娘になったのに、はまだらない~1

その12●3月10日(月)晴れ時々曇り


 前回の飼育日記からずいぶん間があいてしまった。この3カ月あまりでグレコは、すごく大きくなった。だからといって、愛情が薄れて飼育日記をさぼっていたわけではない。グレコの足のケガがその後またあまり思わしくなく、年末からお正月にかけてずっとケージに閉じこめて静養に専念させていたこと。そして私が年始からバタバタと忙しかったというのが、おもな理由だ(うーん、なんか書けば書くほど見苦しい言い訳になってしまう)。ともかく、グレコは大きくなった。ウチに来たときの大きさから比べると、もう別の生き物のようだ。ケガの療養中、過保護にしすぎたかもしれないと反省するが、大きくなってもウチの子はカワイイ。美人だ。正確な誕生日はわからないが、10月10日に家に来たとき生後2カ月だったので、それを信じるとすれば今日で7カ月という勘定になる。グレコは立派な大人になったのだ。

 

鞄の中のグレコ。その後この鞄が気に入ったグレコは、私の目を盗んではこの鞄を食べ、穴だらけにしてしまった。

 この3カ月は、トイレのしつけとの格闘であった。大人になったとはいえ、相変わらずトイレのしつけはうまくいかないのが、ウサギの悲しいところである。何度か「お? これは覚えてくれたかな?」とかすかな期待を抱くこともあったのだが、どーも完全には無理のようだ。今年の1月にはまだ体も小さくてテーブルの上で遊ばせていたのだが、そのころは、テーブルの上に設置したトイレをきちんと守っていた。
「うー、グレちゃん。エライエライ。賢いじゃない」
と頭をなでながら、誉めていたものだ。ところが、体も大きくなって根性も座ってきたのだろう、テーブルから下りることを覚えてしまってからがいけなかった。

 

 もう、四方八方「自分の縄張りだい」といわんばかりに、部屋中を走り回る。特にお布団の上は、足下がふわふわして気分がいいのか、真上に飛び上がりながら腰をキュッとひねって、ウンチをしまくる。名付けて"半回転ひねり"の妙技だ。で、なんか立ち止まったナーと思ったが最後、ジョーと気持ちよく粗相する。アチャ~。たまりかねてごみ箱を並べ、お布団を敷いているエリアへは入れなくしてやった。するとグレコは「あっれぇー」という顔をして、立ち上がってごみ箱の向こうを見やっている。その顔にほだされて、つい「来てもいいよ」とごみ箱バリヤーを解除する。と、グレコは嬉々として"半回転ひねり"&"ジョー"。この繰り返しが何度、展開されたことだろう。

この姿はとてもウサギとは思えない。なんだか「森のこびと」が中に入っているような…。

予約を終えて、ニコニコ顔でiMacと
一緒に記念撮影(恥ずかしかった)。

 

  

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このサイトは、インターネットでの発表以来iMacに魅入られてしまった私の「えへへ」な毎日や事件などを綴ったページです。送れないと言ってはオロオロ歩き、新しいソフトを試しては「やっぱり快適やねー」これからは、どんな大冒険が…!?ワクワク。

おかげさまで「Mac Fanホームページコンテスト98」でメッセージ賞を受賞しました。わーい。