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前世は、やはりネズミだったか…!?
その15●7月10日(木)雨
ウサギの好物は、ニンジンだと思っていた。バックス・バニーを観て育った世代としては、どうしてもそう思ってしまう。しかし、うちのグレコのいちばんの好物は、チンゲン菜やほうれん草、小松菜などの葉っぱ類。茎やニンジンなど筋っぽくて硬いものは大好物というほどではないようで、同じく野菜の茎やニンジン嫌いの夫は「ホッホッホ。やっぱり僕の好みは正しいんだよ」などと訳の分からないことを言っている。特にチンゲン菜は、見せただけでグレコの喜びようが違う。おもしろいので、つい鼻先にチンゲン菜を見せて持ち上げると、どこまでも背伸びして食べようとする。ニンジンも食べるには食べるが、チンゲン菜ほどの勢いはないのだ。ところが、まさかこんなものを食べるとは…というような好物があった。
ピリピリとページを繰りながら雑誌をかじった後は、床のコルクをカジカジ、カジカジ。このボロボロの床を、どーしてくれよう。トホホ…。
それは、床。わがロケットスタジオの事務所の床材は、コルクタイルなのだが、そのコルクをグレコはカジカジとおいしそうにかじるのだ。考えてみれば、紙もコルクももとは木。れっきとした植物なのだから、なるほど理屈は合っている…と感心している場合ではない。コルクをくわえて全身の力で「ぶちっ」と引っ張り、床に貼ってあるのをはがしては、カジカジ。その隣も透き間が空いたので、カジカジ。そのまた隣の"無傷"のコルクもカジカジ。こんなもん食べてもおいしいのかいな、と思うのだがグレコはドーにも止まらないらしい。私にこっぴどくしかられると、その時だけは跳んで逃げるのだが、すぐにまた食べようとする。最近では、ふと顔を上げたグレコと目が合うと、「私は別に床かんでませんでした。かんでたのは、この雑誌の切れ端で…」というふうに、ごまかす技まで身につけてしまった。
被害総数、10数枚。イエローページで内装メーカーを調べ、張り替えるしかないのだが、その新しいのをうれしそうにかじろうとするグレコの姿が頭をかすめ、クラッときてしまう。ああ。グレコよ、わが家をかじらないで。
ピリピリとページを繰りながら雑誌をかじった後は、床のコルクをカジカジ、カジカジ。このボロボロの床を、どーしてくれよう。トホホ…。
予約するかどうか思案中。
予約を終えて、ニコニコ顔でiMacと
一緒に記念撮影(恥ずかしかった)。