジックボードを交換する必要があるとのこと。保証期間中でよかったのですが、思ったより、重傷でした。なんだか、コメットさんがとてもかわいそうに思えてきて、僕は下取りに出すのをやめてしまいました。

 

 それからも、この2台は、犬猿の仲です。パワーまっくんとiまっくんは、イーサネットで問題もなく、データのやりとりができます。ところが、コメットさんとiまっくんとでは、赤外線通信が出来るはずなので、何回もやってみるのですが、うまくいきません。途中で通信が途切れるのです。お店の人に聞くと、「出来るだけ近付けて下さい。」とのことですが、10cmぐらいまで近づけてもだめです。

 そこで、僕は休日は、コメットさんを出来るだけ外へ連れ出しています。琵琶湖の景色の良い所とか、喫茶店でDTPの勉強をしています。気分転換にもなりますし、コメットさんもとても機嫌がよさそうです。最近のお気に入りはマックでMacです。iまっくんは、インターネットとゲーム専用機となっています。パワーまっくんは・・・最近全く使っていません。インターネットもゲームもiまっくんの方が快適だし・・・このままでは今度はパワーまっくんのジェラシーが心配な今日この頃です。

 知らぬ間にカードで支払いをしていたり、Macがジェラシーを燃やしたり、ネットワーク機能のストライキをしたり…うーん、次々とnamさんの身にふりかかる怪奇現象。やっぱり、これもCIAやらFBIやらが糸を引き、NASAとIBMとMSが暗躍する国際的陰謀か…な!?


12月5日(土)

 昨日の夜は、カメラマンのKさんのスタジオで鍋・忘年会をやるというので、出かけた。私の方は、締め切りが過ぎているのに、どーする!?とも思ったが、ま、いっかとすぐに気分を切り替えて (!?)、スキップしながら出かけた。総勢5人で、なんだか家庭的な忘年会。お鍋もお酒も、美味しかった。久々の午前様になっちゃった。夫はお留守番。奥様、午前様なんつって。えへへへ。

 そういえばKさん、今年の3月に「Mac買おうかなと思うんだけど…」と電話で話したことがあった。あれから8カ月。昨夜、Kさんのスタジオには真新しいMacが…。なかった。あれ? 机の上には、なぜか古いPC98があった?あれ?「いやー、あれからズーっと急がしくてさぁ。来年は買うぞMac!」なんだって。


12月6日(日)

 あれ?いま見直したら、昨日の日記の日付けを間違って、4日にしてた。本当は5日の土曜日が正解。これは削除して内容を変えなきゃね。そんなわけで、6日中に土曜日の日記を読んでくれた人、すみません、5日に訂正しておきます。これは、CIAとかFBIの国際的陰謀とは関係ないので、あしからず。

 国際的陰謀といえば、3日の日記に引用したnamさんの話。PowerBook2400c/180とiMacの赤外線ネットワーク通信がうまくいかないということだったのだが、後日、意外な事実が明らかになった!! 先日の「iMacのUSBマウスが通信の妨げになる」と『Mac Fan』に載っていたそうだ。なんでも「iMacが妨害電波を発していた」のだそうな。ほー。


12月9日(水)

 いやはや師走である。お坊さんでさえ走りまわるんだから、いわんや私をや。バタバタする毎日だ。テレビでも今年1年間の事件とか、ヒット曲とか年末総決算な話題モードに入りだした。慌ただしいなぁ、もう。
 2日ほど前には、テレビのニュースで「今年のヒット商品番付」の話題をとりあげていた。消費低迷の今年は横綱不在なんだそうだ。大関が映画「タイタニック」と、えーと、なんだっけ?「もののけ姫」?あれは去年だしな。「たまごっち」も去年か。う~ん、過ぎてしまうと覚えていないもんだな。

 そのなかで、我らがiMacは「西の関脇」に選ばれていた。ちなみに東の関脇は「SONYのVAIOノート505」だそうだ。夕方のニュースで、小宮悦子さんが「パソコンが両関脇となりました」って紹介していた。
 ワタシ的には今年の買い物のなかで、堂々の「東の正横綱」だったな、iMac。これほど、強烈に「欲しい!欲しい」と大騒ぎした商品って、ここ数年なかった。

 まだまだいまでも、「iMacが欲しい!」と言っている人は多い。昨日は1日じゅう仕事で外出してたんだけど、5人会ったうちの1人(女性、美人!)は「iMacを買おうと思っている」と言っていた。「弟がiMacを買ってねー」という人もいた。ちなみに「去年スパルタカスを買ったから、iMac買う余裕がない」例のスパルタカス氏もいた(ちなみにこの人、Newtonユーザーでもあることを昨日知った。「つくづく悲劇な…」と私が言ったら、「何を言う!?Newtonはこれからや!」などと強気なところをみせていた)。
 先日は「iMacが欲しくてどうしようもない」という人(複数)からお悩み(?)相談のメールも来た。うーんiMacのヒットって、ホンモノだよなぁ。

 ところで、ここ数日ニュースサイトやコンピュータ雑誌などで「赤いiMac」がクリスマス限定で発売されるかもしれないというウワサが出ているが、ホントに出るんだろうか? 私は普段から赤よりもブルーが好きだから、iMacもボンダイブルーがいいけど、赤好きには、たまんないだろうな、このウワサ。


12月10日(木)

 このごろ、思うこと。懸賞企画やキャンペーンのプレゼント商品として、iMacがやたらと目につくようになった。

●来年2月開催のMACWORLD Expo/Tokyo99の事前登録した人のなかから、抽選でiMacが当たる
●ダイヤモンド社「ダイヤモンド Break!」創刊記念で、iMacなどの商品をプレゼント
●ダイエーのd'clubが募集している無料会員にいま登録すると、抽選でiMacなどが当たるキャンペーン(1/6まで)を実施
●12/10発売の週刊少年サンデー誌上のプレゼント賞品として、iMacが登場
●イメージングクリエイトの、ビデオテープを送るだけでビデオ年賀ホームページが完成する「お年玉付きビデオde年賀状」元日限定無料プランに申し込んだ人のなかから抽選で、iMacプレゼント(12/20まで)

 …この3~4日のMacお宝鑑定団さんのニュースからピックアップしただけでも、こんなにある。そういえば少し前のニュースでは「BMWを買ったらiMacがもらえる」なんてのもあった(一昨年シビックを買って、今年iMacを買った私。今年BMWを買ってりゃ、一度で“済んだ”のね。ハッハッハー。…って、すみません。買えませんでした。とほほほほ)。週刊少年サンデーを読むお子ちゃまから、BMWに乗るアッパーなアダルトまで、み~んなプレゼント商品にiMac。これはもうiMacが「いま話題の!」「ほら、これが憧れの…」と形容される代表商品になったってことでしょう。恐るべし!iMac人気。いや、別に私が自慢することじゃないんだけど…。


12月11日(金)

雪の中のルミナリエ

写真のピントは雪にあってる(笑)。

自宅でも仕事。

まだ、終わらない…。

 今日から「神戸ルミナリエ」が始まる。クリスマスまでの期間限定イベントで、今年で4年目。神戸の街(おもに元町から三宮までの区間)が、イタリア人が設計・製作したイルミネーションで飾られる。イルミネーションといってもチカチカと電球が点滅するワケじゃない。点燈したままの色とりどりの小さな電球でデザインされたモチーフがいっぱい集まった、回廊やゲートが並ぶのだ。その静かな美しさといったら、もう、涙ウルウル。初めて見たときは、『グレゴリオ聖歌』が私の頭の中で鳴り響いた。理由はわからないけど。

 

 「ルミナリエ」が始まった4年前は、阪神淡路大震災からまだ11カ月目のことだった。その頃は街じゅうの建物が壊れ、普通の街燈さえまだまともに付かないところも多かった。こんなときに何をするねん!?と思いながらも、静かで厳かな灯に、どんなに心をなぐさめられたか。神戸に住む人たちは、みんなそんな気持ちだったと思う。

 うーん、なんかしみじみしちゃったな~。 


12月13日(日)

 今日は、久々にパ~ッと買い物をした。自宅の近所には、アパレルメーカーのビルがたくさんあるのだが、ときどきそれらの会社が、アトリエセールやサンプルセールという名称で、地域の人に“特別バーゲン”をしてくれる(お店ではなく会社で、そこの自社ブランドを安値で売る)。今日は全国的にも有名な、名前を聞けば誰でもが知っているデザイナーズブランドのサンプルセールだった。普段88,000円のコートが18,000円とか、38,000円のスーツが10,000円とか、7割~8割引きで売っていた。すごく得した気分なんだけど、なんだか、普段の価格は何だったの?という気持ちにもなる。ビンボー症の私は、ド~ンと高額のものは買えなくて、セーターとかスカートとか、チョコチョコしたアイテムをいっぱい買った。う~ん。よく考えてみれば得したんだか、どうなんだか。ま、おかげでこの冬はバッチリね。うふ。

 同じようにシリコンバレーだと、シーズンの節目に「ご近所の方に向けてサンプルセール」とかあるんだろうか?5カ月前のコンピュータとか、プリンターとか、イベントTシャツの在庫一掃とか…。でも、ご近所の人みんな、コンピュータ・半導体産業の関係者だろうから、そんなセールやっても、欲しくないのかな?


12月14日(月)

 うふふ。今日からこのページのタイトルがクリスマスバージョン!やっぱり、持つべきものはデザイナーの夫だわね。おほほほ、便利、便利。作ってもらっちゃいました、タイトルのイラスト。お正月バージョンも、頼んじゃおうっと。

 PC Watchで、読者が選ぶ「PC of The Year '98」を募集しているというニュースが、Macお宝鑑定団さんやG3 Mac are Goさんに載っていたので、早速私も投票した。お昼前に投票したときは、5,800点を集めて首位を独走していたiMac。夜にもう一度覗いてみたら、なんと18,000点の超・ブッちぎりのダントツ首位になっていた。うーん、恐るべしMacユーザーの怒り(何のことかわからない人は、G3 Mac are Goさんで読んでネ。なんか、またもや国際的陰謀か…)。


12月17日(木)

 あー忙しい、忙しい。まったくもって、師走ですな。11月はな~んも仕事がなくて、ずっと“待機”状態だったのに、ここへきて一気に押し寄せてきた。締め切りが、今週から来週にかけて目白押しだ。こんなコトしてたら「ま~た日記ばかり書いて、仕事をさぼって」とツッこまれるだろーな。最近、仕事上の友人・知人も、デジタルな人とかネットワークな人が多くて、ビビってしまうわ…。でも、私には書かずにおれない話題がある!

 それは「来年のエキスポ東京に、S.ジョブス氏が来日しそうだ」というニュースだ。「え?ホント、ホント?」と気になって気になって、仕方ない。ホントに見れるの?生・ジョブス? それじゃあ、なんとしても行かなきゃ、幕張。借金してでも行くか、幕張?あ~、幕張~。なぜか歌い出してしまう、私。

 たしか、私がこのニュースを初めてWWW上で読んだのは、極私的iMac簡易紹介ページさんのとこだった。その後、昨日のMacお宝鑑定団さんにも“雪国の情報筋”から伝えられたウワサの根拠が、かなり具体的に載っていた。“雪国の情報筋”って誰?ひょっとして極私的iMacの菊池さんだったりして(北海道だし)…。それとも旧・ソ連のKGB? はたまたM-6組織のバンコラン大佐?(あら、これは『パタリロ』でした)う~ん、あれこれ想像してしまう。

 さらに気になるといえば、くだんのMacお宝鑑定団のニュースの文中、S.ジョブスの肩書きが、iCEOになっているのも謎だ。“i”ってなに?

 

  • idle=ブラブラしているCEO(でも、働いてそうだしな~)
  • illusion=幻惑させるCEO(そういえば“現実湾曲磁場 ”が得意技だった)
  • innocent=人道的なCEO(「無能な者はクビだ」なんて口が裂けても言わない…?)
    ice=氷のように冷たいCEO(ヒエ~)
  • I=「私」がCEOと言ったら、CEOなんだ!(………)

 う~ん。どこまでも尽きない、ジョブスへの空想、妄想(ホントはintervalかなんかなんだろうけど「それってありふれてない?」と思い、つい遊んでしまいました。えへへ)。は~。我を忘れて、仕事を忘れて、また、空想の世界へ飛んでしまいそう。は~忙しい、忙しい。


12月19日(土)

 その電話は、一昨日、唐突にかかってきた。
「こんにちは!あなたは、いまのお住まいに満足してますか?」

 失敬な。いきなりかけてきて、なんという質問だろう?第一、何者なのか?
「 本日は、コンピュータ電話でお客様にお得な情報をお届けいたします」
 ん?コンピュータ電話?よく聞けば、電話の向こうの女性の声は、録音されたもののようだ。すると、コンピュータが喋っているというワケではなくて、録音テープをコンピュータ制御(!?)してるってこと?コンピュータ電話、謎だ。しかも、いつの間にか私は“お客様”にされている。

 コンピュータは、なおも一方的に喋りつづける。電話待ちだったことと、ちょっと気味が悪くなったせいもあって、私は話の途中で電話を切ってしまった。ビックリしたなぁ、もう。コンピュータに電話してこられるなんて、なんか、友だちが少ないみたいで、ちょっと寂しい。誰か、友だちに電話しようっと。

 そういえば以前、深夜のインターネットのチャットで同じような体験をした人の話を読んだことがある。チャット参加メンバーは、その人ともう1人(=相手)だけ。ウブというのか、話がわからないというのか、どーも相手の様子がおかしいと思ったその人は、思い切って聞いてみた。

「あなたは、人間ですか?」

 すると、返ってきた答えが「人間って、なに?」ぞ~。後からわかった話では、どうやらそこは、ロボット相手にチャットできるサイトだったのだそうだ。う~ん。


12月20日(日)

 12月だというのに、今日はポカポカ温かい1日だ。リビングでゴロゴロしていると、いまから大掃除をコツコツと…なんて気に、当然ならない。困ったなー。せめて車でも洗いに行こうか、とも思ったが「日曜日は混んでるだろうなー」と思うと腰が重い。なんというか「忙中、閑あり」という気分だ。あれ?ちょっと違うか?ま、いいや。そんなワケで今日はなんだか久しぶりに、お家でヌクヌクと本を読んで過ごした。

 で、何の本かというと、なんとこれが情報通信の解説書。資料として、仕事先の人から「読んで勉強しろ」と4冊も渡された(つまり、これも仕事…クゥ)のだ。でも、いままで断片的に耳目にしてきた事柄が体系立ててわかるので、なんだかお利口さんになった気分。ほー。ほー。読みながら、ふくろうになる私。ホントは、ゆっくり読んでるから、まだ“さわり”の部分をウロウロしてるんだけどね。

 ところが夕方になって大変なことに気がついた。明日は朝から仕事で出かけるのに、資料をプリントアウトするのを忘れていた、ということを思い出したのだ(なんだかややこしいなー)。家のiMacには、まだプリンタがない。iMacからFax-stf.で打ち出すということも考えたが、家には電話回線が1本しかないし(ん?この場合、延々“通話中”ということになるんだろうか?…?うーん、私の情報通信の知識、まだまだだな)。仕方ない。夕方からひとり、車で仕事場にプリントアウトだけをしに出かけた。

 ところが、もっと大事なことを忘れていた。家から仕事場までのちょうど中間に、神戸ルミナリエの会場があるのだ。なんでも、今年のルミナリエは大盛況で、開催初日から1週間で221万8000人、先週の土曜日はたった1日で64万4000人の来場者数を記録したんだそうだ(こういうとき、いつも思うんだけど、誰が数えたんだろう?やっぱり、日本野鳥の会?…古典的なギャグでした。すみません)。当然、人の多さと車の多さで、大渋滞。おかげで、いつもなら10分ちょっとで行けるところが、30分かかった。いや、文句を言ってるんじゃない。そんな時間帯に出かけた私が、いけないんです。はい。

 ただ、妙にタイヤホールがピカピカしてイカツイ“改造系”や車体のどデカイ“4駆系 ”が、無理な割り込みをしてくるので危ないったら、ないのだ。そのカンガルーバンパーは、やめなさい。街のなかにカンガルーなんて、いないんだから。牛もいないよ、六甲山牧場じゃないんだから、ここは………渋滞でヒマなもんだから、ひとり車内でツッコミ続ける私。そうなんです。ハンドルを握ると、結構、気が荒くなるんです、私って。

 そんなワケで、今日、痛切に思ったこと。何でもイイから、iMacに早くプリンターが欲しいゾー。


12月21日(月)

 この3日間、悩まされつづけたこと。それは、ある人あてのデータ添付のメールがどーしても送れなかったことだ。
 送った後から必ず、リターンメールメッセージが返ってくる。先週の金曜日から、何度ためしてみても、ダメだった。しかも、リターンメールのメッセージが英語だもんだから、なおさら、ワケわかんないのよねー。 permanent fatal errors って、何ぃ? Can't create outputって書いてあるけど、なんでアウト・プットができないのぉー!? 

 仕方がないので、FDで持って行った。ハハハ。見たか、ポートライナー&JR関西&地下鉄によるスニーカーネットワーク。いや正確にはパンプス履いてたから、パンプス・ネットワークかな。Eメールなら数十秒なのに、持って行ったら70分。ついでがあったから、持って行っただけなんだけどね。えへへ。でも、これって一体どーゆーことぉ!?


12月22日(火)

 帰宅して、TVをつけた。おお!『踊る大捜査線』スペシャルをやっているじゃないのぉ。かじりついて、最後まで見てしまった。んー、相変わらず脚本がウマイ!これから『ソムリエ』の最終回もあるので、見よおっと。いろいろ書きたいこともあったんだけど、今日は書けない。う~。


12月23日(水)

 20日の日記で「家にはプリンターがないし、電話回線も1本しかないからFax-stf.も使えないし…」と書いたら、極私的iMac簡易紹介ページの菊池さんからさっそく「教えてあげよう」メールが来た。なんと! iMacとFaxを直結させて使うという、裏ワザがあるのだそうな。しかもこの方法だと 、FAX機をプリンターの代用としてもスキャナの代用としても、使えるのだそうな。そうかぁ。目から、ウロコが落ちました(詳しく知りたい人は、極私的iMac簡易紹介ページさんの『禁断のiMac』コーナーで取り上げてもらうよう、リクエストしてみてね。あ、別に“禁断”ではないのかな。じゃあ読者投稿コーナーに投稿して、聞いてみるとか…)。

 あ~あ、でもやっぱり欲しいな、自宅にもプリンタ。MD-5000のiMacバージョン(=MD-5000i)の年内限定販売、もう間に合わないな。お金ないし、はじめから無理なんだけど…。

 MD-5000iといえば、なんだか、すんごく売れているらしい。先日、知人のKさん(女性)から聞いた話。
 20日の日曜日に日本橋に買いに行ったら 、1軒目のSofmapでは売り切れで、2軒目のT-Zoneでも「来週に10台入るけど、その分は全て予約済みです。年内限定なので、チャンスは、いま店頭に並んでる分だけ」とかなんとか、言われたのだそうだ。う~ん、商売上手!そんなこと聞くと、ガマンしようってほうがムリでしょう。
「はじめはノーマルのMD-5000を買うつもりでいたんだけど、そんなに手に入りにくいんなら、5000iが急に欲しくなって…」
 そんなワケでKさんは、iMacとMD-5000iとスーパーディスクドライブを買った。メモリも64M増設した。くー、私の欲しいものばっかりだ。

 ちなみに、Kさんの相談役として同行したのが、“20周年記念Macを発売受け付け1時間後に電話予約して買った、例のスパルタカス氏”。彼もMD-5000iを買った(iMacはまだ持ってないのに)。この人、つくづくレアもの好きなんだな~。 アルプス電気さん、iMacカラーバージョン2台売れましたよ~。以上報告。

 でKさん、iMacで何するの?と聞いてみた。

「会社で使ってるのはWindowsだから、仕事を持ち帰るときはVAIOを持ち帰れば済むの。でもiMacはカワイイし、なんだか遊びで使いたいと思って。iMacじゃなければ、私、わざわざ家に買わなかったと思う」
 な~るほど。iMacの魅力を言い当てている。Kさんの話によると、店内では次から次とiMacを買う人がいて、日本橋界隈は、iMacの箱を運ぶ人がいっぱいいたのだとか(iMacの箱、目立つしね)。iMac発売から約4カ月。いまでも、iMacは売れ続けているんだなー。


12月25日(金)

 ひゃ~。思わぬクリスマスプレゼントといったらいいのだろうか。来年のMac World Expo東京の基調講演のために、S.ジョブスの来日が正式決定した。ひぇ~生ジョブス。やっぱりウワサは本当だったんだぁ。

  ジョブス来日決定のニュースを知って、今日の昼間は仕事先の人との電話中「2月半ばに東京に行く仕事はないのかー!?なければ、何とか作ってくれー」と叫んでしまったもんね。ホント、どこかにその時期、東京に行く用事、ないかしら。行くぞMac World ! 行くぞ幕張! 生ジョブスが私を呼んでいる(え、呼んでない?)。

 昨夜のイブは夫とふたりで食事に行って神戸ルミナリエを見に夜の三宮をそぞろ歩き、今日は今日で、生ジョブズ・ニュースにニヤニヤし、スパークリングワインですっかり御機嫌さんの私。ひゃぁ。なんだか年の瀬も迫ってから、とっても幸せな気分だわ。

 し、しかしである。年末までに終えておきたい仕事がまだ、終わらない…。ううう。日記も年末特別警戒長文巨編スペシャル(!?)を書こうと思うんだけど、時間がない。うーんと、執筆中…かな。


12月28日(月)

 S.ジョブスの来日決定が正式に発表されてから、少したったので冷静になってみた。生ジョブスを見れる人の数なんて、限られてるよなー。あちこちのサイトにも「入場券は手に入れるのが難しいだろう」とか「朝早くから並ばなきゃいけないだろう」と書かれている。私、この世の中で、並ぶことが一番苦手だ。朝早いのも、超・苦手。それならば、ジョブスのコンサートは東京ドームでやってくれなきゃ。え?コンサートじゃなかったっけ。ミサ?司祭様のお話が聞ける集会?コレも違うな。えーと。
 冗談はさておき、基調講演の入場方法は、1月13日発売の『Mac Fan internet』とか14日発売の『Mac Fan』とかでわかるそうなので、それを待とうっと。

 ところで21日の日記で書いた「特定の人への添付メールが送れない」という問題が、急展開で解決した。原因はなんと! メールサーバーに、今までのメールを溜め込んでいたということだった。そこは自社サーバーだったのだが、その人の分だけ容量がいっぱいになり、私が出したメールから受け付けなくなったようだ。7月からのメールを147個も溜め込んでいたんだって。あらら、モノ持ちがいいにもほどがある…もぅ、たのみますよー、◯◯さんったらぁ。

 それはさておき、2~3日前に、年賀状の印刷が仕上がってきた。とっても、キレイに仕上がった。キャンペーンとはいえ、こんなの無料で刷ってもらって申し訳ない気がする。しかも、この時期に年賀状の準備ができているとは、我が家の8年間で一番早い記録だ(いつも30日くらいにハガキを準備して、お正月に書いている)。問題は宛名書きだなー。うーん。いまから『筆まめ』とか『宛名名人』に入力してたら間に合わないから、今年はせっせと手書きしようっと。

 それもさておき(置いてばっかり。あっちこっちに置いてたら、もう置くとこがなくなるなぁ)やっと本日の本題、年末スペシャルだ。先日、私があまりにも「MD-5000iが欲しい、欲しい」と言っていたら「じゃあ、差し上げましょう」という人が現れた…という話では、もちろんない。
 「MD-5000は、非常にイケてるプリンタだよ」という使用レポートを、X氏なるユーザーが送ってきてくれたのだ。iMacバージョンだけでなく、MD-5000はホントに人気が高いようで、11月の後半から12月の半ばまで、どのショップにも在庫がないという状態が続いていたそうだ。X氏も「11/22に予約をし、12/14にようやく到着した」のだとか。そんなワケでX氏に、どれくらいイケてるのかを語っていただくことにした。

まずは黒インクでの印字に関して。

 その美しさは、インクジェットプリンターなんて足元にも及びません。小さな文字まではっきり、くっきりです。まさに熱転写プリンター、恐るべし! といったところでしょうか? テキストの印刷速度もなかなかのもんです。エコブラックインクも使ってみたのですが、こいつは黒インクに比べると色が薄く、少しかすれたような感じで印刷されます。しかし、原稿の確認等に使うのであればこれで十分です(当然ながら、本チャンの原稿としては使えるレベルではなく、あくまでも下書き程度の認識で使ったほうが良い)。

 なるほど。テキストだけの確認のために、エコブラックインクとは、なかなか考えた設計だ。で、カラープリントは?

 光沢インク、MFインクを使えば写真画像を普通のコピー用紙に印刷してもかなりのクオリティーで出力することが出来ます。これにはかなり感激しました! 確かに拡大してみるとMICRO DRYプリンターの独特の網目状感(?) はありますが、コピー用紙にこれほどの印刷が出来ることにびっくりしました。ただ、光に当ててよーく見ると、うっすらと印字ヘッドの跡が横縞として現れるという欠点がありますが、それほど目立つほどのものではありません(気になる人は気になるかも知れませんが...)。プライベートで使う上では十分だと思います。

ふむ、ふむ。ただしX氏、「印刷コストに関しては現時点では使用して日が浅いこともあり何とも言えないです」とのことだ。さらに気になる点も、若干あるとか。それは、こんなこと。

・SCSIアダプターを接続する前にプラスチックで覆われたコネクタのフタをバキッと折ってしまう必要があり、私は少々不安になってしまったこと(ひょっとして折る必要が無かったのではないか?)。
・それと用紙を固定するプラスチック部分が安っぽく、動かすには少々硬い。
・用紙トレイは本体とは別になっており、用紙トレイの上に本体を乗っけるという構造になっている。

 

 しかし、いちばん気になるのは「光沢インクのカス」なのだとか。

 このプリンターの味噌はMFインクにあります。このインクは紙上のデコボコを無くすという役割を果たしていますが、その役割の重要さは半端なものではありません。一度、MFインクをoffにして標準モードでコピー用紙に写真印刷をしてみたのですが、クオリティーが一気にがた落ちしてしまいました。テキスト印字はMFインクが無くても美しいのですが、写真印刷では使わないと話になりません。あと、これは欠点と言ってよいのか分かりませんが、光沢インクを使ってカラー印刷をすると、たまに何の画像もない部分にインクリボンのカスのようなものが印刷される場合があります。私の機種だけの問題なのかも知れませんが...。

 そこでX氏、故障ではないのかと思ってユーザーサポートに何度も電話をしたものの、全く繋がらず困っているという。しかも「アルプス電気はメールでの対応を行っていないので、ほとほと困っています」とか。そこでX氏からの呼びかけなのだが、他のMD-5000ユーザーの人もみんな、光沢インクを使ってカラー印刷をすると、何の画像もない部分にインクリボンのカスのようなものが印刷されますか?

 全国数千万人のインターネットユーザーの皆さん、お返事待ってます。もし、同じような症状の出ている人があれば、メールください。

 さて大人気のMD-5000と5000i、X氏とは別に、いろんな人から「絶対ゲットすべきアイテム」とか「12月20日の時点で、京都のJ&Pには“予約受け付け中。100台入荷予定”」というメールをもらった。今日は仕事先で、例のスパルタカス氏も「いやー、5000iはよくできたプリンタだ。カラーも、キッチリiMacカラーを再現してて、カワイイよぉ」と、遠い目をして言っていた(ちなみに“光沢インクのインクリボンカス”問題に関して、スパルタカス氏は「いや、ボクは気がつかなかったけど…」ということだった。うーむ)。

 きゃ~。わかったから、コレ以上私を刺激しないでください。私、ビンボーだって言ってるでしょう。それに仕事場には、MD-2000が使われないでホコリをかぶっているのだ。まだ現役なのに、なんでだ!?古いけど。


12月30日(水)

 自転車の後輪がパンクした。どーも私の身の回りでは、モノがよく壊れるなぁ。 今年、壊したものを思い出してみる。
 車のタイヤは2度、パンクした。お正月に買ったデジカメも、買って6カ月で落としてしまい、パッコーンと外蓋が外れてしまった。この間のクリスマスには、コルク抜きを壊した。うーん。 それって、やっぱり私のせい?こんなんだから、iMacのメモリ増設も自分では恐くてできない、できない。ケースを外そうとした時点で、バキッという音ともに何かを壊してしまいそうで…。

 今日は、やっとこさ家の大掃除をした。普段サボってる拭き掃除を、ちょこっと気合いを入れてやっただけなんだけど。ふー。なんとかこれで、お正月を迎えるという気分になれる。

 夜、NHK教育TVの『人間大学』を見た。『アルジャーノンに花束を』で有名な作家、ダニエル・キイスの世界を連続で放送していて、今日は第3回目のようだった。私は見てないんだけど、先日、夫が見ていた回では「ダニエル・キイスのホームページを長女が運営をしている」シーンのときに、iMacが映ったそうだ。アメリカで、しかもこんなに有名な作家の家庭で、iMacが使われているんだなーと思った。

12月31日(木)

 ああ、年が明けて行く。いまから大晦日恒例、元町のバー“れてぃしあ”に行ってきま~す。

CONTENTS

このサイトは、インターネットでの発表以来iMacに魅入られてしまった私の「えへへ」な毎日や事件などを綴ったページです。購入前のワクワクや「なぜ、欲しいのか」という自問自答、発売当日のドタバタの様子に続き、買った後はドキドキしながらiMacと親しくなって、E-Mailを送れないと言ってはオロオロ歩き、新しいソフトを試しては「やっぱり快適やねー」と喜び、東にEXPOがあると聞けばS.ジョブス見たさに飛んでいき、西に極秘情報があれば「おせーて」と頼み込み…まあ、そういう出来事が次々と起こりました。これからは、どんな大冒険が…!?ワクワク。

おかげさまで「Mac Fanホームページコンテスト98」でメッセージ賞を受賞しました。わーい。

CONTENTS

またまた広告が載っている。あと4日で、近未来のフォルムがやってくる。8月29日、iMacアイマックがやってくる。ンコ店の本日10時から新台!みたいやぁ、思っていたよりも高級感があると感心している。

BOOKS
参考文献ってことではなくて、あっぷるとステーブ・ジョブス関連の本。

スティーブ・ジョブズ II

ハードカバー – 2011/11/2

ウォルター・アイザックソン (著),

井口 耕二 (翻訳)

講談社刊

スティーブ・ジョブズ II

ハードカバー – 2011/11/2

ウォルター・アイザックソン (著),

井口 耕二 (翻訳)

講談社刊

ロスト・インタビュー スティーブ・ジョブズ 1995

ソフトカバー – 2013/9/11

講談社刊

スティーブ・ジョブズ-偶像復活

ハードカバー

ジェフリー・S・ヤング、 ウィリアム (著),2005/11/5
東洋経済新報社刊

アップルを創った怪物ウォズニアック自伝

2011/11/2

スティーブ・ウォズニアック (著),

井口 耕二 (翻訳)

ダイヤモンド社刊

アップル・コンフィデンシャ2.5J(上/下)

2006/4/27

オーウェン・W・リンツメイヤー (著),

林 信行・他 (翻訳)

アスペクト刊

林檎の樹の下で ~アップルはいかにして日本に上陸したのか~

2011/10/17

斎藤 由多加 (著),

オープンブック刊

アップル宣言―クレイジーな人たちへ

1998/02

真野流・北山耕平 (翻訳)

三五館刊