グレコ激動の冬~その1~足音。
その22●2月3日(火)晴れ時々くもり
予約するかどうか思案中。
予約を終えて、ニコニコ顔でiMacと
一緒に記念撮影(恥ずかしかった)。
気がつけばもう節分。いやー、年末までにあと何回かは飼育日記を書こうと思いながら、すっかり年始も明け切ってしまいました。あけました。おめでとうございました。ハハハ。そんなわけで不精ついでに、この2カ月半のグレコの動向をまとめて記録しておこう。引っ越しを挟んで、グレコ、激動の冬の記録だ。
前回の日記で書いたとおり、ひとまずグレコは事務所に残して自宅に引っ越した私たち。大邸宅を購入し、グレコの夜間のトイレ対策も落ちついたのも束の間、今度は私たちがグレコのいない夜の時間に耐えきれなくなってきた。そして、とうとう11月16日のこと、手持ち無沙汰のあまりに不眠症に陥った私たちは、眠ることをあきらめて真夜中の3時頃、ロケットスタジオに出勤したのだった。ところが私たちが電灯をつけようとスイッチを探している間に、グレコは大邸宅のケージの中を右往左往して走り回り、ターン!と後ろ足で床を踏みならした。
ウサギの飼育書によると『後ろ足で床を踏みならすのは、警戒心の表れ』ということだそうだ。グレコを飼い初めて1年以上たつが、実際に聞いたのは、これが初めて。ちょっとショックだった。「グレちゃん」と声をかけると、緊張が解けた様子でおとなしくなったのは、せめてもの救いだが。
私たちが初めて目にした「グレコ、野生の底力」であった。
そして、ついに1997年11月23日(日)くもり時々晴。「グレコ、自宅に引っ越し」と相成った。バスケットに入れられ、初めて自動車というモノにのせられたグレコは、凍り付いている様子。そしてバスケットを出てみれば、突然、知らないところなんだから、そりゃあウサギでなくとも、驚くわな。さながら、かどわかされたお姫さまってところか。ひとまず、事務所で使っていた大邸宅のケージを組み立て、そこに入れてやったが、グレコはなかなか環境になじめない様子だった。
電車の窓から撮りました。電車の窓から撮りました。