初めて一家の撮影に成功したときのショットです。それまでは、近づくとすぐ橋の下や草の陰に隠れてしまって、撮れませんでした。すぐに隠れる恥ずかしがり屋なので「内気母さん」と、呼ぶことにしました。雛は4羽です。 |
母さんと左の子供が、水を飲んでいます。くちばしで水をすくい、上を向いてゴクンと飲み込みます。わかりやすい動作です。 |
ここは、かつて5羽母さん一家が居た川の最上流。人目に付きにくい茂みの多い一角です。5羽母さん達を追い出したのか、この後の2週間、昼間はこの一家が占拠するようになりました。 |
大きな池での一家です。他の親子と同じように、夕方になると広場を歩いて池に渡り、石の上や土手の草むらで眠るようになりました。 |
渓流では、水中のエサを捜したり陸地に上がったりを繰り返しています。このあと8羽母さんがやって来て、ケンカになりました。どうも子育て中の母さんはケンカっ早い。よそのカモと1m未満まで接近すると、くちばしを突きだして追い払います。今回は8羽母さんが、先制を仕掛けました(その結果は4つ下の写真)。 |
人に慣れてきたのか、母さんは逃げずに私を見上げています。と思ったのですが…(左下につづく)。 |
やっぱり逃げて行ってしまいました。やっぱり内気な母さんなのです。 |
おどかさないように、静かに見守ることにしました。母さんは、写真中央よりちょっと右上。子供たちは…母さんが茂みに隠してしまいました。 |
子供達は4羽とも石の上にいたのに、私の姿を見るなり次々と水の上の母さんの元に駆け寄ってしまいました(右につづく)。 |
でも1羽は相変わらず石の上。羽づくろいを始めました。母さんも、いままでのように茂みに一目散で隠れることは、なくなりました。 |
クレソンの繁る渓流へ、レッツゴー。でも人に見られるのはイヤなので、隠れながら進みます。また、ほかの一家に近づきすぎないように、いったん陸地に上がって遠回りすることもあります。 |
草や水藻を黙々と食べる一家です。 |
8羽母さんに追い立てられて、一家で上流に逃げていく後ろ姿です。ケンカを仕掛けられたほうが、だいたい負けています。 |
一家揃って、石の上に上がっていました。昼間のカルガモは、しょっちゅう水から上がっています。足を引っ込め、ベタッと寝ます。 |
子供達の体長が、ずいぶん長くなりました。 |
子供が大きくなるに従って、一見しただけでは母さんと区別しにくくなってきています。でも、もっと近づくと子供の背から尾にかけてフワフワ羽毛が残っているのがわかります。 |