特技:ベッドメーキング。

その17●7月18日(水)晴れ


 お布団でグレコを遊ばせる度に粗相されてきたくせに、私たちは相変わらず"三人で川の字になってお昼寝"を楽しんでいる。思いっきり叱りつけた甲斐もあって、いまのところは、パーフェクト。粗相が止んだうえに、グレコのおもしろい特技が明らかになってきた。

 

「ウーウ、苦しい~」びくびくしながら抱いているので、窮屈な体勢のグレコと、引きつった笑いの私。

 「はい、ねんころこ~ん」と言い聞かせて、(かなりゴーインに)グレコを横にならせるのだが、なかなか寝付かないときもある。また、ぐっすり寝ていると思ったのに、ガバと跳び起きることもあるのだが、そんなときにグレコのとる行動は、決まって穴掘り。しっかと両足を広げて踏ん張り、前足を後ろに向けて掘る動作を繰り返す。ここまではうさぎの習性としてわかるのだが、なぜかグレコには、その続きがあって、前足を前にのばし、体も伸ばしてシーツのしわを伸ばしてまわるのだ(「それは、体を伸ばしているのだろう」と思っている人。チッチッチッ。それは違います。グレコは伸びをするときには、必ずあくびもするおおらかな娘なのです)。

 

 で、お布団のシーツを伸ばすときは、後ろ足を軸足にして、放射線状に体の向きを変えながら、丁寧に前足で向こうへ押していくのだ。前足を伸ばした先に掛け布団があろうものなら、さあ大変。前足で掛け布団を持ち(?)、全身の力を込めてジャーンプ! 「もう、こんなのがあったら邪魔じゃないの!」と言わんばかりに、向こうへ押しやるのだ。それで、また、シーツを伸ばす、伸ばす。これで、粗相の心配さえなければ、毎日、グレコにお布団を敷いてもらいたいものだ。アホな可愛さだけが取り柄と思っていたグレコに、ベッドメーキングという特技を発見し、ちょっとうれしいこの頃である。

「ん? 何なの、このじゃまな壁」果敢にも掛け布団に挑もうとするグレコ。

机の下の隙間を調査するグレ。かって机との間に落ち込んだことがある。

  

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このサイトは、インターネットでの発表以来iMacに魅入られてしまった私の「えへへ」な毎日や事件などを綴ったページです。送れないと言ってはオロオロ歩き、新しいソフトを試しては「やっぱり快適やねー」これからは、どんな大冒険が…!?ワクワク。

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