Vol.18 iMacのり巻き

仕事で超忙しいが続いたというのに、

新しいPowerBookG3の発売、のりまき広告の出現、

そしてナゾのイベント開催とMacな出来事も続きました。

えー、

何!!

6月5日(土)“友達”のは快感!?

 この4日間、忙しくて忙しくて、朝から夜まで出かけっぱなしだった。「今日こそは更新するぞ!」と毎晩思うのだけど、結局、帰ってきたら立ち上がる元気もない。「書き置きなしの蒸発」になってしまって、すみません。「仕事が忙しい」とことさら口にするのは、みっともないと思うのだけど(その割には、よく弱音を吐いてるけど)いま本当に、忙しい。1年分のドタバタが一気に固まっているといった感じだ。一昨日は一日中立ちっぱなし、昨日は一日中座りっぱなしで取材だった。ん~、書きたいこともいっぱいあるのだけど、時間がない。ん~。この忙しさは、まだしばらく続く。

 そうそう、私がバタバタしているうちに新しいPowerBook G3が発売されるんだろうな~、悔しいな~、お店に見に行く時間もありゃしないわ! と一人プンプンしていたら、発売が延期になったようで。なんだか、こういうドンくさいところがまた出てきたのは、Appleらしくってイイど! と思ってしまう。iMacの大ヒットで、世の中みんな(特に大マスコミ)が、Appleのイイことばっかり話題にしだして、ちょっと違和感を感じ始めてたんだ、私。Macが単なるヒーローだったら、おもしろくないもの。Macの取り柄は、ユーザーフレンドリー。「おいおい、またかよー。しょうがないなー」なんて言いながら、「ま、でもイイとこもあるから許してやろう」と、ずっとつきあうのが友達ってもんだ(でも、あんまりひどい不誠実さが続くと絶縁になってしまうのも友達なんだけどね)。 久しぶりに“友達”に文句をいうのは、ちょっと快感。


6月8日(火)iMacにお祝してもらいたく

 今日は、私の誕生日。iMacにお祝いしてもらいたくて、朝起きてすぐに電源を入れた。iMacを買ってから初めての誕生日だから、「起動したとき、ユーザーのお誕生日をお祝いする」というMacOS8.0以降の機能は、私、初体験なのだ。

 ジャ~ンという音ともに、MacOS起動中…あ、あれ? 普段と何も変わらない。なぜなんだ? 買ったばかりの頃、この機能を試してみたくて日付をゴマかしたのがバレたのかな(でも、そのときもうまく行かなかったんだよなー)。「そんなズルい子は、お祝いしてあげません」ってこと? それとも「もう祝う年頃でもないでしょ~が」って言いたいの? え~、どういうことぉ!?…あ、気がついた。設定を忘れていました。えへへ。

 再度「Mac OS 設定アシスタント」のなかの「誕生日にチェックする」をチェックして、再起動した(思えば、買ったばかりの頃、この意味がわからなくて「チェックしたらどやっちゅーねん?」とパスしたままだった。説明不足だと思うな。初心者の人とか、わかるのかな?これで)。んで、めでたく「Happy BirthDay!」の文字とご対面したわけです。パチパチ(メールでお祝いくれた神作さん、ありがとね)。

 でも、ホントはあんまりめでたくないんである。夫は忙しくてここ2日ほど帰ってこないし、私にしても今日も仕事で出かけていたし。えーい。1カ月、誕生日を延期しよう。7月になったら、キチンと祝ってもらうからね。夫、仕事場でこれを読んでたら、覚悟するように。

 Macお宝鑑定団さんには、今日のニュースで「ノート型iMac=P1は、やはりNewYorkEXPOで発表される模様」と載っていた。仕様もかなり明らかになっている。おお~。ナイス・タイミング!(夫、覚悟するように)。でも、1.8Kgって書いてあった。ん~、バッテリ装着時なのか、本体のみで1.8Kgなのか。気になる重さだな。


6月9日(水)貧乏性がない

 このところ、家に帰ってもiMacで仕事をしている(あ~、まただ)。仕事の合間に、インターネットというのも相変わらずだ。そして今日気づいたのだけど、新しいアプリケーションを立ち上げたら、それまで使っていたアプリケーションをそそくさと終了している。せっかくメモリを増設したというのに、32M時代のクセが直らない。96Mもあるんだから、ズラズラズラッといくつものアプリケーションを開け放題にしたいと思いつつ、私のトラウマがそうさせない。ん~、クセとは恐ろしい。

6月12日(土)目に青葉、山ほととぎす、PowerBook

 連日のお出かけで、ヘロヘロのバテバテ。今日は休養日…と思ったが、やっぱりガマンできなかった。だって、新しいPowerBook G3の発売日なんだもの。ネット上のニュースでは速報も載っているけど、現物を見たい、触ってみたい(買えなくても)。夕方の5時。仕事中の夫を振りきり、私はひとり三宮に出かけた。ふふふ、先にナマ新製品を見て、自慢してやるぅ。そんなワケで、今日は久しぶりに超・長い。

 毎度おなじみ、三宮のSeidenに着いたのは5時半ごろ。出かけに夫が言った「全世界で3万5000台しかないらしいよ。今頃行っても、何もないさ」という憎まれ口が、ふと甦る。いやいや、展示品くらいはあるでしょう。土曜日の午後だし人が多くて近づけない、とか。いつもは5色iMacを展示しているいちばん目立つコーナーに、今日は「PowerBook G3入荷!」と華々しくポスターとか張って、デーンと置いてあるんじゃないかナー、なんてワクワクしながらエスカレーターを上がっていった。そしてMac売り場に着くと…あれ? 静かだ。お客さんはiMacの周囲にパラパラ3~5人といった感じ。ポスターとかも特別なものは張ってない。

 しかもPowerBook G3の姿もない。やっぱり遅すぎたのか。そう思いつつ、売り場の奥に進むと、あった、あった。ひっそりと、控えめに、ぜんっぜん目立たないところに、333MHzのみ1台展示してあった。しかも私が行ったときにはスリープ状態になっていて、すんごく地味。最初は「あら、前のモデル?」と思ったくらいだ。333MHzも400MHzも品切れで、名刺くらいのサイズの紙に「予約のみ」と書いて張ってあった。んー、張り紙まで地味。

 キーボートを触ってみた。これがブロンズっちゅう、キーボードか。たしかに、茶色く半透明。SimpleTEXTを立ちあげて文章を打ってみると、お、フラットな見かけの割には、キーを打ったときの沈みが深い。私の好きなキータッチ。キー1個の大きさも、なかなか広くて指の太い男性でもミスタッチは少なそう。ふむふむ。横からも眺めてみる。おー確かに薄い。何ていうんだっけ、フタをパカンと開け閉めする部分もブロンズで、結構カッチリとした造りだ。

 以前より1Kg近く軽くなったらしいし、重量もさぞや…と思って持ち上げてみる。お、重い。バッテリーは2個とも入っていないのに、持ち上げた私の両手がプルプル震えている。握力の弱い(13と15しかない)私には、ちょっとキツい。バッテリーを抜いてあるので、空洞部分がしなっている。薄くするために筺体の厚みも薄くなった…なんてことは、ないのかな。

 他のお客さんはみんなiMacを触っていて、あんまり新しいPowerBookには関心がないみたいだ。なんだか、私ひとり浮いてる気がして、店内をブラブラ。iMacの展示コーナーには、「父の日のプレゼントセット」と称した詰め合わせパッケージが売られていた。USBハブ、テーブルタップ、CDケースなど6点で1万円。iMacの5色にあわせて、詰め合わせセットも5パターンある。こんなの娘に贈ってもらったらiMacなおトーさんは、ウルウルだろうな。iMacな家族像を想像してみる。しかし、なんでボンダイブルーのセットはないの!? 5色出てからボンダイブルーって忘れられがちだよなー。ちょっと哀しいボンダイ・ユーザーの周辺機器事情。

 と、ガッチリとして日焼けしたポロシャツ姿の50歳前後のおじさんが、店員さんとなにやらモメている。「お、おトーさんもiMacですかい?」と思って見てみたが、どうやらそうではないらしい。ヤケに声が大きいから、話の内容が聞こえてくる。拡張カードを買いたいようだ。「差し込んで使う、カード。カード、ここには置いてないの?」とおじさん。

「機能によって、いろいろ種類がありますので…」

「機能って…イーサネットとか、まあ、パソコンで普通に使うカード」

「あの、お使いのパソコンは何ですか?」

「どんなって、よくある…普通の小さいの」

「メーカーとか機種名は?」

「さあ」なぜそんなことまで聞くのかと 、おじさんはかなり不満そうだ。

「OSはなんですか?」

「さあ。このくらいの大きさの、パソコンなんやけど」と手でサイズを表す。

結局「OSなんてこと言われても…」と、カードおじさんはブツブツ言いながら帰って行った。

 なんだかシュールな場面を見てしまった。ひととおりMac売り場も見たことだし、帰るとするか。エスカレーターに乗った。でも、なんかこのままじゃ寂しい。夫に「もう、みんな触りまくりの大人気だったよ、新しいPowerBook」と自慢できない。3階分くらい降りたところで、も1回、Mac売り場に戻った。えへへ。すると、さっきとは違って次から次と新しいPowerBookの前に人が吸い寄せられて行くではないか。美人の20代の女性、髪をくくったライダーふうの男性、20歳代の真面目そうなカップル…。60歳くらいのお父さんを筆頭に20代の息子、娘、そしてお母さんの家族4人なんて、明らかに「あった、あった」とPowerBookに直行し、いろいろチェックしている。さっきまでの静けさは、何だったんだ。あのまま、帰らなくてよかった。

あった、あった。「展示するくらいならオレにくれ!」と思う人も、多いだろうな。

おっ美人の女の人がやってきて、検討中!?すごくスタイルがいい。

 

 ちょうど責任者のような店員さんがヒマそうにしてたので、今日は一体何台の新PowerBookが売れたのか聞いてみた。10台(333MHzと400MHz+DVDの5台ずつ)入ってきて、予約だけで即売り切れ。それでも予約者全員には行き渡らなかった。今日だけでも400MHzで7人、333MHzはそれ以上予約が入ったらしい。うあー、やっぱり人気はあったんだ。ただしAppleのことだから、いつ入荷するかわからない。 「今日買われた方は皆さんほとんど、省スペースパソコンという認識ですね」。たしかに、モバイルするには、まだ重い。「今度のはメモリや内蔵ハードディスクへのアクセスも簡単ですよ。ネジは1本も使われてませんしね。キーボードをパカッとはずすだけです」おお、展示品で試してみたかったけど、さすがに気が引けた。でも、ハードディスクには取り出しやすいようにヒモまでついているんだって。ますます、開けてみたい…。ただ、マニアなユーザーには“アクセスが簡単になった”のは、あんまりうれしいことじゃないのだとか。難しいのをなんとかクリアして、たどり着くのが快感なんですと。エベレストを目指すピークハンターみたい。

 しばし店員さんと雑談した。こんなこと、初めてだ。つい調子に乗って「ホントに、新製品情報とか販売店にもヒミツなんですか?」と聞いてしまった。

「そりゃそうですよ。私らだって、アメリカのMac関連サイトをチェックして予想してるんです」。


6月13日(日)隣の芝生は

 ウチの仕事場のお隣さんちが、iMacを買ったようだ。夫が「廊下にダンボール箱が置いてあった」と言っている。私も見に行ったが、かたずけられた後だった。う~、何色を買ったんだろう? ほとんど交流がないんだけど、知りたい。


6月18日(金)10倍、100倍なんてまないから、をなくして

 長いこと更新しなかったら、書き方を忘れてしまった。えへへ。この2週間ほど、なにをしてたのかもあまり思い出せない。京都に行くのに乗り継ぎの電車の時間が計算できなくて、何度も足し算をやり直したりもした。アブナイなー。えーっと、そうだそうだ。大阪とか京都とか大阪とか、大阪とか、大阪とか…(あれ? 結局同じところにしか行ってない)ほとんど毎日、仕事で出歩いていたんだった。

 ちょっと古い話になるが2週間ほど前は、OBP(大阪ビジネスパーク)でやっていた「情報通信展99」というのを見た。たまたま仕事中に時間が空いてしまい、「喫茶店でも…」と思って歩いていたら、すぐ目の前でそういうイベントをやっていたのだ。“電波くん”という、着ぐるみを着た人も歩いていて、着ぐるみマニアな私としては、目が釘付けに。

 そこへすかさず、コンパニオンのお姉さんが「豪華賞品が当たるクイズを実施していますよ」と用紙を渡した。なんで私は、こういう言葉に弱いんだろう。ボード展示の「電波の知識」というのをしっかり読んで、クイズに答えた。出展者の目論見通りだ。おかげで私も、盗聴電波とか妨害電波にちょっと詳しくなった。クイズに答えて「フロッピー型の卓上ホウキ」をもらった(フロッピーにしては、厚い。これはMOのカバーを使っているのかな)。まさか、これが“豪華賞品”とは思わず、まだ何か抽選でもらえるんじゃないかとブースの前でウロウロしたが、何も出なかった。コンパニオンのお姉さんの人を引きつけるコツ、見習わねば。

 パソコンメーカーや、電話会社とかのブースもたくさん出ていた。ケーブルTVのブースでは、インターネット接続について質問してみた。ダイアルアップ接続よりも「体感速度で、10倍は早いですよ」と言っていた。関東に比べて関西では対応が遅れているが、今年中にはウチの近所も可能になる予定とか。このところまたまた夜中の3時過ぎまでプロバイダのビジーが続くという状態が続いていて、いい加減アタマに来ているので、ケーブルTVには心動かされる。ところが集合住宅の場合での導入は、まだ対応が難しいそうだ。えーい、その気にさせといて、ウチは無理なのか。

 別のブースでは、150Mbpsというとんでもなく早い次世代ISDNの実験網の展示をやっていた(ここには仕事上の知り合いのおじさんがいた。ブースにひとりでいるもんだから「寂しいねん」と言うので、妙に長い世間話をしてしまった)。1秒間に150M…私のLC630だとカラにしても、2秒でHDがパンクしてしまう。でも実験網だから、我が家にまでやって来るのは、まだまだ先(やってこないかもしれない)。通信速度が10倍、100倍なんて、どうでもいい(ってこともないけど)から、私ゃ、ビジーをなんとかして欲しい。これって、NTTに頼めばいいのかな。テレホーダイするんなら、1日じゅうにしろー(夜中に限定するから混むのよね)。


6月19日(土)頂上まで、3日?

 先週の土曜日に「ま、なんとかなるでしょ」と思って新PowerBookの発売を見に行ったが、未だになんとかなっていない。毎日家に帰って、夜中の2時か3時まで仕事をしている。寝不足だわ、夜更かししてるのにインターネットにはつながらないわ(ビジー=話し中のため)、家の中はぐちゃぐちゃの荒れ放題だわ、ウサギのグレコは放ったらかしにされることに慣れて一人遊びを始めるわ、その遊びというのが「リビングのソファの角っこをかじって布はおろか木組みの枠までボロボロにする」ので困ったわ、ちょっとキツく怒ったらすぐに下痢するわ、その反動で便秘になるわ(私ではなく、グレコのことです。あしからず)も~大変だ。おまけに三宮のSeidenの「ヒマそうにしている店員さん」のことを書いたら「暇な店員です」とご本人からメールが来た。ひょえ~。壁に耳あり、障子に目あり、インターネットにリンクあり。ともかくワチャワチャなのだ。

 でも忙しいときほど、本屋さんに行きたくなる。以前iMac Stationさんでも話題になっていた『MONOマガジン』別冊を、やっと見た。カラースケルトンなライティングで撮影したiMacの写真が数頁にわたって載っていて、キレイだった。コンピュータというよりも、オブジェとしての被写体って感じだ。インテリアとか化粧品とかと組み合わせてカラーを意識した撮り方は今まであったけど、ここまで創造的な構図はなかった気がする。いよいよ、iMacもモノとして成熟期に入ったのか? とすると、デザインも何もかも変わるというウワサの“次世代iMac”(=C2と呼ばれているらしい)の発表はあるのか? そしたら今のiMacはどうなる? またまた頭の中がワチャワチャになりそう。うーむ。

 あと3日くらいで、この忙しさの山は峠を越えそうだ。…と思ったら、急に来週の水曜日、東京に仕事で行かなきゃ行けなくなってしまった。うあー、日帰り? 


6月20日(日)荷造りご用、お引っ越し

 実はもう1カ月以上前に、新しいプロバイダの契約をした。このページもそこへ引っ越す予定だ。ホントの引っ越しと違って、荷造りをする必要はないし、思い立ったら真夜中でも引っ越せる。でも、今はデータの送信をする時間がない。うーん、早く引っ越したいよ~。あ、今度は私専用のメールアドレスも取得した。どうせムリだろうと思って軽い気持ちで「iMac@…」と申し込んだら、取れちゃった。えへへ。え~んかいな。 


6月21日(月)サポートの電話は、つながらない

 以前、何かのソフトでサポートセンターにかけたとき、電話がつながるまでまる2日つぶしたことがある。こういうのって、ずーっと“話し中”のことが多い。だから今日、どうしてもかけなきゃいけない用事があったので、昼休みの12時半をねらってみた。お、すぐつながった!…と思ったら「お昼休みをいただいておりますので、1時以降におかけ直しください」と、テープの声が流れてきた。1時1分にかけたら案の定、話し中だった。どないせいっちゅうの?

 そこで思い出したのが、コンサートチケットの電話予約の裏ワザ。回線電話からだと話し中になるが、公衆電話からならかかりやすい、というものだ。ホントかなーと思っていたが、 私もPHSから試してみることにした。かかった! やっぱり、NTTの回線の割り当ての問題なのかな。今度からはPHSにしようっと…と思ったけど、通話料が割高になるしなぁ。


6月22日(火)バナー広大コウフン

 バ、バ、バ、バ、バナー広告だ。なぜかこのサイトにも、バナー広告が付きました。って、すでにこの上にあるからわかりますね、すみません。コーフンしているもので。ギュインギュインと場面の変わるCGIのアニメーションが、にぎやかで楽しい。んー、メジャーなサイトみたいだぁ。えへへ。


6月24日(水)iMacなのりきが3本!

 私がバナー広告に浮かれていたら、iMacStationさんには「バナー広告を導入しました。広告収入はプレゼント企画などに活用したいのでご了承ください」というような内容が載っていた。おー、そういうふうに書かなきゃいけないのか。でも、私は私腹を肥やしてやるんだーい。今夜は寿司かステーキか? ウソです。引っ越しも近いことだし、何か私も考えます。

 昨日は東京に行った(さる超巨大ハイテク企業の本社に行った。すごかった。アメリカ映画に出てくるみたいだった。ちなみにそれは、アップルではない。オペラシティはすごいらしいけど、巨大企業とは書かない。さらにちなむと、ソニーでもない。ヒミツの調査をしに行ったワケでもない。)。滞在時間2時間弱のトンボ返り。行きも帰りも新幹線の自由席は、ほぼ100%の満杯だった。見たところ8割がたビジネス利用という感じ。モバイル・コンピューティングな人はいないか、機種は? と2~3車両でマーケティング調査(?)をしてみたが、広げているのはお弁当ばかりでラップトップを広げている人は1人もいなかった(行きはお昼時、帰りは夕飯時だったしね)。いまどきのビジネス利用は、あっちでもこっちでもモバイルか? と「新幹線のぞみ」のCFを見て想像していたんだけど。ちょっと、想像が過ぎたか。

 思ったより早く帰れたので、新幹線を降りて(新神戸)から三宮まで地下鉄で帰ってきた。そこで、私は出会ってしまったのだ。駅のiMac広告に。

 それはまるで『2001年宇宙への旅』に出てくるモノリスのように、唐突に、駅の改札の前に立っていた。その数は3本。写真以外には、アップルマークと「Think different」の文字のみ。ギョッとした顔で立ち止まる人、な~んにも気づかず通り過ぎる人、iMacの写真の部分をスリスリ指で触っている女性がいて、駅のコンコースがパッと華やかだ。広告は、以前からある丸い柱にのり巻きのように巻き付けられているだけなのだが、駅の風景がいつもと違って見えた。


6月25日(金)いつも発表はに、は土曜日に!?

 そうだったのか。昨日書いた、JR三宮駅の中央口に“iMacな海苔巻き”が現れたのは、そういうことだったんだ…。

 どういうことかというと、アップルが「iMac Internet Patio」というイベントを東京と神戸で開催するんだって。しかも神戸会場が先行で明日の26日、27日に「ハンズオンスクール」、29日から7月18日(日)まで「ハンズオンコーナー」というのがあるらしい。

雨にむせぶ新・国際会館。映画館と劇場の複合ビル。ここの11階が会場になる。阪神淡路大震災でグチャとつぶれて、前より立派な高層ビルに再建された。先月(だったかな?)にオープンしたばかり。オープニングには、神戸出身の"できたてのむか藤原紀香"がやってきて、こちらでは話題沸騰していた。今日の夜見に行ってみると、映画とコンサートのポスターはあったが、「iMac Internet Patio」についてのお知らせとか、ポスターとかは、な~んにもなかった。  

 一体これは、なんなんだ? アップルのページを見ても、何時に始まるのか不明。唐突な発表で土曜日の開催…むむむ重大な発表もあるのか!?(ない、ない)。S.ジョブスも来るのか!?(来ーへん、来ーへん)。ともかく、これは行かねばならぬでしょう!えへへ。明日、レポートしますからね~。突撃するぞー。


6月26日(土)急遽発表されたのイベントiMac Internet Patio

11階のひろ~くて明るい会場

奥にウエディングドレスが見える。

スクール中

スクール中 

写ってないが、子供もたくさんいました。

展示用のiMac越しに空中庭園をみる。

庭園のオープンカフェにて遅いランチする私

 突撃しました、 iMac Internet Patio。突如現れたJR三宮駅の円形Yumポスター、急遽発表されたイベント開催とはなんだったのか、真相に迫る!

 な~んて意気込んで行ったのだが、いつものごとく寝坊してしまった。着いてみると、今日3回目の「ハンズオンスクール」が終わろうとしていた。でも写真を撮りたいので、責任者らしき男性に声に声をかけた。アップル本社の人だった。よし、突撃開始だ。

「あ、読んでますよ『最愛のiMac日記』。今日は、きっと来られると思ってお待ちしてました~」

 どっひゃ~ん。いきなりの先制パンチ。“お待ち”されたら、攻撃できない。不意打ち(?)と恥ずかしさでフリーズしてしまった。「ところでP1問題って…」という言葉を飲み込む私。うぅ。

 

 ハンズオンスクールは1日5回、30分ほどのiMac無料体験講座だ。5色のiMacと各色お揃いのEPSONのカラープリンターが各デスクにセットされている。女性やカップル、子供達がインストラクターの指導を受けながらクラリスワークスで絵を描き、アイロンプリントに仕上げていた。参加者には、できあがった自作のアイロンプリントとiMacTシャツ(いまiMacを買うとペアでもらえるキャンペーンの、あのTシャツ)をプレゼント。今日26日は初回こそ参加者1人だったものの、あとはすべて満席(1回10人という少なさだから当たり前!?)だったとか。 事前の告知や近辺での情報宣伝は何もなかった(アップルらしいんだな、これが)。同じ階には映画館やカフェ、空中庭園があるので、今日は“たまたま通りかかった人たち”の参加が多かったようだ。ただ、4時からの回では「いままで1度もパソコンを触ったことのない人」は参加者中ゼロ。まだiMacを持っていない人たちへのアピールということなら、こういうのもいいかもしんない。

 会場の「デジタルデザイン・ラボ」は、円形の中庭が見渡せ、自然光が降り注ぐ明るいスペース。誰でも自由にデジタルデザインが体験でき、以前からIBMやNECのパソコンが置かれていた(らしい。実は私も新しくなった神戸国際会館に来たのは、今日が初めて)。ちなみに今日は、EPSONコーナーでも「オリジナルうちわを作ろう!」スクールが開催されていた。でも、iMacがずいぶん目立ついいスペースを陣取っていた(ラボの運営者、エライ!)。入り口付近にも華やかにiMacがディスプレイされ、おシャレ度をさらにアップさせている。京都からやってきたiMUGの一浦@京都さんは「最新の美容院かと思って、通り過ぎてしまった」そうだ。2日間のスクール終了後も、しばらくはこれらのiMacを自由に使える(私も煮詰まったときは、ここへ来て仕事をしようか…なんつって)。つまりこれが「ハンズオンコーナー」ですな。

 4時からの回に参加しようと思った。夫と2人、Tシャツが2枚。えへへ。夫はデザイナーだけど、クラリスワークスでお絵かきしたことがないので、結構、楽しみにしていた。始まるまで1時間以上あったので、空中庭園を挟んだカフェのテラスで遅いランチを食べた。ん~、なんてオシャレな土曜の昼下がり。

 ところが、ああ、やっぱりツメが甘かった。時間が来たらテキトーに座ればいいと思っていたら、申し込みしなきゃいけなかったんだって。明日行こうと思ってる人は、行ったらすぐに、忘れないようにね。

 なお、東京・お台場で7月に開催されるMac Internet Patioでは、40台のiMacを屋外に並べて特設テントを張って開催の予定とか。雨が降ったら、大変だな~。

CONTENTS

このサイトは、インターネットでの発表以来iMacに魅入られてしまった私の「えへへ」な毎日や事件などを綴ったページです。購入前のワクワクや「なぜ、欲しいのか」という自問自答、発売当日のドタバタの様子に続き、買った後はドキドキしながらiMacと親しくなって、E-Mailを送れないと言ってはオロオロ歩き、新しいソフトを試しては「やっぱり快適やねー」と喜び、東にEXPOがあると聞けばS.ジョブス見たさに飛んでいき、西に極秘情報があれば「おせーて」と頼み込み…まあ、そういう出来事が次々と起こりました。これからは、どんな大冒険が…!?ワクワク。

おかげさまで「Mac Fanホームページコンテスト98」でメッセージ賞を受賞しました。わーい。

CONTENTS

またまた広告が載っている。あと4日で、近未来のフォルムがやってくる。8月29日、iMacアイマックがやってくる。ンコ店の本日10時から新台!みたいやぁ、思っていたよりも高級感があると感心している。

BOOKS
参考文献ってことではなくて、あっぷるとステーブ・ジョブス関連の本。

スティーブ・ジョブズ II

ハードカバー – 2011/11/2

ウォルター・アイザックソン (著),

井口 耕二 (翻訳)

講談社刊

スティーブ・ジョブズ II

ハードカバー – 2011/11/2

ウォルター・アイザックソン (著),

井口 耕二 (翻訳)

講談社刊

ロスト・インタビュー スティーブ・ジョブズ 1995

ソフトカバー – 2013/9/11

講談社刊

スティーブ・ジョブズ-偶像復活

ハードカバー

ジェフリー・S・ヤング、 ウィリアム (著),2005/11/5
東洋経済新報社刊

アップルを創った怪物ウォズニアック自伝

2011/11/2

スティーブ・ウォズニアック (著),

井口 耕二 (翻訳)

ダイヤモンド社刊

アップル・コンフィデンシャ2.5J(上/下)

2006/4/27

オーウェン・W・リンツメイヤー (著),

林 信行・他 (翻訳)

アスペクト刊

林檎の樹の下で ~アップルはいかにして日本に上陸したのか~

2011/10/17

斎藤 由多加 (著),

オープンブック刊

アップル宣言―クレイジーな人たちへ

1998/02

真野流・北山耕平 (翻訳)

三五館刊